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「男ってデリカシーがない奴」という思い込みがあると、そういう人にしか男を感じられなくなってしまいます。だから、なかなかうまく行かないわけですね。
なので、そのお父ちゃんと向き合ってみるのがいいよ!という話に加えて、その思い込みの改善について踏み込んでみます。
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先日のジュンコさん・れんさんとのYoutubeライブで質問をしたK.Oです。
男性と付き合いたいけど、男性嫌悪があり好きになった男性でも気持ち悪くなってしまう、という内容でした。
ご返答いただき、ありがとうございました!
男性が気持ち悪いけど付き合いたいのは、お付き合いしたり結婚して幸せに過ごしたいし、1人は寂しい。
30代になって、性欲が出てきて相手が欲しい、というのもあります。
20代の頃に付き合った彼氏は、やはり気持ち悪くなってしまいました。別れたのは他の理由でしたが。
最初の頃はセックスしてみましたが特に楽しくはなく、やんわり避けてレスになりました。
ここ数年は、気になる男性と飲んだ帰りにお泊りに誘われることも何回かあったのですが、どの人も踏み切れず数年間ご無沙汰です。
生きにくく、恋愛もうまく進まないので、心理学・男性心理を勉強しました。
今まで”身体の関係は付き合ってから”と思っていたけど、その前に関係を持ってもいいんだ、というか、曖昧なまま関係を持とうとする男性から声をかけられることばかり、そういった流れも受け入れなきゃ。
…そう思ったけど、やはり怖いものは怖い…。
Youtubeライブでのお三方のコメントで、“無理しないこと・ゆっくり進めてくれる男性もいる”と言われたところで泣いてしまい、無理しないと進めないと思っていたのか、と気付きました。
自分に厳しいですね。出た、鬼軍曹。
父がデリカシーが無いモラハラタイプで、小さい頃から“男性は嫌なもの”と刷り込まれていました。
今は、父のことは前より理解し、嫌いでは無くなりましたが、男性に対しては思うところが多いです。
芸能人・知人で、男性が彼女・奥さんに負担をかけたり、デリカシーのないバカなことをしていると、人ごとでもハラワタが煮えたぎります。
幸せな恋愛をしたくて、素敵なご夫婦と接したり、理想の結婚生活をイメージしても、結局は男に絶望している自分の未来を自動再生してしまいます。
刷り込みがしつこすぎます。
男性嫌悪、どこまで付いてくるのでしょうか。
うまく付き合っていくもの?これって無くなるものでしょうか。
(KOさん)
その節はいい質問をありがとうございましたっ!!
動画はこちらっすね!
>https://youtu.be/MPzIX6uASv0
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さて、動画内で「たぶん、KOさんは男好きっすよね?」とコメントしたと思うんですけど(うろ覚え)、今日はその話で良いっすかね?笑
まあ、男性嫌悪が強い!と相談して「男好きっすね」と言われたらそれだけで気分悪くなると思うんですけど、その辺の話も含めてしていければな、と“今は”思ってます(つまり気が変わったらゴメンね!笑)
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ということでまずは「思い込みって怖いよねー」という話から始めていこうと思います。
男性に対して嫌悪感を覚えるのは感情なので、「感じちまったものはしゃなあいやん」と受け入れるほかありません。
感情ってコントロールできないものだし、コントロールしようにも、その前に感じちゃってますからね。
「男?気持ち悪いわ!」と思っちまったものはしょうがないんです。
でも、そのときに多くの人は「気持ち悪い」と感じてしまった自分を否定して、責めて、改善しようとします。
「そんな気持ち悪いなんて言うてたら彼氏なんてできひんやん!ダメダメ!」って。
そうして「男性を気持ち悪く感じないように」自分をコントロールし始めますけど、でも、多くの場合逆効果になりません?
「余計にキモいわ!」って嫌悪感が強まっちゃうと思うんです。
というのも感情って「フォーカスすると拡大する」という特徴があるんですよね。
例えば、皆さんも部屋にいて「なんか怖い気がする」と思い始めたら、どんどん怖くなっちゃった経験ありませんか?
