6/4 福岡・心理学WSのフォローアップ


たいへん長らくお待たせしました。
1ヶ月も過ぎてしまいました。

6/4の福岡での心理学ワークショップで頂いたアンケートにお答えさせていただきます。
参加されていない方にもQ&Aとしてご利用頂けるように分かりやすくしているつもりですので、お時間あるときにお楽しみください。

*心理学講座(福岡)*
2005/6/4(Sat) 13:30~17:30『魅力アップセミナー~欲しい魅力をゲットする方法~』
2005/6/4(Sat) 18:30~20:30『表現力を身につけよう!~伝える/伝わるコミュニケーション~』
天神・重松ビル会議室


* * *

<Q&A>

Q.実習は私にはできないと思っていたのですが、周りの人が応援してくれたときに“私にもできるかもしれない”と思うことができました。
これは周りを信頼していることと、自分を信頼できたことになるのでしょうか?

A.そうですよー。
こういう経験ができたとすれば、本当に大きなチャレンジをして下さったんだと思います。
おめでとうございます!(^^)

私達は「自分ひとりのためにできること」には自ずから限界があるんです。
何か問題を乗り越えるとき、自分を変えるとき、「誰かのために」や「誰かと一緒に」という思いを感じられると、意外なほどの力を感じて前に進むことができます。

「信頼」はそのためにとても大切なアイテムなんですね。

こうした信頼があると、皆との繋がりを感じ、そして、サポートを受け取り、着実に大きな一歩を踏み出せます。
そして、その成果は自分ひとりではなく、皆と分かち合えるようになるんですね。

自信持ってください!

Q.(コミュニケーションの分類で)自分がどれに当てはまるのか、考えてもよく分かりませんでした。自分のことが良く分からないからか、相手のことも良く分かりませんでした。目安になることってありますか?

A.コミュニケーションのパターンを何種類かに分けてご紹介しましたが、どれか一つに合致するってことはまず無いと思ってくださって結構です。
例えば、「理論」「感情」「感覚」という分類にしても、みんなが必ずどの要素も少なからず持っています。
そして、あるときは感情的に、あるときは理論的にコミュニケーションを使い分けてもいるものなんですね。

だから、どれか一つに当てはまるのではなく、自分はどんな時に、どんなパターンを使ってるのかな?とか、対人関係でうまく行かないって感じるときにはどんな時なのかな?とか、パートナーとコミュニケーションがうまくにはどんなアプローチがいいのかな?などを考える際のヒントになるものだと思っています。

まずは日常の中で、自分がどんな風にご紹介したパターンを使っているのかをチェックしてみられると良いのではないでしょうか?
そうすると、面白いことに色々と気付けるようになると思いますよ。

Q.「私は・・・」という表現に関して。
前に「私はこう思う」って表現をしたら、すごく否定されたことがあります。おそらくその人は自分の思いを伝えたかっただけだと思うのですが、そういう状況の時はやはりその人の気持ちを汲んで自分の意見は控えたほうがいいのでしょうか?
ただ受け入れるだけで、自分の気持ちを抑制した方がいいのでしょうか?

A.そのときの状況や相手の人との関係にもよるのですが、今回のワークショップでは
「まず自分(そこで「私は・・・」という表現を使う)」、次に「相手の状態」という形をご紹介しましたよね。

コミュニケーションをうまくやりたい相手に対しては、「私は」の次に「相手の状態」が影響せざるを得ませんね。
もし相手が話を聞いて欲しい(一方的に意見を言いたいだけ)の状況だとしたら、きっと相手に心の余裕はありませんから、こちらの意見は受け入れてもらえないことが多くなると思います。

そこで無理に意見を言い合うと、いわばケンカのような、言い争いのようになってしまいますので、うまく行かなくなることが多いでしょう。

ただ、自分自身にも余裕がないと相手のそんな状況を理解し、受け入れてあげることって難しくなりますよね。
(だから心のメンテナンスってとても大切なんですね)

この辺りがコミュニケーションの難しいところです。

だから、もし気持ちを押さえてまで聞かなければいけないことなのか?それとも、それはそれできちんと伝えた方が良い場面なのか?は、その時々で臨機応変に選択していく必要があると思います。

