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「なんで彼とうまく行かないんだろう?」という話を深く掘り下げていくと、そこから「お母さんとの関係とよく似てるよね?」という意外な事実が浮かび上がってきたりします。
そうすると彼との関係を良くするために、母親との関係を見つめ直そう!という提案をすることになるのです。
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もう大丈夫と思っていても、その傷から生まれたルールがまだ生きていて、それが問題を作ってることが多い。元彼はもう手放したけど、その別れの痛みが男性不信を作っている、母とは仲直りしたけど人の意見に振り回される、など。もう一度その関係と向き合い感謝まで昇華させる必要があるのだ。
— 根本裕幸|カウンセラー・作家・講師 (@nemotohiroyuki) July 30, 2022
昨日に続いてツイートを貼り付けてみました。
そもそもこの話は昨日のカウンセリングの中で出てきたもので、「いやあ、母親とは昔は色々あったんすけど今は仲良しですしね」ってところから「それは良いことなんすけど、一方で、そのパターンはまだ引き継がれてるわけでして」という話をさせてもらっていました。
それで図を書きながら説明。
最近のzoomは優秀で、ペンタブがなくてもちゃんと図が書けるんですね。笑
さて、プライバシーに触れないように概要をお伝えするんですけど、自立系武闘派クライアント氏には気になる彼がいるわけですね。
けど、彼は最近、つれなくてあんまり相手にしてくれません。
しかも、彼女にはいじわるな先輩がいるんですけど、その先輩もまた彼のことが好きらしいんですね。
で、彼女から見ると彼はその先輩の方を気に入っているようなそぶりが見えるのです。
それもあるし、仕事でも意地悪なので、彼女はその先輩のことが当然ながら嫌いなわけですね。
で、カウンセラーってのはそうした「今起きている問題」を見つめていくときに、「これって何かパターンがあるんじゃね?」という見方をするんですな。
それで過去の恋愛とか家族関係とかの話を聴いていくのですが、そこでけっこうな確率で登場するのが「ラスボスおかん」という存在です。
聞けば彼女のお母さんはお父さんがダメンズだったこともあって仕事熱心で、いつも仕事を頑張ってたんです。
そうすると図にあるような、私はお母さんのことが大好きだけど、お母さんは仕事を見ていて、私のことをあまり見てくれない(愛してくれない)、という関係が見て取れます。
だから、幼い彼女はお母さんを奪う仕事に嫉妬していましたし、また、自分は仕事よりも魅力がないから選ばれない、という思い込みも抱えるようになっていました。(←ここが重要)
*「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)
つまり、こうして関係性を図に表してみると「私-彼-先輩」の関係と「私-母-仕事」の関係がぴったりと一致するんですね。
まあ、びっくり。
で、こういうことって決して珍しくなくて、多くの方がお持ちです。
しかし、今はお母さんと仲良しだから、まさか子どもの頃の関係性が今の恋愛に影響しているとは思えないじゃないですか。
だから、自分一人ではなかなかそこまでは思いが至らないものなのです。
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ちなみにこのパターンから読み取れるのは「彼、先輩」との関係だけじゃありません。
「こういうパターンがあるってことはさ、手に入れたものに対しては価値を感じなくなるんだよね?」
例えば、「彼氏ができてその彼が私のことをめっちゃ愛してくれる」という状況ってめちゃくちゃ幸せなはずでしょ?
けれど、彼女にとっては「つまらない」上に、「魅力を感じねえ」という状態になってしまいます。
「せっかくあたしを愛してくれる彼がいるのに、全然それに幸せを感じられないなんておかしいですよね?変ですよね?」とおっしゃるわけです。
まあ、うちの読者は変な人が多いですけど?
「刺激物」ってありますよね?
「好きな人を奪うモノ」って最高の刺激物になりますよね?
そのスパイスがないと燃えないですよね?
だから、簡単に手に入ったらつまんないですよね?
