頑張らずにうまくいく人は頑張ったらうまくいかないのでしょうか?



頑張るってのは選択肢のひとつであり、オプションみたいなものですね。
頑張りたいときは頑張ればいいし、頑張りたくないときは頑張らなくてもいいんです。
しかし、私たちは頑張ることこそ正義!みたいな思い込みをたくさん持ってるので、頑張らないことが許可できないのです。

先日、この記事(後述)を読んで私もそうかもと思いました。
どうして頑張ってうまくいこうとしているんだろう?と自分に問いかけたら「ラクして叶っちゃうんだけど、波風立たないようにまわりにあわせなきゃいけないから」って出てきました(涙)

たとえば、集客でSNSからラインへの登録者を増やしたいから発信頑張ろうと動いたら「今日はアップしたいから発信しよう」でマイペースに発信していた月と比べて、全然登録者が増えなかった。
売上が増えないので、引き続き親に援助してもらっているけど、文句と心配の言葉を言われながらも、あっさり欲しい金額をもらえる。
野良猫ロックマンの彼(付き合ってないので追いかけ中)に「ご飯に行こう」と何度言ってもスルーされるのに、先日、彼が友達と飲んだ後、急にうちに泊まりにきた。

たまたまなのかもしれないけど、これが頑張らずにうまくいくということなのでしょうか?

それと、自分に合うコンサルさんが見つかり、まるでGoogleマップのルート案内のようにアイデア出してもらって、それをもとに私が作業して再度確認してもらうという形で頑張っているのですが、「頑張ったらうまくいかないのだとしたら、ここで頑張ってもうまくいかないってこと?」と、不安になってきました。
こういうとき、どんなあり方や気持ちで取り組んだらいいのでしょうか?
(Eさん)

文中の「この記事」

あなたは頑張ってほしいものを手に入れてきたタイプなんですか?~頑張ってないときの方がうまくいってるとかないですか?~

こちらの記事の反響というのもそれなりに大きくて、カウンセリングのたびに「ねえ、あれってあたしもそう?」と聞かれたり、グループセッションで「まさに自分のことだと思いましたっ!」と宣言される方が続出したりしております。

でも、自信がないのですよね。

ずっと頑張らなきゃ!って頑張ってきたし、あたし頑張ってない!って自分を責めていたし。

Eさんの

>「ラクして叶っちゃうんだけど、波風立たないようにまわりにあわせなきゃいけないから」

この思いを聞いてぶっ刺さって、ドキッとして、思わず目を背けちゃった方も少なくないんじゃないでしょか。

図星だもんねえ。
そんなこと気付きたくないもんねえ。

「頑張ってる」ってなんせいい感じの言い訳になるのです。

「売り上げは上がってない!けど、あたし頑張ってるもん!」

みたいな感じで使われたり。

「あんたは頑張ってるからいつか結果がでるから大丈夫!」

なんて励ましもありますね。

けど、楽して欲しいものを手に入れちゃうなんてものすごく悪いことのように思いません?

頑張らなくても成功するのってなんかダメな気がしません?

「頑張る教」はけっこう根深いですよね。

さて、今回のコンサルさん、Eさんとだいぶ相性がよい方みたいですけれど、

>まるでGoogleマップのルート案内のようにアイデア出してもらって、それをもとに私が作業して再度確認してもらうという形

というのは、そんなしんどくないですか?

言われた通りやっていけばいいから楽ですか?

それでも頑張らなきゃいけないことが増えてたいへんですか?

Googleマップのルート案内ってのがとても良い表現だなあ、と思ったんですけど、そうして示された経路をたどっていくことが辛くないのであれば、全然それでOKだと思うんですよねー。

しかし、いい先生ですね。紹介していただきたいくらい。笑
うちのお弟子さんに紹介させていただきたいし。

そもそも「頑張る」ということがNGなわけじゃありません。

頑張りたいことは頑張っていいんです。

それがしんどいならちょっとやり方考えたほうが良くて、楽しいんだったら全然続けたらいいのです。

例えば、人から見れば頑張ってるように見えるけど、自分はそうは思ってないことってありますよね?

推しのチケット争奪戦を何としてでも勝ち抜くために、ファンクラブに入ることはもちろん、第一次抽選に向けて願掛けをし、開始10分前から正座して画面を直視し、友人たちに協力してもらってその時を待ちますよね。

そして、一次でダメなら二次、それもダメなら一般発売と気合十分取り組むはずです。
何ならメルカリとかヤフオクもチェックしてしまったり、推し仲間を通じて情報交換しまくったりしますよね?

その姿を傍から見てると「すごく頑張ってチケットを取りに行っている」という風に見えるのです。

でも、本人は頑張ってるつもりはあるか?あるいは、その頑張りが辛いことなのか?と言われたら、Noです。

どうしても生で推しの尊顔を拝みたい一心で全精力を傾けるわけで、それが「楽しい」「面白い」のです。

もちろん、チケット争奪戦に敗れた日には目も当てられぬくらい人生詰んだ感を醸し出してしまいますが、だからといって推しを辞めることはしないと思いますし、また次のライブに向けて日々修行を重ねると思うのです。

「頑張りたいから頑張る」のであって「頑張らなきゃいけないから頑張る」ってのは違うのです。

好きなモノややりたいことについては自然と頑張れます。

だから、ビジネスだってほんとうに成功したい、好き、やりたい、のであれば、周りから見れば「すごく頑張ってる」ように見えるでしょう。

しかし、本人は好きなことをやってる、成功という目標に向かってる、というわけで、頑張ってることが決して苦痛ではないのです。

だから、Eさんの場合も頑張りたくて頑張ってるんだったら全然問題はないのです。

>たまたまなのかもしれないけど、これが頑張らずにうまくいくということなのでしょうか?

でも、たぶん本質的にはこっちなんだろうと思います。

だから、頑張りたいときは頑張る、頑張りたくなければ頑張らない、という風に割り切ったら人生ぐっと楽になると思います。

頑張らずにうまくいくことがたくさんあるんだから、それはプロセスに任せておけばよいわけで、「ちょっと集客頑張りたいっす」ってときはそこで頑張ればいいと思います。

まあ、要するに自分の気分次第でいいってことですね。笑

「頑張りたいときは頑張る、頑張りたくなきゃ頑張らない」

そんなこと聞いたらどう思います?

うわっ!そんなの怒られる!とか思いません?
それって分かるけど実際は難しいんじゃ?と思いません?

それに抵抗ある方ってたぶん頑張り屋さんなんだけど、昔からだいぶ無理してきませんでしたか?

自分に鞭叩いてきませんでしたか?

なんでそんな頑張るの?って聞かれたら、無価値感とか無力感とか出て来ません?

自分は能力がないから頑張らなきゃいけない。
たいした魅力もないから頑張らなきゃいけない。
何のとりえもないから頑張らなきゃいけない。

そう思ってるならめちゃくちゃしんどいと思うのです。

自己否定がベースになっているから。

だから、変えるべきは原因の方。

自己肯定感ってことですけれど。

また、頑張らなくなったら何もできなくなる、動けなくなるなんて声も聞きますね。

それはもうすでに容量オーバーくらい頑張りすぎてる証拠かもしれません。

だから、ちょっとずつ疲れというかストレスというかを抜いていくのがいいと思うのです。

「頑張らなくてもいい!」って自分にたくさん許可出してあげてくださいませ。

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