女性性が豊かな人はどう「男性社会」の中でライフワークを見つけて行けばいいのか?



まだまだ男性性優位な社会の中で女性性が豊かな人はどこか生き辛さを感じているかと思います。
今まではそんな自分を抑圧して合わせるしかなかったかもしれませんが、今の時代は徐々に選択肢が広がっているのも事実。
ライフワークをデザインするためにどういうプロセスを経るのが良いかを一つ提案しています。

女性性と男性性を私たちは心の内に持つわけですが、社会に目を転じればまだまだ男性性が優位な環境が強く残っています。

21世紀は心の時代、女性性の時代などと言われ、また2021年からは「風の時代」などと言われていますが、なかなか社会がそうした変化に対応するのは(少なくても日本では)まだまだ難しそうです。

男性性の強い社会というのは分かりやすく言えば「軍隊式」の組織構造を持ち、ピラミッド構造をしており、役割分担の元、上意下達の命令系統にて管理されるものです。
つまり、個よりも全体を重んじ、感情よりも思考が優先され、定められたルールに基づいて結果・数字を求めて行動(仕事)することが重視されるわけです。

そこでは誰かと競争して勝ち残ることが目標であり、かつ、完璧に振舞うことが求められるので、感情を抑圧し、思考的であることが必要となってしまいます。

そうなると個人の感情というのは無視されるわけでして、“機能的”にならざるを得ず、感情・感性が豊かな方は当然ながらそこから弾き飛ばされます。

そうするとことで、結果的に女性性が豊かな人ほど「社会に適合できない」という問題を抱えるわけで、その中で生き残らんとする人は、その女性性の強さをベースに男性性を強化して「男よりも男らしいマインド」を獲得していきます。

そうして見事、自立系武闘派女子が現代に誕生するわけでございます。
(なんか壮大な物語ですな。笑)

自武女の皆さまなどはあまりに女性性が豊かなゆえに男性性社会にも適応する柔軟性を持っており、「武器を持て?競争に勝て?うーん、興味ないんだけど、できんこともないから頑張るわ~!」などと言いながらも鋼のメンタルをもって頭角を現し、「めんどくせーなー」と思いながらもルールに適合して社会を闊歩されてるわけですけれど、でも、やっぱり「自分らしくない生き方」をしてる分だけストレスを抱えることになります。

それも体力溢れる20代の頃は鼻息荒く乗り越えていくのですが、30代に入れば自然と女性性がより表に出てくることもあいまって、「なんかイヤだなあ、この生き方」などと考えるようになります。

一方で、そんな思考的・システム的・競争的な環境において、感情・感性・つながり・自由さは葛藤を生むので、あまりに女性性が豊かというか男性性に興味がないという方々ほど、そもそも受験が目標となる競争社会について行けないので、思春期以降「社会が怖い」「お金を稼ぐということが怖い」「仕事がしんどい」「不自由だ」「生き辛い」「会社が嫌だ」「窮屈で仕方ない」という思いを抱き、「何をしていいのか分からん」という結論を得るのです。

そういう方々が「ねえ、どうしたらいいの?」と相談にいらっしゃることになり、必然的に私は「女性性が豊かな人はどう今の社会で自分らしさを発揮すればいいのだろう?」というテーマを考えさせられることになるのですね。

現実的な問題としては次のようなご相談内容になるんです。

「一応、会社では評価されてそれなりのポジションにいるんだけど、最近、なんか違うって感じるんですよね。なんか窮屈っていうか、はっきり言えばつまんないっていうか。ほんとにこれやりたいの?と言われたら違うって即答できるし。あたし、何がしたいんでしょ?」

「社会人1年目から会社に行くことが苦痛で仕方なくて何とか頑張ってきてるんだけど、やっぱり疲れちゃって、それで何度も転職することになってますます自信がなくなって。けど、自分にはフリーでやっていくほどのスキルはないし、どうしていいのか分からないんです。」

「仕事は好きな方だと思うし、期待に応えて頑張ることはいくらでもできるんだけど、先が見えないっていうか。どうせなら自分に合った仕事がしたいんだけどそれが何かは分からなくて。転職するにしてもやっぱり今やってる仕事がベースになるから同じことの繰り返しだと思うと何もできないんですよね」

「好きなことがあってそれを仕事にできればいいと思うんですけど、全然自信がなくて。そもそもお金を稼ぐってことに抵抗があって、自分なんかには到底難しいと思ってしまうんです。」

「ずっと向上心を持って上を目指して転職も何度かしたんですけど、最近、燃え尽き気味というか。これがほんとうに自分のやりたかったことなのか疑問に思うようになって、正直ちょっと後悔してるし、焦ってもいるんですよね。自分には何が向いてるんだろう?って思うんです。」

「仕事に対してずっと自信がもてなくて、会社からは評価してもらってるんだけど、すごく窮屈で無理してる感がずっとあるんです。かといってやりたいことがあるわけでもないし、何か勉強した方がいいと思うんだけど疲れて手が出せないし。そんな生き方変えたいんだけどどうしたらいいのか分からないんです。」

なんて感じで。

ちょっと今の自分に当てはまるところ、ありました?

