9/23 名古屋・心理学WSのフォローアップ



ご参加くださった皆さんありがとうございました。
アンケートにて頂きましたご質問に回答させていただきます。
また、感想なども纏めさせていただきました。
いつも温かいメッセージをありがとうございます。
やってて良かったなあ・・・としみじみする瞬間です・・・。
またご縁がありましたら、お会いしましょうね!

心理学ワークショップ(名古屋)
2006/9/23(Sat)『男と女の心理学講座』
2006/9/23(Sat)『天職って何?適職って何?~仕事の心理学~』
鶴舞・愛知県勤労会館つるまいプラザ 


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【今回参加された方のプロフィール(アンケートにお答え頂いた分)】

Q.どちらからいらっしゃいましたか?

名古屋市内31%、その他愛知県27%、岐阜県8%、三重県27%、その他8%

Q.心理学ワークショップへは何度目でしょうか?

初めて 27%、2回目 12%、3回目以上 62%

【質問・疑問】

Q.自分のいいところを認めて、それを大切にするあまり、ハナにつくこともあると思うのですが・・・?

A.自分の長所を認めるときの(自己承認するときの)一番の罠は「天狗になってしまうのでは?」という不安です。
僕から見ると「ハナにつくこともあるのでは?」と思われた方は、それくらい自己評価が低いのかな?と思ってしまうんです。
そういう方は一般的に人の気持ちを考えたり、人に配慮が出来る方が多いようですね。
(自分はそうじゃないと思われますか?)
でも、それがオーバーワークになってしまうと対人関係がしんどくなってしまうんです。
だからハナにつくくらい、自分を認めてあげることも大事だと思います。それでちょうどバランスが取れて良いこともありますよ。

「天狗になってないかなあ?」という自己チェックが働いているうちは大丈夫だと思って、どんどん自分のいいところを認めてあげてくださいね。

Q.自分を出せない、内にこもってしまうのですが、どうしたらいいのでしょうか?

A.何か話をして、誰かに聞いてもらう、というのはシンプルな自分の出し方です。
話し方、言葉の使い方、声のトーン、(表情)なども“自分”の一部のはずですから。
もちろん、緊張してるのも自分、うまく言葉が紡げないのも自分、ですよ。

今、けっこう深い話ができる人って周りにいらっしゃるでしょうか?
家族でも友達でもパートナーでも構いません。
もし、そういう方がいらっしゃらなかったら、話しやすいなあ~と感じるカウンセラーを見つけてみてもいいです(ボランティアカウンセラーでOKですよ)。

そこで、じっくり自分の話を聞いてもらうんですね。
何でもいいです。質問を投げかけてもらって、それに答える、という。
沈黙もOKです。それもまた一つのコミュニケーションですから、「話さなきゃ」と焦る必要はありません。

そうして、少しずつ話をすることに意識を向けてみましょう。
そうすることで、内に入ってしまっている心も外に出てきます。

自分を出せないということは、エネルギーの流れが内に向かってしまってるってことですよね。
だから、それを逆の流れにしてあげるには、好きなこと、してみたいことにチャレンジするのも良い方法です。ただ、心に余裕があるときでOKですからね。

ただ、内にこもるにも何らかの目的があるんです。
“巣篭もり”といって、傷ついた自分を癒したいときには自然と私達の意識は内に向かいます。そこを無理やり引っ張り出しても逆効果な場合だってあるんですよね。
だから、なんで内にこもってしまうんかな?という視点で自分を見つめなおしてみてもいいですね。

Q.彼女がいる人を好きになった場合、彼には幸せになって欲しい気持ちはあるけど、諦めきれないです。

A.諦める必要はないですよ。せっかく好きになったのですから、そのまま好きな気持ちも大切にしてあげましょう。
私達は「好き」という気持ちで苦しむことってありません。
彼を「私のものにしたい」「独り占めしたい」という欲求が苦しみの元になるのです。
だから、もし、無理に諦めようとするとすれば、彼のことを嫌いになったり、その彼女を恨んだり、嫉妬したり、周りに対して怒りを感じたり、そんなネガティブな感情をいっぱい感じてしまうでしょう。
それでは諦めるどころか、ますます執着が強くなってしまいます。

