「人と自分は違うと感じるとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

自分と人が違うと感じるとき、私達は大きく分けて二つの態度を取ることが多いと思います。
一つはそれをポジティブに捉えるとき。
「人にはみんな個性があるんだから、人と違うことは当たり前」という風に。
みんなが右に向かっていても、自分の思いに従って左に行くことを由とする態度です。
これは同時に価値観の違うものを受け入れ、許す態度にも繋がります。
「僕とは違うけど、それは彼の考え方なんだから尊重するよ」という風に。


海外ではごくごく当たり前な考え方だそうですが、和を重んじる日本では逆で、人と違うと感じるとどうしても引け目に感じてしまうことが少なくないようです。
「私はおかしいのかもしれない」
と感じて、分離感(人の和から外れてぽつんと一人ぼっちでいるような感覚)が強くなり、孤独感に苦しみます。誰も自分のことを受け入れてくれないように感じたり、自分は一生一人で生きなければいけないように感じたり。
その時私達は酷く自分を責めているんです。
みんなと一緒のことができなかったり、考え方、感じ方が違っていたり、それにすごく罪悪感を感じてしまうんですね。

実は自分が自分を受け入れていない分だけ、この感覚は強まるようです。

人と自分が違う、と感じるとき、心理的には「比較」という罠にかかっています。
時には自分を責める目的で、敢えてこの罠を持ち出すことがあるくらいです。

こういう気持ちを感じたとき、こんな風に自分を見つめてみましょう。
この気持ちを一番誰に分かって欲しいんだろう?
誰に受け入れて欲しいのだろう?
みんなに何て言いたいんだろう?

そうして自分の心の奥にある素直さを解放していきます。
それは、そんな自分を認めてくれる人が見つかるまで続けましょう。
比較の罠にはまると、無意識のうちに自分からどんどん離れてしまうことが多くなるんです。
だから、自分の心の声をしっかり耳にするまで、自分と対話し続けるのです。

きっと誰か見つかります。

そして、その時、心がほっこり緩んで和むことに気付けるでしょう。
誰かとあなたが繋がりはじめたことを、それは教えてくれます。
一人じゃないこと、自分は愛されていたことにも気付けるかもしれません。

これが自分を許すことでもあるのです。
その時あなたは自分を認め、そして、人とは違うことを、決してネガティブには捉えられなくなっているでしょう。

心の処方箋

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