アンマッチを受け入れる→自分を知ることができる。



「合わないものは合わないんですよね。単にアンマッチなだけで、それを受け入れたら、割り切ってできるから今よりもずっと楽になりますよ。」

そんなお話をすることがあります。

例えば、仕事で、パートナーシップで、ご近所づきあいで、パートナーの家族と、住んでる土地が、等々。

いい子で育ってきて優等生をしてきたり、
常に前向きでいたかったり、
仲良くならなきゃ、と半ば義務的に思っていたり、
平和主義な人、
完璧主義な人、
そういう人は「合わないこと」がいけないことのように感じてしまいます。

私の頑張りが足りないから、
私が無能だから、
私が器用でないから、
私が融通利かないから、
私の作業が遅いから、
私の器が小さいから、
私の飲み込みが悪いから、等々の理由で自分を否定していませんか?


人と人って個性があります。
考え方、価値観はみんな違います。
だから、合う、合わないって必ずあると思うんですね。
むしろ、合わないのが当たり前で、合うのは奇跡なのかもしれません。
だから、合わないことで悩むのはちょっと贅沢かもしれないですね。

とにかく合う場合はいいけれど、合わない場合に自分を責めるって違うと思うんです。

「一生続けて行こう」と思って入社した会社とアンマッチだったら悲しいですよね。
でも、そこで自分を犠牲にして会社に合わせてしまったら、それは自分を殺すことになりませんか?そのストレスが自分に与える影響って大きいと思いませんか?

アンマッチを受け入れると、選択ができます。
「自分に合う場所を探すために、その場を離れるか?」
「合わないなりにベストを尽くすか?」
「とりあえずベストを尽くして、1年経ったら自分に合う場所を探そう」等々

そしたら、合わない環境でベストを尽くす自分を褒めてあげることができます。
「私、偉いよなあ。お姑さんと全然性格合わないのに、今日もちゃんと話せたわ!」と言う風に。

合わないことを責めるのではなく、合わないなりにできたことを褒めるのです。

アンマッチな環境に身を置くのにも様々な目的があります。
例えば、「No」と言うレッスン。自分を合わせてしまう人がアンマッチを受け入れるためのレッスンです。
あるいは、合わないなりにベストを尽くすレッスン。その日、その場でのベストパフォーマンスを出すのが大切なことですよね、アンマッチな環境ではこの学びは大きいです。
そして、最大の学びは「自分って何だろう?自分が本当にしたいこと、求めてるものって何だろう?」って気付かせてくれること。

合わないものに触れることで、自分を振り返り、より自分を知ることができます。

私、今の仕事の前は大企業でサラリーマンをしていました。
とても居心地のいい会社で、人にも恵まれ、仕事内容も決して嫌いではなかったんだけど、私にはアンマッチなんだな、と気付いたのが入社してしばらく経った頃。
家が自営業だったこともあって「サラリーマン」という業態に合わないことに気付いてしまったんです。
なぜ、能力や仕事の内容・量に関わらず給料が一定なの?
なぜ、同じ時間に出社しなければいけないの?
なぜ、仕事を休んでもお金がもらえるのか?(有給のことね)
嬉しいけど賞与って何?なんで半年に1回、まとめてもらえるの?

そんな会社員として当たり前のことが私には合わないことだったんです。
それを受け入れるまではしんどかったですね。精神的に病んだ時期もありましたし。
自分はおかしいんじゃないか?と思ってましたし、同期にそんな話をするとドン引きされてました(笑)

でも、ある時期から「合わないなりにベストを尽くそう」と思ったら、とても楽になりました。
いずれ自分がこの会社を辞めることになるだろうと思っていたので、それまでは自分なりに頑張ろうと思ったんです。
実際、それまでは「逃げたい」という気持ちも強かったんですが、迷いが吹っ切れて「それなりに」頑張れたと自画自賛できます(^^)
だから、辞めるのもすっきりした気分でしたし、会社にも感謝できました。

今の仕事はインセンティブで、仕事した分、入ってきます。仕事の時間もかなり自由に決められます。
ある意味厳しいけれど、とても分かりやすく、潔いです。
有給も賞与もあったら嬉しいですけどね。無いからって困るものでもありません。

私には今の仕事環境が合っています。だから、気に入っています。

でも、それは普通の会社にいたから気付いたことだと思います。

アンマッチなら、それを素直に受け入れましょう。
アンマッチが分かったなら、きっと自分にマッチした場所も分かるようになります。
ただ、そのアンマッチな場所を選ぶにも無意識的な目的があるので、それは果たしましょう。(先に書いた合わないなりにベストを尽くす、とかね)

そうするとそんな場はあなたの成長のステージになると思うのです。

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