不平不満を言いたいだけ?それともそんな自分を変えたい?~それは意識を変え、行動を変える大きなチャンスかもしれない~



今の状況・環境に不満を覚え、愚痴を言ってしまうことって誰でもあると思います。
それが「ただ言いたいだけ」なのか、その状況を「変えたい」のか、どっちなのでしょうか?
もし、そんな状況を抜け出したいと思うのならば「意識を変える」という勇気が必要です。

こんにちは。
根本さんのセミナーやブログのおかげで、自分にムチ打つことをやめつつある、未婚彼氏なし休職中(復職意思ナシ)のアラフォーです。
ステータス的には詰んでる感もありますが、自分の内側から何かをやりたい気持ちが満ちるまで、開き直って堂々と休もうじゃないかと思ってます。

ネタ提供です。
いま自分が生きているこの時代がどうしても好きになれないのです。
新しいものや流行は好きですが、あまりにもインスタントすぎませんか?

なんでもかんでも電子化。
どこに行っても同じような駅ビルばかりの均一化。
起承転結のメールではなく細切れのチャット全盛。
物価上昇、給料あがらず、インバウンド消費頼みの日本。
「編集」と言ったら書籍ではなく「動画」編集を指すなんて、あまりにも教養が軽視されている。

自分が大切にしているものと世間で良しとされていることがズレていて、しんどさを感じます。
どう見ても江戸時代とか昭和のほうが子育てしやすそうです。

今の時代の雰囲気に、自分という個体と相容れないものを感じ、間違った時代に生まれてきてしまった感が否めません。
私はどうやって気の持ちようを変えたらいいでしょうか?
(Sさん)

そういうときは「自分はネガティブに物事を見てるんだなあ」という風に思って、そんないじけてる自分をよしよししてあげるのがお勧めです。

ご存知のようにあらゆる物事はポジティブにもネガティブにも見ることができるわけで、それは自分の気分がそうさせてるのですな。

例えば、ロックマン氏のシャッター操作に一喜一憂している皆様も、自分のご機嫌が良いときは「あのぺらっぺらなシャッターくらい小指で撃破してくれるわ!」と鼻息荒く相手の隙を狙っているかと思いますが、ご機嫌が斜めのときは「どうせあたし程度の女じゃシャッターなんて開けてくれないわよね」と拗ねてたりしますよね?

コロナ禍によくこんな問いかけをしました。

「コロナがやってきてよかったと思う点ってどんなところですか?」

どうしたってネガティブなことばかり浮かびがちなご時世でしたが、そう問われたら「在宅勤務になって通勤から解放されたのはラッキー」「健康により意識を向けるようになったことはありがたい」「オンラインで自宅にいながらセミナーに参加できるから嬉しい」等々、そういう風に見ればそういう答えが返ってくるのが私たちですね。

で、Sさんがおっしゃる不満についても「確かにそうだよね~」と同意することはありますけれど、「他にも見方があるんじゃない?」と言うこともできます。

で、そこで某カウンセラーはニコニコしながら

「そう思うってことは、Sさんは今、幸せじゃないんですよね」

とさらっと言っちまうらしいので、油断はなりませぬな。諸君。

今はお休み中ですから、あれこれと考える暇があるんだろうと思います。
今まで自分に振るっていたムチもお休み中ならいいですけれど、もしかしたらどこかでしっかり自分をぺちぺち打ってるのかもしれません。

人って単純というかシンプルなものでして、幸せを感じた瞬間にさっきまでネガティブに見ていた事象が一気にポジティブに見えてきて、印象がガラッと変わったりします。

この辺は例を挙げたらキリがないほどでして、先月まで仕事のことをぐちぐち言ってたクライアントさんが好きな人ができた瞬間、「会社に行くのが楽しい(はあと)」と言い出したりするわけですね。

逆に、上司と絶賛不倫中だったあるクライアントさんが修羅場を迎え、悲しくも別れざるを得なくなった瞬間に「仕事に行く意味が分かんね」と暗い表情を見せるものです。

でも、そういう風に言われるとSさんも皆様も「カチン」と来ることが多いと思います。

「でも、世の中がどんどんインスタントになっていくのって事実だと思いません?今の子なんてYoutubeの動画は長すぎるってTilTokの短い動画ばかり見てるんですよ!」と。

そう言われるとTikTokもShortsも好きでよく見ている私は「おぉ、僕も今どきの子なんだ!」と感銘を受けるわけですが、そう、確かに「正しい」わけです。

Sさんがおっしゃることってたぶんほとんどが「正しい」と思います。

でも、「正しさと幸せは反比例する」という原則もまた「正しい」わけでして、正しさを振りかざして戦ったところで平和も幸せも生まれません。

つまり、人は自分の正しさを主張している間は幸せを遠ざけているんですよね。

なぜならば「正しさ」を主張する裏には「間違い」が存在するわけで、対立構造を生むからです。つまり、敵を作ってしまうわけですね。

それで「正しさの争い」というのが各地で生まれます。

ちょうど参議院選も告示されましたが、野党の立候補者はおしなべて「今の政府は間違ってる。俺たちが正しい!」という主張を繰り返します。
「今の政権を倒す」ということが目的なわけですが、まさに「戦い」ですよね。

