わたしたちは与える気がなくても何かを与え、受け取る気がなくても何かを受け取っているもの~罪悪感が自分を否定するのでその罠には引っかかっちゃいけないぜ?~



私たちは自分では気づけないのだけど、何かしらのものを周りに与えているものです。
それは無自覚だから誰かに指摘されないと気づけないのですが、罪悪感が強いと、指摘されてもそれを拒否するので、何を与えているか?自分の価値とは?が分からなくなります。
そのためには自己受容をより徹底させるところから始めてみると良さそうです。

根本先生こんにちは。
いつもはメッセージを送らせていただいてますが今回は質問です。

待つ女シリーズで、結構あてはまる事があり、薄々感じてはいましたが私は姫なんだと最近受け入れられるようになりました。

行動力があるね、と何回か言われたことがありますが、いきなりじゃなくて実はずっと前から考えて決めていたり、感情だけで動いたりする事があるのでそう見える事があるのかもしれません。
仕事では『あなただからはっきり言えるんだよ』と時々言われますが、言う必要があるからくらいにしか思っていません。
見た目は『華やか』『モテそう』『可愛いより綺麗系』『美容系の仕事っぽい』と言われ、30代半ばですがたまーにキャッチされます。

女王に憧れ与える事にも意識を向けてみたりしましたが、『やだ。疲れるし何で私がやらなきゃいけないの?』的なマインドがあり、そもそも与える気がないというか、興味がないんじゃないかという結論に至りました。

そう考えると『与えなきゃ幸せになれないぞ~。与えなきゃ与えてもらえないぞ~。純粋な人が愛されるんだぞ~。そんなマインドの女は嫌な女だぞ~。』みたいなエゴ?みたいな罪悪感が出てきます。

とある人に、『いい女風に見られたい』と言うと『あなた全然いい人に見えないわよ。あなたは悪い女なのよ。』と言われ、抵抗と『あ、それでも良いんだ、、』という安堵感も出てきました。(思い返してみるといい人って言われた事ない)

与える気がない、興味がないままでも大丈夫なのでしょうか?
大丈夫な場合は何から始めたらいいですか??

何かめちゃくちゃ傲慢な女になって男性から呆れられて嫌われてしまうんじゃないかと怖いです。。

まとまりのない文章ですみません(>_<) よろしくお願いします。 (Yさん)

まあ、そもそも傲慢な女が男から嫌われるって誰が決めたの?という解釈もありますけれど。それって本人たちにしか分からないんですよね。

あの女は傲慢だ、とある人が言うじゃないですか。
でも、それはその「ある人」の解釈なのですよね。
そして、それに同意する人たちが“数人”集まると、あの女は傲慢であることが確定しちゃったように思うのですが、それはあくまで、同じ解釈をする人たちがいるだけなのです。

だから、あの女を指して「ん?別にあたしは傲慢じゃないと思うよ。いい子だよ。」と思う人だっているんです。

そして、あの女の彼氏からすれば、全然傲慢に見えてないかもしれないし、そんな傲慢さが彼にとってはちょうどいいってこともあるものでして、それは本人たちの問題ですから、周りがごちゃごちゃ言うでない、ということです。

こういうのってけっこうみんな決めたがりますけれど、明確な定義なんて存在しないものです。

「観察者が、そのときの感情によって、決めている」ということが多いんですね。

傲慢さに限らずあらゆる点でそれは言えるものです。

だから、「自分軸」ってのがすっごく大事なんですね。

わたしはわたし、相手は相手。

「わたしはこう思う」だけであって、「相手がどう思っているか」は関係ないんです。

さて、

>そう考えると『与えなきゃ幸せになれないぞ~。与えなきゃ与えてもらえないぞ~。純粋な人が愛されるんだぞ~。そんなマインドの女は嫌な女だぞ~。』みたいなエゴ?みたいな罪悪感が出てきます。

という話なのですけれど、まあ、エゴですわなあ。

「与えなきゃ幸せになれない」ってどこから持ってきたの?どこで拾ってきたの?

お母さんに「その辺に落ちてるもの拾って食べちゃだめよ!」って教えられなかったの?

まあ、罪悪感ってのは自分を責めるネタを常時募集しているものでして、その辺に落ちてるパンでも「おお、これを拾い食いすれば自分を責められるぞ!」って喜んで飛びついちゃうものなんです。

また「純粋じゃない」というのも個人的見解でして、逆に罪悪感まみれの人ほど、内側に純粋な部分を持っていたりするんですけど、でも、決してそこを見ようとしないし、指摘されても受け入れようとしないって傾向がある要素です。

ここから見て取れるのは少なくともYさんは「自分を幸せにしたくない!」「自分は純粋じゃない!」と思い込みたいという強い意志ですな。

なんで?笑

>とある人に、『いい女風に見られたい』と言うと『あなた全然いい人に見えないわよ。あなたは悪い女なのよ。』と言われ、抵抗と『あ、それでも良いんだ、、』という安堵感も出てきました。(思い返してみるといい人って言われた事ない)

じゃあ、あざとい女って言われるの?
でも、あざとい女ってモテるよね?

Yさんの文章を見ればなんとなくそう言われるのも分かりますけれど、それにしてもこのある人ってストレートにものを言える人ですね。すごい。
そんな身近な人なんですか?

そこで抵抗が出たり、反発しちゃったりする気持ちが出るならば、ああ言えばこう言う天邪鬼な部分があるのかもしれないのですが、心当たりあります?素直じゃねえなあ、って思うこと。

とはいえ、それが悪いってわけではないので「まあ、あたしってそういう女だよね」と思っておくのが良いものです。

でも、安堵感が出てくるってのがYさんがマンガ盛りの罪悪感を持っている証かもしれません。

「悪い女」って言われるとホッとしちゃう人、他にもたくさんいらっしゃいません?

