「待つ女」のみなさまに警告です!~自己嫌悪を趣味にしてない?ファンタジーを描いて慰みにしてない?~



待つ女っていざってときには火事場のバカ力を出すものですから「武器(自分)を磨きながらその時を待てばよい」という風にお伝えするのですが、やっぱり待つ間って暇じゃないですか?
そうすると良くないことを考えすぎるわけですし、それが怖れを作り出してファンタジーを描いちゃったりするんです。

多分、待つ女でアラフォーの者です。今までお付き合いをしたことがなく、パートナーを見つけるのが人生の課題だと思ってます。
今は好きな人にアプローチしたいけど、なかなか実行できずに悩んでます…。
ちょっと難易度高めの人で、色々作戦を立てますが、相手を目の前にすると緊張、恥ずかしさ、無価値感、自己嫌悪、色々な思いが出てきて誘えません。
誘うのは緊張してイヤだし、誘った後も上手く楽しく過ごせる自信がありません。
つまり、やりたくないのですが、私が誘わないと相手から誘われないので、お付き合いもできないという訳なんです。

こんな時、待つ女はどうしたらいいのでしょうか?
誘いたいけど、結局動けないで自己嫌悪しちゃうなら、誘いたくなるまで、何もやらない方がいいのでしょうか?(時間ばかり過ぎてしまうような…)
ちなみにわたしはかなり厄介な待つ女で、待つ女なのに受け取り下手、さらに恋愛での回避型傾向があるのです。
自分から誘えないのに誘われてもいかない。好きな人がいざ近づいてきたら逃げる。という具合で、なかなかお付き合いにいたらず…(泣)
こんな私でも幸せになれる方法はあるのでしょうか。
根本先生のお考えを聞かせて頂けないでしょうか?宜しくお願い致します。
(Yさん)

「こんな私でも幸せになれるのか?」と聞かれたら「そらなれますよ!幸せは自分で感じるものですから!」とお答えする私です。

まず、そんな彼とお付き合い出来たら幸せになれる、のでしょうか?
それがYさんの幸せなのでしょうか?

この「彼ができたら幸せになれる」というのは「期待」なんですよね。
よく「期待は裏切られる」の「期待」です。
彼ができたらできたで、そこで彼との関係性が始まり、またなんか出てくることも多いわけです。

こう長くカウンセリングを生業にしておりますと、長い付き合いのクライアントさんもいるわけでして、

「なかなか彼ができない!」→「彼ができたけど振られるに決まってる!」→「プロポーズされたけどきっと詐欺!」→「結婚したけどすぐに離婚されるに決まってる!」→「子どもが欲しいけどこんな母親で申し訳ない!」→「マタニティブルーじゃー!!」→「産後うつじゃー!」→「子ども可愛い。癒される。でも、最近旦那とレス!女としての魅力が消滅したんじゃー!」→「実はあたしが不感症かもしれん!」→「旦那に浮気疑惑がー!人生最大の危機!」

という感じで、「まあ、あんたは何かと否定的に受け取りやすいんだけど、客観的に見ればすごく順調なんよね」という話をいつもする方もいらっしゃいます。

まあ、彼女は頻繁に人生最大の危機が訪れる方でして、「ほんとドラマが好きなんだから~♪」と愛あるイジりをさせていただいております。

きっと履歴書の趣味欄には「問題探し」とか「自分いじめ」と書かれるのでしょうね。

さて、ちょっと久しぶりに待つ女の話ですね。

まあ、待つ女ってのは待っているものですから暇は十分あるわけです。
暇があると人は考えてしまうもので、それで「ヒマは人をメンヘラにする」というテーマで本も書いたわけです。

忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。(主婦の友社)

で、ああでもないこうでもないと考えるのですが、たいていは自己嫌悪に陥り、一人反省会が長時間にわたって開催される運びとなるんですよね。

自分からは動けない。
でも、彼からは来てくれない。

→平行線じゃん。何も変わらないじゃん。じゃあ、気合入れて動けよ!って思う。

でも、動けないし。動くのしんどいし。待つ女だし。

→それじゃあ、何も変わらないでしょ!時間ばっかり過ぎて!

分かってるけど怖いんだもん。どうすりゃいいのか分かんないんだもん。

→そんなことずっと言ってどうすんのよ!あんたいくつだと思ってんの!