・・・というパターンも付随してくるようになるんです。
「大好きなお母さんに愛されたい!けれど、お母さんは仕事が大事!あたしには目を向けてくれない!あああ、この胸を掻きむしりたくなるほどの情熱!!ああ、3150!!」というわけです。
まあ、そういう話をするとご本人は「ええーー、やだー。幸せになりたーい」と呑気な声をあげられるんですけど、やっぱり「好きな人を奪うモノ」がなきゃやる気にならない自分もいるわけです。
だから、もし仮に、その彼が「やっぱり君がいいよ。僕と付き合ってくれ」と真正面から言われたら「やった!」と思うのは一瞬で、直後には「つまんね」という感情が湧き上がってくるものです。
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ちなみにすでにお察しかと思いますが、この「母」や「仕事」「先輩」に相当する部分は色々と応用が可能です。
「私‐母‐兄」って場合もありますし、「私‐父‐仕事」という場合もあります。
また、「先輩」に相当する部分に「仕事」が入る場合もあれば「奥さん」「元カノ」なども入ったりしますね。
※こうした三角関係というのは突き詰めればエディプス/エレクトラ・コンプレックスというところにたどり着くのですが、望まずとも私たちが生まれてからずっと抱えているパターンの一つでもあります。
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さて、こうした「好きな人にはいつもその人を奪うライバルがいて、私は彼から愛されない」というパターンを手放すにはどうしたらいいのでしょう?
例えば、カウンセリングを受けるとか、こういうセミナーに出るとかはその一つの方法です。
◎大阪:9/11(日)11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー~慢性的な問題と向き合って突き抜ける!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911
ええ、お勧めなんですよねー。マジで。分かりやすいから。
お母さんとはもう仲直りしてるじゃないですか。
だとしたらお母さんを手放すとか許すってあんまりピンと来ないと思うんです。
けれど、今、お母さんと仲良しなことは素晴らしいことなんだけど、子どもの頃にお母さんとの関係で作った「ルール/観念/思い込み」が未だに残ってるってことなんです。
だって、お母さんと仲良くなった頃には、もう恋をする段階に来ていて、そこまでお母さんから愛されたい!なんて思わなくなっていたでしょう?
その頃にはお母さんよりも、彼氏から愛されたくなっていたでしょう?
だから、その頃にはすでにお母さんから彼氏にそのパターンが引き継がれていたわけです。
そういうわけで、この三角関係のパターンが生まれたルーツともう一度向き合っていくんです。
正直言えば、これってもうプロの仕事になるので、自分でそこを扱うにはけっこう難易度が高いところです。
が、自立系な皆様は「自分でやる」という意識がまず先に立つと思いますので、改めて、この本や動画でお母さんと向き合ってみることをお勧めするのです。
*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
このプロセスの中でとっても大事なことは次の点です。
・お母さんなりに自分をちゃんと愛してくれていたことを受け取る。
・子どもの頃のお母さんに対して感謝の思いを持つ。
ここをゴールにしていきます。
そもそもこうした三角関係を作ったのも無意識でしょ?意識してやったことじゃなくて、勝手にそうなった偶然だと思いたいでしょう?
ってことは意識レベルからそこを扱うのはなかなか難易度が高いんです。
そのつもりで取り組む必要があるわけですね。
ならばプロに任せましょう!と思われたらこういうセミナーをご利用ください。
◎大阪:9/11(日)11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー~慢性的な問題と向き合って突き抜ける!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911
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そういうわけで華麗なるステマをぶち込みつつ順調に話は進んでいくのですが、実はこうした三角関係の問題ってエディプス/エレクトラがベースなのでかなりメジャーであり、カウンセリングの中で扱うこともめちゃくちゃ多いものなんです。
だから、解消した事例もけっこうたくさんあるんです。
そうすると「ちゃんと彼一人から愛されるし、その愛を受け取れるし、自分も愛を与えられる」ようになったり、「彼が仕事に夢中になっていても嫉妬することなく応援することができる」ようになったり、「誠実で、自分をちゃんと愛してくれる人を選べるようにった」りします。
また、同時に「彼氏ができてもよそ見しなくなった」とか「今の旦那が一番いいんだな、としみじみ幸せを実感できるようになった」などのご報告も頂くようになります。
それは実はパートナーシップに限らず、職場の人間関係にも波及しまして、「自分のやりたいことにエネルギーをぶち込めるようになった」とか「自分がしたいことが分かってきた」とか「職場の人間関係が驚くほど楽になった」等々の報告もたくさんいただいております。
こうした問題の根っこにアプローチしていくのは正直時間もかかるし、心理的な負荷も大きいのですけれど、その分、この問題から抜け出したときに得られる恩恵も莫大なものがあるわけですね。
ということで、自分にはどんなパターンがあるんだろう?とか、薄々気付いているパターンを手放したいんだけど?とか、もういい加減幸せになりたいですぅ!とか思われる方はちゃんと自分と向き合う時間を作ったほうがいいと思いますよ!というご提案であり、セミナーやカウンセリングのセールスでございますわっ!
◎大阪:9/11(日)11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー~慢性的な問題と向き合って突き抜ける!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911
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