「寂しさ」を満たすにはどうしたらいいのか?



「寂しさ」は誰かに満たしてもらうものではありません。
自らの、内側から湧き上がってくる「愛」によって満たすものです。
他人はそのための触媒です。
誰かが、何かが満たしてくれるものではないのです。

昨日は「手放し」のお話をしましたが、「手放し」が順調に進んでいると「寂しさ」がやってくるものです。これは良いプロセス。

とはいえ、「寂しさ」が好きな人っていないわけでして、ときには胸をかきむしるほどの寂しさに苦しむこともあるでしょう。

そういうわけでこんな本を書いて、セミナーも開催してきました。

「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)
*セミナー動画:「つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ」

このところのカウンセリングでも「寂しさ」がよくテーマに上がります。

失恋や離婚を経てひとりぼっちになってしまった寂しさもあれば、今までハードワークしまくっていてふと立ち止まったらどっと寂しさがやってきた話もありますし、子どもの頃からひとりで過ごすことが多くて寂しさが慢性化している話もお聞きしますし、また、先日お話したように、子どもの頃から親や周りの人の期待に応えるべく頑張ってきた人が心の奥底に抱える寂しさもあります。

先日の記事。

あのとき見捨てた小さい自分を迎えに行く~優秀なエリートが抱える寂しさ、絶望感、不信感、罪悪感について~

みなさんは今、どの程度の寂しさを抱えていらっしゃるでしょうか。

一説には生まれたときにへその緒が切れた瞬間から感じる感情が寂しさだそうで、てことは、私たちは心のどこかにずっと寂しさを持っていると言っても過言ではありません。

つまりそれは「つながりが切れたとき」に感じる感情と言えるでしょう。

だから、大好きな人とのつながりが切れてしまったときはすごく寂しいわけです。

失恋はもちろんですけれど、大切な人が亡くなったり、遠くに行ってしまったり、当たり前に会えた人たちに諸事情で会えなくなったりすると猛烈に寂しいんです。

だから私たちは無意識に「人とのつながりが切れたときに寂しさを感じる」という風に思い、それで寂しいときは誰かとつながろうと思うんです。

それは間違いではないんですけど、そうすると常に「相手」が必要になるじゃないですか。

誰かにこの寂しさを埋めてもらわねければ!と思うのは他人軸ですし、依存ですね。

「まるで寂しさを人質に取られてるみたいだね」と表現することがあるんですけど、誰かに満たしてもらおうと思うほどに、その誰かに依存してしまい、自分を見失い、自分が自分じゃなくなり、苦しくなっていくんです。

そしたら誰かと一緒にいるけど寂しいという感情が湧き上がってくるんです。

「彼とセックスしてるときにすごく寂しくなって虚しくなって涙が出ちゃったんです。肉体的にはつながってるのに、心はつながってないからでしょうか?」

別れた彼氏とずるずる関係を続けてるとある女子が言ってました。

「彼はヤリたいだけで、別に自分のことは好きじゃないし、都合のいい女としてあたしを見てるだけ・・・」って気づいてからはずーっと寂しかったんです。

そのときはそう認めたくなかっただけで。

最近はコトが終わればさっさと帰ってしまうし、もうその背中を見るのが辛いから、知らないうちに帰ってくれたらいいのに、と思うようになってきました。

でも、ときにはエントランスまで送っていく自分もいるし、辛い思いをするって分かっているのに自分からまた「会いたい」って連絡してしまうし、自分っていったい何をしてるんだろう?って思うわけです。

でも、よくよく思い返してみれば、付き合ってるときは彼に依存していたし、何とか彼をつなぎとめようと頑張ってきたから、彼女であった最中も実は寂しかった、と気づきました。

