今回メッセージをお送りしたのは、感情表現の方法についてお聞きしてみたかったからです。
私は、感情を表に出すのが苦手なタイプです。苦手なタイプとは分かっていたのですが、皆さんの感情豊かな投稿を見て、私は想像以上に苦手なのかも…?という事に思い至り、ちょっとショックを受けています。
感情表現が死ぬほど苦手な人が感情表現していくためには、どうしたらいいでしょうか?
してみた事もあるのですが、加減が分からず愚痴が止まらないようになってしまい、関係を断たれてしまいました。
(Kさん)
苦手なことをまずは受け入れましょう。
そして、それをアナウンスするようにしましょう。
「感情表現が苦手だからあまり気持ちが伝わらないかもしれない」的なことを予め言いふらしておくんですね。
つまり、「感情表現がちゃんとできないのはおかしい!」という思い込みを捨てることが大事なんです。
「地図が読めない」「料理が下手」「片づけができない」「期限を守れない」「車の運転が苦手」等々、みなさまもそれぞれ苦手なことがあろうかと思います。
それを否定したところでやっぱり地図は読めないままですから、それを周りに知らせておくのが大事なのです。
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で、感情表現をトレーニングしたい!ということで、カウンセリングの中でもそういう実習をすることがあります。
「お母さんを思い浮かべて言いたいことを言う」ということを実際にやっていったりします。
「彼氏に対して言いたいことを叫ぶ」なんてことをやることもあります。
感情を出す、表現する、ということに慣れるためにやっていますし、これは感情の解放にもなるのでスッキリもします。
ふだんからできることと言えば、「カラオケで歌いまくる」「ダンスを習う」「筋トレをする」「演技を学ぶ」「楽器を演奏する」「オナニーをする」「鏡で笑顔トレーニングをする」等々、体を使うことをよくお勧めしています。
映画や舞台を見に行くのもいいと思います。感情が揺さぶられますから。
お化け屋敷や絶叫マシンもお勧めです。怖いですから。
私も筋トレに行きますけれど、トレーナーさんに「は?」と思われる負荷を設定されるんですね。
そうするとやっぱ苦しいですし、酸欠になりますし、くそーっ!て気持ちもなるし、お願い許して、という気持ちにもなります。
そこで苦しい表情をし、呼吸を荒くし、うぉっ!と非文化的な声を上げたり、肩で息をしながら「もう体力使い切りました」と言う必要に迫られます。
これも感情表現のひとつですね。
ダンスなども感情表現ですし、オナニーも義務的じゃなくてちゃんと感じることを意識してみるし、カラオケで情緒豊かに歌い上げようとするなども効果的です。
間違っても「苦手なことを上手にやろうとしない」ということが大切ですね。
下手なりに感情表現をするってところに基準を設定するといいでしょう。
参考にしてもらえれば幸いです。