当たり前を無くすのがマンネリに陥らないコツ。



人はどんなに素敵な仕事に就いていても、大好きなパートナーと一緒に居ても、マンネリ、退屈が避けられない、“贅沢な”生き物ですね。

私たちは常に変化(成長)を望むので、同じ状況に居続けることに困難さを感じるようにできているのです。
それは私たち人間だけでなく、植物だって、動物だって日々変化していきますね。

でも、人の心理として「安定」や「安心」を求める気持ちもあります。私たちは不安を感じるのが嫌なので、安心感を求めるんです。

その不安を解消するためにルールや役割を作ります。こうしていれば「大丈夫」と言うルール。でも、そのルールによって今度は自分自身が縛られてしまい、窮屈になっていきます。でも、それを手放したら不安が出てくるから、そのルールにしがみつくようになります。「これでいいんだ」と思い込むわけです。
その結果、変化がなくなり、退屈し、マンネリ状態に陥るのです。


ただ、そうして安定や安心が手に入ってマンネリ状態になると、どうしても人は感謝を忘れ、物事が“当たり前”のように感じられます。

電車が定刻にやってくるのが当たり前だから、時間ちょうどにやってくる電車に対して感謝の気持ちは感じません。それどころか当たり前な分、1分遅れることにもお詫びのアナウンスが必要になってしまいます。

また、家に帰ればご飯があるのが当たり前。それが何十年も続く習慣だとしたら、お母さんや奥さん、それを作ってくれた人に感謝の気持ちを持て、という方のが難しいかもしれません。

でも、自分で料理を作る人やお母さんが病気がちで入退院を繰り返してきた人などは、「当たり前」じゃない分だけ、感謝の気持ちは持ちやすく、マンネリ化しにくいかもしれません。

「ありがとう、の反対は、当たり前」と言います。
「ありがとう」は「有難い」を語源としてますよね。

だから、マンネリを解消するには「有難い」状況を作り出すこと、言い換えれば「当たり前を無くすこと」をお勧めしたいのです。

実は私たちのマインドは勝手にそういことを起こしています。
それが「問題」というものです。
当たり前になっていた電車が人身事故で止まる、とか、安定企業のはずだったわが社の業績が悪化してリストラの噂が立ち始める、とか、このまま一生行くんだろうな、と思っていた夫婦関係に亀裂が入った、とか、普段気にもしない健康について、定期健診の結果で考えさせられた、とかあるわけです。

だから、カウンセリングの中で「あなたは本来情熱的な人ですからね。こうして問題を作って、人生を面白くしようとしてるんですよ~!」なんて言ってしまい、ヒンシュクを買うこともあります(笑)

さて、毎日が退屈な方、刺激を作り出そうとするのもいいけれど、まずは、身の回りの“当たり前”に注目してみませんか?
そして、その中で「崩せる」ものがあれば、崩してみましょう。

朝、職場についたらまずパソコンを立ち上げてメールチェックをし、その後に今日のスケジュールの確認を行う方。
その順番を入れ替えてみましょう。
とても「気持ち悪くて」いいですよ!

また、普段ほとんと使わない色を服に取り入れるのも違和感がひしひしとしていいでしょう。職場にありえない“靴”で行くのも勇気が要りますね!

その気持ち悪さ、違和感、勇気が「マンネリ打破!」の証です。

また、いつも晩御飯を作るのが当たり前になっている奥様は「ボイコットデー」を作ってもいいでしょう。「今日はママ、晩御飯作らないからね」と家族に宣言してしまうわけです。あとは各自で何とかするか、「じゃあ、外食に」となるかは「知りません!!」って(笑)解放的な気分がやってきますよ!
もし、それを聞いて旦那様が「そんなんずるいよ。それはママの仕事じゃん。だったら僕も会社サボるよ」なんて言い始めたら、「素晴らしい!ぜひそうして!!(^^)」と歓迎してあげると彼のマンネリも崩してあげられます。

合理的な流れを敢えて、非合理的なものにしてみたり、癖になってる順番を敢えて入れ替えて見たり、ルール・役割を破ってみたり、たったそれだけのことで私たちの当たり前は崩れていきます。

そうして、当たり前が崩れた分だけ、じゃあ、安心がなくなるのか?というとそうじゃないんですね。

マンネリを作るのは、実は心の中の不安な気持ち。
でも、当たり前じゃない状況、有難い状況を何度も繰り返すと「自信」や「余裕」が出てくるんですね。

それこそが、本当の安心を作ると思うんです。

まずは日常の中にちょっとした「気持ち悪さ」を作り出してみませんか?
とりあえず、今日、何かできることありませんか?

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