情熱的な人へ。
我慢しぃな人へ。
自分を出せない人へ。
セクシャリティが強い人へ。
生き辛いと感じている人へ。
考えすぎてしまう人へ。
感情に振り回されてしまう人へ。
そして、自分にイライラすることが多い全ての人へ。
きっと私はあなたのお話を伺ったとしたら、こうお伝えすると思います。
「自分のエネルギーに振り回されてしまっているのかもしれないですね」
「自分で自分を持て余してしまってるような感じかな」
「自分をどう扱っていいのか分からなくて途方に暮れている感じかな」
強いエネルギーがあなたの中にあったとします。
でも、なかなかそれを表現することは(特に日本では)難しいのかもしれません。
すると、自然とあなたは、そのエネルギーを外に出さないように出さないように、“気を使う”ようになります。
言い変えれば、“我慢”。それも、意図的ではない“我慢”。
自分が周りの人と違うって感じないように、
みんなとうまくやっていくために、
そして、攻撃や抑圧を受けないために。
その結果、まるでマグマを心の中に溜め込んだまま、日常生活を送るようになってしまいます。
それは本当に苦しいでしょう。
本当に辛いでしょう。
なぜかな?って私は疑問に思うんです。
どんな人生だったのかな?
すると、癒着、放任、抑圧、我慢、いい子な人生と、自己嫌悪や自己否定の強い環境が浮かび上がってくることが多いようです。
そこには癒すべき心の痛みもたくさん見えます。
そうするしか無かったんだな、と思います。
でも、だからこそ、自分のエネルギーを封じ込んでしまい、その強さ故に、自分を見失い、感情に振り回され、自分が何者か分からなくなってしまっていることが多いのです。
どうしたらそれを解放できるだろう?と私は考えるんです。
そのエネルギーをできるだけスムーズに、外に出してあげるには、どうしたらいいのか?
一つはそうした過去に決着を付けること。
そして、日常で何ができるか?を考えていきます。
そういう方はアーティスティックな一面を持っていることが多いようです。
絵、音楽、詩文、写真、等々。
じゃあ、言葉はもどかしくて、嘘に聞こえるから、そうした抽象的なもので表現してみたらどうだろう?と提案してみます。
その表現には「ファッション」や「メイク」も含まれます。
じゃあ、思い切り自分の好きな服に髪型にメイクに変身してしまおう、という提案もできます。
そして、そのためのセラピーをずっと練りこんでいきます。
面談ならば面談用の、グループセラピーならばグループセラピー用の、癒しのためのセラピーを組み立てていきます。
残念ながら、一度ではなかなか難しいことが多いです。
でも、徐々に閉じていた扉が開いてくると、滾々と湧き出すエネルギーは太くなり、強くなり、その分、表情がイキイキとしてきます。
案外、自分では気付いていないことも多いのですが・・・。
遠慮の枠を外したとき、
人の目という監視を拭い去ったとき、
自分が自分であることを、実感できるようです。
それはやはり、感動的な瞬間ではないかと、私は思うんです。
もし、私の事かもしれない・・・と思ったら、自分の内なるすべてのエネルギーを放出するイメージを自分なりに想像してみてください。
破壊だろうが、爆発だろうが、何が起きてもイメージの世界だから大丈夫ですね。
そのイメージを広げ、強めていくと、最後に何が残り、何が見えてくるでしょうか?
こういうタイプの方が、セラピーの後、ふーーーーっと大きく息を付いたとき、全身の力が抜け、自然と笑いがこみ上げ、そして、頭の中は空っぽになっていることに気がつきます。
「ああ、これが私なんですね・・・」
そんな実感、できるだけたくさんの方に味わっていただきたいな、と思うんです。