だから、彼と別れた後に再開したアプリでも、結局はその寂しさを埋めてくれる誰かを探しているだけ、と虚しさがいっぱいになっていました。

誰でもいいから傍にいて、みたいな気持ちになるんです。

そんな彼女の気持ちが痛いほど分かる!という方も読者の中にはいらっしゃると思います。

心がつながってない、というのはほんとうに寂しいもので、また心をカミソリで切られるような痛みがあります。

でも、どうやってつながっていいか分からないし、辛くてたまらないから、せめて体だけでも、と思うのかもしれません。

「セックスのときだけはあたしだけを見てくれてると感じられる」という言葉も今まで何人もから耳にしてきました。

「誰か、あたしの寂しさを何とかして!」と思っている方も多いかもしれません。

けれど、残念ながらその寂しさは「誰か」が満たせるものではないのです。

ふつうのカウンセリングではあんまりここからのお話はしないんです。
なかなか理解しづらいし、受け入れがたいから余計な混乱を与えてしまうから。

寂しさっていろいろな表現ができるんです。

「あなたが寂しいのは、愛を出し惜しみしているから」

「あなたが寂しいのは、あなたの愛を受け取ってくれる人がいないから」

「あなたが寂しいのは、誰からの愛も受け取っていないから」

「あなたが寂しいのは、あの人以外の愛はいらない!と決めているから」

寂しさを満たせるのは自分しかいないんです。

本の中では「自己充足」という方法を紹介しました。

自分で自分を満たす、ということ。

だから、ライフワークを生きている方って寂しさとは無縁になっていきます。

もう少し、シンプルに見ると「愛の循環」がカギを握ると思っています。

「愛を与えて、受け取る」という循環。
「愛を受け取って、与える」という循環。

そして、それを「誰か」ではなく「自分自身」に向ければ、自分の中で愛を循環させられますから、それで自分を満たし、寂しさを満たすことができます。

それが「自己充足」です。

ここまでのお話、どれくらいピンと来たでしょうか?

私も何を隠そう「寂しさ研究家」ですので、この感情とは心理学を学び始めた当初からあれこれ考えてきました。

自己充足によって寂しさは消える、のような表現は当初から耳にしてきたのですが、全然腑に落ちてませんでした。

だから私も「人」を求めたし、「仕事」や「酒」などに執着してきました。

ひとりになるのがイヤなのでいつも誰かと一緒にいましたし、ハードワーカーになることでその寂しさをごまかしてきましたし、お酒はどんな友達や恋人よりも一緒にいる親友でした。

それは実は今もあんまり変わらないんですけれど笑、当時より少しは見方、感じ方は変わってきたと思います。

私の経験から言えばそれは「質」を求めるようになった、という違いがあります。

誰でもいいわけじゃなく、会いたい人に会う。
したい仕事、好きな仕事だけをする。
酒も味を求める。酔ったら味が分からなくなるから酔うことは好きではない。

要するにかつては誰でもよく、したい仕事かどうかなんて考えずにスケジュールを埋めてたし、酔えればいいと思ってた時代があったということです。ま、若かりし頃のお話ですね!

「質」を求め出してから、自己充足は進んでいったとも思います。

先日、お気に入りのバーで、仲良しのバーテンさんが70年代の超熟のアルマニャックを飲ませてくれたんです。

アルマニャックの複雑味を少し残しながらも非常にまろやかで深みがあり、鼻に抜ける香りが抜群がよく、思わず「これを飲むために生きてるんだ!」くらいの感動を覚えました。
私は“風味”や“香り”がツボなので、絶対に酔いたくないんです。そして、しばらく余韻を楽しみたいので味わってるときは話しかけてほしくないほどです。

だからそのバーには基本、ひとりで行くんです。
とはいえ、バーテンさんといっぱいしゃべるので、途中から訳が分からんくなってオールドボトルのハイボールをがぶ飲みしちゃって酔っぱらっちゃうんですけどねー。
まだまだ修行が足りませぬ。笑

話が逸れてしまいました。(通常運転)

さて、研究の途中経過ですが、

「寂しさは内側から湧き上がってくる愛によって満たすもの」

そういう風に思うようになりました。

誰かからの愛を受け取ったときも、瞬間的に自分の中にある愛が反応し、その愛にによって満たされます。

ちょっともう少し解説を加えましょう。

「あなたが寂しいのは、愛を出し惜しみしているから」

“出し惜しみ”とか言われるとカチンと来るかもしれませんが、相手に対して「不信感」「疑い」があったら思う存分愛を与えられないですよね?

また、自分の愛に自信が持てなければ「好きな人にこの程度の愛を与えても・・・」と思っちゃいますから、それは出し惜しみになると思うんです。

さらに「本気で愛してしまったら、失ったときにひどく傷ついてしまう」という怖れがあったり、「自分が愛しても、相手が愛してくれなかったら意味がない」と取引をしていたりすれば、やっぱり愛を出し惜しみしてしまうでしょう。

愛を与える、ということに傷を持っているようです。

あなたの愛を拒否したのは誰なのでしょう?
誰があなたの愛を受け取ってくれなかったのでしょう?
なぜ、愛することが怖くなってしまったのでしょう?