「どうせ俺が間違ってるって言うんだろ?」「あなたはいつも正しいのよ!」という夫婦喧嘩は1日あたり30万件は起きてるんじゃないかと思うほど日常的です。

「社長のやり方はもう古いんですよ。今はDXの時代だし、Web3.0を見越して準備しなきゃ時代に乗り遅れちゃいますよ」などと会社に不満を漏らす“自称”イケてるビジネスマンもいます。

確かに「正しい」んです。けど、正論を振りかざす奴が嫌われるように、正しさは幸せを生まないんです。

それは逆もまた真なりで、幸せじゃないから正しさを主張する、というのもありますね。

で、カウンセリングでもよくそうした不平不満愚痴などが出てくるシーンがあるわけですが、なんだかんだ意地悪で厳しいと評判の某カウンセラーなどは、

「今は愚痴を言いたい気分だからそれを聴いとけばいいんでしょうか?それとも何か解決したいことや行動したいことがあるんでしょうか?」

などと素直に聞いてしまうそうで、これまた油断はなりませぬな。諸君。

ただ、言いたいだけ、聴いてほしいだけってことももちろんありますし、それも全然悪いことじゃないので、「聴いてほしいだけです」と言われたら鼻くそをほじりながら聴きますよ、もちろん。

ただ不平不満を「言いたいだけ」なのか、「それを変えたい」のかは、言葉だけでなく、「行動」に現れます。(正確に言えば「意識と行動」に現れます。)

例えば、

>自分が大切にしているものと世間で良しとされていることがズレていて、しんどさを感じます。
>どう見ても江戸時代とか昭和のほうが子育てしやすそうです。

という風に感じるのであれば、「じゃあ、Sさんはそこでどのように行動されますか?」との問いが成立しちゃうわけですね。

「自分が大切にしているもの」を守るために何をしますか?
自分が世間とズレていると感じるのであれば、じゃあ、どうしますか?

よく私はカウンセリングやセミナーのときに「で、どうしたいですか?」という問いかけをするのですけれど、「その不満は分かりました。で、あなたはどうしたいんでしょうか?」というわけです。

そんな社会を変えたいのか、江戸時代や昭和を感じさせる場所に移住することを考えているのか、それとも・・・ただ言いたいだけなのか・・・それとも、今の自分が全然幸せじゃないことを分かってほしいのか・・・。

よく「子どもの頃、お母さんの愚痴や不満を毎日聞いてあげていた」という心優しい娘さんの話を聴くことが多いのですが、そんなお母さんって「昨日言ってた愚痴を今日も言う」みたいなこと、ありませんでした?

たぶん、そういうお母さんは「愚痴を言いたいだけ」で「言えば少しすっきりするから」日々繰り返されていたんだろうと思います。

そんなお母さんを助けたい娘としては、全然お母さんが笑顔になってくれなくて無力感や罪悪感を山のように積み重ねることになるわけですけれど。

で、そんなお母さんたちは実はデンとして動こうとしません。

不満ばかり感じて愚痴ばかり言ってる自分を「正しい」とか「しょうがない」と解釈して、自分を変えようとしませんでしたよね?

つまり、「意識」を変えようとしない限り、その「物事に対して不満を感じて愚痴を言う」という「行動」が変わらないのです。

そして、感情的に見れば、意識や行動が変わらないから、不平不満がずっと自分の中をぐるぐる回るようになります。

つまり、その不満は口に出して一瞬は軽くなるものの、それを作り出す仕組みが変わってないから、次の瞬間にまた不満を感じるし、その不満が外に解放されることはないわけです。

たぶん、そんなお母さんたちは「自分には何もできない。自分は変われない。」という無力感に苛まれているんだろうと思われます。

自分は何も変われないから、ただただ愚痴を吐きだすことしかできないんです。

当たり前ですけれど、愚痴を娘に垂れ流して気分が良い母親ってのはいません。
一人になったときに「なんであたしはこんなことをしてるんだろ?」と自己嫌悪に陥るものです。

