人目を気にして先を読む自分→大いに浮いた存在でいいじゃないか!と悟る。



「相手がこう来たら、こう返して、そうすると相手はこう打って来るだろうから、こう指して・・・」
プロの棋士は30手先まで読むそうです。

囲碁や将棋はゲームだから、先を読むのも楽しみの一つです。

でも、人間関係においてもそんな風に先々をシミュレーションしてしまう癖が付いてしまっていませんか?

相手がこういう風にしてきたら、自分はこうしよう・・・と。

そうするといつしか「自分」を見失います。
自分が分からなくなってしまうんです。
(このブログでもよく触れる話題ですね。)


カウンセリング中、話を聞きながら「それであなたはどうしたいんでしょうか?」などとお聞きするのはそんな時。

その答えの多くは「分からないんです」。

「場の空気を読む」というのは、まさに「先読み」の世界ですよね。
ここではどう振舞うべきか、どんな発言をすべきか、どのタイミングで動くべきか、自分の感情とは別な行動を要求されることも多いでしょう。

しかし、そうして意識が外に外に向いてしまうと、気が付けば「自分」がいなくなります。

このテーマはカウンセリングでもブログでもよく扱うのですが、なぜかと言うと、私にもそういうところがありありだからなんです。

あるセミナーに参加したときに「あなたの売りは何ですか?」という質問があったのですが、「え?俺の売り?」と答えに詰まってしまいました。
そして気付いたんです。「どう答えればいいか?」と考えている自分に。

唐突に「自分」のことを聞かれると、答えが出てこなくて、いっぱい考えてる自分がいるんです。
「本音の答え」ではなく、「理想的な答え」を探しているんです。

その時、ついつい「俺ってば!」と笑いが込み上げてきました。
「クライアントさんに偉そうなこと言えないよなあー!」って。

それ以外の場面でも、自分のことを話すのはそもそも苦手なんだと思います。
だから、何か話していてもつい「質問」して、聞く側に回ります。

「最近、僕、こうなんですよー。」が苦手。
「最近、どうなんですか?」と聞く方が得意。

自分のことなんて面白くないから誰も興味なんて示さないだろうな、とか、自分の思いはなかなか理解してもらえないから話さないほうがいいんじゃないか、とか、そもそも自分を出すのは恥ずかしいし、とか、浮いた答えして相手を引かせてしまったら申し訳ないし、とか、あいつ場が読めないなと思われるのが嫌だ、とか、様々な思いが巡ってきます。

おお、自分にもそういうところがまだあったんだ!と新鮮な驚きを得られただけでも、そのセミナーに参加した価値はあったわけです。

もちろん、いつもそういうわけじゃなくて、カウンセリングやセミナーなど、自分が主体になって進めてるところではそれほど考えずにバンバン自分のことも話せます。

でも、自分が「受講」する側など、受け身の立場だと、その場に合わせようとする自分が出てくるんです。場を乱してはいけない!て強く思うんです。
だから、ここではどう振舞うべきか?が分かってから、そこに合わせて自分を出す、みたいな。

それで、最近はクライアントさんに勧めるように「自分」を意識する時間を作っています。

個性が引き立つっていいことなのですが、その瞬間から場に浮きます。目立ちます。注目を浴びます。

それが嫌だと、自分を隠します。気配を消します。

人は皆、個性的です。

だから、自分を出すと、その場から浮くんです。必ず。

それを拍手でもって迎えてくれる場ならばいいけれど、そうでなければ叩かれます。

出る杭は打たれるのです。

打たれる経験をすると、自分を出すのが怖くなって、その場を読むようになります。

だから、この問題を克服する一歩目は「打たれない場を見つける」です。

そんな自分を受け入れてくれる場が見つかれば、そこでは安全に過ごせます。

カウンセリングやセミナーではそんな場を作りたいと思っています。

次は「打たれ強さ」を身につけましょう。

打たれても、自分であり続ける強さ。

それは徹底した自己愛、自己承認だと思います。

もっともっと自分を認めてあげること、自分の素晴らしさを知ること。自分を好きになること。

そして、「本当にしたいことをする」と決めること。

人目を気にしてたら、したいことなんてできないですよね。

「これがしたい!絶対する!」と決めれば、浮こうが、叩かれようが、むしろそれをエネルギーに変えられます。

『大いに浮いた存在になろうじゃないか!』

これを私もモットーにします。

皆さんも、ご一緒に、どうぞ!

心理学ミニ講座
あわせて読みたい