「手放し」とは好きなままで距離を置く(執着を手放す)ことを言います。
苦しいからと無理に諦めようとしたり、嫌いになろうとしないでくださいね。
それでは心に傷を残してしまいます。

彼がもっと幸せになれますように、私がもっと幸せになりますように、そんな思いを大事にしてください。
そして、彼の最高の笑顔と、私の最高の笑顔をイメージするんです。
そのツーショットは残念ながら叶わないかもしれませんが、でも、別々の場所にいながらも、その笑顔を生み出す事は可能なのです。

とはいえ、辛いところがたくさんでてくると思います。
ここで紹介するのはあくまで理想論で、現実はもっとドロドロして、しんどいところもたくさんあろうかと思います。
一人で抱えないで、友達やカウンセラーなどに頼ってくださいね。

そのしんどい気持ち、欲求が解放されていくと、彼のことも今より自由に捉えられることができるでしょう。で、案外、そういうときに、ふらっと彼がこちらを向いてくれることもあるから不思議なんです。

Q.バツイチはもてるといわれてましたし、それが一般的だと思うのですが、私はバツイチになってからもてた記憶がありません。やっぱり自分に問題があるんですか???

A.バツイチは異性の扱い方・接し方が慣れていて、傷ついた分、優しさや配慮ができる、また、ちょっと影があったり、人間的な深みがあるように感じてモテる・・・というのは事実だと思います。
優しさや配慮ができたり、包容力がある、というところが大きなポイントでしょうか。(男性も女性も)

ただ、独身・バツイチ関わらず、素敵な異性が近付いてきても、自分が別のものに捉われてしまっていると、そのことに気付けなくなるんですよね。

例えば、バツイチになって前の結婚の痛手をずいぶん引きずっていたり、前のパートナーへの執着が強すぎると、他の人が近付く隙間がないんですよね。
自分も意識が過去に向かっていることが多いですから、そこで、すれ違ってしまうこともたくさんあるんです。

よく「執着を手放したら新しいパートナーができた」と言われますが、それは執着していたものから自由になったら、周りの様子が目に入るようになり、素敵な人が視野に入るようになったから・・・と言えるんです。

だから、あなたのケースはどうか断言できないのですが、前の結婚の終わり方、元旦那さんへのあなたの気持ちなど、そういう点から見つめなおしてみるのが良いかもしれません。
もし、痛みがたっぷりあるようでしたら、本当はモテていても、自分では気付けないこと、たくさんありますから。

Q.何かで落ち込んだり、焦ったり、緊張したりしてしまったとき、どういう方法で平常心を取り戻したらいいのでしょうか?

A.ケースバイケースかつ、TPOによっても変わりやすいと思うので、広義で捉えてくださいね。
落ち込む、焦る、緊張する・・・というのは、心がショックを受けたり、不安だったり、何かが怖かったり、恥ずかしかったり、そんな状況なんだと思います。
だから、まずは、そういう心と対話する、心と話をしてみることが有効です。

例えば、「どうしたの?何が辛いの?」「そっかー、それはしんどいよね」なんて風に、心と会話します。その時、カウンセリングみたいに否定せず、受け入れてあげる姿勢がとても大事です。
心は自分の声を聞いてもらえると分かると安心して、落ち着きます。
逆に放って置かれると反逆して困らせてくれるんです。
だから、落ち着かせよう、無理に気分を盛り上げよう、とか、そういう“コントロール”は一切しないことが効果的なんです。

で、これはなかなか普段から心がけていないと難しいです。
(そういう意味では、今日から心と対話することを練習してみてもいいですね!)

同じ事が周りに人がいるともっとやりやすくなります。
自分が今いる場所の周りを見まわします。
で、あなたにとって仲間だな、近い感覚をもってる人だな、と感じる人を探すんです。
そういう人が見つかると、心はほーっと息をつくように安心します。一人じゃないんだ、という心強さを感じられるからです。
これは特にお勧めな方法で、何を隠そう、僕もワークショップの立ち上がりなどは、これを意識してやってることが多いです。

で、即興的ではなく、ある程度時間がかけられる場合には、その落ち込んでる原因、焦ってる話、緊張してる自分などの話を人に聞いてもらうんです。
それだけで随分と気は紛れます。
友達でも、カウンセラーでも構いませんので、誰かに話を聞いてもらうと、そういう感情も打開されると思いますよ。

Q.上司に対する不満は手紙で伝えてもいいのでしょうか?

