「モチベーションを高めたいとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

一番シンプルな方法は、初心に帰ってみることです。
なぜ、自分がそれを始めたのか?
どうしてそれをしたかったのか?
どうしてそれを選んだのか?
など、情熱に溢れていた最初の段階(ロマンスの時代と呼びます)を思い出してみるのです。


それは感覚的なもの。
目を瞑って、その頃の自分を思い出し、繋がり、そして、その情熱をありありと脳裏に思い浮かべてみます。
そして、その当時の感覚がリアルに蘇ってくるまで、この瞑想を続けてみるのです。

このシンプルな瞑想は冷えた体を温めるがごとく、沈黙している心に改めて血を流し込んでくれる効果があります。

二つ目の方法は、人に話をしてみること。
モチベーションが上がらない、もしくは、下がっていくプロセスでは、必ずピュアな気持ちに蓋をするようなネガティブな感情が積もっているものです。

そのネガティブな感情を、まるで溜まったチリを払うように誰かに話してみるのです。
できればこれは一人でやらない方が無難。
一人でやると、むしろ逆効果な場合が多いはず。
信頼できる友人、上司、家族、カウンセラーなどをあてにしてみること。
それがとても大切なこと。
その話をしてみよう、というちょっとした勇気を持ってみてください

三つ目の方法は、好きになってみる、ということ。
どうやって?と思うんですが、改めて、その対象の魅力、価値を見つめなおしてみるのです。
これはちょっと意識的にしてみないといけないことと、「だから何なんだよ」という冷めた心の声に惑わされないことが重要。
このテーマのゴールは「やっぱり俺ってこれが好きなんだな」という実感を得ること。
いわば、ちょっとした“悟り”を得る方法なんです。

四つ目の方法は、思い切って離れてみる、ということ。
押してだめなら、引いてみろ、じゃないですが、一旦距離を置いてみることは失った情熱を取り戻すにも、更に上昇させるにも必要なこと。
どんなに素敵な料理だって毎日続くとやがては飽きます。
だから、その対象が忘れられるくらい遠くまで距離を置いてみるのです。

例えば、仕事のモチベーションが上がらなければ、無理やりでも休みを取って1週間、2週間、仕事を忘れられるところに出かけてみるんです。
そうして、頭も心も空っぽにしてみると、情熱が充填しやすくなるものです。

五つ目の方法は、見方を変える、ということ。
仕事での行き詰まりであれば、上司、社長、取引先などの別の人物になりきって考えてみるんです。(なりきり度が非常に重要)
そうすると、今見えないことが次々と手に取るように感じられるようになっていきます。
だから、真剣に、でも、ゲーム感覚で取り組んでみることが大事です。
僕はそれを「俳優(女優)化プロジェクト」と呼んでみたりします。
例えば、社長になりきってもらって「どうしてこの事業を立ち上げたのか?今抱えてる社員に対してどう感じているのか?根本という部下に対してはどんな印象を持っているのか?」などをインタビューしていくんです。
そうすると意外な角度から、意外な答えがかえってきて自分でもびっくりしたりします。

ちょっと演技力と想像力が必要ですが、意外に効果的なアプローチです。

と5つのアプローチを紹介しました。
他にもあるかもしれませんが、また気付いたときに6つ目をご紹介したいと思います。

実はカウンセリング/セラピーの目的は、なんせ、このモチベーションに係るところが大きいんですね。
内面を扱いますから、論理的なものはあまり意味がなくて、感情・感覚的なものにかかってくるからです。

だから、モチベーションが低下してきたな、と感じられたら、こうしたアプローチと並行してカウンセラーにも頼ってみてください。

心の処方箋
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