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お金の心理学の新バージョンです。
幼少期はお金は親からもらうものでしたから自分で稼ぐなんて発想はありませんでした。
だから、お金の問題と親への依存心というのは密接な関係を持つことが多いものです。
また、何らかの要因で自分自身を封印してしまえば、自分自身が持つエネルギーに振り回されるのは当然のことで、それがお金の問題として出てくるのです。
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私はいつもお金のことで頭を抱えることが多いんです。
独身時代から薄給、本業だけでは間に合わずキャバクラでダブルワーク。
なんとか派遣社員で人並み程度のお給料を頂いても毎日飲み歩き、月末はすっからかん。
その割に飲みすぎて二日酔いのため会社を休み、母親から足りない分を借りて返すを繰り返していました。
ちなみに自慢ではないのですが、
電気、水道、ガス、全て止まるのを毎月とまではいかなくても頻繁に経験しており、逞しく生きていました。
その裏で仕方なく借りた消費者金融のローン、奨学金の返済もあり、苦しい時代を過ごしていたのですが、結婚を機に夫に全てを自白。
ローンは夫が全て完済してくれました!!
これでようやくキレイな人間として生きれる!!と思っていたのに…。
結局またクレジットカードで使いすぎてリボ払いを増やす。夫に内緒で起業塾に入り、多額の借金を作り返済に苦しむ。
私は一体なにをしたいんだ!!なんで借金ばかり作って苦しむことばかりするんだ!と自分が情けないです。
今はしがないパートでなんとかギリギリ返済をしておりますが、いい加減もうこんな人生辞めたいんです。
かと言って社会人として働くことが合わず、転職も山の数ほど…。
自分で稼げばいいじゃん!って話なんですが、本当に人として終わってます。
なぜ、私はこんなにもお金のリテラシーがなく、借金ばかり作って苦しむのでしょうか。
お金のこと以外は義実家とも関係は良好。
家庭も夫と子供たち2人がいてまぁまぁ幸せです。
子供の頃の家庭環境は
母子家庭で母方の祖父母と共に育てられ、母はいつも「早くラクにさせてね」と言っていました。
父はアル中で別居前の幼い頃、母のお財布からお金を盗むところを目撃してビックリした記憶があります。
また、母子家庭なので高校生になったらバイトは絶対。『お金で苦労する人生なんてうんざり!』『お金のせいで!』と怒っていました。
お金には恨みが昔からあったようです。
ちなみに夫は高給な方ですが、ストレスをお金で発散するタイプみたいでよく『お金がない』と言っています。
お金、お金、お金!!
お金がたくさん欲しいのにお金がなーい!!と叫んでおります笑
お金をたくさん稼いでいらっしゃるジブジョの皆様が羨ましいです。
しょうもない内容ですが、ネタとして採用してくださったら嬉しいです。
よろしくお願いします。
(Yさん)
お金の問題については私も人生をかけて研究してきておりまして本一冊分くらいは余裕で研究成果があるんですけれど、全然まとまってないんですよねー。でも、基礎編から応用編、そして、スピな世界までいろいろと語れることはあるもんです。
さて、お金の問題ってのは育った家庭に由来することは賢明な読者のみなさまならご存じかと思うのですが、やはり幼少期にインストールしたお金の観念というのはなかなかしつこく、同じパターンを繰り返してしまう方も少なくないものです。
「お金がない」という思い込みがあれば、「お金がない」という“状況”を創り出します。
「お金がいつもギリギリ」という思い込みがあれば、月末には毎月ひーひードラマを演じることになります。
「お金が怖い」という思い込みがあれば、使うことができずにため込んでしまうか、あるいは、怖いものをそばに置いとくことなんて嫌なので使途不明金が発生します。
「お金は誰かが何とかしてくれる」という思い込みがあれば、いつも誰かが何とかしてくれるのでありがたいのですが大人になるにつれて「ほんとうにそれでいいのか?」という疑問と同時に無力感を覚えるようになります。
「お金は災いの元」という思い込みがあれば、お金をできるだけ遠ざけたいと思うのですが、それによって災いを招いてしまうことになるものです。
また、近年、「お金が好き!」と言おうぜ的な風潮がありまして、とにかく「お金が好きだ」と思い込もうとしたり、お財布をどうのこうのしたり、おまじないを唱えたりすることが流行ったりもしてるのですけれど、表面的にそんなことをしたって幼少期に埋め込まれた思い込みを書き換えなければ状況は変わりません。(けれど、一時的にはよくなるので「効果がある」とか思っちゃう人もいます。)
みなさんはいかがでしょうか?
