もしかしたら私たちは意外と「成功体験」を持っているのかもしれない。

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自分では大したことないと思っていたり、すぐに次を目指しちゃったり、完璧主義を発動させたりしてしまうと、せっかく手に入れた「成功」も気づかずスルーしてしまうというたいへんもったいないことをしてしまうかもしれません。
特に内面的な成功ってのは気づきにくいので注意深く探ってみる必要がありそうです。

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昨日は猛暑の中、西梅田にて「ライフワーク・グループコンサル」を開催しておりました。
この回は名うての武闘派女子たちによる「作戦会議」の様相を呈しておりまして、買いだの売りだの押すだの引くだのと言った怒号が飛び交う・・・と言いたいところなのですが、実に平和的でおだやかなほんわかした会なのです・・・と言いたいところなのですが、まあ、とにかく人気のグループセッションです。

◎【１０月東京、大阪】ライフワーク・グループコンサル～これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか？～
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894

さて、昨日も事前にご用意いただいたアンケートを拝見しながら「女性性がめっちゃ豊かなんだよねえ？気付いてた？」とか「セクシャリティの封印を解くときが来たってことなんだよね」とか「女性性ってふわふわふらふらするものだから今の状態がめっちゃいい状態なんだと思うよ」とか「守られて生きるってのは才能なんよね」とか好き勝手なことをほざきながら「この方向がライフワークじゃねえかなー？そのためにまずはこういうことに意識してみようぜ！」なんて提案もしていました。

で、ライフワーク（＝自分らしい幸せな生き方）を見ていく際に、その方の人生をあれやこれやと振り返りながら「価値」「才能」「魅力」「長所」「強み」と言ったものを見出だしながら、それを活かす道を探っているのですが、時々こんな話が飛び出すこともあるんです。

「自分が成功者だってことに気づいてた？」

それで昨日、グルコンあとにこんなポスト（ツイートとはもう言わないんだって！）をしました。

人には意外と自分では気づいてない「成功」があって、でも自覚してないからそれは自信になっていなくて実にもったいない。喉元すぎれば、で忘れてることもあるけどそもそも気づいてないことも多い。昔々願ってたことが叶ってないか確認してみよう。特に問題探しが癖になってる人は要注意！

— 根本裕幸｜カウンセラー・作家・講師 (@nemotohiroyuki) August 20, 2023

このグルコンだけじゃなく、個人セッションだったり、リトリートセミナーとかでも指摘することがよくあります。

でも、ほぼ全員が「え？は？へ？」と目を点にされるんですけど、やっぱなかなか自分では気づかないというか、意識しないと分かんないものだろうと思います。

「成功」って言うとやっぱはっきりした「成果」みたいなものを想像すると思います。

「年商１億達成！」とか「婚活でええ男つかまえたで！」とか「家を建てました！」とか「国から表彰されました！」とか「金メダルを取りました！」とか。

目に見える、形になっているもの、そして、たぶんみなさんは「みんなが認めてくれる成功」ってのに気を取られやすいと思います。

けれど、「成功」ってのはそうしたできごとも確かにそうなのですが、そうじゃないことだってたくさんあるんです。

そして、その「成功」をスルーしてしまうことによってすごくもったいないことも起きているのです。

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例のグルコンであれやこれやと“事情聴取”をしていったわけですね。
で、写真撮っておけば良かったんですけど（そのときはネタになるとは思ってなかったんだもん）、今手に入れられている大切なもの（夫とかペットとか）をお聞きしていったんです。

そして、それらに共通するモノって何？と質問したところ、食い気味に「素の自分でいられる！」と返って来ました。

今の家族と一緒にいて素の自分でいられるって素晴らしいことですよね。

それまでの間にいろいろと実家族や過去のことをお聞きしてたんですけれど、そこで「あれ？」と気づいたんです。

「素の自分でいられる場所をずーっと探してたんじゃね？それを今、手に入れられてるんじゃね？」と。

そしておもむろに「じゃあ、○○さんって成功者なんすね！夢を叶えた人なんすね！」とお伝えすることになりました。

それで○○さんは例によって「は？」という顔をされることになるわけですけれど。

でも、その「自分がずーっと欲しかったものを手に入れたんだ！」という自覚がないと、

（１）未だにそれを探し続けてる
（２）手に入れているのに気づいてないので周りに感謝できない
（３）その自覚がないので自信（自己肯定感）に繋がらない

と言った「大問題」が出てるんです。

へんな話ですけれど「なあ、わしの晩ごはんはまだかのぉ？」「え？おじいちゃん、何言ってんの？さっき食べたでしょ？」みたいな感じです。笑

だから「成功者」って自覚はものすごく大事なのです。

さらに言えば、私たちはそうして目標を達成し、夢を叶えて喜びに浸っていると、しばらくは燃え尽きたようになりますが、徐々に次の目標や夢が“自然と”示されるものです。

それは自分で見つけることもあるし、周りなどから示されて気付くこともあります。

そうして「ステージ」をクリアしまして、「次のステージ」に向かうことになります。

でも、そうして成功していること、夢を叶えたこと、目標を達成したことを“受け取っていない”と、ゴールしたにも関わらずまだ走り続けてるランナーみたいになって疲れちゃうんですよね。

