自己嫌悪している自分を嫌悪する・・・自己嫌悪ってすごい奴。



明日は東京でワークショップ。昼の部の「自己嫌悪を断ち切る!」はお陰様で満席。夜の「大切なものを大切にする」もあと数名で満席です。ありがとうございます。

そのテーマを扱うからか、昨日の東京グループカウンセリングでも「自分を責める」「自己攻撃」「自己嫌悪」に関する話題が続出していました。

自己嫌悪に関してはカウンセリングでもよく出てくるテーマですし、ずっと研究テーマでもありますね。

詳しくは講座で!(笑)なんてのは嘘で、今日は明日もするであろうお話を少しシェアさせていただきます。

自己嫌悪するのは辛いので、何とかしたいと思いますよね。
でも、自己嫌悪が強い人が自己嫌悪しなくなったらどうなると思います?


「楽しめるようになる」

という答えが多く返ってきました。
でも、実はそうじゃないんです。

「すごく退屈する」

というのが答え。
自分を責めるのって結構刺激的なこと。それが無くなるということは、強い刺激が一つなくなるのです。

それもあってなかなか自己嫌悪は手放せません。
じゃあ、どうしたらいいか?というと、今、何か楽しめることを探してやってみる、ということ。
何でもいいです。
好きなこと、楽しいことを見つけてやってみるんです。

イメージとしては・・・汚れた水が入ったコップにきれいな水を足して行って、徐々にコップの中をきれいにしていく・・・という感じです。

ところが!

自己嫌悪がすごいところは、「楽しいことが見つかりません」「楽しいはずなのに楽しいと思えません」「楽しいことをしてるはずなのにつまらないんです」と、次なる自己嫌悪を作り出すことなのです。

すなわち、自己嫌悪を手放そうとすると、まずは、自己嫌悪をなかなか手放せない自分に嫌悪する、ということが起こるのです。

ほんとすごいです。自己嫌悪って、無理やりその理由を作り出してでも自己嫌悪しようとするんです。

だから、私がお勧めするのは“客観性”。

「あ、また私やってるわ。」
「やっぱりまた自己嫌悪してる」

リアルタイムじゃなくてもいいので、自分がしていることを客観的に見つめることができたらいいな、と思います。

・・・という話をすると、客観的にみられません・・・と言うネタで自分を責め始めたりしますけど(笑)

要は自己嫌悪って無くならないんです。無くさなくてもいいんです。苦しくなければいいんです。

だから、自己嫌悪してるときに、ああ、自己嫌悪してるなあ、と思えたら、それは自分を受容していることになります。
そういう風に客観的に見つめて受容できてるときの自己嫌悪はとても軽いんです。
そしたら、回復も早くなりますし、傷も残しません。

自己嫌悪してる自分を許す・・・ということになるんですけどね。

うまくできなくてもいいですよ。
やってことないことはうまくできなくて当たり前ですから。

そういう意識を持ち続けると、自己嫌悪は軽くなっていきます。

楽しいこと、好きなことをする。
自己嫌悪してる自分を客観的に見て受容する。

この2つの提案でした!

心理学ミニ講座

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