自分の思考パターンを知っておく。



「いつもネガティブに物事を捉えてしまう」という人がいたとします。
その人はそれをいけないと思い、「ポジティブに物事を捉えよう」とします。
これは昨日の「目標設定=自己否定」にもつながるのですが、自己否定から「ポジティブに物事を捉えよう」としているので、わくわくしません。しんどいです。義務感いっぱいです。
だから、たいていはうまく行きません。

まずは、それを受け入れましょう、という話です。

受け入れるとか許すというのはいろんなレベルでの解釈や表現が成り立ちますが、その部分を客観的に見られたら大体受け入れられたと思っていいと思います。
客観的ということは感情の影響を受けないとも言えます。

「ネガティブに物事を捉えてしまう」という癖を受け入れるとしたら、当然何かが起きたときにはネガティブな発想をしてしまいます。


例えば、「かわいいね」と褒められると「内面を見てもらえない」とネガティブに捉えてしまう方がいます。
その「かわいいね」を頑張って受け取ろう、とすると、たぶん、しんどいです。だって、そう思ってないからです。

「ネガティブな捉え方をする私だから『かわいいね』と言われると『内面を見てもらえない』って不満を抱えてしまうんだ」

と思うことでいいのです。「ありがとう」って言わなきゃ、「おかげさまで」って言わなきゃって思わなくてもいいんです。

そうネガティブに思ってしまうのが今の自分なんですから。

ネガティブに物事を捉えるパターンだけでなく、皆さんそれぞれに思考パターンは存在します。
それを知っておくだけでいいと思うのです。

何でも被害者になってしまうな、という方は、自分が被害者意識に捉われることを知っておけばいいんですね。
そして、できごとが起きて、また被害者になってしまっていることを「いつもの思考パターンだな」と見つめることができればいいんです。

こういう話をすると「じゃあ、そうして受け入れて行けば、被害者意識はなくなるんですか?」と質問をされるんですね。

「無くならないかもしれませんが、気にならなくはなります」と答えます。

被害者意識が悪いものと捉えているから、変えなきゃいけない、無くさなきゃいけないって思うのです。
それって悪いことって誰が決めてるのでしょう?

・・・そう、自分自身です。
周りもそういうかもしれないけれど、自分もそう思っているのですね。

だから、悪いって思わなくなければいいんだろうと思います。
受け入れて、許せば、悪いとは思えなくなります。それもありだな、それでもいいんだな、と。

そして、思考パターンを受け入れると「ここで私は被害者的な行動をしてしまうから、今回はそうじゃない行動をしてみよう」と選択できるときもあります。

ボーリングで、「自分はいつも左に曲げてしまう傾向があるから、少し中央よりも右側に立って投げればうまく行くはず」という発想をすること、ありませんか?

自分のパターンを受け入れると、それに合った行動が取れるようになるのです。

「私は受け取りベタだから、褒められてもついつい否定してしまう」ということを知っておけば、誰かがあなたのことを褒めてくれた時「ごめんね。私って受け取りベタだから素直に反応できないの」と伝えることもできます。

自分の思考パターンを知る、ということは、癖を知る、ということです。

それができるだけでもずいぶんと楽になるのではないかな、と思うのです。

心理学ミニ講座

あわせて読みたい