マインドは次のステージに行きたがっているのに、今のところに留まってしまってるわけですから。

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でも、今回の○○さんだけの話ではなく、実は私たち、色々と「成功」を収めてきてるのかもしれません。

それは「一人暮らしができた」「彼氏ができた」「居場所を見つけた」「推しのライブに行けた」「転職がうまく行った」「治療が成功した」「根本さんに課金できた」等々の分かりやすいものもありますし、

「前よりも自己肯定感があがって少しは自信を持つことができた」
「人が怖くなくなって自分から輪に入って行けるようになった」
「気付けば周りの人たちのやさしさが受け取れるようになった」
「彼氏の愛情を前よりも感じられるようになった」
「周りの人たちに愛されてることを実感できた」
「やりたいことが見つかった」
「会いたい人に自分から会いに行くことができてる」
「以前よりもずっと女らしくなれた」
「自分らしくいられる場所がどんどん増えている」
「自分の気持ちに素直に行動できるようになった」

などなど、内面的なものもとってもたくさんあるんじゃないかと思います。

でも、やっぱりそうした「成功」というのは気づきにくいし、認めることに抵抗があるものですよね。

「前よりも自信つけたけど、まだまだ自信つけたいし」みたいな。
「自分らしく振舞えるようになってるけど、まだまだ周りを気にしちゃうところがある」みたいな。

そして、完璧主義が出てくると「まだまだ足りん！もっともっと！」と思ってしまうし、比較の罠に引っ掛かれば「あの人の方ができてる」と思ってせっかくの成功を踏みにじってしまうものです。

でも、それだって「自分が目指してきたことが実現した」のだから「成功」ですよね。

「そっかー、あたし、成長したんだー。すごーい！」って褒めてあげることです。

その自分の成功を大したことないと得意の自己否定を発動しないことです。

まあ、のど元過ぎればなんとやらで、私たちは欲しかったものを手に入れても、その喜びを十分感じずに「次」に目をやりやすいものです。

特に「趣味は問題探しです！」と面接で言っちゃうような人は、成功に慣れてないものですから、うまくいけばいくほど問題を見つけようと必死になるものです。

でも、そこでしみじみとワインを傾け、暖炉の火を眺めながらニヤニヤして「あたし、そういう意味では成功者だよな。ふふふ。」と笑う時間を作りましょう。

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「あたしは成功者だ」と何度か思ってみてください。

そして「何に成功したかと言えば・・・」と想像してみてください。

「成功」に目を向けることで、「成功」に意識が向けられます。

そうすると「ああ、そういえば！」ということがいくつも浮かび上がってくると思います。

そしたら、その浮かび上がってきたものを沈めようとするのではなく、ひとつひとつ取り上げて、「そっか、これも成功と言えば成功なのか」としみじみ味わってください。

もちろん、今となっては価値を感じられないものかもしれませんが、ちゃんと過去の自分の成功を味わってあげるのです。

ちっちゃい成功だなあ、と思っても大丈夫です。

ちっちゃい成功できた自分を「えらいぞ！」って褒めてあげるのです。

そうすると自己肯定感も上がっていくものです。

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私の立場から言えば、そうしたクライアントさんの「成功」を見つけたら、次のようなことを考えます。

「その成功の秘訣って何だろう？」

「その成功の先にあるものって何だろう？」

例えば、「いつも転職はうまく行くし、何も心配してないんだけど、婚活は全然うまくいかねえ」という毎度おなじみの相談に応える際も、「なんで婚活は上手くいかないの？」とも聞くけれど、「なんで転職はうまく行くの？」と質問する方が多いんです。

「え？まあ、何とかなるって思ってるし、あんまり頑張らなくてご縁に任せた方がうまくいくって思ってるからかなあ」

「え？なんでそれ婚活ではやらんの？」

転職と婚活って同じ人間がやることだから、一方の成功体験を他方に適用することも可能だと思うのですね。特に「あり方」については。

だから、成功の秘訣を自分なりに探ってみることで、うまく行ってないことに適用できないか考えてみるのもアリだと思うんです。

また、「なんだかんだ自己肯定感があがってんのかー。すげーなー、あたしー」とか思って成功を受け取れたら、「自己肯定感があがったあたしって何がしたいんかな？」という視点を持ってみるんですね。

そうすると「もっと積極的にやりたいことにチャレンジしたいかな」とか「親密感への怖れもマシになってんのかな」とか「こんなバタバタせずに、時間をもっと有効に使えるようになりたいな」とか「根本さんのリトリートセミナーに行くぜ！」とか色々とアイデアが生まれてくるかもしれません。

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ということで、

「あなたが気づいていない、あなたの成功を年齢の数だけ集めてみてください。」

そんな宿題を出してみたいと思います。

そして、見つけたひとつひとつを大切に扱うべく「あたし、偉いぞ！」と自分に何度も言ってあげてください。

この効果はかなり大きいと思うんだけどなー。

◎過去の見方をガラッと変えて愛の物語に変換してみませんか？

9/16,17,18 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂～生き方が、人生が、自分自身が変わる３日間～
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/49905

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