愛を出し惜しみしてないかい?



愛してくれたら愛する、という取引をしていたり、拗ねたり、怒ったりしていたり、何かしらの条件を付けていたりして、愛を出し惜しみしてませんか?
それが今の現実(結果)として現れているのかもしれません。

「好きな人が現れたら目一杯愛してあげよう!」と思うのは自然なことかもしれないけれど、それって、好きな人じゃなかったら愛を与えないってこと???じゃないよね??

「私を好きになってくれたら思い切り愛してあげるのに!」と思ってしまうこともあるかもしれないけれど、それは「取引」であって「愛」じゃないんだよね。

それに「条件付きの愛」って嬉しくないでしょう??

「勘違いされたら嫌だからあまり優しくしないでおこう」というのは分かる。めちゃくちゃ分かる。良く聞く話だし。

でも、それって「No」を言うのが嫌だったり、苦手だったりするからなんだよね。

「自分ばっかり愛するのはアホらしいからちゃんと相手の出方を見てから」と思うのはある意味大人な考えかも知れないけれど、やっぱりそれも「取引」って言うんであって愛じゃないんですよね。

ということで、「愛を出し惜しみしてないかい?」というテーマで今日はお話をしたいと思います。

中にはすでに激痛が走っている方が少なからずいらっしゃると思うのですが、患部に絆創膏をバリバリ張って続きをお読みいただけたらと思います。

さて、「練習試合で本気出してホームラン打ったらもったいないから手を抜いておこう」と思う選手は本番でホームランを打てるでしょうか???

まあ、そういう選手は本番の試合に出場することも難しくなっちゃうと思うんですよね。

そもそも本番では相手も本気だし、こちらも緊張感があるので、練習で出せた力を100%出すことは難しいものですね。

場合によっては本番は練習の半分くらいしか実力を発揮できなかったりするものです。

だから、練習で実力を上げておく必要があるわけです。

「好きな人ができたら愛を惜しみなく与える」というポリシーは一見筋が通っているように見えるんですけど、それって「練習せずに本番で本気になる」という心構えと同じです。

だから、いざ好きな人ができたら「どう愛していいか分からない」という問題にぶち当たります。

最近はアプリや相談所などを使って婚活するやり方が一般的で、いきなり帝国ホテルのラウンジで「初めまして。よろしくお願いします。」とお見合いが始まったりするわけですが、その1時間のお茶でもふだんの自分が出ちゃうんですよね。

人って見てないようで見てるところがあって、愛を出し惜しみしてる人はその様子が相手に伝わってしまうものです。

逆にそういう経験がある方も、相手のそういう様子を見て取ることができたりしませんか?

ましてや会社の人や友達など、ふだんから接している人をターゲットにする場合はなおさらで、その所作を相手に見られてると思った方がいいんですね。

気に入った人には優しくするけど、そうじゃない人には冷たくしてるとすれば、そういう人なんだな、と見られちゃうわけです。

例えば、こんな話をお聴きしたことがあります。

「メッセージのやりとりもとても丁寧ですし、会ったときもすごく紳士的ですごくいい人だな、と思ったんですけど、食事に行ったら店員さんにすごく上から目線で話をする人で・・・。この人って本質はそっちなのかな?って思っちゃったんですけど合ってます?」

ですよねー。たぶん、下だと見た人にはそういう態度を取る人なんでしょうねー。ってことは、何かであなたが下だと思われたら、そんな態度を取られるようになるんでしょうねー。

・・・って話はとても分かりやすい例だと思うんです。

裏表があるって話でもありますけれど、ね。

ビジネスの世界ではとにかく「与える」ということが大事だと言われます。

「takeを考えるんじゃなくて、とにかくgiveしろ」という風に。

ビジネスと恋愛って全然違うジャンルに見えて実はつながってるところも多いので、その考え方は人間関係にも大いに当てはまると思います。

つまり、恋愛心理学はそのままビジネス心理学になるってことですね。

で、「愛」についても全く同じでして、ふだんから「与える練習」をしておくことがとても大切だと思うんです。

「練習」って付けたのは言葉のアヤなんですけれど、要するに、ふだんからいろんな人に自分なりの愛を与えていると、その様子を見た周りの人があなたに好意を寄せたり、あなたを応援したくなってくるんです。