ちなみに、お母さんの愚痴を聴いてあげてる娘さんが無力感をヒシヒシと感じるのは、お母さん自身もまた無力感をヒシヒシと感じているからです。

感情って共鳴するんです。

話を聴いていて怒りを覚えるならば、たぶん、相手も怒ってるんです。

意識が変われば行動も変わります。

だから、自分がどのように見ているか?に気付き、それが幸せな見方でないのであれば、その見方を変える、という意識が大事なんです。

幸せじゃないから愚痴を言ってしまう、正しさを主張して誰かを攻撃する、ということをしてしまうのは人だから仕方はありません。人ってそういうもんですし、自立ってそういうもんです。

でも、その幸せじゃない状況を変えることは可能です。

そこを「変えたい」と思うのか、「変えたくない」「変えることなんてできやしない」と思うのかで、今後の人生が大きく変わってきます。

「で、どうしたいんでしょうか?」

という問いかけはそこを見ているんです。

ということで、Sさん曰く

>私はどうやって気の持ちようを変えたらいいでしょうか?

ということなので、「意識を変え、行動を変えることを決断しましょう!」が私からの提案なのですが、これを言いたいがために100行以上を費やした筆者はやはり前戯がとても長いタイプなのでしょう。(どんな自慢?)

インスタントな世の中に嫌気をさして田舎に移住して自給自足の生活を始める人もいますし、日本を飛び出して海外にその場を求める人もいます。

また、インスタントに見える世の中への見方を変えて「そういうネガティブな要素もあるけど、こんなポジティブな要素もあるわね」と解釈し直すこともできます。

けれど、そのためにはSさんが「幸せになるぞー!」と決断することが必要だし、ついついネガティブに見えてしまう世の中を、そうじゃない見方ができるように「意識を変える」ことが大事なわけです。

「今の時代の雰囲気に、自分という個体と相容れないものを感じ」ているのであれば、自分という個体が合う場所に「移る」「創り出す」という選択もできますし、「合わせる」ということも可能ですし、「時代を変える」という意欲を持つこともできます。

とはいえ、こうした見方、意識ってのは最近できたものではなく、長い時間をかけて熟成されたものだと思います。

また、習慣というか癖になってしまうので、気が付けば「そういう見方をしてしまう」というのも現実ですね。

となれば、そんな見方や意識を変える、と決断することはめちゃくちゃ偉大な一歩であり、人生を変える決断になるものです。

けど、人ってものはできれば変わりたくないし、周りが変わってほしいと願う怠け者です。誰でもね。

だから、そんな自分の意識を「変える」という決断は「頭で分かっていてもなかなか一人では難しい」というのが事実だと思います。

それで人は「変わらざるを得ない状況」を招くんです。

つまり問題が繰り返し襲ってきて「うーん、これはもしかしたら自分に原因があるのかもしれない。自分を変えるしかないのか。」と気づかされるわけですね。

そこで初めて人は本気で「自分を変える」ということを考え始めるのですが、はてさてどうしたらいいのものか分からず途方に暮れます。

それでも変えたい人はネットでググった結果、一部の方々が「ん?なんだこの人?」とこのブログを見つけ「へえ、こんな人がいるんだ」と共感してくれた方が読者になってくださる仕組みです。それはまるで糸を張って獲物が引っ掛かるのを待ち構える蜘蛛みたいなもんですけど、まんまと糸に絡めとられた皆さん、こんにちはー!

無意識に繰り返してしまうパターンやモノの見方ってのはまずは気づくことが大切ですけど、だからってそれをすぐに変えられるほど習慣はやわではありません。

だからこそ、人手が必要になるし、根気が必要です。

勘の良い方は「ああ、そろそろセミナーの告知か。じゃあ、この先は読まなくてもいいな」と思われるかと思いますが、ええ、確かにそうなんですけど、それ以外のことも書くのでもう少しお付き合いいただけると幸いでございます。

ということで、まずはコレ。

◎自分を変える、人生を変えるための強いきっかけにしてみません??

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さて、「今の時代、今の環境に自分が合わない」と感じるのも才能だと解釈するのがポイントでして、そういう方は「周りの人とは違った見方」ができる人で、それは「価値」だと思います。

つまり、新しい時代を作り出したり、新しい価値を創造したり、新しい生き方を提案したりする能力があるってことです。

その能力を信頼するのってめちゃくちゃ抵抗があるかもしれませんが、せっかくそういう見方ができるんだから、それを自分の人生に活かすのも大事なことだと思います。

何を隠そう、私もかつて「サラリーマンという働き方が自分には合わねえ」と思っていましたし、周りの人たちと自分は違うし、浮いた存在だと子どもの頃からずっと思ってきました。

だから、今みたいな仕事ができるんだなあ、とも思うんです。

他の人と違う見方ができるってことは、目の前の人に違う見方を提供できるってことで、それが「気付き」や「発見」につながり、ブレイクスルーを起こせたりするからです。

ということで、「周りと合わないなあ」と感じるってことは大きな価値だと思うので、それをどう活かすか?を考えていくのもアリだと思います。

ということで再びコレ。

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