上から目線にイラッと来る理由とは?



「お前にしてはよう頑張ったよな」

なんて言葉をかけられて「上から目線でむかつくわ」というときは、あなたの中の競争意識を刺激されたときではないでしょうか。
相手を「同じ」か「下」に見ていたから、上からくると「なんでやねん!」と思ってしまうんです。

相手が自分に競争心を持っていて、それで上から目線になることは間違いありません。
しかし、それにイラッとするってことは、相手の競争心に、自分の中の競争心が刺激されるからです。


4歳の娘に「パパにしてはよくやったと思うよ」と言われても腹は立たないと思うのです。
別に娘を上に見てるとか見てないとかではないですよね?

競争がないからです。

しかし、思春期に入って生意気なことを言うようになった14歳の娘に対しては、同じセリフにイラッと来てしまうかもしれません。

競争心が芽生えているからでしょう。

本当に対等な関係と言うのは、上からも下かもありません。
イコールなわけですから、相手の発言をそのまま受け入れることができます。
それが上から目線の言葉であったとしても、感情に波は立ちません。(だから、それが上から目線の発言ということも気付かないでしょう)

そうすると年下の人の言葉にも素直に頷けるようになるし、年上の人の発言にも異を唱えることに躊躇がなくなります。

私は20代の後半にカウンセラーとしてプロデビューしました。
当時はそのほとんどが年上のクライアントさんでした。
40になった今でも年上の方も多いですね。

でも、年下の生意気な小僧が言う言葉も真摯に受け止めてくださる方が多いんです。(もちろん、そういう方しかカウンセリングを受けにいらっしゃらないんだろうと思いますが)

私たちのカウンセリングは「提案型」です。だから、具体的に問題点を指摘するし、改善案を提案していきます。
そのすべてが意に沿うものではないですし、逆に嫌なことを言われることだってあると思います。
もちろん、内心イラッとされてる方もいらっしゃるでしょう。
でも、ちゃんとその言葉を受け止めようとする、その態度に逆に学ばせて頂くことも多いんです。

60代の男性がにこやかに「そうですね。ほんと先生のおっしゃる通りだと思います。」と頭を下げてくださったとき、逆に私自身が強烈に恥ずかしくなったことが今も思い出されます。
なんと心が広い方なんだろう、とこちらの背筋が伸びると同時に、自分の生意気な発言に冷や汗をかきました。

また20代前半の、全然敬語を使わないキャバ嬢から「え?なんでそんなこと言えんの?」と鋭く突っ込まれたとき、「こいつ、頭がいいな!」と思うと同時にその真剣に生きる姿勢にやはり背筋が伸びました。
年上の“先生”から言われたからって、それを鵜呑みにせず、その一言一言をきちんと吟味して受け入れようという姿勢が見て取れます。

競争がないってこういうことなんだ、と強く学ばせてもらった気がしています。
もちろん、彼らにはそんな意識は全然ないと思います。
素直にその通りと思ったから頭を下げるし、疑問に思ったから質問するわけです。

気付いたときに手放せばいいと思います。
「あ、イラッとしたってことは競争してるんだな~」って思うだけでいいです。
「目上の人の言葉には反発できないんだよな~」って思うだけでいいです。

心は問題意識を持つと、そこを修正しようとし始めます。

そうすると目にするもの、耳にするものがそのテーマに関するものになります(引き寄せの法則)。

だから、そのテーマに関していっぱい学べます。
そして、いずれ手放せるようになるでしょう。

心理学ミニ講座

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