離婚する夫への怒りの取り扱い方と、このところ周りにメンヘラが増えてきた件。~知らないうちにめっちゃ自立してしまってる?~



離婚するとなれば「自立」が進むものです。自然とね。
そうすると怒りが出てくるのは順調な証拠。でも、それを抱えすぎると心身にダメージ与えちゃいますから外に吐き出したいですよね。
また、周りにメンヘラが増えてきてるってことは何を示唆しているのでしょう?
実はこれも自立と少なからずかかわりがあるんです。

いつも素敵な本やブログをありがとうございます!

私は近々離婚します。
ですが、夫に対しての怒りがどうしても消えません。
子供にもあって欲しくないと思っています…。

状況としては、転勤族で私と子供が家から追い出された形で別居。全てに疲れ、半年間ほぼ引きこもりからの新しい仕事で元気を取り戻しました。

↓私の怒り
・私は夫が数年前に仕事で鬱の頃支えていたのに、私の産後は支えてくれない悲しみ。

・財産分与なし、その他お金を払ってくれないこと。そして、子供の様子を一切聞いてこないこと。

・産後うつのことを精神疾患といい、結婚詐欺で慰謝料を払って欲しいと言われたこと。

・私と娘の荷物を勝手に全部捨てたこと。

折れる形での離婚になりました。

今は、子供と毎日楽しく生活していて、私は多趣味なので1人時間も充実しています。

↓最近気になってること。
・カウンセラーに頼った時、途中から相手がメンヘラヒスになりお金だけ取られて勝手に中断された。
・私の周りの人がことごとく2番目以降に生まれた人しかいない。

よく考えるとメンヘラにも遭いやすいです。

一体どういうことでしょうか。。
(Aさん)

実は私のスタッフたちを見回してみるとほぼほぼ第二子以降ばかりなんですよね。
以前は第一子長女ばかりだったのに、古株のスタッフ1名を除けばみんな入れ替わっております。

「やっぱ、僕が第一子長男だからっすかねー?弟や妹が集まってくるんですかねえ?」などとニヤニヤしておりましたら、「そもそもあんたは第一子に見えん。自分と似てるって感じて次女が集まってくるん違う?」と各地で指摘されております。

さて、まあ、それだけ怒りを覚えるのもしゃあないわねー、ほんま、法的手段に訴えてもいいんちがう?と思うAさんのお話ですけれど、やはりデリカシーがない夫という種族も少なくない昨今ですよね。

だいぶ冷酷な夫なんでしょうか?
それとも途中から急変した感じなんでしょうか?

とはいえ、仕事も始められ、子どもと楽しく暮らし、多趣味でいらっしゃって元気を取り戻されたのはとても素晴らしいと思います。

やはりAさんも立派な自立系武闘派女子ということですね。(拍手!!)

で、「怒り」が出てくるということは決して悪いことではなく、「夫から自立し始めた証」ととらえられるものですから、むしろ赤飯炊いてシャンパン掲げるくらいの快挙と言えます。

つまり、とても順調なのですね。

その際、お子さんはもちろんですけれど、仕事や趣味がとても力を与えてくれたことは注目すべきポイントで、ぜひみなさまも覚えておかれると良いと思います。

そして、その怒りについては、どこかですっきりさせた方が良いことは間違いないのですが、これについてはテーマはまったく違うけれど同じプロセスをお勧めするので昨日の記事を参考になさると良いと思います。

先日、母が亡くなりました。どういう風にその死と向き合っていけばいいでしょうか?

カウンセラーとしては、この件については次のような疑問を持つんですよね。

・なぜ、夫はそのような態度を取るのか?
・初めからそのような夫だったのか?だんだん変わって行ったのか?何かきっかけがあったのか?
・Aさんはなぜそんな夫を配偶者としてしまったのか?

