(12/16)大阪にて&嫉妬について



今夜はこの冬一番の冷え込みになるようで、あれだけ夏は暑い日が続いたのに、ちゃんと寒くなるんだな・・・なんて思ってみました。

そういえば、今日カウンセリングルームから虹が見えました。
ちゃんと色分けされていましてキレイで、ほんと何年ぶりかに見たんでめちゃくちゃ嬉しかったです。

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福岡からは飛行機で飛んで帰ったんですけど(いつの話かというと月曜日の出来事です(笑))、大阪空港へは瀬戸内海から富田林の辺り(PL学園で有名なPL教団の塔が見えるからすぐ分かる)を旋回して大阪の街並みを見ながら着陸するんですよね。
ずーっと家や街が続いてて「大阪って大都市なんだなあ」と今更ながらに思わされたり(そういえば、大阪府って人口が883万人もいるらしいですね。いや、びっくり)、昔住んでた街が見えて懐かしく思ったり。
カウンセリングルームのある江坂の近くも通るんですよ。
自宅のマンションもちらっと見えて、ちょっと感動。
「ふむふむ、ここが東大阪の辺りだな」とか「都島かー」とか思いながら。
見知ったビルとか道とか川とかが見えると、やっぱり嬉しいですねー。

やっぱり窓に顔を押し付けてずーっと眺めてました。

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福岡から帰って久方ぶりに会った乳児はイグアナからトカゲくらいに進化しておりました。
はいはいするスピードが速くなっててビックリ。
あとママの姿を求めて泣き喚くのも成長の証なようで、だんだん人間らしくなってきてます。

このまま甘えん坊になっていくのかもしれないけど、それはそれで本人が将来しんどいだろうから、自立させることも大事だし、でも、かわいいから、ついつい甘やかしてしまうんじゃないかと思ってみたり・・・。
匙加減って難しいですよね。

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「嫉妬」について。

嫉妬って感じたくない感情の中でも、ピカイチの存在感を放つもので、この感情が出てきたらもう大変ってな感じです。

「うわー、あたし、やな奴ー」
と思えるうちはまだまだ余裕のある証拠で、闇に潜むような暗い嫉妬心ともなると、どろどろっとした陰湿な気配が漂ってきます。

奪う、奪われる、という感覚。
失う、手に入れる、という感覚。
見捨てられる、という感覚。
全てが恐れと結びついて、正気じゃなくさせてしまう場合もありますね。

そして、権威や権利を行使したり、脅迫したり、どんな手を使ってでも、その感情から逃れようとするのかもしれません。
「夫婦なんだから」とか「家族だから」とか言う手をついつい使ってしまうのかもしれないし、
「このヤロウ!」と怒りに任せて力づくで押さえ込もうとする場合もあるでしょう。

嫉妬って、一言ではそんな恐れや自信の無さが作り出すものなんですけど、もっとよくよく見ていけば、無価値感も罪悪感もごっちゃ混ぜになった感情なんですよね。
だから、自分でもよく分からないし、もうどうしようもないように思えてしまいます。

心がそのまま持っていかれるような感じもする場合もあるでしょう。

自分がそれを感じたとしたら、素直になれって言われても難しいのが本音。
でも、できるだけ自分自身を見つめる勇気が求められる瞬間です。

そこで感じてるのは、自分自身の一番のウィークポイント。
一番見たくないところ。
でも、それを見つめようって覚悟が要りますね。
自分の弱さを受け入れる、
自分の未熟さに謙虚になる、
白旗を振る、負けを認める。
屈辱的かもしれませんが、そこからまたスタートし、成長していくことができるんです。

これはもう、その時の自分自身の意志、“選択”にかかってきます。
「できな~い」と思ってしまうんですけど、そこを「よっしゃ」と腹括る勇気が求められます。

だから、普段から小さな嫉妬を感じるたびにそれを受け入れたり、友達や誰かにそれをコミュニケーションしながら、その感情に慣らしていくのがベストなのではないでしょうか。
いきなり大きいのがどーんと来たときに何とかしようって言っても難しいです。

逆に嫉妬される立場に回ったとしたら、その人は自分の価値を見てくれているということ。
なかなかそういう態度には見えないかもしれませんが、「ありがとう」と受け取ってあげることが大切ですね。
ムゲに扱ってしまうと、もっと強い攻撃がやってきます。
相手の人が感じている、上に描いたような気持ちを受け入れ、理解してあげることが肝心です。
これもまた、勇気が要ることですね。


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