12/11 福岡・心理学講座



ご参加ありがとうございました!
アンケートにて頂きましたご質問に回答させていただきます。
参加されていない方にもできるだけ分かりやすいようにお答えしてるつもりですので、どうぞお時間のある時にお楽しみ下さい。

*心理学講座(福岡)*
2004/12/11(Sat) 13:00~17:00 『自分に自信を持つ方法』
2004/12/11(Sat) 18:30~20:30 『ヴィジョンを見つけよう!』
天神・オフィスハミングバード西茂ビル7F会議室



Q.「投影」について。人と話をしたり、聴いていたりするときに、どういう時に投影をしていて、どういう時に「ただ、そこにあるものを見ている」ものなんでしょうか。

A.「投影」というのは自分の心を人に映し出すことですが、それゆえに、常に投影しているといっても過言ではないですね。
「すべては投影」、つまり、“目に見える、心に感じるものの全ては自分の心を映している”という言い方もあるくらいです。
「ただそこにあるものを見る」ということはとても難しいことで、どうしても自分自身の心のフィルターを通して見てしまうことが多いようです。

でも、「投影」という考え方、見方を知ると、今よりもっと謙虚に人に接することができるようになると思います。
一旦間をおいて「これは私の投影かもしれない」と思うことで「決め付ける」ことが少なくなっていきますし、逆に相手からその人個人の感情を投影されてることに気付けば、衝動的な反応をしなくてもよくなっていくでしょう。

また、自分自身の心にも意識を向ける機会は確実に増えますから、心にとっては健康的なことだと思います。

真偽はともかく、対人関係をより良くする目的で「投影」という考え方を使われるのが良いのではないかな・・・と思っています。

Q.知らず知らずのうちに溜めてしまった感情の解消法は?

A.感情は表現してあげると解消されますので、そうした感情表現の機会を持ってみると良いと思います。
何が溜まってるのかは分からないままでいいですから。
例えば、気持ちをただ感じるままにノートに書き付けてみると良いかもしれません。
後半の2時間講座でやりましたが、絵を描いてみると自分の心の状態が浮き彫りになってきたり、感情が解放されたりします。
カラオケとか声を出すことでも感情は解消されますし、体を動かすことで、よく言われるように「発散」できたりします。

どんな方法を選ぶにせよ、自分の心に意識を向けてあげることがとても大切ではないでしょうか。

Q.ワークショップの内容を実際に応用するときはどうしたらいいのでしょうか?聴いている時は分かったような気になるんですが・・・。

A.講演会や講座というのは「聞いてるときは分かった気がして、帰ってみるとなんだったんだろう?」って思うことが少なくないですね。
ワークショップスタイルをとって、実際に体験しながら学ぶスタイルを取るのも、できるだけそういう思いをなくしたいからなんですが、かといって、100%実行するのはすぐには難しいかもしれません。

特に僕らのワークショップは「心」「感情」を扱いますので、ワークショップの時にやったことよりも、その時感じた気持ちに注目していただけると応用範囲も広がるのではないかと考えています。

例えばワークショップで「そういう見方があるんだ・・・」と感じたことがあるとしたら、日常の中で出会う出来事で「違う見方はできないかな?」と発想してみることもできるでしょう。
「人と話をして、あったかい気持ちがした」経験をされたとしたら、「あたたかい気持ちを作りたいなあ。そのためには周りの人とどう接していこうか?」って考えてみてもいいでしょう。

そんな風に“感じたこと”に重きを置いて見られたらいかがでしょうか。

ちょっと質問の意図には沿っていないかもしれないですが、僕なりのお答えはこんな感じです。

Q.何かを学んだって実感はあまり無いんですが、気分はとても良くなりました。これでいいんでしょうか?

A.はい。そう思っていただけると僕はとても嬉しいです。
「学ぶ」というのは、頭で思うんじゃなくて、実際にそれを生かして見て、使ってみて分かることだと思うんです。
ですから、今は何かを学んだような気持ちじゃなくても心配ないと思います。
ワークショップの中で、感じた気持ちを覚えておいて欲しいな、と思います。
きっと役立ちますから。

Q.はっきりとしたものではないのですが、何かを掴めたような気がします。それが良い方向に向かうのでしょうか?

A.はい。そうですね。
ワークショップというのは、その日に起こることだけでなく、むしろ、その後の生活の中で生かされるのが本来の姿だと思っています。
何かを掴めたような実感があるのでしたら、きっと心はその答えを出してくれることと思います。
どんなものが出てくるのか、それを楽しみにしていただけたらと思います。

Q.ワークショップ中に質問しても構わないのでしょうか?

A.はい。構いません。むしろ、歓迎します。
話の途中などでは「ちょっと待って下さいね」とお願いすることはありますが、基本的にはその場でお伺いしてお答えさせていただきます。
きっとその方が参加されてる皆さんのためになることも多いと思いますので、何か疑問などが出てきたら、その場か、休憩時間などに質問していただけると僕も助かります。

Q.(投影について)相手に悪い、嫌なイメージをしたときには、自分の嫌なところを見ているということでしょうか?

A.はい。そういうことですね。
自分の心の中のネガティブなものを相手に映し出してるって捉えてみると、自分をより深く知ることができます。
良いイメージは確かに受け入れやすいところはありますが、ネガティブなイメージはつい拒絶したくなる、否定したくなることも少なくないと思います。

だから、あんまり強くそう思い込むとしんどくなってしまいますね。
誰でもネガティブな部分はありますから「確かにあるなあ・・・」と思うところから、向き合っていけばいいのでは?と思っています。

Q.絵の具体的な解読の仕方がもっと具体的に分かると良いと思いました。

A.絵として描かれるイメージは人それぞれ違いますよね。
(言葉ももちろんそうですが)
だから、なかなか具体的にしてしまうのは難しいと僕は思っています。

ただ、自分の絵を解読しようとする際には、自分が描いた絵のイメージや感情などを追っていくと良いんです。
(これは夢分析なども同じ考え方をしますが)

例えば、花を描いたとしたら、その花を見てどんな気持ちがするのか?その花がどう見えるのか?などと見ていくと、自分の心の状態をより知ることができるのではないでしょうか。

描いてすぐに見ても分からないかもしれませんが、しばらく時間を置いて(例えば、一晩寝かして)見てみると、また違った新しい発見があるかもしれません。

*ご感想・リクエスト*

いつも嬉しいメッセージをたくさん頂きます。
とても励みになりますし、勇気にもなります。
ありがとうございます。

頂いた中でも特にお返事しておきたいものをご紹介します。
(感想というよりもリクエストにお答え、という感じですけど)

Q.思ったよりもエネルギーを使って疲れました。もう1回くらい休憩を入れて欲しいです。

A.そうですね。4時間講座の方は特に休憩が少なかったかもしれません。
基本的には1時間~1時間半ごとに取るつもりで進めているのですが、グループワークの流れなどもあってちょっと長くなってしまうことがあります。
もう少し意識して休憩を挟むようにしていきたいと思います。

Q.福岡での回数を増やして欲しい。

A.たくさんご意見をいただきました。
来年は増やしていきます(^^)
僕個人としては偶数月にお伺いする予定でスケジュールを組み直してます。
ですから、次回は2月の予定です。
来月は原が参りますので、来年は1.5ヶ月に1回はワークショップが開かれていく計算になりますね。
お楽しみに!

以上です。

皆さん、ありがとうございました。


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