幸せな“待つ女”になるためには自分軸とガス抜きを日々意識すべし~後方待機部隊向け処方箋~



彼に合わせることが得意で喜びにもなるけれど、自分が引っ張ることは好まないタイプを後方待機部隊と呼び、「待つ女」としてたびたびブログに登場しています。
それは女性性が豊かな証なので長所でもあるのですが、幸せになるにはちょっとひと工夫が必要な場合が多いのです。

根本先生こんにちは!
仕事を退職し、彼氏とも別れ、人生の夏休み中な待つ女部隊所属のYです!
ふわっと生きてきて自分がわからないの記事や、女王様になることを嫌ってお姫様で居続けたいの記事を「めちゃわかるー!」と思いながら読んでいます…。

この間別れた元彼は男性性とオレ様が強めなタイプでした。
思考的かつ決断力もある元彼とは対照的に、私は気分屋、決断できずにうだうだする所があるのですが、そこを元彼に度々否定され、自信がなくなってしまったとです…。
私のふわっとした雰囲気が好きと言いながらも、自己主張が少ないとか色々否定されたり、引き下げられたり。(それで喧嘩しても即座に言い返せない…)

そんな状態でも、彼を好きな気持ちと一緒に仲良くやりたい気持ちをパワーに何とかやってきたのですが、結婚の話が出始め、全部俺の思い通りにするんだー!という彼の主張がさらに強くなり、流石に厳しいー!と抵抗した結果、バッサリ振られてしまいました…。
私も受け取り下手だったな…、彼にも言い分があるよな…と別れた当初は自分を責めたのですが、カウンセラーさんと話し、だいぶ手放しも進んで復活しつつあります。

今度は男性性豊かで愛情深い男性と出会うぞー!と思えてきてはいるのですが、今回燃え尽きたから不安で…。
彼氏の強さや弱さ、弱さを隠す為に努力してる所などを見て、受け入れてあげたい、信じてあげたいって思ってしまうので…。
今回燃え尽きるほど好きになっちゃったけど、燃え尽きるのは流石にツラいですー(泣)

相手に合わせるのは苦じゃないし、笑顔でいてくれるのが嬉しいんですけど、やっぱり時には私の目線に合わせてほしいし、愛したいけど愛されたいし…。
相手に合わせることが得意な待つ女組はどうすれば愛情深い男性と出会えるのか、
先生アドバイスをくださいー!
ステマもしていただけたらポチッて先生に課金しますので、よろしくお願いします(はぁと)
(Yさん)

え?課金する!?えへへ、それなら大量にステマを発生させないとあきませんなあ。
とりあえずこいつから行っとくかい??

*セミナー動画「女王様マインドとお姫様マインド~本来の自分を目覚めさせ、女の幸せを感じさせてくれる2つのマインド~」

先日、北海道の武闘派女子集団とアフタヌーンティセットを貪り食って来たのですが、そこでも「最近離婚して~」とか「10年付き合った彼と別れて~」というお話が出てきまして「はよ、次、行きたいんですけど、なかなか気力が湧かないんですわ」などと訴えられますので、「北海道っていい温泉がたくさんあっていいよね」とお伝えした次第です。
いやあ、ほんといいお湯があちこちに湧いていていいですよねえー。

ということで、燃え尽きるほど人を好きになれたことはハッピーなのですが、その恋が終わってしまえば燃え尽きて灰になるのも無理からぬことですので、じっくりと心身を休めて復活してくるのを待つのがほんとうは正しいのですな。

そこで「もう年齢が!」「一人は寂しい!」「もうすぐクリスマスなのに!」とか“考えてしまう”と、老体に鞭を打つことになってますますへばってしまいます。

そもそも出会いってのは自分の状態に左右されるものですから、廃人になったときにヘラクレスオオカブト君に出会える確率ってどれくらいだと思います?

