癒され始めると太ったり物欲や性欲が止まんなくなったりするの?人間関係が変わっちゃうの?



癒しって自分に許可を出せるようになることなんです。
今まで我慢していたことを我慢しなくても済むようになるし、禁止してきたことを許せるようになっていきます。
だから“一時的に”悪くなったように思える変化が出てくるんです。

いつも拝見しております。
ここの読者さんにはなんとなくシンパシーを感じるというか、行動派だったりエネルギーが強く刺激を求める人生を欲してる人が多いように感じています。

そこでひとつ気になったことがあります。
私は行動力がある、というと聞こえがいいですが、その裏側で衝動性が強かったり完全に短期報酬型だったりします。

人生全体で見ると行動力のおかげで開けてる部分も多いですし、衝動型・短期報酬型を自覚してはいるので、大事なことはきちんとロジカルに詰めてから行動する(転職、結婚、家を買うなど)ようにはしてますが、エネルギー解放を強めてからどうも短期報酬型が加速してしまってる気もしています笑

例えば、好きなことをしよう!が加速し、短期報酬型が悪い方向に出てしまったりすると、過食で太ってしまったり、性の解放からの性依存、なりたい自分に!からの買い物依存等々起こり得るのかなと思います。

カウンセリングやエネルギー解放のサポートをされていて、こういった壁にぶつかってしまう方はいらっしゃいますか??
(Eさん)

短期報酬型って言葉になじみがなかったのでちょっと調べてみましたけど、読んで字のごとしでしたね。「長期的に得られる報酬よりもすぐに手に入る報酬を期待し、行動する」という傾向のことなんですね。

つまり、貯金とかダイエットとか資格の勉強とか長期的なプロジェクトは苦手で、すぐに結果の出るものに意識を取られやすいと。

自分自身にも当てはまるところがありますよね。

さて、

>カウンセリングやエネルギー解放のサポートをされていて、こういった壁にぶつかってしまう方はいらっしゃいますか??

というご質問なのですが、めっちゃあるあるなんですよねー。

でも、それを私は「壁」という風には捉えておらず、むしろデトックス的なイメージで解釈をしているので「ま、しょうがないっすよ」と言ってます。

「自分を癒し始めるとまず太る」とか「癒され始めると貯金がものすごく減る」と言われます。また、「性欲が止まんなくて男子高校生みたい」という声もよく届きます。

さらには「好きだと思ってた仕事が嫌になる」とか「旦那と別れたくなる」とか「思い切りナマケモノになってしまいました」というのもけっこうあるあるな話でして、そういうのも「ま、一種の通過儀礼ですよ」とお伝えすることにしています。

なぜそうなるかと言えば「我慢ができなくなる」からです。

言い切ってしまうほどに明確です。笑

カウンセリングを受けて自分が癒されたり、エネルギーが解放されたりしていくと、分かりやすく言えば「大好きな南の島にやっと来ることができましたー!」という状態になります。

要するに解放的になるんですよね。

で、旅先ではみんな我慢しないじゃないですか。

ふだんならカロリーを気にして控えている甘いものも「休暇だからいいよね!今日は我慢しないの!」とがっつくようになりますし、満腹になったお腹を抱えながらショッピングモールに行けば「うわー、これかわいい!」を連呼して抱えきれんほどの荷物を得ることになりますし、気が大きくなってるので「あ、イケメン見つけたー。ドキドキするようなワンナイトもありかな~」なんて思ってニヤニヤしちゃうこともありますよね。

あれしてはいけない、こうしなきゃいけないとふだん理性で押さえていたものが旅先では吹っ飛んじゃうわけですが、癒しや解放ってのはふだんの日常生活でそれが起きるわけです。

それは今まで理性で押さえてた(=我慢していた)度合いが強いだけ逆振れするんですよね。

もちろんそれは「押さえている意識がない」ことだってあるわけでして、「最近なんか食欲が止まんなくて」という状態になって初めて気づいてびっくりするんですけど「そりゃまあ、普段から食べるものを制限して太らないように相当意識してたんでしょうねー。でも、それが当たり前になりすぎてもう忘れてたんでしょうねー」という話なんです。

