「ゆるむ」と「怠ける」の違いについて教えてください~ゆるみすぎて怠けてるんじゃないかと思って罪悪感が出てくるんですけど~



デフォルトで無理して頑張りすぎる傾向がある武闘派女子のみなさまには「怠けてるって感じるくらいゆるめ!」という指示を出しているのですが、どうやらその日本語がイマイチ理解できないようで、どうやら「頑張ってない自分には価値がない」とか思い込んでいらっしゃるみたいですね。

先生こんにちは。いつもブログやご著書、たまにセミナーでお世話になっております。
「ゆるむ」と「怠ける」の違いについて、よかったらネタにしていただけると嬉しいです。

最近仕事でもパートナーシップでもすごく緩んできてる、無理しないでもよくなってきていると感じるのですが、同時に「すごく怠けてるなあ」と罪悪感を感じます。

仕事では「あれ、こんなに頑張る必要ある?」と気づいてから、やらなくても大丈夫なことをやめて大分ヒマになってきて、在宅の日は最低限のやることだけやったらあとはYouTube見たり家事したりしていて、ゆとりがすごくある状態が半年ほど続いています。
(たぶん)評価も特に下がっていないのですごくありがたいのですが、こんな状態でお給料もらうのは会社(めちゃくちゃな財政難)に申し訳ないし、父が激務だったからか「仕事では死ぬほど苦労すべし」の掛け軸をなかなか取ることができないのか、すごく悪いことをしている気になります。
仕事がないなら作ればいいのに…と思いますが全然やる気が起きず…。
ポジティブなゆるみを超えて怠慢だな…と感じます。

パートナーシップでも、同棲中の彼が大変甘やかしてくれるのですがそれにもたれ掛かりすぎて、遊ぶ時もほぼお金を出してもらったり家事をサボりまくってしまったり、ふとしたときに「あたし何もしてないやん…」とびっくりします。
一緒にいることが彼のためになっているのだろうか?邪魔になってないかな?と心配になります。

お弟子さんには「すっごい罪悪感を持ってる」と指摘していただき、うわほんとだ!と思ったのですが、罪悪感を癒していけばほどほどにゆるむことができるようになるのでしょうか?そもそもゆるむことができているのか、怠けているだけなのかの違いってどこにあるんでしょうか?
(Yさん)

さて、カウンセリングや心理療法が発達した要因のひとつはベトナム戦争だと言われています。
ベトナムのジャングルで戦闘に明け暮れた兵士たちが米国に帰国後、平和な社会生活に馴染めず問題を起こしたり、薬物依存になったりしたことが社会問題になったそうで。
そして、一部の兵士たちは除隊したにもかかわらず再び戦場を求めて傭兵になり、世界各地の紛争地域に散っていったそうです。

Yさん、そして、同志のみなさま。そんな兵士たちの気持ち、よく分かりませんか?

休日のベッドの中で、あるいは休日出撃中のメトロの中でスマホを握りしめ、「ああ、あたしと同じだわ・・・」とかつての米国陸軍兵たちに共感を覚える現役武闘派女子がうじゃうじゃと大量発生していることと思われます。

武闘派女子のみなさまは「頑張る」「無理をする」「気合と根性で何とかする」ということを本能的に好み、それがデフォルト設定しているがゆえに「がんばらない」「無理しない」「ゆるゆると過ごす」ということは非常に罪深い行為に映るものです。

ゆえに「休んでいいのは体を壊したときだけ」というわけの分からん方針を立てて日々猛烈に戦場を走り回っていらっしゃるのだと思います。

つまり、みなさまは無意識のうちに「頑張ってる自分には価値があるが、頑張ってない自分は無用の長物である」「終電が定時」「平日は営業、土日はバックヤード」などと思い込んでいるために、根本先生から「女性性をもっと出さんかい!もっと女性性を生きろや、ボケ!」とはっぱをかけられて緩もうとするものの、いざゆるゆるな生活をしてみるとたいへんむず痒くなり「これでいいのか?いいわけないだろ?」「こんなの単にサボってるだけだろ?あかんあろ?」「こんな怠け者になってしまったら自分の存在価値がないじゃないか!」という風に反発を覚えられ、再び、武器をもって紛争地域に飛び出そうとされるわけです。

心当たりしかない方はその場に正座して以後の文章を拝読するように!!

先日もカウンセリングという場で「先手を打ってゆるゆるするか、病気になって強制的に休養するかどっちがいいか選べ!!」という脅しをかけたところなのですが、みなさんならどっちを選びます?