それこそ「白馬に乗った王子様がある日、あたしの家に迎えに来てくれるの」と思ってるの同じなんじゃないでしょうか?(そもそもお住いのマンションのエレベーターに白馬が入るかどうかを検討してみてください。)

それに「待つ女」ならば、なおさら自分のエネルギーが大事ってことですから、やっぱりとことん好きなことや楽しいことをやって、自然と笑顔になって、ニコニコできて、性欲も復活して、そろそろやるべぇと重い腰を上げたくなるまでは「休む」ということがすごく大事なのです。

まさに「ご自愛ください」ということですね。

その上でいくつかお伝えしたいとことがあるのですが、今日は大きく、

「隠れたニーズに気を付けろ!」
「パートナーシップってバランスを取り合うんすよね」

という2つのテーマでお届けしたいと思います。

>相手に合わせるのは苦じゃないし、笑顔でいてくれるのが嬉しいんですけど、やっぱり時には私の目線に合わせてほしいし、愛したいけど愛されたいし…。

相手に合わせるのも相手に喜んでもらいたいからだと思いますし、それができるってのはさすが柔軟性・順応性が高い女性性豊かなお姫様だな、ということで、それは確実に長所であり、価値であり、Yさんの魅力です。

でも、そうして彼に合わせて彼に喜んでもらおうとする一方で、当然ながら自分にもニーズ(欲求)があるんですよね。

彼に合わせることは嬉しいんだけど、たまには自分にも合わせて欲しいと思うものですし、また、彼のニーズのすべてに応えられるわけではないことも理解してもらいたいですし、「これだけあなたに合わせてるんだからちゃんと感謝してよ!」と思っちまうものだとも思うのです。

ただ、彼に合わせる関係性が当たり前になってしまうと、彼としても「それでいいんだ」ということでどんどんわがままになっていくと思いますし、Yさんもそれに合わせるのがたいへん苦痛に感じることも出てくると思うのです。

それであるときに反発するわけですけれど、それは自分的には「我慢の限界!」という爆発ですが、彼からすれば「晴天の霹靂!」という驚きになるんですな。

それで今回の失恋のようなことが起こるわけです。

だから、ふだんから自分のニーズをどう表現していくか?というのが大事なのですが、そこは順応性高いYさんのこと、つい「ま、いいか」と我慢することが癖になってるんじゃないかと思います。

つまり、「彼に合わせる」ということが思い切り「彼軸(他人軸)」だったんじゃねえの?という疑惑が生まれるのですな。

彼のニーズに応えるというのも自分軸なのか他人軸なのかというところでめちゃくちゃデカい違いがあるのです。

彼が「僕はこれがほちいでち」とニーズを出して来た際に、あっさりとそれを受け入れようとしていませんか?

そこで「彼はそういう風に主張してるけど、あたしはどうなんだ?それに応えたいのか?」という“自分にお伺いを立てる”ということができているか?ということです。

その上で「しょうがないなあ。今回はそのニーズに応えてやるか」と自分の意志で選択していればそれは自分軸です。

しかし、彼のニーズを無条件で受け入れてしまったり、それに応えるのが当たり前になっていたり、ニーズに応えないと嫌われちゃう!って怖れていたりすると、自分の気持ちは置き去りになってしまうんですよね。

そこで「えー、やだなー」と思うことがあったとしても、その心の声は無視されることとなり、その結果、Yさんの心の中にその思いが抑え込まれることになるんです。
それは火薬みたいなものですので、たいへん危険ですね。

相手に合わせるのが得意だったり、好きだったりする人は、この点、非常に要注意です。

で、そうして「彼のニーズに彼女が無条件に応える」という関係が当たり前になれば、彼からすれば意識せずとも「彼女は僕の言うことを全部受け入れてくれるでち」と思うのも当たり前だと思いませんか?