これらは先に進むために押さえておきたいポイント(つまりは同じことを繰り返さないため)で、カウンセリングにおいてはその辺をねちねちと伺うことにしています。

となると、Aさんにお聞きしたい情報というのはいただいているものに加えて、

・夫と出会ってから現在までの経緯
・それまでの男女関係
・仕事や趣味とパートナーシップのバランスについて
・親、きょうだいとの関係

まあ、つまりは人生の棚卸みたいな感じなんですけれど、そうして大風呂敷を広げて全体像を眺めて、どこに問題があり、その陰にどんな魅力や才能があるのかを見出していきたいと思うのが私のスタイルです。

例えば、「はじめは優しく、子どもの面倒もよく見てくれる夫だったが、だんだんモラハラ化していった」なんて場合、夫婦関係で何が起きていたのか?それぞれの仕事などで何かあったのか?みたいに考えられるんですよね。

だから、はじめはうまくいっていたはずの夫婦関係がどう崩れていったのか?を心理面での変化を中心に振り返っていくんです。

「ああ、なんだかんだひとりで抱え込みすぎて夫が居場所なくしちゃったのかなあ?」
「家事・育児のストレスをガラスのハートの夫にぶつけすぎちゃって壊しちゃったの?」
「夫のやさしさに甘えて、愛情にあぐらをかいちゃって、奴隷扱いしちゃったって感じ?」

となると、やはり自分自身を見つめなおす必要が出てきますよね。

でも、たぶんそのパターンって夫婦関係だけに出てるとは限らないんですよね。

今までの恋愛にもあったかもしれないし、仕事でそれが出てるかもしれないし。

夫婦関係の問題は50/50と解釈します。
ホームラン50本+盗塁50個ではなくーー、お互い50%ずつ責任がある、という見方をするんです。

つまり、向こうにも何か原因があるけど、こっちにも何か問題がある、という風にとらえるんです。

また、

>↓最近気になってること。

という点については、夫婦関係のことも含めてこういう可能性も考えてみてください。

自分本来のエネルギーを処世術として抑圧してきたけどやっぱりそれってしんどいことだから、自分本来のエネルギーを出して生きていきたいよね?

そして、また別の角度から見るとここにも何かあるのかな?と思うわけです。

「自立しすぎ問題」

詳細がわかんないものですから、これはAさんの話というよりもよくある事例としてお読みいただきたいところです。

人間関係ってバランスを取り合うんですよね。

自立の妻に依存の夫。
感情的な母ちゃんに、思考的な長女。
ワンマン社長に、イエスマンの従業員。

「最近、メンヘラな奴がよう現れるなあ」と思ったときは、真っ先に「ん?あたし、自立しすぎてる?」ととらえたほうが良いくらいなんです。

メンヘラじゃなくても「なんか頼られてばかりやー。自分がしっかりせなあかん状況ばっかりやー」みたいな状況になるのも同様に「ん?あたし自立しまくってる?」ととらえたほうが良いものです。

つまり、自分が自立して感情を抑圧している分だけ、周りに感情的な人が集まってきます。

とある夜職の方にそんな話をしていたら「あ!めっちゃ分かるかも!」とおっしゃってまして。

「とにかく頑張らなきゃ!しっかりしなきゃ!数字取らなきゃ!と思ってるときってめんどくさいお客様が付いたりするんですよね。でも、数字なんてどうでもいい!楽しく面白くやるんだー!と思っているときって、すっごくいいお客様がいらしてくれるんです。」

接客業の方なら自分のマインドの状態がそのままお客様に出ることを実感されてるんじゃないでしょうか?

タクシーの運ちゃんにそういう話を聴きまくってた時期もあるんですよね。
たいていの運転手さんが「いや、ほんとそうなんですよー」とエピソードを話してくれました。

「イライラしてるときほどあまり態度のよくないお客様を乗せることになる」って。

よく「パートナーは鏡」って言いますね。

自分を映し出してくれる鏡ってことで、パートナーに見ているものって実は自分の中にあるものなのです。

つまりパートナーに対して「こいつ、ほんま、頼りねえなあ」と思っているとしたら、自分の中に「人から頼られるような存在にならねばならぬ」というルールを持ってる可能性があるってことですし、「うちの夫、ほんとうにいい加減でムカつく!」と感じたときは自分の中にも「いい加減さ、テキトーさ」があり、それを嫌っていることを示しているわけです。

