欲しいものを禁止されてきた人が「欲しいものを欲しい!」と言う際に気を付けたいこと~やっぱりここでも自分軸~



パートナーシップの問題を頂いたのですが、今回は敢えて「欲しいものを欲しいと言う」という大切な法則について解説させていただきました。
やっぱり慣れないうちは色々とミスをしやすいものですから、焦らずそのスキルを磨いていきましょう!という話です。

先生、今回もよろしくお願いします。根本教を脱会出来ずに、困難になれば先生のブログ検索しまだ彷徨っている、前回中折れ件に関して相談させて頂いた者です。

中折れ案件から、レスになってしまいました。
が、アンダーグラウンドを求める事なく彼は再婚への道筋を立て進んでいた所でしたが、私はどうしてもレスが気になり、結婚へ躊躇してしまいました。あんなに欲しい物だったのに。
やはり、結婚をするプロポーズまで考えていてくれる時には自分の気持ちも最高幸せでいたかったし、レスを訴え続けても改善されなかった事に、結婚して復活するとは思えなくなり待った!をかけました。
彼は、色んな要因がレスに繋がったとはずっと言っていましたが、それが外的もあり私の発言か行動だったかはわからず、それが何かがわかるまでは、する気になれない。とも言われました。ただ、思い出せないなら大したことない事なのかもと。

他にも、結婚に向けて、彼の家庭のゴタゴタの処理、ここまで2人で彼の両親や家の事をタッグを組んで少しずつ解決し、彼を籠の鳥から解放しました。まだ、片付けは残っていますが。
確かに、価値観の違い、ペースの違いもありそれを経ても、私にある、安心感、信頼感、居心地。彼が求めていたものを私が満たしている事で結婚を決めてくれました。
私は、レスにである事に満たされず、重要だと訴えた訳ですが、話し合いをし、上記のような原因を探す。と言う地点に戻し、結婚テンションを下げ、何を私は小さい事を言っていたんだ。と我に帰る事となっています。

私も家庭環境が悪く、棚卸しはたくさんしました。が、以前の彼と結婚をうやむやにし、逃げられる。というトラウマが蘇り、この悪循環は、自分をまた見つめ直すという事だと信者である私は、重々承知です。
彼と出会った頃の純粋に彼の幸せを願い、もちろん今でも籠の鳥から解放する役目は私で、それだけで彼が幸せな人生を歩めるならそれだけでいいとも思っています。
私は欲しい物が欲しい。と嬉しくなる感情は禁止されて育ってきました。今回、欲しい。と訴えた事で、後悔する結果になる事への恐れ、話し合いをした事で、原点に戻ろうと思えるようになったものの、武闘派であるが故に、振り幅が大きくならずにレスも解消し、最高幸せで結婚へ行ける道しるべを8馬身ぶっち切りじゃなくていいんで、ご指導、調教をお願いいたします。
坂路も、プールも頑張ります。
(Mさん)

調教の時計は良いのに本番ではさっぱりということのなきよう、ちゃんとゲート練習もしときましょうねっ!
そう、けっこう自主トレは完璧なのにいざレースとなると踏ん張りが効かなくなって直線でバテちゃうケースもあるので、やはり終いびっしりで追い切ることも大事ですよね?(なんと含蓄のある表現なのだ!笑)

ということで「こいつは何を言うてるのだ?訳が分からん」と離脱してしまいそうな読者を引き留めるためにちゃんとした話もしておこうと思う次第です。

中折れ問題からレスというのはいわば王道みたいな話でして、繊細な問題を含みつつも、不満を溜め込む原因になるし、こうしたテーマをきちんと話し合うのはちゃんと信頼関係が築かれてないと難しいものがありますよね。

逆に言えば、こうした問題を通じてお互いの絆を深めることができるということで、その問題そのものを解決することも大事ですが、それ以上に二人にとってかけがえのない財産が生まれる可能性のあるものです。

というわけで、できればこの辺を詳しくお聞きしたいところです(メールでそれを送るのは文字数的にも不可能なので今回は仕方ありません!)。

・中折れやレスについてどのような形で話し合いをしていたのか?
・「色んな要因がレスに繋がった」という点についてどれくらいお互いが理解しているのか?
・彼の性格や思考について(プライドが高いとかかなり思考的とか自立的とか)
・レスであることの精神的な苦痛とその理由について
・Mさんにとってセックスとは?