パートナーシップに限りませんが、人は関係性を安定させるために「役割」を決めたがる傾向があります。自立同士であればなおさらです。

だから「自分軸であること」ってのがものすごく重要なわけですし、女性性が豊かであるがゆえに、日ごろからそれを意識してトレーニングしておくことがYさんや同志の皆さまにとっては必須なのです。

★自分軸を確立させるための本。

>新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「あなたは僕の言うことを全部受け入れる人でしょ?」

彼からそんな衝撃的な発言を聞いて頭の中が真っ白になっちゃった女子がいまして、彼女は幼少期より親の支配下にあり、長じては付き合う彼氏に支配されることが続いており、「アイデンティティの喪失問題」がけっこう激しい方だったのですね。

でも、そんな生き方が苦しくて自分を変えようとカウンセリングに通ったのですが、やはりあれこれ指示するカウンセラーとばかり出会って来たわけです。

だから私が「で、あんたはどないしたいん?」とか「好きにしたらええねんで」などと伝えるたびにうろたえていらっしゃいました。

まあ、そこまで相手に合わせられるというのも長所なのですが、その長所が逆に短所になっちまうことも多い例でもありますね。

それで「あたしはどうしたいのか?」を自分に問うことを日常的にやっていくように進めまして、彼女のカウンセリングでは私はほとんど提案らしきことをしなかったんです。

そうして紆余曲折がありながらもだんだん自分のニーズが分かるようになりまして、どんどん雰囲気が変わっていったんですね。

ちなみに私はすっかり忘れてたのですが、後々彼女が「初めてカウンセリングを受けたとき、根本さんが『あんたはほんまはすごくわがままな女でしょ?』とおっしゃられてめちゃくちゃ衝撃を受けたんです。なんで分かっちゃうんだろう?と思ったんですが、そのときは言えませんでした。」的な話をしてくれたのですね。

「ほんとうはすごく自己主張が強いタイプなんだけど、それを親などから非難されて我慢することが癖になった結果、自己主張ができなくなっちゃっただけ」なのですね。

だから私はそんな彼女の自己主張というかわがままさを引き出していくことを目指したのですが、結果的に彼女は立派な女王様になられまして、新しくできた彼にはガンガン自己主張できるようになっていきました。

なのでYさんの親子関係とかその後の人間関係にも着目しつつ、「なぜ待つ女になったのか?」「ほんとうのYさんってどんな女なのか?」という点に目を向けて行きたいところです。

さて、人間関係ってのはバランスを取り合うもので、「ワンマン社長とイエスマン」「ヒステリックなおかんと大人しいおとん」「面倒見の良い彼女と甘えん坊な彼氏」「自立系な彼女とダメンズ」「自己主張の激しい彼氏とその彼に会わせるのが上手な彼女」という風に関係性というのはできるものです。

元彼のようにオレ様な人は、そんなオレ様な自分を受け入れてくれる受身な彼女を好みます。
また、受身な彼女も自分を引っ張ってくれるオレ様的な彼氏を求めます。

ということで、ここでバランスが成り立つわけですね。

自立系武闘派女子でも突撃部隊に所属している方の場合、オレ様的な男なんてのは秒で駆逐してしまいますから関係性が成り立たないのですね。

だから彼女たちは「逃げ足の速い野良猫」や「鉄壁のガードを誇るロックマン氏」などの「敵に不足なし!」な相手ばかりと戦闘を繰り広げることになるのです。

それと同じく、後方待機部隊に所属する「待つ女」であれば、ガンガン来てくれる男じゃないと関係性が成り立たないんですよね。

「君の好きなようにしていいよ。僕はそれを尊重したいんだ。」などとのたまう男子が相手だとお見合い状態になって何ら進展のない恋になってしまうわけです。

それでYさんも「男性性豊かで愛情深い男性」を所望されるかと思うのですが、確かに女性性が豊かなYさんとそんな彼はバランスとしては十分良いわけです。

ただ、そんな彼と幸せな関係を築くにはやっぱり「自分軸」というのがカギになりまして、ただ彼を待つ、合わせるだけでなく、ちゃんと自分のことをもっと理解する必要があるのですね。

