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一気に鎧を脱いじゃったから余計なのかもしれませんが、その中にいた幼い自分はまだまだ子どもだった、と解釈すると辻褄が合うんじゃないでしょうか?
そして、これはものすごくいいプロセスで、このままぜひ天蓋付きのベッドでお姫様を満喫しているとそのうち今まで以上の大人女子として再誕生されるはずです。
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目まぐるしい毎日に問題もまあまああるけどなんだかんだ幸せ!と感じながら日々生きています。
交友関係でも素敵な出会いがあり、私よりも20歳上の男性と友人として仲良くなりました。
彼は「女の子の可愛いもの大好き!フリルとリボン大好き!」と隠す気もなく堂々と言うのです。
奥様娘さんとも仲良しだしセクシャリティ的にもストレートで女装願望もないのですが、男とか女とか気にせず付き合えるのですごく居心地が良いです。
先日彼コレクションの可愛いキラキラお洋服を着せてもらったりキラキラメイクをしてもらって「こんな私でもお姫様していいのかー!?」と涙が溢れてしまい、根本先生も提唱される姫マインドを少しずつ会得しつつあるような気がしています。
自宅のインテリアも好きなもので統一して整理整頓して最高に居心地が良いです。1人で寝る寝室くらい姫にしたってええやんと思い天蓋を購入しました笑
その反面別の問題が、、あれだけ男大好きセックス大好きだったのに、男性に対して恐怖心、親密感の恐れが如実に現れてしまい、異性としての男性との縁はどんどんなくなりました。怖くて距離が詰められなくなってしまったり、男の人怖い!近寄るな傷つけるな!となってしまいました。
自分の性欲に対しても罪悪感を抱くようになり、オナニーすらしなくなってしまった自分に焦っています。
家でお姫様ごっこしてるのが悪い方向に作用してしまってるのかと不安になります、、これは、一体どのように捉えたらいいのでしょうか?
(Sさん)
そう、だから「男性性」という鎧を纏って生きて来られたんですよね!
なので、めちゃくちゃいい感じになってるじゃないですかー!ものすごく順調っすね!
そのままぜひ「姫」を極めていきましょう!!
以上、現場よりお伝えしましたーっ!
という話なんですけど、伝わりました?理解できました?もう大丈夫?もうすぐクラアントさんが到着する(ガチ)ので今日はこの辺でいいかな?え?そんな無駄なこと書いてる暇あったらちゃんと解説しろ!ですって??ですよねー!笑
・・・Sさんを姫にしてくれるのは、パートナーでもふつうの友人でもSさんに憧れる年下の男女でもなく、年上の男性かつ「可愛いもの大好き!」を公言する方こそが一番適任だったのかもしれませんね。そのルート以外は受け付けられなかったというか、こんなに早く変化することもなかったというか。
でも、ほんと天蓋付きのベッドに憧れる姫は多いですよねー。
純粋に「掃除が大変じゃね?」とか思っちゃうんですけど「そうじゃねえんだよ!」と一喝されそうなのでいつも無表情に「そうなんですね」と言っておくことにしています。
そう、たぶんSさんに限らないと思うのですが、なかなか
>可愛いキラキラお洋服を着せてもらったりキラキラメイクをしてもらって
なんてこと自分からできないじゃないですか。
女同士だとちょっと恥ずかしいというか抵抗が出てくるでしょうし、恋愛対象になり得る男性だともっと恥ずかしくて無理!となりそうですし、この彼とかオカマちゃんとかの方がすんなり受け入れられるのかもしれませんね。
そんな服とメイクして泣いてる姿なんてふだんの友人には見せられないでしょ?笑
そして、そこで感動して涙が出ちゃうってことは、「ほんとうは姫になりたかったけど諸般の事情により姫になれなかったSさん」がずーっと心の中にいたことを表してるんでしょうね。
この記事をお読みの方の中にも「姫になりたかったけどなれなかった自立系武闘派女子」がわんさかいると思われまして、そういう方にはとりあえず二丁目や堂山町への進軍をお勧めするほどです。
つまり、Sさんもほんとは姫だし、姫に憧れる少女だった時代があるわけです。
けど、それが許される環境ではなかったので修行により心身を鍛え、鎧を着込み、武器を携えて戦場を駆け巡ってきたわけです。
要するに「姫マインドを抑圧し、男性性を鍛えに鍛えて生きてきた」のです。
そして、みなさまお察しの通り、これは非常によくあるケースなんです。
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つまり、今のSさんは内なる姫(かわいい女の子)がいよいよ表出してきたわけでして、それゆえ「男の人怖い!近寄るな傷つけるな!」となったり、「性欲に対しても罪悪感」が出てきたりするのです。
そのマインドはおそらく小さい頃のSさんが抱いていた気持ちであろうと思いますし、性欲に対する罪悪感や嫌悪感は思春期が始まった頃の女の子であればだれでも持つものです。
なので、それを親密感への怖れとか男性恐怖症とかと同一視しなくても大丈夫だと思います。
小さな女の子は大人の男を怖がるものですから!ね!