お金に対してはどんな思い込みを持っているのでしょうか?
Yさんにおかれましてはだいぶネガティブな思いをお持ちのようですね。
ちなみにお金で苦労されてたお母さんもまたお金に対してネガティブなイメージをお持ちでしょうか?
親がお金をどう扱ってたのかが子どもにはダイレクトに影響しますから。
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また、お金の付き合い方と人間との付き合い方はけっこう近しいものがありまして、狭いけど深いつながりを持つ人は貯めこむけど使うのがあまり上手ではなく、広く浅い付き合いを好む方は散財しがちな傾向にあるものです。
まあ、一概には言えないのですけれど、「お金」を「人」として置き換えてみるといろいろと気づかされることがたくさんあるものです。
有名なワークに「お金を人に例えたら、どんな性格の人だと思いますか?」というものがありまして、「じゃあ、その人と友達になれる?」という次の質問が非常に核心を突いておりまして、それが実際のお金との付き合い方に如実に表れてたりもするものです。
例えば「お金を人に例えたら、ふだんから親しくしているけれど何を考えているか分からず、肝心な時にはそばにいてくれない冷たい奴」と思っているとすれば、その冷たい奴と友達になりたいか?友達になれるのか?ってことなんですよね。
「まあ、一応、友達っちゃ友達だけど、信用ならんところがあるから完全に心を許すところまではいかないよなあ」と思ったならば、きっとお金ともそういう付き合いをしてると思います。
信用ならんから一線引いてきちんと管理しようとするのか、信用ならんと思うので距離を置くのか。
Yさんは「お金に恨みがある」とのことですから、それを人に置き換えてみるとわかりやすいですよね。
「恨みのある人に対してYさんはどう接し、どうふるまいますか?どんな気分で付き合いますか?」
それがそのまんま出ちゃってるんじゃないでしょうか?
だとしたらお金に対する恨みを手放す必要があるということですね。
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で、お金については今までも記事を書いたり、セミナーをしたりしてきているので今日はまた違う角度からお話してみたいと思います。
お金って生まれてこの方「親のもの」じゃないですか。
一般的に子供は親からお小遣いなり、お菓子代なりをもらうわけで、お金は親のところにあるものだと思って育ちます。
自分で稼ぐ、というよりも、親からもらう、というものなのです。
だから、「親からの自立度/依存度」とお金は非常に密接な関係があるんです。
Yさんのように高校時代からバイトをして自分で稼いでいたとしても心の中で「なんであたしがバイトせなあかんねん。親がしっかりしてたら周りの子みたいにバイトせんでもお小遣いでやっていけるのに」と思っていたのであれば、まだまだ親に依存してるってことですね。
もちろんこれは大人になっても変わらず、「本音を言えば、自分で稼ぐなんていやで親に面倒みてもらいたいんだけど、でも、大人だからそんなこと言えないし、できないんだよな」と思っているならば、まだまだ親への依存度は高いと言えるでしょう。
また、その思いを抱えたまま結婚すると「親」が「配偶者」に代わり、「お金は夫からもらうもの」という風にすり替えられることになります。
一方、「親?そんなんアテにならんし、アテにしたくもないから、自分の食い扶持は自分で稼ぐで」という思いをお持ちの方は、親から自立してますから、自分で稼ぐのが当たり前になっているものです。
さらに、「親にはさんざん迷惑かけたし、もう楽してもらいたいから、親の分まで稼いだる!」という思いをお持ちの方は自立を超えて相互依存の領域に入っていると言えます。
親から自立してればいいってわけではなく、それはそれで問題を抱える可能性もあるのですが、お金に苦労するってのは隠れた親への依存があるケースが多いものでして、まずはそこを疑ってみるといいのです。
だからよく「大人になる」という宿題として「母ちゃんを旅行に連れて行ったり、誕生日にご飯をおごったり、お小遣いやお年玉をやんなさい」って言うわけです。
親からもらう、のではなく、親に与える段階になると、親からの自立が果たせます。
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この「依存心」というのはけっこう厄介なものです。
「なんで自分が仕事しなきゃいけないのよ」という思いがあるので、当然ながら仕事にも身が入りません。
そして、「親」に依存しているまんま、「会社」に依存するので、「親」への不満が形を変えて「会社」への不満になるものです。