もしかするとそれは昔の恋人かもしれないけれど、たぶん、あなたの両親にまでさかのぼる話ではないかと思っています。

「あなたが寂しいのは、あなたの愛を受け取ってくれる人がいないから」

大切な人を失ったときにはこの状態になるでしょう。
自分の愛を持て余してしまう感じ、相手への愛が行き場を失ってしまう感じで、ものすごく辛いことです。

だからパートナーや子どもの死が人生で最大の苦しみと言われるのです。

惜しみなく愛を与えてきた相手がいなくなってしまったのですから、ただただ絶望に打ちひしがれます。

私も何度もそういう方をカウンセリングしてきましたけれど、ふだんこれだけしゃべっている私が何も言葉を発せられず、ただ傍にいることしかできませんでした。

そのような経験をせずとも、失恋であったり、相手が遠方に行ってしまったりすれば、今までのように惜しみなく愛を与えるということはできなくなる、と思ってしまいますね。

でも、ほんとうはできるんですけれど。
仮に相手が亡くなってしまったとしても、ちゃんと愛し続けることはできるんです。

これには「受け取ってほしい」というニーズが絡んでいるのですけれど、それはまた話がややこしくなるのでまたの機会にしましょう。

少なくともそのハートブレイクを癒していくことで、再び愛を与えられるようになっていきます。

「あなたが寂しいのは、誰からの愛も受け取っていないから」

自立しすぎるとこの症状にかかりますね。
みなさん自身も心当たりがあるかもしれないし、また、自分のすぐ近くにそんな奴がいるかもしれません。

ロックマン氏が抱える寂しさのひとつですね。

なぜ愛を受け取れないのか?

罪悪感が幅を利かせていることがすごく多いです。

あるいは、誰かに執着しているってこともあります。(これは次の項ですね)

また、意地を張ってしまって反抗期が終わってないってこともありますし、中二病に罹患してる可能性もあります。

それから「人の愛が信じられない」ということもすごく多いんです。

子どもの頃からの環境が原因なのは言うまでもありません。

その頃に傷つきすぎて、愛なんて信じられなくなってしまっているのです。

だから、インナーチャイルドを癒してあげることが初手かな、と思っています。

けれど、これを感じていらっしゃる方って実は愛の塊であることも多くて、人には愛を与えまくってるのに、自分は全然受け取らない!という方が多いような気がしますね。

与えてるけど、受け取らない、ということです。

「あなたが寂しいのは、あの人以外の愛はいらない!と決めているから」

とても愛した彼がいて、けれど、その彼とはうまくいかなくなってしまって、それ以降、もう誰のことも愛さない、と決めてる場合があります。

でも、その「彼」が「父」「母」であることもすごく多いです。

「お母さんにしか自分を愛させない!と決めてしまったところがあるんですね」

そう伝えることも珍しいことではありません。

そこで、「母」や「彼」の愛をもう一度受け取り直す、というやり方を使うこともあれば、「母」や「彼」を手放すことから始めることもあります。

この思いってけっこう無意識的なことが多いんですね。
だから、自分がそうなってるって気づいてないことも多いのです。

自分の中で愛を循環させるのが寂しさを癒す手段だと思います。

“誰か”はぶっちゃけ触媒みたいなもので、ほんとうは必ずしも必要なものではないんです。

そして、その自分の内側で愛を循環させるということは「神」「天」「宇宙」とつながることでもあります。

だから「瞑想」を習慣にされている方は意外と寂しさで苦しむことは少ないのでは?と思っていますし、信仰をお持ちの方も同様です。

日常的に循環させる方法として必ずお勧めしているのが「感謝の手紙を書く」ということです。

「感謝」ってやはりすさまじい癒しのパワーを持っています。

自分と接する人にひたすら感謝の手紙を書き続けてみてください。

書きたくない人には書かなくてもいいです。(苦笑)

内側からどんどん愛が湧き上がってきて、寂しさが消え、満たされた気持ちになっていくことが感じられるでしょう。

そればかりかいかに自分が愛されたか、守られているかに気づかされ、さらに、自分がそんな人たちを心から愛していることに気づけるでしょう。

根っこから寂しさを何とかしたい方はぜひやってみてください。

そんなディープな心の世界を旅する3日間の特別なセミナーです。

◎東京:9/13,14,15 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
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「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)

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