そうはいったって・・・。じゃあ、根本さんに相談してみる。

→そんな人に相談したって結局変わらなきゃいけないのは自分でしょ?

そんな思考がぐーるぐるぐーるぐるしてるわけですよね。

だから、待つ女のみなさまはまずはそれを受け入れることが大事なのですね。

「あたしは待つ女なんだからしゃあないわね」

抵抗があるかもしれませんが、受け入れることって大事です。
すべてはそこからですから。

そこが「現在地」になるわけですから。

でも、「受け入れたつもり」には要注意です。

受け入れられてるんだったら、動けないことで自己嫌悪しません。
「動くのが正しい。待っていてはダメだ。」という思考も働きません。

だから、Yさんも待つ女なのであれば、それを受け入れることが今は大事です。

そうすると「自分から動く」という選択肢がなくなりますから、「動かずにどうやって彼を手に入れるか?」ということを考えられるようになります。

そういうわけで、待つ女のみなさまにはひたすら「彼に誘われるような女になる」ということを目指してごしごしゴシゴシ5454自分を磨くことを提案するわけです。

人として、女としての魅力をアップさせること。

ここに集中して花を咲かせ、良い香りを漂わせて彼を引き寄せるってことです。

★セミナー動画:心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法~女性性をさらに活用せよ!~」

「まあねー、待つ女だからしゃあないよねー」というセリフは私も多用しておりまして、どうやら私たちの頭の中には「自分から動かなければいけない」という思い込みが深く深く入っているようです。

でも、その「自分から動くべき」という考え方が自分に合っているのかどうか、そして、それができるのかどうか?という点についてちゃんと考えてますでしょうか?

盲目的に「自分から行動すべき!」と思っていませんか?

人には様々な“欠点”という愛すべき点を持っていまして、みんなはできるけど自分はできない、ということが多々あります。

何度も千里山のセッションルームに来てるのに毎回道に迷う人もいます。

時間通りに到着する、という力がどうやら欠損している方もいます。

「お片付け」という能力が決定的に欠けている人もいます。

「こんどはちゃんとした人と付き合いたい!」というのに「あんたまたようそんな男見つけてきたなあ」と言われる人はたくさんいます。

事務作業が致命的に苦手な人もいます。

自分の感じていることを言語化することができない人もいます。

そんな並びの中に「自分から動くことができない」も入るわけですね。

できないことをやろうとしても難しいわけで、じゃあ、できないことを受け入れてどうするかを考えたほうが幸せじゃない?と思います。

パートナーが自分を幸せにしてくれるわけもなければ、パートナーができれば幸せになれるわけでもありません。

幸せを感じるのは自分ですから「今、幸せ」を感じられるようになることが重要です。

先ほどの長い付き合いの常連様のように「自己嫌悪が趣味」になりますと、「今、幸せ」に目を向けられなくなりますから。

ちなみに彼女の話を読んで「ずっと問題探しばかりしている癖って直ってないじゃないか。やっぱり根本さんのカウンセリングはその程度なんじゃないか」と危惧された方もいらっしゃるかと思いますが、彼女にとっての問題探しはコミュニケーションの手段なんですよね。

なので「はいはい。とはいえ、彼ができてうれしいんでしょ?」と聞くと、照れながら「まあ、そうだけど・・・」と素直に認めるかわいいところがあるんです。

なので「マリッジブルーなのじゃー!」と騒いでいる頃も「でも、なんとかなるって分かってるんでしょ?」と冷静にツッコミを入れると、「まあ、そうだけど・・・えー、もっとあたしの悩みに寄り添ってくれてもいいじゃない。ぶーぶー」「でも、そんな深刻なの?」「うーん、そう言われるとそうでもないような・・・」「でしょ?」「なんか丸め込まれたような気がする」みたいな流れが常となっているんですな。

「掌の上で転がされてるような気がしてムカつく」らしいのですが、「でも、それが嫌じゃない」そうなので、こうして長いお付き合いになってるわけです。(と言っても最近は1、2年に1回お越しになる程度ですけど)

さて、ここから話は一気にディープになるのですけれど、「待つ女」のみなさんに警告です。

「動けばいいって分かってるんですけど動けないんです」ということは待つ女であることをまだ受け入れられてないってことは先ほどお話しましたが、そう思うことが「慰み」になっちゃってませんでしょうか?

