目標設定=自己否定?



「~になりたい」という希望を持ったり、目標を設定したりするときにとても大切なこと。
それは「~ではない自分をまず許すこと」だと思うんですよね。

例えば、「優しくなりたい」と思う背景には「優しくない自分」を感じていますよね。
何か優しくできなかった出来事があるのか、ある人に対して冷たい感情を持ってしまったのが原因なのか、何かしら「優しくない自分」を感じていると思います。

それが「優しくない自分はダメだ」という自己嫌悪になっているとしたら、それは問題だと思うのです。
そのとき「優しくなりたい」という希望が実は自己否定になってしまうからです。


意外でしょう?
「もっと優しくなりたい」と思うことが自分を責めることになるなんて!

本来目標設定ってわくわくするものです。
こうなれたらすごいな!嬉しいな!たくさん与えられるな!とワクワク感がいっぱいのはず。

しかし、自己否定が背景にあったら、あまりわくわくしません。
それどころか重たい感じがします。
しかし、「優しくなりたい」という言葉は前向きに感じます。
「優しくならなければならない」という義務が持つ重さや堅さもありません。

だから、まずは「優しくできなかった自分」に理解を示し、受け入れ、許すことが大切ではないでしょうか。
その上で「優しくなりたい」と思うのはOKだと思います。

向上心がある方ほど、この罠にハマりやすいと思います。

そして、目標設定をしたはいいけどそれが苦しい方、もしかしたら、背後にそんな自己否定が隠れていませんか?

もし、自己否定を見つけたら「まずは自分を許す」ことから始めてみましょうね。

#ちなみに目標設定としては「~したい」「~になりたい」というよりも「~になる」という方が効果的です。


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