カウンセリングでは、お客さまが話を聞いて欲しい時にはできるだけじっと話を聴くようにしています。
お伝えしたいことがあっても、それは後回しにすることが多いですね。
感情を扱いますから、僕自身も色々な感情を味わうこともありますよ。
ただ、そこはじっと“時を待つ”感じで受け入れようと思います。

そうしてお話を伺っていくと、少しずつ余裕が生まれてきて、質問して来られたり、あるいは僕の意見を求められたりするようになっていきます。

ただその一方で、そんな中でも、話を遮ってでもお伝えした方が良い場面も出てきます。
それは、お話を伺っていて筋がずれてきたな?って感じたときや、同じところをぐるぐるを回っているように感じたときが多いです。
お話の筋を修正したり、お話の内容を整理・確認する目的の時です。

それから、これは“カウンセラーだから”なのですが、「あ、感情から逃げてるな」と感じたときには、そこに向き合って頂く為に遮ることもあります。
その方のためにならないな、と感じたからなんですけどね。

僕のケースですけれど、参考になりましたら幸いです。

Q.胸がごろごろつっかえるような、ざわざわするような、馴染めないのかなあ・・・。どうしたんだろう?とずっと感じていました。もっと自然体で溶け込みたいと思うんですけどね。

A.こういう表現をされるってことは、きっと感受性が豊かで、感覚的にも鋭敏な方なんでしょうね(^^)
自然体で溶け込めるのは理想ですが、まずは、そうした気持ちを感じていることを認めてあげましょう。
そこからがスタートです。
そして、それを誰かアシスタントでも仲間にでも表現できるとすーっと消えてなくなることも出てきますし、一安心するんじゃないかと思います。

あと「何を感じているんだろう?」って感情に目を向けてみるのもよいと思いますよ。
怖れを持ってるのかもしれないし、不安や緊張を覚えてるのかもしれません。
それに気付くとまたちょっとホッとできると思います。

次回もまた同じような気持ちなのかチェックされてみると良いと思います。

Q.実習は難しかったです。初対面の人と実習するとつい自分のしたいことや取り上げたいことを避けて、話しやすいことしか話さない気もしました。それでもいいんでしょうか?

A.ワークショップの場合、実習への接し方も自分のパターンを表したりします。
そんな風に気を遣ってしまうことは他にも無いでしょうか?

もちろん、初対面の人に対しては話せることを限定してしまうものだと思います。
そこで試せたことはOKですし、やり方や考え方を知って日常の中で使っていただけたら良いと思います。
実習というのは「頭で分かっていてもできないから、試しにやってみましょう」という機会ですから、そこで上手にできなくてもいいんです。

日常の中で是非生かしてみてください。

Q.「疲れているように見えます」と言われたとき、「そんなんじゃないよ」ってムッとしてしまうときがあります。これは傷ついているってことなんですか?

A.傷ついてるから、とも言えますが、必ずしもそうではないと思います。
相手の意見を受け入れるには・・・信頼が必要ですよね。
相手を信頼できなければ、やはりムッとすると思うんですよ。

それから、自分が「疲れていることを認められない時」にはムッとしてしまいますよね。
例えば「頑張らなきゃ!」と思ってるときに「疲れてるんちゃう?」って言われたら、信頼してる相手にもムッとしてしまうものだと思います。

自分が今どんな「考え」や「観念」を持っているのかをチェックしてみるといいかもしれません。
私達は知らないうちに、自分の考えに縛られてしまうものですから。

Q.誰を許していないのか気付く方法があれば知りたいです。

A.自分が誰を許していないのかは次のような方法でチェックしてみてください。
・苦手だなあ、近づきたくないなあ、と感じる人
・怒りや嫉妬などの感情を持つ人
・傷つけられたと感じる人
・罪悪感を感じる人

許しというのは普段なかなか意識しないものですが、それは誰も好んで心の痛みを感じたいとは思わないからです。
だから、ちょっとそうした方向に意識を向けてみると、自分の次なるステップが見えてくることがあります。
「ああ、あの人を無意識に避けてるなあ」と思ったら、そこで思い切って向き合ってみるのも一つの手ですね。

あるいは「どうして避けちゃうのかな?」ってのも心を見つめることになりますね。

そうして少しずつできる範囲で心に意識を向けてみると気付くことがたくさん出てくるのではないでしょうか?

