「存在感がない」という人生について~もし、存在感を自らが消しているとしたらなぜなのか?~



存在感がなく、周りにスルーされたり、相手にされなかったりするのはたいへん辛く、寂しいものではありますが、そこで被害者にならずにその問題と向き合うことが肝心です。
なぜ、自分は存在感を消しているのか?
存在感を出してしまったら何がマズいと思っているのか?
そんな視点が突破口になることも少なくないのです。

根本先生こんにちは。
今日は私の相談を送らせてください。

私の悩みは、存在感がないことです。
学生時代、配布物のプリントが自分のところに回ってこなかったり、先生の目の前に座っているのに欠席扱いになったりしました。(この時は先生に言っても取り合ってもらえず、出席簿に「出席してます!」と書いたでかいメモを貼りました)

クラスのグループに入りたくて声をかけても、サーっと離れていかれることが多く、グループに入れたと思っても、私の知らないところで他のメンバーが集まっていたりしたこともありました。

そして今、オンライン上のコミュニティに参加していますが、そこでも私の発言に対して誰からもコメントや反応がないことに落ち込んでいます。何度か続いているので、たまたまではないと思います。
他の人の発言には返信やら「いいね」がついたりして楽しそうなのに、私が加わろうとするとピタッと止みます。

人は人、自分は自分。私は一人が向いているのだと思っていますが、それでも他人からの反応や承認が欲しいという気持ちがなくなりません。

男女関係でも似たような状態です。何度か食事に行っていい感じになった男性がいても、突然仕事が忙しいと言われて音信不通、または既読スルーになったことが何度かあります。

集団に馴染める自分になりたいです。いつかは結婚もしたいです。
何から手をつけていいのかわからないのでアドバイスいただけたら幸いです。
(Cさん)

Cさんのパターンを辿ればこのネタもスルーするのが「御作法」なのかもしれませんけど、意外と同志の方もいらっしゃいますので今日はごりごり掘り下げてみたいと思います。

にしてもそれだけ寂しい思いをしてきましたよねえ?
それに「嫌われてる?」と思うこともしょっちゅうあると思いますし、孤独ですよね?
ひとりには慣れてるとはいえ、そりゃあ、承認欲求も高まろうとってもんです。

この問題のポイントは「存在感がない」のではなく、「なぜ、あたしは自分の存在を消しているのか?」という視点に立つことです。

全力で否定したくなると思いますけれど、まあ、もしかしたら自分で気配を消しているのかも?という見方をしてみるとけっこう腑に落ちる部分もあるかと思います。

というのもこういう経験を過去・現在と続けてくるとどうしても「被害者」になってしまうでしょう?

「あたしのせいじゃない!周りがあたしを無視するんだ!」と。

確かにそう感じざるを得ないかもしれませんが、そうすると自分では何もできないってことになるでしょう?

自分を振り返ったり、自分のお行儀を見つめ直したりしなくてよくなっちゃうのでね。

だから、「この問題はあたしが積極的に作ってるんだ!」という見方をすることがお勧めです。もちろん、どんな問題でもですけどね。

さて、「さてはお主、先祖は忍者か!?」というネタでございますけれど、しかし、目の前にいるのに欠席扱いされるって、、、なんで?どうして?と思っちゃいますよねー。

しかも、取り合ってもらえないとかなんでそんなことになるの?と思っちゃいます。

ただ「出席簿に「出席してます!」と書いたでかいメモを貼りました」ということができるのはまたすごいと思います。武闘派臭がぷんぷん漂ってきます。

しかし、似たような話はちょくちょく耳にするものです。

自分だけ集まりに誘われない。
自分が発言すると周りが静かになる。
「いいね」が自分の記事だけ押してもらえない。
自分がいるグループだけ話が盛り上がらない。
飲み会などに行ってもポツンとしてしまう。
同じ現場にいたのにいないことになっている。
レストランに行っても自分のオーダーだけ忘れられている。
服屋さんでも店員さんが話しかけてくれない。
お会計のときに店員さんが全然気付いてくれない。