この「自分を知る」ということは何においても非常に大切なものです。

先日も「ふわっとした生き方が合うんだから、何かを極めようと思ったり、一つのことを長く続けようと思ったりしたって幸せじゃないのよ。そんな職人気質な夫と比べたり、そんな夫の発言を真に受けるんじゃなくて、自分が好きなように、もっと自分の気持ちに従って生きなきゃダメなのよ」という話をケーキを食いながらしていたところです。

「こうあらねば」「これくらいできなければ」みたいな感じの基準を持っていると自分を見失います。自分が分からなくなるんです。

特に順応性の高いアメーバみたいな女子たちは器用に状況に合わせられますから「自分」というものを確立しづらい側面があります。

だから「あたしって何者なの?それが分かんなくて。」という質問をよく頂くんですけれど、器がデカいので自分の器で溺れてる状態なわけです。

だから、外側に基準を設けたくなるのですが、そうではなく、そういう何者にもなれるし、相手に合わせられる自分をちゃんと承認してあげる必要があるのです。

Yさんの場合も、

>彼氏の強さや弱さ、弱さを隠す為に努力してる所などを見て、受け入れてあげたい、信じてあげたいって思ってしまうので…。

みたいなマグマのように燃える情熱の持ち主ですから、そんな自分を「宝物」として扱ってあげなきゃ利用されたり、舐められたり、軽く扱われたりしちゃうことになるんですね。

「あたしがとことん尽くしたくなるような、そんな男がいい」という意識を持つことが大事ですし、それはすなわち「あげまん」ということでしょうから、「あたしが育てて羽ばたかせてあげたい」なんて思っておくことが大切なのです。

もちろんそうなる場合、ガス抜きの場が必要です。

長年、私の元に通ってくれている方はまさにその典型的な方でして、転職を繰り返していてほとんど収入のなかったヒモ男に尽くしまくって、今では年商何億の社長夫人になりました。

その間に彼女はことあるごとにカウンセリングに来られまして愚痴を言ったり、嘆いたり、だだを捏ねたり、ウダウダ言ったりしてガス抜きをしつつ、同時に自分を見つめ直しましています。

彼女によって見事、内なる男性性を開花させ、彼女に感謝しながら起業までした彼は未だに彼女のことが大好きで、「その愛情が正直ウザいと思うこともある」ほどですね。

また、休み返上当たり前で働きまくる商社マンを射止めたある奥様も彼に尽くしまくりまして離婚の危機を乗り越え、幸せな奥様となってどこか海外にいらっしゃいますが、それまではやはりガス抜きと自分を立て直すためにちょくちょくカウンセリングを使っていました。

「待つ女」というのは自分の不満やニーズも溜め込みますが、彼のストレスも吸い取ってあげているので、何らかの形でガス抜きをしてリフレッシュさせるのが大事なんですね。

彼を理解し、癒し、喜ばせてあげたい思いと引き換えに、彼の苦悩や孤独、罪悪感を引き受けてしまうわけですから、ちゃんとそれを祓う場が必要とも言えます。

なので、情熱的な待つ女も、自分軸を確立しつつガス抜きをちゃんとするようになれば「後方から働き者の夫を操る」なんてこともできるようになるのですな。(言い方は悪いですけど)

もちろん、そこでは不器用ながらも彼から深い愛情と感謝が感じられるようになるのです。

それが幸せな後方待機部隊なんだろうと思うのです。

ということで、Yさんも「自分軸」と「ガス抜き」。この2つをテーマにしつつ、「自分を知る」ことをよい意識されていけばきっと大丈夫だと思うのです。

★ガス抜きの場でもあり、自分を良く知るための大切な機会になりますぜ。

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https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/46692

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