今起きた問題は、過去を紐解くスイッチ。



私たちは今何らかの問題が起きてるとすると、その問題にのみ意識を向けてしまいがちですが、実は、その問題の背景により本質的な問題が隠れていて、今起きた問題は、その過去を紐解くためのスイッチに過ぎないのです。

問題、問題と続いてややこしいですね(笑)

例えば、今、職場で周りの人とあまりうまく行っていない、という問題があったとします。上司や部下、同僚、どことも歯車が合ってない感じ、微妙にずれてる感じで。
そうすると、その歯車をなんとか合わせようと、周りの人に意識を向けて、コミュニケーションを変えたり(できるだけ分かりやすく、優しく、丁寧に、等)、仕事のやり方を変えたり(たとえば、部下への指示内容をより明確にする、その表現を変えてみる、会議の進行を変えてみる等)するかもしれません。

それでうまくいき、自分にとっても合ってる方法ならばOKだと思います。
でも、そうでない場合、もしかすると、本質的な問題は職場の人間関係ではなく、例えば、思春期に家族から自立し始めたときにあった家族内での不具合、歯車のずれが今、職場で再現されていると言う見方もあるのです。

そうすると、思春期には抑圧して感じられなかった孤立感、分離感、焦燥感などが、今、職場に現れていると読み解くことができます。

そういえば、学生時代も上位学年になったときにクラブで周りから微妙に浮いてたな、とか気付くことも増えるかもしれません。


問題は再現性があり、大人になって起きた問題で本当にフレッシュなものは少ないって見れば、今起きている問題は、それを入り口にして過去を見つめなおしなさいって合図と思っていいんです。

そこで過去の問題に向き合い、その思春期のずれを修正してあげると、今の問題が不思議と改善している、というんが私たちのアプローチです。

他にも、婚活がうまく行かないのは過去の失恋が尾を引いており、その失恋も母親との関係の影響を受けている、とか、仕事での成功に躊躇する自分に気付いたら、それは幼少期の父親の事業失敗が影響している、とか、夫婦のセックスレス・離婚の問題が孤独だだった子供時代を反映している、とか、人前に立って話すことにすごく抵抗があるのは子供時代のいじめが影響している、とか、あらゆる例が思い付きます。

むしろ、その根っこにある問題にある「感情」を解放するために今の問題が起きてると見てもOKなわけで、先の例ならば、孤立感や焦燥感などをいかに解放してあげるか?に注目してあげると問題はスリムになります。

誰か、特に家族とのつながりを感じることで、孤立感や分離感を癒すことができます。
自分を信じることを学べば、焦燥感から解放されます。

そうすると、職場の今ある問題への見方が大きく変わるのです。
それは歯車のずれが矯正されるわけではなく、そのずれに対する意識が変わり、問題とは思わなくなるのです。

そうすると、たとえば「自分はもう成長したから、この会社でこの仕事をする器ではなくなったのかもしれない。だから、意識の差、ずれ、を感じるのかな?だとすれば、よりステップアップする道を探してみてもいいだろう」という意識に達することもあるのです。

つまり、起きている問題がネガティブなものではなく、次のステップへ進みなさい、というサインとして前向きに捉えられたりしますし、それが具体的に何かが明確に分かったりしたりするのです。

今に捉われなくてもいいんです。
今の問題に戸惑わなくてもいいんです。
そして、それが過去からのメッセージだとすれば、改善する手はいくらでもあるのです。
そして、そのための時間も自分が思う以上に無限にあるのです。

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