うちのクライアントさんでほんといろんな人に一生懸命愛を与えてる人がいました。
仕事でもプライベートでも習い事でも。

そんな彼女が失恋したとき、周りの人たちがみんな我がことのように彼女を慰め、励まし、応援しました。

そして、ある習い事の先輩が「こんないい子を放っておくなんて世の男どもは節穴である」と主張し始め、みんなで素敵な男たちを見つけては彼女に紹介するようになりました。

まあ、男の目が節穴であることは紀元前から確定していることではあるんですけど。

そして、彼女はなかなかのハイスぺ男子と出会って結婚することになるのです。

これは出来過ぎた話ですけれど、でもけっこう核心を突いてるなあ、と思います。

痛い話ついでなんですけれど、もし、自分が周りから応援されてないなあ、あまり愛されてないなあ、と感じるならば、それは自分が愛を与えていないから、と思って間違いはありません。

理屈を捏ねるならば、愛がないから応援されないのではなく、愛を出し惜しみしてるから応援されないんです。

愛することが怖かったり、よく分からなかったり、うまくできる自信がなかったり、なんであたしが愛さなきゃいけないのよ!と怒っていたり、様々な理由を“使って”愛を出し惜しみしちゃってることがそうして現れるんですよね。

「愛」ってクサいし、恥ずかしいからみんな表立って表現しないんですけれど、でも、みんな「愛」が好きだし、「愛」を大事にしています。

だから、愛を与えてる人には好意を持つし、応援したくなるし、愛したくなるんです。

きれいごとのように見えて、真実だと思っています。

優等生やいい子ちゃんは「上手に」「うまく」「完璧に」与えようとするので失敗します。

罪悪感が強い人は「自分が愛することは相手を毒することだ」なんて思って愛することを躊躇します。

無価値感が強い人はそのまま「自分に愛に価値なんてない」と思って愛そうとしません。

そして、「誰かが自分を愛してくれたら自分も・・・」と受身の姿勢を取ってしまうんですね。

愛を与えるって別に高尚なことではありません。

目の前の人を喜ばせてあげたい、楽にしてあげたい、安心させてあげたい、笑わせてあげたい、話を聴いてあげたい、そんな思いを実践するだけです。

そして、ここからが今日の本番なんですけれど(いやあ、相変わらず前戯が長いっすねえ)、愛を出し惜しみしちゃう人が一番出し惜しみしている相手は「自分」なんです。

自分を愛するということを躊躇してるから、人を愛することも躊躇しちゃうわけですね。

だから、自分を愛しなさい、ということが一番の課題になるんです。

自分を喜ばせ、自分を楽にさせ、自分を安心させ、自分を笑わせ、自分の心の声を聴いてあげるんです。

自分に惜しみなく愛を与えなさい、ということです。

自分を思い切り喜ばせてあげるんです。

自分を笑顔にしてあげるんです。

そうすると、それが他人に対してもできるようになります。

目の前の人に愛を与えることに躊躇しなくなるんです。

どうしたら自分を笑顔にできるか分からない人は、それを真剣に考えるんです。

誰かに怒ってるのかな?拗ねてるのかな?意地を張ってるのかな?プライドが邪魔してるのかな?恥ずかしいのかな?

そしたら、そんな自分を許してあげるんです。

「しゃあないやん。それが今の自分なんやから」

怒ってる自分を否定するのは愛じゃないですよね?

怒ってる自分を許してあげるのが愛ですよね?

そうして、自分を愛することでレッスンしていくんですね。

そうすると勝手に愛を出し惜しみしない人になっていけるんです。

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