そういう意味では旅先で解放的な気分になって「旅の恥は掻き捨てぞ!」とふだんとは全然違う行動をとる方ほど、自分を抑圧していると言えるかもしれませんね。

特に私たちは子どもの頃から「欲」を禁じられてきてるじゃないですか。

欲しいおもちゃは買ってもらえないことも多く、食べたいお菓子も少ししか食べられず、あまり好みじゃない晩御飯も食べなきゃいけないし、遊びたくても宿題やんなきゃいけないし、眠たいのに学校行かなきゃいけなかったわけですし、いい天気で外で遊びたいのに授業を聞いてなきゃいけないわけです。

そしていつしか「欲=悪」みたいなルールが出来上がってきて「欲しがりません!勝つまでは!」という標語が令和の時代にも横行するようになってるわけです。

「癒し」というのは「自分を許す」ということです。

自分に対して寛容になり、甘やかすこともできるようになり、今まで禁止していたものに許可を出せるようになります。

自己肯定感があがるってそういうことなんですけど、そうすると今まで欲を禁じてた分だけ、欲が解放されるわけです。

食欲、物欲、性欲、睡眠欲を始め、「遊びたい」「だらだらしたい」から「あれがやだ、これがやだ」とわがままにもなるわけです。

さらにセクシャリティを解放するってのは、欲よりももっと深いレベルで蓋を外すわけですから、キラキラして毎日が楽しくなったり、やりたいことがいっぱい出てきたり、あれこれ動きたくなったりするわけです。

要するに以前に比べればずっと自由になったわけですが、それ故に窮屈な生活や制限のある関係が苦痛になってくるんです。

だから、南の島に旅するのと同じ状態になるってわけです。

そうすると一時的なんですけど衝動買いもするし、刹那的な行動もしてしまうし、性欲が止まんなくなるし、怠け者にもなってしまうわけですけれど、じゃあ、旅行者じゃなくて移住者がみんなそうなるか?というと、だんだん落ち着いていきますよね。

沖縄に移住して始めは解放的になるかもしれないけれど、だんだんそこでの生活が板に付いてきて、必要なところは苦痛のない範囲で制限をかけるようになるわけです。

そうすると内地に住んでいた頃に比べればずっとゆるくなったけれど、移住当初よりはまだきちんとした生活ができるようになっていきますね。

そして、たぶん、その自分の方がよほど自分らしいと思うのです。

こういうのって振り子によく例えられます。

理性的で我慢してきた人生だった分、自分を許し始めると振り子が逆に大きく触れて行き過ぎるようになります。

でも、振り子がだんだん真ん中に落ち着いていくように、徐々に自分らしい生き方ができるようになっていくのです。

だから、

>エネルギー解放を強めてからどうも短期報酬型が加速してしまってる気もしています笑

その加速度を見るといかに今まで自分を抑えてきたかが分かるってことです。

そして、その抑圧が強かった分だけ時間はかかりますが、やがて落ち着いて自分らしさをどんどん出せるようになると思います。

クライアントさんの中には「自分がこんなわがままだったなんて」「自分がこんなに欲深い女とは」という驚きをもって変化を実感される方もいます。

抑圧がきつかった分だけ「知らない自分が出てくる」ということになるのです。

ずいぶんと古い時代に抑圧が始まったみたいですよね。

そうするとそんな自分をどう扱っていいのかが分からなくなり、新たに出てきた自分に振り回されることにもなるんです。

「こんな自分が白黒はっきりした人間だとは思いませんでした。それだけ人に合わせてきたってことなんでしょうか?最近はイヤなことはほんとにイヤになって今までなら何とか我慢しながらできたんですけど今はできなくなってしまって。だから人間関係にもちょっと歪が出て来ちゃいました。」

