仕事で行き詰った時の気分転換→通勤服を変えてみるのはどうでしょう?



業務多忙で余裕がないときはもちろん、職場での人間関係がうまく行っていなかったり、マネジメントの問題を抱えたり、仕事に行き詰まりを感じている時、どうしていますか?

もし、職場を出た後も仕事のことを考えていて、それが決して楽しいことでないのならば、気持ちの切り替えをよりスムーズに行う必要があると思います。
そうしないとプライベートな時間も仕事をしているのと同じことになってしまうからなんですね。

「あなたはとてもハードワーカーですね!」と言うと「いえ、そんなに残業も多くないですし・・・」と答えられる方がいます。
確かに仕事をしている時間はほかの人の方が多いかもしれませんが、家に帰っても、寝てる間も仕事のことで頭がいっぱいならば、あなたは24時間仕事しているのと同じマインドになります。

それではストレスばかりが溜まって、余裕がなくなり、やがて人間関係の不和や、体調の方に問題として現れます。
そうすると、半ば強制的に「人生の夏休み」を取らねばならなくなる可能性も高くなります。
それはそれで“再誕生”の時期と位置付ければいいんですけどね。


仕事のやり方や人間関係についてはすぐに何かを変えることは難しいかもしれません。
ましてやいっぱいいっぱいの時には現状を維持するのにも四苦八苦ですから、そこにメスを入れるのはもう少し心に余裕を持ってからですね。

仕事で得たストレスもプライベートな時間に解消できれば問題はありません。
最大のストレス解消は“良質な睡眠”ですから、朝起きたときに体が軽い状態がベストな(というか本来の)状態です。
だから、朝起きるのがしんどかったり、起きた後もなかなか体が動かないということは、前夜までのストレスがまだ処理しきれてない証拠です。

ですから、できるだけプライベートとパブリックを区別したいんですね。

そこでよくお勧めするのは「通勤服」を工夫してみること。
特に職場で制服に着替える方にはぜひやっていただきたいですし、スーツで出勤してそのまま仕事する方にも、時々「通勤服」の導入をお勧めしたいのです。

まず、ファッションが好きな方は思い切って「好きな服・アイテム」に身を包んでみてください。
「この服、テンション上がる!」があればベストですが、できれば仕事着とは全然タイプの異なる服の方が公私の切り替えはスムーズになります。

また、ファッションにそこまで興味がないって方は「季節」を採り入れてみることをお勧めすることが多いですね。
夏ならば「海に行くような服」で、冬ならば「スキーに行くような服」で、春や秋ならば「ちょっと桜(紅葉)を見る旅に出るような服」など。

でも、いきなりそんな服を着たら恥ずかしいって思うかもしれませんが、最初の何日間かの我慢です。徐々に慣れてきて楽しくなるはずです。
そう、このチャレンジの最大の敵は「恥ずかしさ」や「人の目」。

特に周りの目が厳しいと私服にまでチェックが入るところもあるでしょう。
将来のことを考えると葛藤してしまうかもしれません。

#仕事でストレスを抱えやすい人ほど「周りの人の目」を気にしているものです。だから、この記事を読むと強い抵抗を感じるはず。そんなあなたのための記事だと思ってください!(笑)

でも、プライバシーは自分のものです。
昨日の記事にも書きましたが、「自分」を出せば「浮く」のが世の常です。
だから、出来るところから、でいいと思います。

お気に入りのブレスレッドをはめるところから、
Yシャツの中にお気に入りのTシャツを仕込むところから、
仕事用のカバンをいつも旅行に浸かってるバッグに変えるところから、
ちょっと勇気を出して始めてみませんか?

以前、あるお医者さんにこの話を提案しました。
車通勤の彼女は朝が弱いこともあって適当なTシャツとジーンズで出かけてました。
人に会うこともないしって気楽に構えてたんですね。
ふだん、カウンセリングでお会いする彼女はとても女性的な服だったので、できるだけ「女」を意識できる服で出勤してみては?とお勧めしてみたのです。

それで次の日から、彼女はいつもプライベートで着ているような体のラインが出る服に、ミニスカートで出勤するようになり、気分がとても好転したと言います。

さらには残業するときは患者さんと会うこともないので、自分の個室でパジャマに着替えて仕事するようにしたそうです。
それには看護師さんもスタッフもびっくり。しかし、職場の雰囲気も和んで、仕事への取り組みもだいぶ気持ちが楽になったそうです。

また、あるOLさんは制服がない職場だったので、お客さんの前に出ても恥ずかしくない服で出勤していたのですが、そこで「下着」や「アクセサリ」、「バッグ」を変えてみたそうです。
下着は外からは分かりませんし、アクセサリは更衣室で外せます。バッグもロッカーに入れますから仕事に差し支えありません。
男性としてはなかなか理解しづらかったのですが、それだけでもだいぶ心理的に変化があったそうです。
特に仕事終わりにアクセサリを付けて、お気に入りのバッグを手にしたときは「今からちょっとしたおでかけ?」みたいな気分になって気持ちの切り替えがスムーズにできたそうです。

そして、最後は私。
夏になると汗かきの私は仕事着をカバンに入れて、Tシャツ、短パン、帽子にサングラスという出で立ちで出勤しています。
そんな服で家を出るとまるで沖縄に来ているような、そこを曲がれば海が見えるような気分がして、めちゃくちゃ気分がいいんですね。
カウンセリングの後も開放感があって、気分転換がとてもうまくできます。
“荷物が増える”
“着替える場所が必要”
と考えてしまう方もいるかもしれませんが、今の生活を変えてみたい方にはお勧めです。

夏の出勤服根本の出勤服。この写真は「出張服」ですが、ふだんも似たようなものです。


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