で、逆に読めば、そうした「女の子」を「男性性」(「自立」と置き換えてもいいです)によって覆い隠してきたわけです。
「男大好きセックス大好き」も「オナニー」もどちらかというと「男らしく」あったんじゃねえかと邪推するんですけど、実はこれもとてもよくある話なんです。
よく武闘派女子のみなさまに「てめぇら、格闘技みたいなセックスしてねぇだろうなぁ?」とちょくちょく問いかけているのもそうですね。
まるで時間無制限一本勝負の様相を呈するセックスに勤しむ武闘派女子は多いものでして、「先にイった方が負け!」とか「いかにしてイかせてやるか?」とか「演技力磨き」とかをしちゃってませんか?とか。
まあ、そういうスポーティなセックスも悪いわけじゃないですけれどね。
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ということで、その友人に鎧をすっかり剥がされたSさんは、何世紀かぶりに「内なる女の子」を出現させたわけですから、今は思い切り「女の子」を楽しむのが良いと思いますので、ぜひともその彼にチョイスしてもらったパジャマやルームウェアを着用の上、日々を楽しく過ごしていただければと思います。
そうしてしばらくそれを続けてみると、また何かしらの変化が訪れるかと思います。
その期間が数週間になるか数か月になるか数年になるかは分かり兼ねますが、1000年とかはかかんないと思いますのでご安心いただければ幸いです。
男性に対する思いも今は恐怖心が強いですが、その後、嫌悪感が出てきたり、でも、すっごく興味を抱いたり、怖いけどセックスに興味が出てきたり、女の子の成長に合わせてマインドも変わって行くはずです。
だから、今はこのままでいいんだー。流れに任せておこう。どんな自分が出てくるか楽しみだー。という風に見ておかれるといいと思います。
鎧を脱ぐスピードが想像以上に早かったので今は戸惑ってる最中なんだな、と今の自分を生暖かく見てあげてください。
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以前、大阪は堂山町にてオカマちゃんならびにゲイたちの洗礼を受けて「女の子」に戻ってしまったある方は、元々夜の仕事をされていたこともあって兎我野町の「幼児プレイ専門店」に転じ、同好の男たち相手にオシメを変えてもらったり、おままごとをしたり、ご飯を食べさせてもらったり、でもサービスもしてあげたりして思い切り赤ちゃん返りを満喫されていました。(そして、その店で圧倒的No.1になっていました。)
その半年後、突如「もう赤ちゃんはええわ」と気づいた彼女は同じ町内の「JK倶楽部」的なお店に転じ、プライベートでもセーラー服を愛用するほどになったのち、御堂筋を超えて北新地のクラブに活動の場を移すという、まさに「2度目の成長」を成し遂げておりました。
なお、一時期、カウンセリングに来るときもセーラー服を愛用されておりましたので、ご近所の目が大変気になったことをここに記しておきたいと思います。
まあ、こうしてひとつひとつのプロセスを流れに任せて乗っていくと勝手に大人に戻っていくもんなんだなあ、と感心した次第です。
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さて、この辺で再び話を締めてもいいのですが、「育て直し」について話をせよ、との指令を受け取りましたのでもう少しお付き合いくださいませ。
20歳前後の頃の恋愛は誰でも幼児返りしやすいのですが、Sさんのように「友人との出会いによって人生が変わる」というケースもありますし、例えば、離婚や失恋のような大きなショックにおいて、また、ずいぶん年上の男性との不倫などによって、幼児返りしてしまうことは珍しいことではありません。
もちろん表面的には社会人、大人としての振る舞いをしているのですが、すっごく可愛いものが気になったり、大人の男性が怖くなったり、ものすごく甘えたい気持ちや全部面倒見てもらいたい欲求が出てきたりすることもあるんです。