「食欲や物欲は分かるんですけど性欲にほんと振り回されてます。自分がこんなエロい女だったとは知りませんでした。男の人を見るとそういうことを想像してしまうし、オナニーの回数もめちゃくちゃ増えてしまって、このままだったら誰とでも寝る女になってしまいます。」

「人に対してイライラすることが増えて困るんです。今までだったらイラっとすることがあっても笑顔で受け答えできていたんですけど今はそれが難しくて、すぐ顔に出ちゃうんです。特に彼氏や母にムカつくことがすごく増えてそれをぶつけちゃうので、このままだったらヤバいと思うんです。」

どれも良くある話なんですけど私などはそれを聞くと「ああ、とても順調っすね!」と答えてしまうわけです。

そして「そういう自分に慣れましょうねー。ああ、あたしってこういう女だったんだ!とただ受け入れるようにしましょうねー!」とお伝えするわけです。

良いとか悪いとかではありません。

自分の中にこんな自分がいたんだ、ということをただ受け入れていくのみです。

そうするとだんだんわかってくるんです。

「ああ、自分ってけっこうきつい人間なんだよなー。それじゃダメだと思って自分を隠してきたんだなー」

「思い返してみれば小さい頃からエッチなことに興味津々だったんですよね。それで母親にひどく怒られてそういう自分を隠すようになったんですね。」

「いい子をずっとしてきたから無意識に周りの空気を読んで合わせるようにしてきたんだと思うんです。でも、ほんとの自分は情熱的だし、怒りっぽいんですよね。」

そうして新たな自分というよりも本当の自分と再会を果たし、徐々に慣れていくとその「欲」は徐々に落ち着いていきます。

だから、それは一時的な衝動であり、通過儀礼と言えるのです。

Eさんの話からだいぶ脱線してきたように思いますが、そうして抑圧してきた部分を解放し、新たな自分に出会うようになってくると、自分でもその自分の取り扱いに困るかもしれませんが、周りの人だって困るんです。

だから、癒しが進んでいくと人間関係がガラッと変わることがあります。

今まで自分にウソをつき、自分を抑圧してきた人ほど、自分を解放し始めると人間関係が変わります。

例えば「ほんとは気が強くて自由な女の子」だったのに、それを押さえて「周りに合わせるいい子」をやってきた方がいるとします。

その方が自分を解放し始めると「気が強くて自由人」が少しずつ表に出てきます。

そうすると「周りに合わせるいい子」時代に友達だった人は都合が悪いんですよね。

友達から見れば「自分に合わせてくれるいい子」だから友達だったわけで、それが自己主張をし始めたり、気の強さを見せ始めたりすると「お前は変わっちまったな」と思うようになり離れていくものです。

ま、そりゃそうですよね。

もちろん友達だけじゃなく、パートナーとの関係だって変わらざるを得ませんし、職場の人間関係も変わっていきます。

人が自分から離れていくのって寂しいじゃないですか。
今までうまく行っていると思ってた関係が崩れるのって嫌じゃないですか。しかも、それ、自分のせいだし。

でも、そこで「じゃあ、どっちの自分がいいの?」と言えば、「今の自分の方が断然好き」となるわけです。

だから、それは“生まれ変わりのプロセス”なんです。

その証拠に離れていく人もいる一方で、それまで距離のあった人と急接近したり、新たに出会う人が今までとは全然違うタイプの人だったりするようになり、かつ、そこで新たに生まれた人間関係は今までよりずっと「楽しい」のです。

自分を癒し、封印していたエネルギーを解放し始めるとそんな変化が起こりやすいものです。

抑圧がきつかった分、その変化に驚くこともあり、また、逆振れによりちょっと大変に思うことも出てきますが、それも一時的なものと思ってください。

「悪くなっているように感じるのは良くなっている証拠」と癒しの世界では言われます。

だから、デトックスって表現を私は使いますし、通過儀礼みたいなもんすよ、とお伝えするのです。

むしろ、一見良くないことに見えたとしても大きな変化が表れてるわけですからそれって素晴らしいことなんですよね。

そして、そんな自分が出てきたらますますライフワークがデザインしやすくなりますよね!

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