まさに一流の忍者というかくノ一ですけれど、こういうご相談に当たりましては色々と質問攻めにするんです。

・家族の中ではどんなポジションだった?やっぱ気配消していた?
・家族の中にめっちゃ目立つ人っていました?
・幼稚園/保育園、小学校低学年でも存在感なかった?
・いつ頃から存在感がないことに気付いた?
・どんな仕事なんですか?
・仕事でも存在感ないですか?
・そのオンライン上のコミュニティってどんなのですか?
・けっこうやり取りが多かったり、密な感じのコミュニティですか?
・元々怖がりだったり、恥ずかしがり屋だったりしますか?

また、こういう存在感がないタイプって人からは大人しそうに見られたり、実際あんまり話すのが得意じゃなかったり、パーティなどではしっかり壁の花になっていたり、また、外見や性格にコンプレックスがあったりするケースもあります。

一方で、幼少期に人間関係でトラウマになるようなできごとを体験していると、人が怖くなるので自ら気配を消すことが癖になっていることもあります。

あまり声も大きくないし、服装も地味で大人しい感じのものを好むし、周りに馴染んでしまうカメレオン気質なんてこともあります。

「自分なんていちゃいけないんだ」という辛い思いを子どもの頃から蓄えている人もいる一方で、まさに内弁慶の外地蔵ってパターンもあったりします。

1対1だとめちゃくちゃよくしゃべるのに、セミナーになると気配を消しちゃってる方にお会いしたこともあるものです。

さらに、別角度では「とっつきにくいタイプ」と思われていることもあって、何となく周りに威圧感を与える風貌をしていたり、怒りを溜め込んでいるせいでイライラしているように見られたり、気難しい学者みたいな雰囲気を醸し出してるので人が近づきにくかったりということもあります。

まあ、要するに様々なケースが想定されるということでして、たくさん質問して、実際に話してみて、「ああ、なるほど。こういうことが起きてるのかもね~」という風に結論じみたことをお伝えするのが私のやり方です。

「存在感がない」というと辛くて寂しくてつまんない思いをすることが多いと思われるのですが、これも「起きてることは正しい」とか「すべての問題は自作自演」という角度から見ていきます。

「仮に自らが存在感を消しているとしたら、どんなメリットを求めてのことだと思う?」

という、たいへんカウンセラーっぽい質問もあるものです。

Cさんから見れば羨ましい限りかと思うのですが、「存在感ありすぎて困る」という悩みも世の中には存在しまして、どこにいても目立ってしまうし、問題が起きるとみんな自分に注目するし、一挙手一投足まで観察されてるようで怖い、みたいな話もあるんです。

で、そういう方は真逆のように感じられているかもしれませんが、案外、出方が真逆だけで中身はたいへん似てるなんてこともあり、つまり、何かを動かしたらCさんにとって真逆の存在感がありすぎるという状態に変化しちゃうことも想定できるものです。

ここからはもう仮の話になってしまうわけですが、例えば「どっちかというと大人しく見えるし、たいへんおしとやかに見える女性が、元々どヤンキーで鑑別所に入ったこともある」という実例もありました。

何があったかはさておいて、地元でぶいぶい言わしてたヤンキーの彼女が、心境の変化によって大人しい淑女に変身してたんですな。

私のクライアント様にはそのようなビフォーアフター激しすぎる問題というのがちょくちょく見受けられるものです。

となると子どもの頃のCさんってどんな女の子だったのかな?という点に俄然興味が湧くわけです。

ヤンチャで地元の子どもたちを引き連れていたような子が、思春期を迎える頃にはすっかり大人しくなって存在感を消すようになってた・・・みたいな仮説も立てられるものです。

また、さらにディープな話をすれば、幼少期より無意識に自分のエネルギーがヤバいほどに強いことに気付いた子が、自らそのエネルギーを抑圧して、本来の姿とは真逆の子として成長していった・・・という仮説も考えられます。

案外、このエネルギー強過ぎ問題ってのはうちのブログで頻繁に登場するテーマでして、実は「どこに行っても存在感がない」という方をカウンセリングしたときにも「まさにそのパターンやん?」という経験をしたことがあります。