男性性優位な社会であることは間違いないんですけど、それでも以前と比べればだいぶ柔軟になってきているのは間違いなく、例えば「フリーアドレスの仕事場」「完全フレックスタイム」「役職の廃止」「プロジェクト単位のチーム制」「他社との共同プロジェクト」などなど、様々な女性性的な要素も採り入れられてきてます。

このコロナ禍でさらにそれが進んで在宅勤務で成果報酬制を採り入れる企業も増えてますね。

けど、「組織で生きてくのは苦痛」とか「管理されるのは嫌い」とか「ルーティンな生活は退屈」という問題は残るわけです。

昭和な時代ならば「女はさっさと結婚して家に入る」という“永久就職”という考え方も一般的でしたが、最近はそんな言葉も聞かれなくなりましたよね。

むしろ、先日のセミナーでも「専業主婦は絶対嫌だ!!」と叫ぶ武闘派女子がいましたけど、男女が(以前に比べれば)対等になってきてることで、ますます自立度は高まっている昨今かと思います。

で、こうした女性性の強い人って社会に対して壁を感じやすく、窮屈さを覚えるものですけれど、意外と男性にもこの傾向のある人は多いんですよね。

しかも、男性だから「お前は男性性が強いだろう」という風に見られるし、女性性が豊かな人が女性的な雰囲気を醸し出す男性とは限らないので、むしろ、生きにくくなっちゃうことは珍しくありません。

だから、何とか無理やり会社に適合しているんだけど、実はめっちゃ苦痛で、全然自信が持てないって悩みは男性にも多いものです。

そして、男性の中には「女性性が豊かである」ということを認めることに抵抗があり、「それってなんか男としてダメな気がする」と思ってしまうこともありますね。

ということで、この問題は自武女な方々だけでなく、案外、男性にも当てはまるんじゃね?と思います。

というのも、農耕民族である日本人は男女問わず女性性が豊かになりやすいものです。
それが狩猟民族である西洋的思考・方法論を採り入れることにより、男性性を強化する流れになってきたわけですが、その男性性優位な思考に適応できない人も当然生まれてきます。

それが価値観が今よりずっと狭かった昭和な時代はなんとか我慢して頑張るしかなかったのですが、価値観が多様化した現代では「違う生き方もあるんじゃね?」という発想が生まれた分、これが問題になっちゃうんですね。

ということで、いつもより硬い文章になっており、女性性が豊かな方にとってはそろそろ眠気が襲ってくるんじゃないかと思い、そろそろどうしたらいいか?って話をしていこうと思う次第です。

(1)まず、自分は女性性が豊かであることをちゃんと思い知る必要があります。

・感情、感性が豊か。
・人とのつながりを大切にする。
・自由が好きで、窮屈さが嫌い。管理されることも嫌い。
・ルールやシステムを押し付けられるのが苦手。
・結果を出すことよりも楽しい、面白い方が重要。
・給料面よりもやりがいとか仲間の方が大事。
・思考を使うよりも感覚的なことの方が好き。
・一人で頑張るよりもみんなと頑張る方が得意。
・気分屋であり、ルーティンは苦手。
・公私の切り替えは得意じゃない。
・気が付くことが多いので何かと忙しくしてる。
・予定を決めるのは苦手というか嫌い。
・何かと周りに流されやすいところがある。
・自分という存在が意外とあいまいな感じがしてる。
・創造的なことにワクワクを覚える。
・周りの人の変化がすぐ分かる。
・ご縁を大事にしたい。
など。

もちろん個性があるので、このすべてに当てはまることなんてまずないですし、一つしか当てはまらないからって女性性が弱いとも言えません。一つの基準っすね。

(2)そして、自分のそうした“個性”を大切にしようと思います。

同時に、今自分が置かれている環境が不満であれば、はっきりと「イヤだ!」ということを意識します。

「こんな生活いや!むり!」とはっきり自覚するってことです。

ま、ここで抵抗を示す人はすっごく多いですね。

まず、ここまでをしっかりやっておく必要があります。
これが土台になりますから。

(3)その上で、そうした自分を「俯瞰」していきます。

女性性が豊かな人は順応性・適応能力が高いので、放っておくと「相手に合わせる」ということをしてしまいがちです。

「こういう仕組みの会社なんだから、その会社に合わせて自分を変える」ということができてしまうんですね。

だから、感情的には不満を感じるんだけど、なんだかんだできてしまうわけです。

「事務なんて好きでも得意でもないけど何年もやってるから何とかこなしてる」ということが可能なのです。

要するに女性性が豊かな人ってのは粘性が強いアメーバみたいなものです。笑

もちろん、そうして「何かに合わせていくのが幸せ」というタイプの人もいて、アメーバ魂をいかんなく発揮されてるので、そういう方はどんな環境に置かれても案外楽しめるんですよね。

