禁煙の心理(1)



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根本さんのプロフィールに以前、「心理学を活かして禁煙に成功した」と読みました。
私はタバコがなかなかやめられなくて困っています。1日2箱も吸ってしまうんです。
「禁煙の心理学」なんて書いてもらえたら嬉しいです。
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・・・ということでご紹介していきましょう!!(不定期更新となります)


【ヘビースモーカーだった私】

タバコを辞めたとき、ある友人がしみじみとこう言いました。

「あんたと飲みに行くとさ、まず、デーンとテーブルの上にタバコを2、3箱置いて『さあ、吸うぞぉー』って気合満点やったもんなー。後はずーっとチェーンスモーカーで、ほんま、すぐに灰皿山盛りなって、ビールお替りする前に灰皿取り替えてもらわなあかんかったもんなあ。そんなあんたがタバコ辞めたなんて信じられへんわ」

1日2、3箱、飲みに行けば更にプラス1箱というのが私のスモーカーライフでした。
ニコチン1mgの軽いものを吸っていたとはいえ、相当な本数でした。

そして、今まで禁煙も2,3回試した事があるんですね。
1回目は数日、2回目は頑張って半年、3回目は1ヶ月。

そもそも「自分がタバコを辞められる」というイメージがまったく浮かばなかったんです。
実際、今回タバコを辞めた経緯にしても、そのXデーの一月前には、ぷはーっと煙を吐きながら「ほんまに1ヵ月後に俺、辞めてんのかな?」と疑心暗鬼になっていたものです。

【現在の私】

でも、それからなんとも2年以上が過ぎまして今では自分がスモーカーだった事実すら忘れようとしています。
つまり、自分がタバコを吸ってた記憶すら曖昧なんです。

あるとき数年ぶりに再会して飲みに行った友人が、ふと「あれ、根本、お前タバコ辞めたん?」と驚いたように聞いてきたんですね(彼も私のヘビースモーカーぶりをよく知る人間で、かつ、禁煙成功者でもあり、渋谷のベルギービール屋で禁煙をくどくどと説諭してきた人間でもあります)。

そのとき、ふと「え?あ、そう、俺、タバコ吸っててんなー。」とつい本音を言ってしまい、「アホ!」と目を丸くされたこともありました。

記憶ってほんといい加減というか、喉元過ぎれば・・・と言いますか、けっこう苦しい時期もあった禁煙ライフの思いすら消えようとしてることに驚きます。

実はこのリクエストを下さった方以外にも何人もの方から「禁煙の心理学」を所望されまして、ようやく筆を取る決意が付きました。
長らくお待たせしてる方もいらっしゃいますが、一つ一つ私自身の体験を元にお話させていただければ、と思います。

ただ、タバコを吸ってた頃、「タバコを吸う奴は非国民」的発言をする人とか、書物とかに辟易してましたので、愛煙家の皆さんを敵に回すつもりは毛頭ありません。
タバコを辞めたいんだけど、辞められない・・・とか、辞めるきっかけを探してる、という方向けに書いていこうと思います。

【私にとってタバコとは?】

タバコは体に悪いから辞めなきゃなあ・・・というのは遥か昔から思ってまして、でも、なんだか美味しいし、リフレッシュするし、安心感があるし、必要なものだとずっと思ってきたわけです。

言わば、「焼肉が好き」「メロンが大好き!」という感覚と同様、「タバコが好き」という思いがあったんですね。

そういう時、見事な言い訳は次々出てくるもので、「タバコが害といったって、化学調味料や合成保存料なんかだって“毒”なんだし、野菜や果物だって化学肥料に防腐剤に色んなもの使われてるんだから、タバコだけ文句言われるのはおかしい」とか、「タバコってのは嗜好品なんだし、国が認めてるものなんだから辞める言われはない」とか、まあ、知識を総動員して考えていたりするわけです。

他にもその場その場で色々ありました。色んな言い訳。吸うための理由、正当化。

こういう正当化の心理というのは、「悪いと知ってる」から出てくるものでもあります。
「悪いから正さなければ」という心理。

さて、辞めたいけれど、辞められない皆様。

◆皆さんがタバコを吸う理由って何でしょうか?

◆または、皆さんにとってタバコって何でしょうか?

美味しい、癖・習慣、体の一部、嗜好品、なくてはならないもの、好物、毒だけど魅惑的なもの・・・等々。

◆また、もし、タバコを吸うためにしている言い訳、理由、正当化などがありましたら、素直に考えてみてください。

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