コミュニケーションの秘訣


よくお客さまから頂くご相談でコミュニケーションに関する問題ってすごく多いんですね。
ほとんどの問題はコミュニケーション不足から来てるのかも・・・と思うくらい大きなポイントです。

根本家でも子育てに気を取られていると、ついつい夫婦の会話がなくなっていることに気づきます。
先日も久しぶりにお互いに感じてること、考えてることなどを話す機会がありました。
うちの奥さんも僕も知らないうちに色んな思いを持っていることが分かります。
相手のことを考えてやっていたり、分かっているつもりだったりしても、改めて話をすることで確認したり、理解が深まったりします。
コミュニケーションの大切さを痛感したものです。
ほんと何百回目なんだろうか?ってくらい、いつものことなんですけどね(笑)
もちろん、いい話ばかりじゃなくて、耳に痛い話なんかも少なくないんですけど、とても貴重な時間を作れたんじゃないかと思います。


夫婦や恋愛の問題で、カウンセリングでのご相談や、その後にメールを頂いて、
「今おっしゃったことをそのまま伝えることが大事じゃないのかな?」
「ここで書いてくれてる気持ちを伝えればいいんですよ」
って感じることがすごく多いです。

例えば、こういう感じのご相談。

「うちの旦那はこのところ仕事がほんと忙しくて、毎日へとへとになって
 帰ってくるんですよ。
 もちろんセックスどころじゃなくて、ご飯食べてお風呂入ってすぐに
 寝てしまうんです。
 体とか精神的に大丈夫かな?って心配なんですけど、本人は必死みたいで
 かわいそうに思います。
 私も寂しいし、甘えたいし、不満も溜まってるんですけど、そんな旦那を
 見てると何も言えなくなります。
 周りに愚痴ってみてもすっきりするばかりじゃないし。
 でも、そんな旦那さんを癒してあげられないのも情けないです。
 私も色々頑張ってるつもりですけど、これから先、何も変わらないじゃないか?
 と思うとすごく辛くなります。
 何か私にできることはないでしょうか?」

※こういう書き方をすると「あ、あたしのこと?」って思われる方が多分たくさんいらっしゃるかと思いますけど、この文章は今僕の思いつきで書いたものです。
僕の手癖がたくさん出てるから分かると思いますけど念のため!

コミュニケーションというのは、ここで書いてくれるようなことを伝えることが大事なんだと思うんです。
方法は口頭でも、手紙でも、メールでも、友達・家族経由でも何でもいいんです。

多くの方は相手のことを一生懸命考えてるのに、それを言葉にしないことが多いのかもしれません。

・・・特に男性の方はその傾向が強いと思います・・・

自分が今こういうことを考えて悩んでいること。
相手が楽になるように、幸せになるようにいつも考えていること。
もちろん、そればかりじゃなくて寂しさや不満を感じることがあること。
でも、そんなことばかり考えていても何もならないから、自分ができることはしてあげたいということ。

完璧な回答を作ろうとしたり、結果で示そうとしたり、目に見える何かで判断しようとしたりし過ぎるのかもしれません。

数学の問題でも、答えが重要ではなくて、そこに至るプロセスが大事ですよね?

結果重視、見た目重視、形重視になってしまうと、どうしても「うまく」「良く」「確実に」伝えたい、分かって欲しいと思ってしまうものです。
うまく言葉にならない葛藤や思いも含めて伝え、そして、耳を傾けることが大事です。

上のご相談のようなことを考えてる(悩んでいる)時、実際に相手に伝えるのは、ほんの一部あれば良い方かもしれません。

我慢して、一生懸命考えて、でも、実際に相手に伝えられるのは、
「愛されてるかどうか不安やねん」
が精一杯だったり、
「俺と一緒にいても、お前はつまんないよな」
という投げやりな言葉だったり。

これでは真意が伝わらず、誤解されることばかりになってしまうんじゃないかと思うんです。
その裏に、上に書いたような気持ちがたくさんあるのに、実際出てくるのがそれだけだったとしたら、とてももったいないと思いません?

「そんな話、彼は聴いてくれないし」
なんて思うと、ますます引きこもって自分ひとりで悩むことになります。

「うまく話さなきゃ」
と思えば、そのプレッシャーに押されて言いたいことが半分も表現できなくなります。
そもそも「うまくやろう」とすればするほど失敗するんですよね。

実際に伝えることはすごく勇気が要ることです。
何回、何百回やっても、やはり言いにくいこと、聴きたくないことってあります。
だから、常に“チャレンジ”なんだろうと思うんです。

ふーっと息をついて、思い切って口火を切ってみる。

すぐにうまく行かなくて当然ですよね。
うまく行く保障があったら、そんなに色んな思いを抱え込まないはずですから・・・。

失敗して大喧嘩になることだってあります。
「言わなきゃ良かった・・・」とか「誤解された・・・」ってことだってあります。

でも、伝えること、耳を傾けるのが大事なのは、やはりコミュニケーションがお互いの間に架かる橋だからです。
お互いを理解できたり、愛情を感じられたり、繋がりを実感できたりします。

逆にこのコミュニケーションが不足してくると、独り善がりになってしまうものです。

カウンセリングの中で、こうしたコミュニケーションをイメージしたセラピーをしていくことがあります。
ご主人が目の前にいるって想像しながら言いたいことを言葉にしてみるような感じです。

もちろん、現実のご主人が目の前にいるわけでもありませんし、僕がああだこうだとサポートさせていただくわけですけど、それでもなかなか言葉にならない、表現できない気持ちもたくさんあります。

涙ばかりが出てきて声が出てこないときもあるし、怒りや不安が強すぎて喉がきゅーっと詰まってしまうことも、たくさん気持ちが溢れてきてあたふたしてしまうことも。

でも、そうした経験(そういうセラピーってのは、言わば“練習”のようなもんですね)を積んでいくうちに少しずつ言葉に感情が乗り、言いたいことを表現できるようになっていくものです。

だから、1度や2度うまく行かなくても何度もチャレンジしてみて欲しいですね。
言葉で伝えるのが難しければ、書いて伝えることだって悪いことじゃないです。

誰か共通の知人を間に挟んでみても良いでしょう。
カップルカウンセリングでは良くやりますけど、誰か第三者が間に入るってだけでも、随分と楽にコミュニケーションが進むようです。

まずは今の関係を前に進めることにコミットメントしましょう。
コミットメントが出来ると、その分、勇気も得やすくなります。
そして、後は思い切って伝えます。
最初はその緊張や勇気の分だけ、空回りしたり、肩透かしを食らったりします。
でも、そこでめげずに、諦めずに、もう一度チャレンジしましょう。

きっと受け取れるものもたくさん出てくると思います。

心理学ミニ講座

 

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