相手の愛を試したくなる心理。

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「私のこと好きならこのハードル飛んでみなさいよ」なんてテスト、していませんか？
そんなことしても意味がないと分かってるのに、相手の愛を試してしまうんです。
実はそれ、自分の愛に自信が持てないからなのです。

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今日もリクエストにお答えしましょう！！
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十代のころから、親・友達・好きな人に試し行為をしてしまいます。
わざと困らせるようなことをしたり、「嫌いだ」というようなことを言ったり、ある日から突然無視したり。
自分でもどうしてそうしてしまうのかわかりません。相手の愛情が分からず確認したくてやってしまう行為なのでしょうか？
（Ｋさん）
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そうですね。相手の愛情を確認したくて、と言う理由はよく当てはまると思います。

幼い子供がママの注目を引きたいとき、始めは「ママ～」って呼ぶんですが、それで振り向いてくれないと今度はジュースをこぼしたり、おもちゃを投げたり、おもちゃ箱をひっくり返したりして「怒られる」ことをします。
怒られるって分かってるんですけど、それでも自分に注目して欲されたいわけです。
また、怒られることで愛情を確認する（自分に関心があることを確認する）のですね。

それが思春期を迎えると非行に走ったり、不登校になるなど「問題行動」を起こすことによって自分に注目を集めようとします。

私の子ども時代にはスカートめくりなんてのが流行ったりしてたんですけど、スカートをめくられて嬉しい女の子はいないのに、そうすることでその子の注目を得たいわけです。
もちろん、スカートをめくるのは自分が気になってる女の子です。
ストレートに「好き」と言うのは恥ずかしいし、こっちが興味を持ってることを悟られるのも恥ずかしいので、逆の行動に出ることで自分に意識を向けさせようとするのです。

大人になっても相手の気持ちを試す行為をするのはＫさんだけじゃないですよね。
皆さん、少なからず思い当たることがあると思うんです。

恋愛でもよくこんな例えを使うんです。

「私のこと好きなら、このハードル飛んでみなさいよ！」
「お！飛んだね。じゃあ、このハードルはどうよ！！」
「ほら飛べないじゃない！私のこと、そんなに好きじゃないんだよね！」

それほどまでに愛情を感じたいけれど、愛情に自信がないんですね。
相手がどれだけ愛してくれていても、それが受け取れないんです。

なぜか？

それは自分の愛を粗末に扱っているからなんです。
言い換えると、自分の愛に自信がないんです。

自分の愛なんてとてもちっぽけだ。こんなのをもらっても相手は嬉しくないだろう。って無価値感、無力感を抱えているので、その思いを相手に投影して、「そんな自分のことをきっと愛してくれないんだろうな」と思うのです。
だから、相手の愛情に不信感を抱き、それを試したくなるんです。

「もっと自分の愛に自信を持ちましょう」

そんな提案をします。でも、どうやって？そもそも自信がないことすら気付いてないのに、と思われるでしょう。

本当はシンプルです。

「私は人が好き」
「私は○○のことを愛している」

ただ、胸を張って（←ここ重要）そう思っておくだけです。