1対1でお話していますと、確かに大人しいし、目立たないし、自分に自信がないんだろうな、という雰囲気が伝わってくるのですけれど、「うーん、なんかそれだけじゃないなー」という気配を察していました。

けっこうお父さんがたいへんな方でして、仕事はめっちゃできる一方で、酒乱だったそうでして、家の中はかなり荒れていたようなんですね。

で、お母さんはお母さんでそんな父と喧嘩ばかりしつつ、精神的にちょっと弱い方だったらしく、彼女はそんなお母さんを支えて大きくなってきた側面もあるようです。

それに学校でいじめもありました。

そういうことで物心ついたころにはすっかり気配を消して目立たない子になっていたようで、自分からあまりグループに入らないように一人で行動していたこともあるのですが、やはり存在感がなく、先生からもなかなか名前を覚えてもらえない子だったようです。

で、それだけ強いエネルギーを持っているにもかかわらず、それを封印してきたわけですが、とはいえ、完全に抑え込むことはできずに何らかの部分でそれが漏れちゃってることもあるんです。

ハマるととことんのめり込み、推し活に情熱を燃やしている、みたいな。
実は性欲が強く、幼少期から性的興味がすごく強かった、みたいな。
手先が器用で、モノづくりに情熱を燃やしてすごい作品作ってた、みたいな。
存在感はないけど頭がめちゃくちゃ良くて、ビックリするほど良い成績を取ってた、みたいな。

家族の和を保つため、調整役としてエネルギーを使いまくっていた、という場合もあれば、母を助けるために(以下同文)というケースもあります。

もし、強大なエネルギーをCさんが内面に隠しているのだとしても、きっと何かに漏れ出てる部分があると思うので、ちょっとそれを探してみてもいいかもしれません。

それが人生を変える気づきになることもあります。

「もし自分が強いエネルギーを抑圧して生きているとしたら?」

「本来の自分を出したらヤバいことが起きると思って隠しているとしたら?」

そんな問いを自分自身に投げかけてあげて欲しいところです。

さて、話は変わるようで変わらないのですが、その人にはその人に相応しいポジションがある程度決まっているものです。

例えば、私の後輩にいたのですが、ふだんは大人しくて目立たないのに人前に立たせると俄然輝き始めるんです。正直、びっくりして目を疑いました。

また、あるクライアントさんなのですが、「リーダーになるとイキイキと活躍するのに、メンバーに入ると反逆児になる」というパターンの方もいました。

自分に相応しいポジションや役割がなにか?を探してみるのですね。

そして、それは今まで与えられてきてないものである可能性も高いのです。

また、そのポジションにいてもそれに気付かないどころか否定的に捉えている場合もあります。

武闘派女子のみなさまが憧れる「姫」がまさにそれでして、「姫になりたーい!」という輩はたいへん多いのですが、「姫は姫でたいへんなんだぞ?」ということをいつもお伝えしているわけです。

周りから一段高いところに奉られ、自分は何もさせてもらえず、無力感が募ります。
客観的に見れば一歩離れたところにいるわけで、やっぱり孤独ですし、周りの人が自分にすごく気を使ってくるので居心地も悪いです。

「わらわはみなと対等に付き合いたいのじゃ」と言ったとしても周りの人は「滅相もございません」と反応されるわけですから面白くもありません。

だから、姫ってけっこう悩み多き人種でもあるのですね。

つまり、自分にフィットするポジションにいても、それに気付かなかったり、それを否定的に捉えていたりすることがあるよ、ということなのです。

自分に相応しい居場所ってどこなのでしょう?

それを考える鍵も子ども時代からの歴史にありますから、そこを繙いていきたいものです。

という風に「存在感がない」というのは客観的な事実だし、Cさんの体験でもあるし、ときにはトラウマになっているものなのですが、それを自らが作り出していると仮定すると、一気に世界が広がりできることもたくさんあるわけです。

今日はあれこれ質問したり、事例を紹介したりしておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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