親に面倒を見てもらいたいと思う気持ちがある分だけ、会社に面倒を見てもらいたいと思いますから、会社に貢献しようという「与える意識」は希薄になりますね。
だから、仕事もやらされてる感がでるし、主体的に働くことができず、受け身になるので疲れやすいし、ストレスもためやすくなるのです。
ここを解決していこうと思えば、「親から自立する」というプロセス、つまり、「親離れ」をきちんと進める必要があるんですね。
恨みつらみではなく、怒りでもなく、罪悪感でもなく、親に感謝し、愛を与えることです。
これを表面上ではなく、心からできるようになることがお金とうまく付き合えるようになる秘訣です。
だから、経済的豊かさを心から感じたいと思えば、「親」「配偶者」「会社」「取引先」に感謝し、彼らを喜ばせることに意識を向けることが求められるのです。
そういう意味で「墓参りが大事だぞ」と言われるのかもしれません。
これが不十分な状態でライフワークを生きようと思っても難しいってのもよく理解できると思います。
起業塾に行ってもあまり成果が上がらないのはこの「親への依存」がまだまだ根深いからかもしれず、借金を繰り返してしまうのも「親に甘えたい」という欲求が大きく影響しているのかもしれないのです。
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お金って親と密接に関係しているものですから、小手先の方法はまったく通用しないんです。
お金に満足されていない方、お金はあるけど豊かさを感じられない方は、ぜひ「親への依存心」をチェックしてみてください。
とってもいやーな気持ちがするかもしれませんが、改めて見つめてみることでお金に対する意識がガラッと変わるかもしれません。
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さて、親への依存心と関連がありますけれど「自らのエネルギーを乗りこなせていますか?」というテーマもお金に密接な関係があるものです。
自らのエネルギーを抑圧していると、受け取るお金の額は少なくなります。
その抑圧がきつすぎるがゆえに逆にコントロール不能になると、自分に振り回されるがごとく、お金に振り回されるようになります。
借金なんかは典型的ですね。
また、自分をよく見せようと背伸びして生きていると、本来持っているエネルギー以上のものを放出しようとしますから、エネルギーが枯れるがごとく、お金も足りなくなってしまうでしょう。
つまりは「自分を知る」ということですけれど、親や誰かに依存していたり、自分を過小評価しすぎていたり、罪悪感などで自分を牢屋にぶち込んでいたり、いじめや失恋のトラウマで自分を隠していたり、誤った自己評価をして「左利きなのに右利きみたいな生き方をしている」という状態だったりすると、自分のエネルギーを十分使いこなすことができず、あちことで問題が勃発したり、慢性的な問題に悩まされたりするようになるものです。
アイデンティティの確立といってもいいですが、自分らしさを知り、それに磨きをかけることを目標にするわけです。
お金に振り回される生活を送っている方は総じて自分のエネルギーに振り回されてそれを乗りこなせていないと言える状態です。
Yさんも自覚あると思うんですけど、とってもエネルギッシュな方だと思いますが、それくらいエネルギッシュだとやっぱそれに振り回されてしまうんですよね。
だからこそ、自分の器にあった生き方をしていくことが急務なわけでして、そこを探求されてみることをお勧めしたいところです。
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自分を知り、自分を整えていくことで自分自身と上手に付き合っていくことができます。
そうするとまず、豊かさを感じられる時間が増えていきます。
豊かさってのは収入の多寡に関係ない、「感じるもの」です。
そして、その豊かさは「感謝」と一緒に出てくることが多く、様々な人たちに、そして、自分の人生に「ありがとう」と自然と思えるようになります。
エネルギーがうまく循環しているので、自然体で生きられるようになります。
やりたいことや好きなものを引き寄せる力も発揮されますし、人との出会いもどんどん素晴らしいものに変わっていきます。
もちろん、そうなれば自分本来の魅力が解放されるわけですから、いろいろとね、うまくいくんですよ。(説明がめんどくさい)
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ということで、お金との付き合い方についてお話させていただきました。
ご自身に当てはめてお読みいただければ、そして、参考にして実践していただければ幸いっす。
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