つまり「動く」ということを“ファンタジー”にしてしまってませんか?
パートナーができることを“ファンタジー”にしてませんか?

「動けばいい」と思うことが、パートナーができない自分、動けない自分を慰める薬になってませんか?

だから、「待つ女なんだから“動く”という選択肢を捨てましょう!」という提案を受け入れられないんじゃないですか?

すなわち、「自分から動けるようになればパートナーができる。そしたら幸せになれる。」というファンタジーにハマり、慰みにしてしまっているんじゃないか?ということです。

痛い?
激痛?

ごめんなー。
でも、大事なところだからなー。

私たちの思考ってこういう巧妙な罠を仕掛けてくるんです。

自分の本音ってなんでしょうね?
動けるようになりたいのでしょうか?
それとも、待つ女のままでいいと思っているのでしょうか?

どちらにせよ、待つ女であることを受け入れることが一手目であることに違いはありませんが。

そこでYさんの話なのですけれど、

>ちなみにわたしはかなり厄介な待つ女で、待つ女なのに受け取り下手、さらに恋愛での回避型傾向があるのです。
>自分から誘えないのに誘われてもいかない。好きな人がいざ近づいてきたら逃げる。という具合で、なかなかお付き合いにいたらず…(泣)

それは確かに(涙)なのですが、このお話を聞くと「なのに、なんでパートナーを求めるの?パートナーがほんとうにほしいの?」という疑問が浮かぶんです。

言い方を変えると、「パートナーができることってYさんにとってそんな重要なことなの?」ということです。

誘えない、誘われても行かない、近づかれたら逃げる、という習性をお持ちだとするならば、パートナーなんていらないんじゃない?と思うんですけど。

その行動って「嫌いな食べ物」に対するものとおんなじじゃない?

嫌いな食べ物って、買わない、誰かが買ってくれても食べない、食べろと言われたら逃げる、でしょ?

なんでパートナーが欲しいんでしょうか?

欲しいと思い込んでいるだけ、の可能性もありませんか?

というのも、ほんとうに欲しいなら、人は何とかしてでも手に入れようとする習性があります。

カウンセリングでも「待つ女を卒業したいんです!突撃部隊に入隊したいんです!」とか「好きな人に近づかれると逃げたくなる癖を直したいんです!素直に受け取れるようになって男を貪り食いたいんです!」という風な相談をしに来られます。

「待つ女なんです。どうしたらいいですか?」と聞かれても「どうしたいんでしょうか?」としか返されないからというのもあるんでしょうけど。

仮にパートナーがほんとうに欲しいんだけど怖い!ていうことであれば、その怖さを何とか克服したいと思うんです。

原因の分からない体の痛みを何とかしようとして何軒も病院や治療院を巡ったことのある方もいらっしゃると思いますし、アトピーを治すためにありとあらゆる方法に取り組んだ方もいらっしゃると思います。

例えば、待つ女の方が女磨きを徹底してずいぶん雰囲気も変わったなあ、という頃にあらぬ方向からヘラクレスオオカブトくんが登場してパニックになり、一旦は逃げたんですけどそこで腹をくくって年貢を納めた、というケースもちょくちょく耳にするものです。

また、待つ女をずーーっとやってたんだけど「こんなんしてても埒が明かんわ!」と開き直り、怒涛の行動力を見せて男をゲットした奴もいます。

まあ、待つ女って「じーーっとその時を待ち、時が満ちたら突撃部隊以上の行動力を見せる」ものなんですけどね。ほんとびっくりするんです。いつも。

そういう意味でYさんはもっと「男が欲しい!パートナーが欲しい!」と心から叫ぶことが必要かもしれません。めっちゃ欲しい!ものすごく欲しい!と思えるようになることを目指すのが良いのかもしれません。

あるいは、回避傾向があるということですから、そう思うことからも回避しちゃってる可能性を見たほうがいいかもしれません。

そして、そんな自分をどうしたいのか?を考えましょう。

今の自分を受容しまくって待つ女らしく生きることを選択するのもよし、女磨きにさらに精を出すのもよし、回避傾向を手放せるように自分と向き合うもよし、選択肢はいくらでもありますが、どの方向に進みましょうか?

どんな風に自分を変えていきたいですか?というのがそれらを集約した質問になるかもしれませんね。

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