お察しの通り、結局はブーメランのように自分の問題に帰着するのですが、とりあえず状況はある程度把握しておきたいので、この辺をまた機会を改めてお話しいただけたらと思う次第です。

さて、

>私は欲しい物が欲しい。と嬉しくなる感情は禁止されて育ってきました。

という点で、今回は「セックスが欲しいんじゃー!」と叫ぶところ、そして、何とかするために話し合いをしたり色々取り組まれたりしたところは、Mさんの大いなる成長と自己肯定感のなせる業ではないかと思う次第です。

で、この辺についてもまた詳細は不明なので、一般論として展開させていただこうと思う次第です。

「欲しいものを欲しいと言っちゃいけない」という環境で育つ子どもは多いものです。

ひとつは親の経済状況。純粋に欲しいものを買ってあげられないところから、親に相当な罪悪感をもたらすと同時に、子どもはその状況を察して欲しいものを我慢する癖が付くという現象が生まれます。

この罪悪感から親がキレることも少なくないですし、子どももその辺を察知するセンサーが相当磨かれるようにもなります。

また、下にきょうだいがいれば我慢することも増えますし、一方、上にきょうだいがいればおさがりに文句を言うことができない環境というのもあります。

「兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか」(WAVE出版)

さらに、子育て経験のある方ならお分かりかと思いますが、子どもってそもそも無茶なんですよね。

「アイスクリームを食べた後にシュークリームが食べたいと言う」
「ぬいぐるみは何個あっても満ち足りるということはない」
「おもちゃ売り場で『欲しい!』と泣き叫ぶ」
「ご飯の前にお菓子を食べたいと言う」
等々、そのワガママで自分勝手な振る舞いは日常的に後を絶たないわけです。

だから必然的に親は「ダメー!!」と禁止することが多くなるのですが、もちろん、それは子どものことを思ってのことがほとんどです。

しかし、親も余裕があるとは限りませんから、その禁止も「一方的な通知」で終わることが多く、ちゃんとその説明をすることはありません。

まあ、無意識に大人の基準を子どもに押し付けているわけですね。

その結果、10個欲しいものをねだっても1個も手に入らないという現実が生まれたりするのですが、たぶん、その多くは子ども側の無茶によるものだと推測できます。

しかし、そこで「ご飯の前にお菓子を食べたら栄養が取れなくなるでしょう?」的に目線を合わせて説明することがない分だけ、「欲しいものを欲しいと言ったら怒られる」という体験をたくさん積み重ねていくことになります。

この辺は特に第一子の場合、下の子の子育てで余裕がないお母さんが第一子に頼りがちになることが多く、それで特に「欲しいものを欲しいと言えない」という問題は第一子ほど抱えやすくなるものです。
(でも、第二子だから、末っ子だからそんなことはないとも言えません)

「兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか」(WAVE出版)

さて、そうして「欲しいものを禁止されてきたので、欲しいものを欲しいと言えなくなってしまった大人」が大量発生するわけです。

すなわち、「欲しいものは自力で手に入れるべし」「欲しいものを欲しいと言うと迷惑をかける」「欲しいものは手に入らないと思え」「欲しいと思った瞬間我慢する」などのパターンが生まれるのです。

けど、それは苦しいですし、一人で手に入れられるモノであればいいけど、相手がいる問題だとなかなかうまくいきません。

そうすると「欲しいものを自力で手に入れる主義」の方は、パートナーシップでも部下との接し方にしても子育てにしても「相手をコントロールする」という形をとるんですね。

また、「欲しいものを欲しいと言っても怒られるから欲しいと思わないことにする主義」という方も少なくなく、「欲しいと思った瞬間に自ら『ダメ!』と禁止して我慢する」ということが日常的に起きてるってことです。

このケースだと、結果的に「欲しいものが分からない」「何がしたいのか分からない」「好きかどうかも分からない」みたいな状態になることも少なくないですね。

そして、心の中には様々な我慢が積み重なっていきますし、その我慢てのは怒りを伴うので、結果的に怒りを溜め込むことにもなるのです。

そうして欲しいものを欲しいと言えなくなってしまってることに気付き、様々な心理系のブログや動画を見漁るうちに「欲しいものを欲しいと言っていいんだ」ということに気付くようになります。

しかし、長年、それを禁止してきたので、いざ欲しいものを欲しいと言おうと思っても「あたしの辞書にそんな言葉は無ぇ!」という状態になってるわけです。

だから、最初は全然うまく行きません。

彼氏に「今日のディナーはどうしたい?」と聞かれても「あなたと一緒ならどこでも」とうそぶくことをやめて「肉じゃ!わらわは肉が食いたいのじゃ!」と正直に言うことなんてめちゃくちゃ難しいのです。

だから、「うーん・・もし、良かったらでいいんだけど。。。イヤだったら素直に言ってね。別にほんとあたしは何でも構わないから。あたしは・・・うーん、そうだなあ、強いて言えばお肉かなあ・・・。あ、でも、イヤだったらほんとに何でもいいからね!」なんて言ってしまうわけです。

「わらわは肉が食べたいのじゃ」に比べたら文字数が段違いでしょ?