Q.自分の心と繋がる練習方法があれば教えてください。

A.自分が何を感じているのか?を知ることができればOKなんですよね。
簡単にできる方法をいくつか紹介しますので、使えそうなものから使ってみてください。

・外に出たときに空を眺めて何を感じるかをチェックしてみましょう。
自然のものには感情を投影しやすいので、自分の心と繋がるにはやりやすい方法だと思います。

・「今日あった楽しい出来事」や「寂しい出来事」などを一日の終わりにチェックしてみましょう。
お風呂に入っているときなどはリラックスしているのでやりやすいのかもしれません。

・目を瞑って10秒数えます。そして、どんな気持ちが心の中に湧き上がってくるのかをチェックしてみます。
「何も感じない」というのも感情です。そのまま大き目に深呼吸を繰り返しながら、湧き上がってくる感情をただ味わってみましょう。

Q.ネガティブな感情は伝えない方が良いと聞いたことがあったので、伝えないまま、どんどん感じないように押し込んでしまっていました。ネガティブな感情もシンプルに纏めれば、メールで伝えても良かったのでしょうか?

A.うちの奥さんはネガティブなことはメールで伝えてくることが多いですよ。
直接伝えるよりは言いやすいようです。

ネガティブ・コミュニケーションもとても大切なものです。
押し込めて溜め込んでしまっても自分が辛いだけですね。
もちろん、相手に押し付けてしまえば、相手が苦しくなるだけです。

「分かち合う(シェアする)」ことができることが理想ですね。
パートナーシップですから、二人で持つことができると良いと思います。
相手の苦しみは自分の苦しみでもあり、自分の悩みは相手の悩みでもありますから。

だから、伝えたい気持ちがネガティブなものであれば、それをベストな方法で伝えられることが一番です。
メールでもいいし、直接伝えてもいいんです。

なかなか難しいですから、普段から練習してみましょう。
友達や家族など近い友人に頼ってみてもいいですし、カウンセリングを通じても経験できますね。

コミュニケーションって完成の無い芸術品のようなところがありますから、できること、チャレンジしたいことから進めて行くと楽に上達できると思います。

<ご意見・ご感想・メッセージなど>

○コミュニケーションについて長くやりたいので、いつかお願いします。

A.コミュニケーションに関するテーマは本当に奥が深いですね。
12回シリーズにしても足りないくらいの質・量がありますね。
ぜひまた扱う機会があると思いますので、楽しみにしていてください。

○人の良いところ、魅力に感じるところを伝えるのが楽しいと感じました。表現力が足りず、うまく伝えられたか分からないけれど、人の良いところを見つけて伝えること、受け取ってもらえるのは嬉しかったです。

A.魅力を表現するにはボキャブラリーが要りますよね。
こういうワークショップでは他の人の表現も参考になります(盗めます)から、今回も色々と「ああ、そういう言い方があったんだー」って気付きが得られたんじゃないでしょうか?
これは本当に経験ですから、日ごろ職場や友達、家族の価値を見る練習をしてみると良いと思います。
通りすがりの人や通勤電車の中の見知らぬ人の魅力を見てみるのも、利害関係が無いからやりやすいと思いますよ(もちろん、それは直接伝えなくてもいいんですけど)。

○HPに出ている「日々のコラム」と自分の心理状態が変にマッチしているのは気のせいでしょうか???色々参考にさせてもらっています。

A.ありがとうございます(^^)
同じようなご意見はとても多く頂きます。
コラムにも書いたことがありますが、時の流れというのが確実にあって、カウンセリングでも同じようなテーマや内容が続いて流れを作っています。

そうした流れに沿ってコラムを書くことが多いので、
「あ、これ、私のことだ・・・」
と思われることが多いかもしれません。

(実際、そうした感想をたくさん頂くんです)

そう思った時は、私一人じゃないんだ、とか、僭越ながら僕と繋がってるんだな、とか、流れにちゃんと乗ってるんだな、と思ってくだされば嬉しいです。
それだけでも、他の人との繋がりを感じて安らかになってくると思います。

以上です。

ありがとうございました。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で心理カウンセラー根本裕幸をフォローしよう!

おすすめ関連記事