いるよねー。

それはね、「悪い女」であることをダメだと思い、隠そうとしたり、直そうとしたりして、「いい女にならなきゃいけない」って頑張っている証拠なんです。

だから、悪い女って指摘されると、「ああ、頑張らなくていいんだ」って安堵するし、「ああ、あたしのこと分かってくれてる」って安心するんです。

罪悪感の持つ特徴のひとつと言っていいでしょう。

だから、「悪い女は悪い女らしく」というモットーをお勧めしているのが筆者です。はい。

それがほんとうに悪いのかは「個人の感想」ですけどね。

自分は悪い女だなあ、と思っていても、ある人から見れば「いやいやそんな風には見えないですよ」ですし、別の人から見れば「いやあ、それがYさんの魅力じゃないですかー」ということになります。

>与える気がない、興味がないままでも大丈夫なのでしょうか?
>大丈夫な場合は何から始めたらいいですか??

これ、現実的には詳細にお話を伺っていかなきゃ何とも言えないところなのです。

私って「そもそも」って言葉よく使うでしょう?
そもそも論者なんですよね。

そうすると「ほんとうにYさんが与えてないのか?与える気がないのか?が分からない」と思っちゃうんです。

与えてるつもりはないけどたくさん与えてる人もいます。

昨日もカウンセリングでそんな話をしてるんですけど、我々が与えているものって目に見える行動や、耳に聞こえる言葉だけじゃないんですよね。

「会うと元気になれる人」とか「一緒にいると安心する人」ってみなさんの周りにいません?

その人って「与える気はないんだけど元気を与えてる」し、「安心させようと思っているわけじゃないけど、安心を与えてる」んです。

例えば、「あの人がいたときは職場の雰囲気がすごくよくて、コミュニケーションも円滑だったけど、あの人が辞めちゃったあとはなぜか雰囲気が悪くなってぎすぎすし始めた。ってことは、あの人、潤滑油みたいな存在だったんだ。」という話もありますよね。

失ってから気づく、という。

私たちって具体的に何をするかってこともあるんですけど、何もしなくても与えているものって持ってるんです。

それに、仮に目に見える行動をしていたとしても、それが与えてることだと気付かない場合もすごく多いわけです。

与えようとして与えてるわけじゃなくて、自然にやってることが与えてることになってる、というね。

だから、自分では与えることに興味がねえ、と思っていても散々周りに与えてることもあるんです。それが自分では何か分からないだけで。

それが何かを具体的に知れると自信をさらに深められますね。
とはいえ、それも自分じゃ分からないわけです。

で、「与える」にはもう一つの表現がありまして、それが「受け取る」です。

Yさん、そっちに関してはどう?

「姫」ってのは「受け取る」ことがお仕事です。

いろんな人たちが自分のために動いてくれたり、してくれたりするのを「ありがとう」と言って受け取るんです。

そうして「姫」に受け取ってもらえることがうれしくて、周りの人は動きますし、頑張ります。

つまり、「姫」であるだけで、周りの人たちをやる気にさせちゃうので、「姫」もちゃんと与えているんです。

この流れを「受け取って与える」という風に言います。

>『与えなきゃ幸せになれないぞ~。与えなきゃ与えてもらえないぞ~。』

という考え、価値観は「与えて受け取る」という流れを表しています。

意識の流れが逆なんですね。

だから、Yさんは「受け取り上手」を目指せば、「与え上手」に自動的になっているので全然心配はいらん!ということです。

ただ、その罪悪感があると「受け取り拒否」をすることになります。

Yさんの文章からはあふれんばかりの罪悪感が漂ってくるわけですが笑、何かしら心当たりがあるってことでしょうか???

例えばね、こういうことをやってみるといいと思うんです。

Q.さあ、自分の「あざとい」「腹黒い」「計算高い」「ずるい」ところはどんなところでしょう!具体例と共にいくつでも列挙しなさい。

ここでみなさまが思いつくリストってのがほんとうに「良くないこと」なのかは検討に値するんです。

気に入った人がこっちを振り向いてくれるようにいい印象(エサ)を与えてる、とか、嫉妬したので噂話を流した、とか、彼が気に入ってくれるようにたくさん演技している、とか、うそのキャラクターを作って相手の好みに合わせてる、みたいなこととかどんなものが出てきます。検閲に引っかかりそうなこともある?笑

そういうお話を伺うこともあれば、この課題を出して考えてもらったこともあるんですけど、そこから出てくることってたいてい「ほんと骨の髄まで女なんだから~」的なことがほとんどですね。

それが悪いことなのか、いけないことなのかってのは、そこから検討が必要なものばかりでして、「まあ、しょうがないんじゃねえの?」ということばかりです。

そんな自分の腹黒さを受け入れる、ということが課題になるものです。

女性性を開こう!ってよく言ってるんですけど、それってきれいなものばかりじゃないんですよね。

真綿で首を絞める、という表現がありますが、それこそ女性性のひとつですし、「あざとい」なども女性性の特徴の一つです。

それを嫌って男性性を磨いてきた武闘派女子も多数いらっしゃるくらいですから。

だから、そうした「女であること」に罪悪感があるのであれば、それを徹底して受け入れていくことが案外早道だったりします。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

で、結局は自己肯定感ってことになるのですけれど、そんな自分を肯定的に受け入れていくことで、より自分の魅力が発揮されます。

Yさんが「姫」ならば、より姫としての才能が開くわけですし、セクシャリティがより開いてモテモテになっちゃうでしょうし、それが楽しくて面白くて幸せってことになります。

だから、「受け取り上手」になるために、罪悪感を癒しつつ、そんな自分の内側を受容していくことを目指してみてはいかがでしょうか?

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