北の大地で優雅にお茶会をしてきた。【11/13(日)札幌パークホテル・テラスレストラン・ピアレ】




いつもならば沖縄に進路を取るところ、妻の鶴の一声により方角が真逆になり新千歳空港に降り立ったのが5日前。
大阪の真冬を想定して用意した装備が空回りするほどに北の大地は秋であった。

折角北の大地に赴くのであれば何かするべぇとお茶会を企画することにしたのだが、多数のお申込みを頂いて増席を繰り返し、ホテルのティーラウンジの中2階を貸し切ることとなったのはまこと想定外であった。

札幌:11/13(日)14:00-16:00 お茶会 at 札幌パークホテル テラスレストラン・ピアレ 中2階


道民系武闘派女子はコロナを経てもまだまだ健在ということであろう。
雪が解けた頃にまた訪れたい意欲が高まった。
そもそも今回は札幌に一泊しかできず、寿司屋の一軒も巡ることもできず、狸小路をハシゴすることもできなかったのであるから心残りも甚だしい。

さて、軽くホテルのラウンジでケーキセットなどを頬張りながらおしゃべりする会を考えていたのであるが、旭川在住のお弟子情報によれば札幌のアフタヌーンティーセットは驚くほどお安いという。

は?と思ってメニューを見てみれば東京や京都に慣れた目には信じられないお値段が飛び込んできた。

そして内容もシンプルで、量もこれくらいがちょうど良いのでは?と思われたのである。(激戦区である東京などでは豪華かつ映えを競い合っているのだと思うが、毎回食べきれないほどの量が供されるのはどうかと思う。)

さて、各テーブルを巡りながら様々なお話を聞かせていただいた。
仕事のこと、パートナーシップのこと、自己嫌悪や罪悪感のこと。
場所が変わってもみなさまが持ち寄るテーマは共通しており、「推しは最高!」「笑いとエロに走れ!」「とりあえず遊ぶべし!」等々いつもながらのお話をさせていただいた。

やっぱり頑張り屋さんで、かつ、自分に厳しい(ことに自覚がない)完璧主義者、理想主義者たちが集っていたようである。
こうあらねぱ、これくらいできなければ、と自分に高いハードルを課していたり、周りの人たちと自分を比べていたり、身の丈に合わぬ仕事や恋愛を選んでいたり、さすが人生ハードモードを謳歌されているだけのことはある。が、やはりそれではしんどい。

だとすれば今の自分を肯定し、より自分らしさを追求していくのが望ましいので、なんとかそっち方面に舵を切ってもらえたらと切に思うのである。

とはいえ、様々な取り組みで以前よりもずっと楽になったとおっしゃってくださった方も少なくなく、それはほんと良かったなあ、と思う。

ということで各テーブルをめぐりながらの2時間はあっという間に過ぎてしまった。
まだまだ話し足りないだろうし、聞きそびれたこともあるだろうし、遠慮した話もあっただろうから、またこういう機会を作りたいと思った。

参加してくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
また来ますからぜひ会いに来てください!

※※※

さて、北海道の武闘派たちとの集いの他にもう一つこの旅には目的があった。

オンラインでお弟子さん講座を開催することから北海道にもお弟子がいるのだ。
ここ最近、思い立って各地に散らばるお弟子に会いに行く会を始めており、当然ながら札幌でも集合をかけた。

北海道は広く、デカい。
札幌まで旭川からは2時間、帯広からは3時間も要する距離である。原生林を突っ走る特急に熊が激突するような大地なのである。
下手をすれば札幌に行くより飛行機で羽田に行ったほうが近いという人たちの住まう土地であり、まだ釧路や函館にお弟子がいないのは幸いであった。

雨が上がり、すっかり冷え込んできた街を歩き、美味なる海の幸を頂きながらお弟子たちと邂逅を果たした。
なかなか会う機会がないわけで大変喜んでもらえたが、もちろん師匠だって嬉しい。

あれこれ話し込むうちにまたまたあっという間に時間が過ぎゆき、一人のお弟子が帯広に帰るタイミングをもって散会した。

そもそも私の旅は人に会いに行くことなので、またこの地を訪れる理由ができたというものだ。


あわせて読みたい