A.会社の人間関係については、その会社の組織や社風などにも変わってきますね。
最近では上司を部下が評価するシステムも定着しつつあるようですが、なかなか上司に意見するのは勇気が要るものです。

もし、社内にそうした組織やアプローチ方法があれば、それを利用するのが一番安全です。
会社というのはある程度組織になるとたくさんのルールを作って秩序を保とうとします。
だから、もし会社が上司や社内環境に対して意見できるような方法(目安箱でも、人事部への投書でも、何でも構いません)があれば、それをまずは利用してみるのをお勧めします。
企業によっては、内容よりも「波風が立つ事」に神経を尖らせるところもありますからね。

で、そういう組織がない、もしくは、活用しにくい、となれば、直接上司に手紙を書く前に、先輩に相談してみる、お局様など影の実力者に話をしてみる、などの間接的なアプローチも有効な場合が多いです。
直接不満をぶつけられても逃げてしまう人が少なくないからで、第三者を入れることで、きちんと問題に向き合うことが可能になります。
社会の中では当事者同士だけでは余計にこじれる事も少なくないです。

で、その上で、やはりこれらの方法ではうまくないなあ・・・と感じられたら、手紙でもメールでも会議室に呼び出してもいいですから、直談判されてみるといいと思います。
ただ、その際もやはり身近なところに協力者がいると安心ですから、誰かに相談したり、サポートしてもらいながら進めるといいですね・・・。

【ご意見・ご感想・根本へのメッセージなど】

○仲の良い、幸せになってほしい友達と参加することが夢だったので、できてよかったです!これからも友達を連れてきたいと思いますので、よろしくおねがいします!
○(レクチャーで)図星を突かれました・・・。初恋が遅く、子宮内膜症も患ってます。本当に男性的になってることに気付けて良かったです。
○パートナーと恥ずかしさの関係を再認識できた。頭にばっちりインプットされました。人間、苦手なものはすぐ忘れてしまうので、こういったワークを利用して叩き込むこと、必要ですよねー。
○相手を見つめる事など、普段あまりしていなかったことに気付きました。
○魅力を伝える、伝えてもらうことで、最初はドキドキしてましたが、終了後、こんなにも安心感や親しみ感が増すなんて驚きました。
○とても新鮮で勉強になりました。
○テーマを知らずに参加しましたが、ちょうどぴったりなテーマでした。
○何の話をされても心にずばり届きましたー。ビンゴです!!
○分かりやすくて、事前の質問の答えにそってのレクチャーで、面白かったです。
○結構いっぱいいっぱい。疲れました・・・。
○すごくいい体験になりあした。4時間も何をするのかちょっと不安でしたが、あっという間でした。実習はとても驚きで、目からウロコの体験でした。すぐにでも実践したいです。
○勇気を出して来てみて本当に良かったです。自分でできることから少しずつ実行して行きたいと思います。
○良くも悪くも人の目を見るのが恥ずかしかった。
○人からほめてもらって恥ずかしかったのですが、嬉しかったです。そんな風に見られているんだなあ、と不思議な感じがしました。
○分かりやすく説明してくださるので、なるほど~と納得できます。それに楽しいです。ありがとうございます。
○女性の心がよく分からなくて、パートナーシップがうまくいかないことが多いので。
○いつも素晴らしい講座をしていただきましてありがとうございます。
○とてもよかったです。グループ内の男性が自分だけだったこともあり、緊張もしましたが、とてもたくさんのことを受け取れた気がします。
○色んな考えや思いを聴くことが出来ました。
○はじめての参加でしたが、心を開く感じ、人の話を聴く気持ちよさ(?)を素直に感じることができました。褒められる嬉しさと、体が温かくなったのは本当にびっくりしました。
○自分の男性性を伸ばすために必要なレッスンが分かりました。
○とても楽しく充実した時間を過ごせました。自分のことをプラスに捉えることができて、嬉しく思います。ありがとうございました。
○自分の仕事について考えを深めることができた。

以上です。ありがとうございました!

ワークショップのフォローアップ&テキスト集

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