罪悪感が強い人ほど「うーん、そりゃ先手を打ちたいところだけど実際難しいだろうから結果的に後者になりそうなんですよねえ」という回答をされるんじゃないかと推測致しますがどうでしょうか?そのとおりでしょ?ちゃんと正座したまんま読んでる?

さて、Yさんの話によりますと要するにたいへんファザコンでいらっしゃるということですよね?

>父が激務だったからか「仕事では死ぬほど苦労すべし」の掛け軸をなかなか取ることができない

とのことですから、とりあえずその掛け軸は外さなくてもいいので、朱色の墨をたっぷり筆に含ませてでっかく×を書きなぐるか、「そんなわけねーよ!!」と墨痕鮮やかに綴っていただければ幸いです。
あるいは「仕事は楽じゃ。楽しむものなのじゃ。翁」とか書いといてください。

「仕事」に関する観念も父親や母親から引き継いでいることが多いもので、父が猛烈に働いていると「仕事ってのはそういう風にするもんじゃ」と無意識に思い込んでしまいます。

だから「激務=正しい状態。それ以外=間違った状態。」という風に認識してしまうので、休むこと、ゆるゆるすることに罪悪感を覚えるのですよね。

ところが、「体は正直」じゃないですか。いやよいやよと言いながらも反応しちゃうことってあるじゃないですか。そうすると「悪いことしてる」と思いながらも「やる気は起きず」、「怠けてる」と思いながらも「ゆとりがすごくある状態が半年ほど」続いているわけです。え?誰?下ネタだと思ったのは?え?何を想像したの?やらしー!笑

つまり、たぶん、今、とても幸せな状態だと思うのです。
彼氏もすごく甘やかしてくれるし、なおさらね。

つまり、Yさんは「幸せな状態」=「怠けてる状態」だと思ってらっしゃるのでしょうか?

え?

そりゃあ、武闘派女子のみなさまは困難な道に喜びを覚え、自分に厳しくすることを常識と捉え、行を修めることに生きがいを覚える変態さん揃いなので、「ゆるゆるとした穏やかでゆとりがいっぱいある幸せな生活」なんてものは気持ち悪くてしょうがないのかもしれません。

が、体は正直ですよね。

今の生活はとても幸せで楽で嬉しいのですよ。

それを求めていらっしゃったのですよ。

でも、素直にそれを受け取れないし、その掛け軸の文言を書き換えてないから罪悪感ばっかり出てくるんですよ。

そもそも「怠けるってダメなんですか?」という疑問もあるのですけれど、今の状況で実際何をお困りなのでしょうか?

今のような生活をしていても会社からの評価は下がってないんですよね?
彼はそんなYさんと一緒に暮らしていて幸せそうなんですよね?

で、どこに問題があるんでしょうか?

もしかして「火のないところに炎を立ち上げる武闘派女子」の習性を発揮して、罪悪感を一生懸命立ち上げて「いやいや問題なんすよ!これってサボってるってことでしょ?怠けてるってことでしょ?それはダメでしょ?もっと頑張らなきゃいけないんでしょ?」とやろうとしてます?

それ、説得力が、、、、ほとんどないんですけど・・・???

そして、あえてきつい言葉を使うとすれば「Yさん、けっこう傲慢になっちまってんだねえ」ということです。

ドキッとされたかと思いますけどね。

何が傲慢かというと会社や彼をコントロールしようとしてるからですね。

え?そんなつもりは全然ないです!と思われるでしょ?
そこが「傲慢さ」になるんですよね、実は。

財政難な状況においてもきちんとYさんに給料を支払ってくれてるんですよね?
それって会社の意志ですよね?
しかも、Yさんのことを評価されてるんですよね?

彼もお金を出したり、家事をサボったりしていてもそんなYさんのことが好きなんですよね?
それとも彼の弱みをちらつかせて一緒にいるように強制してるんですか?
それって彼の意志ではないんですか?

つまり、お給料を支払うかどうかを決めてるのは会社だし、Yさんと一緒にいるかどうかを決めてるのは彼氏だし、そこに対する信頼はないんですかね?

「会社も彼氏もバカだからこんなあたしに給料を支払い、一緒に過ごしてくれてるんだよ」って思ってるんでしょうか?そんなことないですよねー?