また、先ほどのコントロール癖が抜けない場合などは「あなた、このあいだお肉が食べたいって言ってたよね?じゃあ、今日はお肉にしない?」などとうまく彼に責任を押し付けつつ、自らの願望を満たそうとする行動に出ます。

そうでなくても、様々な理由を作って「今日の私たちは肉を食べるべき」という結論を導き出そうとするでしょう。

そして素直に「肉じゃ!わらわは肉が食べたいのじゃ!」と言えなかった自分を密かに責めるのです。

そんな中でも特に「欲しいものは欲しいと言わなきゃダメだ!」と強く思っている方は、けっこう押し付けに近い形で「お肉にしましょ?そう、それがいいね!あ、運よくあそこにステーキ屋があるわ!あそこにしましょ!」と彼の手を引っ張って行こうとします。

自立系な方々が無意識のうちにやっちまうこの強引さは時に良い結果をもたらすことがあるものの、知らず知らずのうちに相手の気分を害することにつながってマイナスポイントになってしまいがちです。

「欲しいものは我慢しなきゃ!」が「欲しいものはちゃんと言わなきゃ!」という風に表現が変わっただけで、コントロールに違いないんです。

だから、話し合いをしてるつもりでも実際は「押し付け合い」になっていたり、自分は話し合うつもりでも単に欲求をぶつけることになっていたりして関係が悪化することもあるのです。

「欲しいものを欲しいと言う」ということはすごく大切なことですが、その真意をちゃんと押さえておかないと関係性を壊すツールになってしまうことは想像に難くないでしょう。

まず、その言葉は自分に対する許可という意味で非常に大切です。

つまり、欲しいものを欲しい言うことで、自らに欲しいものを手に入れる許可を出す、ということです。

また、欲しいものを欲しいと言うことで、あなたが何を望んでいるのかを相手が理解しやすくなり、オープンな関係が築きやすくなる、ということです。

よく自立系な方々の人間関係は高性能レーダーで相手の心を読み合うスパイ合戦のような様相を呈するわけですし、また、行間を読んで悟らせる忖度合戦になることも珍しくなく、疑い、不信が渦巻くようになりますね。

それを素直に欲しいものを表現してくれたらこれほど楽なこともなく、また、自分も表現しやすくなるので、オープンで風通しの良い関係性が築きやすくなります。

「相手がどうして欲しいかが分かれば対応もしやすいよね?」と思いません?

そのために欲しいものを欲しいと言うことが大事なのです。

しかし、それが「押し付け」や「要求」あるいは「コントロール」にならないようにすることも大事でして、それが「自分軸」ということなんですね。

またも登場する自分軸という単語なわけですが、「私はこれが欲しい」「私はこれがしたい」「私がこうなりたい」という主語を明確化することはめちゃくちゃ重要です。

特に日本人は相手の要求に無意識に応えなければならないという気の使い方をよくするので、「肉が食べたい!」と言われたら、それを叶えてあげなきゃいけないような気持ちになります。

これ、めちゃくちゃ重要な心理ですが、そういう優しい方が多いのも事実なわけで、それにこちら側が自分軸を持って対処することが必要なんですね。

すなわち、「わらわは肉が食べたいのだけど、おぬしはどうしたいのじゃ?」というのが「欲しいものを欲しいと言う」の形の一つと言えるのです。

この「わらわは」という点を強調するのはすっごく大事でして、相手が気を遣ってくれる人であればあるほど、この自分軸を意識しないと相手を振り回すようになっちゃいます。

こうした前提に立って話をすることができれば、レスや中折れという繊細な問題についても二人の絆を築く格好の材料となるのです。

とはいえ、やっぱりいきなりうまくできることなんてありませんから、失敗しながらも徐々にスキルを磨いていって「素直に欲しいものが欲しいと言えるようになりました!」と思えるようになっていきましょうね!

さて、レスの問題につきましては過去に散々お話して来ておりますので、ここでは割愛して違うテーマにさせていただきましたが、相手が拒否する形であっても、自らの中に何らかの問題が隠れてることは言うまでもありません。

親密感への怖れやセクシャリティ、コミットメント、サレンダー、そうした自立系な方々にとっておなじみのネタが満載だったりします。

そう言えば先日も付き合って数年ながらほとんどがレスという武闘派女子をカウンセリングさせていただきましたが、お話をしていくうちにセクシャリティの問題がじわじわ出てきまして、今後はしばらくそれをテーマにカウンセリングを続けて行くことになりました。

そういう意味でMさんや同志のみなさまも、じっくり自分を掘り下げて見つめてみることを推したいところなわけです。

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