しかし、それを嫌って「だめだめだめーー!!!!!」と強く思っていると、それを受け入れられません。

「えー、あたしなんて全然頼りがいのない女だよー?そんなことないよー」とか「自分はそんないい加減な人間じゃありません!失礼な!」と思うわけです。

パートナーはとても身近な存在ですのでまさに「鏡」なわけですが、そこまで強くなくても、周りにいる人はあなたの心を映し出す鏡であることに違いはありません。

「なんか最近、魅力的な人が周りに増えてきたー」ならば、「お?あたし、また魅力的になっちゃった?」と思うのが良いですし、「なんか最近、めんどくさいお客様が増えたなあ」と気づいたら「自立しすぎ?もっと誰かに甘えたほうがいい?」と検討作業に入ることをお勧めしたいものです。

ということで、周りにメンヘラな人が増えてきていて、相談していたカウンセラーがメンヘラ化するってことは、それくらいAさんが自立しすぎているのでは?と危惧されるわけです。

そして、元々持ってるエネルギーが強すぎることもあると思いますが、たぶん、それをさほど自覚されていないのかもしれません。

そうすると「相撲取りなんだけど、俺、そんな力ないっすから大丈夫ですよ!本気で握手しましょう!」なんてことになって相手の手の骨をぼきぼき折ってしまう事件が起こりやすくなるのです。

自分の力を知らないってのは怖いものでして。

そもそも離婚へのプロセスというのは自立のプロセスと言ってもよいわけでして、夫の主張に折れる形で離婚を決めたとしても、そこから急激に自立心がむくむくと強くなるものです。

それは自然なことなので全く問題ではありません。

が、元々自立系な方が、改めて自立しようとすると、ものすごい自立することになるんですね。

しかも、元々エネルギーが強いのであれば、さらにパワフルに自立することになるわけですね。

で、自立ってのは「競争心」も持ちますから「勝つぞ!決して負けねーぞ!」みたいな思いも強くなって、周りをなぎ倒していくことになります。

また、自立ってのは感情を抑圧することになり、思考的にもなります。

となると、Aさんとの競争に敗北した方々はもれなく依存的になり、感情的になっていくものです。

その結果、「なんか自分の周りにはメンヘラしかいねえ!」という状況が作られるわけです。

離婚するには自立が必要だけど、自立しすぎちゃったら今度は孤立してしまうから、その辺のバランスは難しいよねー?という話です。

ちょうど今、ちょくちょくカウンセリングさせてもらっている方で「ここまでは男性性で頑張ってきたんだけど、そろそろ女性性に意識を変えていきましょうか?」という提案をしていきます。

プライベートでは離婚、仕事では独立開業を果たされた方でして、はじめはどうしたって頑張らざるを得ないから男性性でいいけれど、生活も落ち着いてきたし、自分の店も軌道に乗ってきたから、そろそろ女性性を重視したいよね、的な話をしてるんです。

だから、周りにメンヘラが増えてきたってことはもう十分に自立してると解釈できますので、そろそろ女性性の方に意識を向けてもいいかもね?という合図かもしれません。

とはいえ、まだ離婚は成立してないんですよね?
でも、別居で実質離婚してるみたいな状態なのかな?

その辺の匙加減は難しいものですが、頼りにしていたカウンセラーがそんな風になっちゃうと「じゃあ、誰に頼めばいいんだよ!」ってなりますもんね。ややこしい。苦笑。

女性性に意識を向けるって話はうちのブログに履いて捨てるほど書いてありますのでそちらも参考にしつつ、夫のことも含めて、自分の気持ちをひたすらノートに書き綴ることが今は役立つんじゃないかなー。

誰に見せるものでもなく、ただ、思っていること、感じていることをノートに書き出すんです。

スマホやPCでもいいですけど、手書きが一番感情を解放しやすいと思います。
が、でも、続けることが大事なので、やりやすい方法を選んでみてくださいねー。

そして、さっきもちらっと触れましたけど、離婚に至る経緯のみならず、今までの人生を振り返りながら、これからどう生きていくのが幸せなのか?を考えていけたらいいなあ、と思うのです。

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