そうして「相手の選択を信頼せずに、自分で勝手によくないと判断してる」という点で傲慢だというわけです。

まあ、ちょっと意地悪なこと言ってるんですけどねー。

でも、たぶん彼氏のことはとても信頼しているし、会社にだって信頼はあると思うのですが、無理やり捏造した罪悪感によって「領域侵犯」をしちゃってますよ!ということです。

それは彼が、会社が決めること。

当たり前のことですが改めて意識してみるといいでしょう。

つまり、裏を返せば「そんな自分で許されてる」ってことを受け取りましょう。

サボりまくってるように見えるけど、会社も彼氏もそれを問題視せず、相変わらずYさんを信頼し、許し続けてくれるのです。

罪悪感で受け止めるんじゃなくて、感謝で受け止めてあげたいと思いませんか?

おそらくYさんは多くの武闘派女子がそうであるように「何かしないと愛されない」「何もしてない自分には価値がない」「役立たずはすぐにその場を去るべきだ」みたいな思い込みがあるのですよね。

そういう思い込みがあるからこそ、今までも無理やり頑張って来られたんだと思うのです。

つまり、頑張り過ぎてきたわけです。

それが何かのきっかけで「あれ、こんなに頑張る必要ある?」と気づいたんですよね?それはめちゃくちゃ素晴らしい、偉大な気づきです。

つまり、頑張ってない自分にも価値があるのです。

ということで、この文章をお読みの方はいますぐ声にだしてこう言ってみてください。

「頑張ってないあたしも価値がある」
「頑張らなくてもあたしは愛されるにふさわしい」

どうでしょう?

もしあなたの近くで吐き気を催してトイレに駆け込んだ女子がいらっしゃるなら、きっと彼女はあなたの同志ですね。もちろん、あなたも先を競ってトイレに走っているかと思いますが。ちゃんと間に合いました?それとも床にゲロをぶちまけてしまいました?

あるいはすっかり心が固まって「無」になってしまいましたか?

それとも全力で全否定している自分が登場しましたか?

そう、皆さんはご存じないと思いますが、頑張ってないみなさんも愛されるにふさわしい価値をお持ちなのです。

そう、皆さんはご存じないと思いますが、頑張ってないみなさんも愛されるにふさわしい価値をお持ちなのです。

そう、皆さんはご存じないと思いますが、頑張ってないみなさんも愛されるにふさわしい価値をお持ちなのです。

たぶん、1回では入ってこない文章だと思いましたので3回繰り返してみました。

さて、そんな頑張りすぎなYさんや同志のみなさまにとっては「めっちゃ怠けてる!めっちゃ何もしてない!」というくらいゆるむことを自分に許可しましょう。

「ほどほどにゆるむ」なんてことを考えてはいけないのです。

「めっちゃ怠けてる!めっちゃ何もしてない!」というくらいゆるむことを自分に許可するんです。

「めっちゃ怠けてる!めっちゃ何もしてない!」というくらいゆるむことが必要なんです。

そして、それでいいんです。

そう、それでいいんです。

ウダウダ言わんとそれでいいと思い込め!ってことです。

ゆるむ、というのは女性性です。そして、副交感神経を優位にすることです。

そうすることで精神的なストレスが解消されていきます。
ついでに肉体的な疲れも取れていきます。

そうしてゆるむことで「元気」を取り戻していくのです。

さらに、そうしてゆるんで無理をしないことで「自然体な自分」を取り戻していくのです。

だから、一度ゆるむことを覚えると一般的にはかつてのような無理、頑張りはできなくなるのですが、それが「体は正直だのぉ」ということなので、ただただ受け入れるしかないんです。

ただ、そうはいってもそれくらい頑張っていた自分も実際いるわけですから、何か必要に迫られればあれだけの出力ができる能力も持っています。

私はよく「ふだんは6,7割の力で過ごすのが良いのよ。そうするといざってときに10割の力を出せるから。でもなー、自立系な方々はふだんから120%の力で生きてるから肝心なときに燃え尽きてしまうんだよ」とお伝えしています。

だから、Yさんはもっとゆるんでいいと思います。
まだまだゆるみ足りないと思います。

そうして女性性を優位にしていると「楽しい、面白い、ワクワクする、好き」という感情から「やりたいこと」や「自分らしい生き方」が見えてくるんですよね。

そう、ライフワークが見つかるってことです。

だから、こういう風に生き方をしたいなあ、という道が見つかるまでは徹底的にゆるみつづけてみてください。

◎Yさんに共感される方は下記セミナーに是が非でも参加されるべし!!

オンライン:【平日夜3日間】【休日昼1日】女性性を解放し、体感し、会得する短期集中プログラム|ゆるむ・うけとる・ゆだねる
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◎東京:11/23(木祝)|大阪:12/3(日)大阪:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
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