たいていの場合、そうした欲求は「あかん」「あほらしい」などと思って抑圧しちゃうことが多いのですが、これらの欲求はお察しかと思いますが「子ども時代に自分が体験できなかったこと」が出てくるものです。
例えば、小さい頃、父親に甘えられず、母を2歳下の弟に取られていたある女子は、不倫の彼と一緒にいるときはずーっと裸のまま彼のそばを離れなくなってしました。
それこそ朝10時にホテルに入り、家に帰らなきゃいけない18時頃までずーっとくっついていたそうです。
彼女はそんな自分をニンフォマニアではないかと怖れ、カウンセリングに来られたのですが、そうした彼女の生い立ちを見て行けば、「ああ、スキンシップにすごく飢えていたのね。」ということが分かります。
父や母からもらえなかったものを彼からもらう、という心理です。
でも、表の社会ではそんな自分は出せなかったからアンダーグラウンドを作ってそこを満たそうとしたわけです。
だから彼女には「セックスが欲しかったわけじゃないと思うんだよね。むしろ裸でぴたっとくっついているのが何より幸せだったんでしょう?」とお伝えしたものです。
大人の男女ですからセックスは付き物で、だから一応するんだけど、それはオプションみたいなもので、ただひたすら抱っこされたり、甘えたり、包まれたりすることを求めてたわけです。
この彼女の話は極端なものかもしれませんが、私たちは人間関係、特に男女関係を通じて子ども時代に得られなかったものを取り戻そうとしていきます。
感情的になって彼に怒りをぶつけてしまうのも、ひたすら甘えていたいのも、彼にわがままを言って困らせたいのも、彼の前で号泣しちゃうのも、全部、子ども時代においてきたものと思っていいんです。
特に「いい子」「優等生」をしてこられた方にこの傾向は強くなると思います。
そうした潜在的な欲求を隠したまま、彼といい関係を築こうと思っても、お互いの距離が近づくと、それは「親密感への怖れ」として出てくるんですね。
だから、「いい大人なのに彼に対してこんな気持ちになってしまった」ということが起こり得ますし、それを出すことが怖いままだったら「逃げたい。無理。」と思ってしまうんです。
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そこで、そういう部分を「安全に」解放してあげるために、いろいろなセッションを用意しているわけです。
そうした感情を素直に認めてあげることで、できることってたくさんあります。
イメージワークでお姫様抱っこをされてるシーンを感じてもらったり、親ではなく女神様にただただ抱かれるイメージをしてもらったり、イメージの中で親に暴言を吐きまくってもらったのちに抱きしめてもらったり。
そうして内なる欲求を満たしてあげることで「育て直し」も順調に進んでいきます。
まあ、予備知識でもあり、業務連絡でもあるんですけど、そうしたセッションを続けていくと、「反抗期」の時期に「根本さん嫌い!キモい!」ってなる場合もあります。
まあ、それは思春期に入った証でもあるので「まあ、そんなもんよねー」という風に思うのですが、そこに気付いていないと根本さんに対して過剰な罪悪感を抱いてしまうことになるものです。(ただ、このプロセスもかつて親に対して体験してきたことかもしれませんが)
そういう意味でSさんはそんな風に「自分を育て直してるんだなあ」ということをしみじみ感じながら、今日も天蓋を見つめながらミキハウスのパジャマでお休みなられたらいいんじゃないかと思う次第です。
◎素の自分と安全な環境で出会い、育て直しだってできちゃうリトリートセミナー。
9/16,17,18 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/49905
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