しかし、アメーバゆえに「自由」をこよなく愛するタイプの人は、相手に合わせることができるけれど、それが窮屈であれば、拒否反応が出るんです。

だから、そうした自分の感性に対して“素直になる”ということが大事です。

「仕事」を意識すると大変なので、そんな自分はどういうライフスタイルがいいのかを俯瞰してみていくんです。

これが一人だとなかなか難しいので、自分でやる場合は仕事に対して好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなどをリストアップしていって、それを客観的に眺めてみることも有効な手段です。(もちろんカウンセリングをそこで使うのもお勧めです。)

そうすると例えば、こんな感じのスタイルが見えてきます。

・勤務時間は自由な方がいい。
・ある程度、任してもらった方が仕事がしやすい。
・一人で仕事する時間も大事だけど、同僚とワイワイやる時間も欲しい。
・細かい作業は嫌いじゃない。
・アイデアを出すよりも、そのアイデアを膨らませる方が得意。
・チーム制で仕事をするのが好きだけど、ある程度の自由度は大事。
・お互いを尊重し合える環境が良い。
・納期の厳しい仕事は無理。
・女性が活躍してる職場がいい。

お気づきの方もいると思いますが、実はこれ、「婚活」と全く同じシステムなんですよね。笑

自分を知り、自分の理想を描き、そういうお相手を探していく、という。

けれど、自武女の皆様は特に「恋愛よりも仕事の方が断然得意」という方が多いので、今日のネタの方が分かりやすいかもしれません。笑

そうして、自分の求めるスタイルを描き、それに合う業種なり職種なりを選んでいくんです。

これが理想的なアプローチです。そう、理想的。

けれど、ないわけじゃないんです。これも婚活と一緒。

ただ、「一人の人を選ぶ」よりも「会社を選ぶ・働き方を選ぶ」方がたぶん楽に感じられると思うので、その理想をもってあれこれ会社を見てみるといいんです。

そうすると「会社勤めよりも農業の方が向いてる?」とか「今まで事務ばっかりだったけど接客の方がいいのかな?」とか「意外とクリエーター気質なのかも」と気づくことがたくさんあると思います。

大きく道を変えることは怖れを伴うものですけれど、あくまでこの時点では「可能性」ですから。

さて、ここまでで「だいたいこんな働き方が自分に合う」ということが分かるんですけれど、ちょっとここで一旦停止してそれを具体化する前にやっとかなきゃいけないことがあります。

「自分を知る」ということにもつながるので、順番は逆になってもいいんですけど、今回のような問題を抱える方は案外事前準備というか仕込みが大事になってくるんです。

(4)今の自分が持ってるノイズを除去する。

要するに今までずっと男性性の社会の中で葛藤していて、ノイズがたくさん入っちゃってることが多いんですね。

〇疲れてる!蓄積疲労!
〇男性性への怖れ・トラウマ
〇間違ったセルフイメージ!
〇男性性に洗脳されて自分を見失ってる!

と言った問題が素直な自分を見失わせてるわけです。

例えば、こんなケースがあります。

「長年無理して合わない営業を頑張ってきて、なんとか成果は出しているものの心はかなり疲れが溜まってきて、休日は家でゴロゴロしてることが増えてきてます。

何とか会社で頑張っていくために男性性を採り入れてきたのですが、その分、本来の女性性が抑圧されてしまっており、自分が女であることも忘れがち。

だから、自分は「男なんじゃないか?」なんて思っており、かつ、「営業しかできないから転職するのも営業だ」と思い込みます。

そもそも会社という仕組みが自分に合っていなかったのに、順応性を発揮して合わせてきたので、自分は会社員が向いてると思い込んだりしています。

頑張って何とかやってきた分だけ、新しい環境に転じることに怖れを感じますし、そもそもお金を稼ぐということに対しても抵抗を覚えています。」

この場合、疲れを癒し、男性性への抵抗を癒し、本来の女性性を取り戻し、自分らしさとは何かを改めて見つめ直すことが必要となるんです。

これには少し時間を要しますが(といっても長くて2~3か月。疲れや怖れを完全に癒すとかは必要ないから)、こうしてノイズを除去していくことによって、より素の自分を見つけ出しやすくなります。

その上で改めて(3)に戻り、ブラッシュアップしていきます。

でも、そうするとまた(4)の問題が浮上してくることがあるので、そこと向き合いつつ、再び(3)に戻って行きます。

で、これを繰り返していくとだんだん“覚悟が決まっていく”=“生き方が定まってくる”ということになります。

ということで、女性性が豊かな方はそれを活かして生きていくべく、そろそろ本気で自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?

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5/28(土)13:00-16:00 ワークショップ
5/29(日)13:00-17:00 グループコンサル
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/44849

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