怖れという感情に意識がフォーカス(注目)したので、怖れが拡大して、どんどん怖れが強くなっちゃうんです。
例えば、情熱系の女子は「忘れてたけど、思い出したらめっちゃムカついてきた!なんか、めっちゃムカつく!もう許せんわ!」という経験を3日に1度はされてると思いますけど、それも同じことですね。はい。
「男性嫌悪」も「何とかしなきゃ」とか「ダメダメ」とか思って我慢して何とかしようとしたり、克服しようとしたりすると、「嫌悪感」にフォーカスしてしまうので、どんどん嫌悪感が強くなっちゃうんです。
だから、そういうときは何とかしようとせずに、ただただ「受け入れる」ということをするんですね。
「怖いよねー。ムカつくよねー。嫌悪するよねー。」と友達の話に共感するように、自分の気持ちに共感してあげるんですね。これ、めっちゃ大事なことなので覚えといてくださいませ。
そうして、自分の心の器がその感情を受け入れ始めると「ホッ」として安心して、楽になっていきます。
感情を抑え込もうとしたり、変えようとしたり、否定したりするのって「感情と戦う」って表現するんですけど、武闘派なみなさんはクセで戦いモードになっちゃうんですけど、感情に思考は勝てませんので、むしろ、逆に拡大しちゃって困ることになるのです。
「そうだよねー。怖いよねー。ほんと怖いよねー」って自分を抱きしめてあげるようにするとだんだん収まっていくものです。なかなか難しいですけど。
で、そうして男性嫌悪を何とかしようとすると嫌悪感ばかりにフォーカスされるので、男を見るとますます気持ち悪く感じてしまうのがオチなんですね。
だからまったくもって変な話ですけど「直さないでよし」というのが私の提案でして、「キモいもんはキモいんじゃ!」と啖呵を切ったほうが早くなんとかなります。
これ、ほんと大事なことなのでぜひ覚えておいてくださいませ。
さて、そんな男性嫌悪の原点がお父ちゃんにあることはあるある中のあるあるでして、KOさんの場合も、「デリカシーのないモラハラ父」をお持ちですから、幼少期からそんな父と接する中で「男ってデリカシーのないモラハラをする奴」という思い込み(観念)が生まれるんですね。
で、そんな一番近いところにいる男がデリカシーがなくてモラハラをするんですから、その思い込みが強烈になることは言うまでもありませんよね。
で、そういう風に男を見始めるとKOさんの中ではその思い込みが絶対になりますから、次々とデリカシーのないモラハラ男を見つけるようになります。
そうすると「デリカシーのないモラハラをする奴」=「男」と思い込みがあるので、それ以外は男に見えなくなるんです。
>芸能人・知人で、男性が彼女・奥さんに負担をかけたり、デリカシーのないバカなことをしていると、人ごとでもハラワタが煮えたぎります。
こんな風にね!
で、Youtubeライブの中で3人ともお伝えした「あなたのペースに合わせて付き合ってくれる男だっているんですよ」というのも事実なんですけど、KOさんはそういう男と出会っても、それを男として認識していないので、「え?そんな奴おるの?おらへんやろ?」と思ってしまうわけです。
これが思い込み(観念、ビリーフ)の怖いところなんですね。
だから、男ってデリカシーがなくてモラハラをするような奴ばっかりだから、
>曖昧なまま関係を持とうとする男性から声をかけられることばかり、そういった流れも受け入れなきゃ。
という風に思ってしまうようになります。
「私のことを大切にしてくれる男性」とか「私の気持ちを尊重してくれる男」というのはこの世に存在していないことになっていて、男性と付き合うってことは、デリカシーのない発言をされたり、モラハラ的な態度を取られたりしても、それを我慢するしかないんだ、なんて思っているからです。
曖昧なまま関係を持とうとしたり、飲み会の帰りに勢いでホテルに誘ってきたりするような「デリカシーのない男」に自分を合わせなきゃいけないと思っちゃってるんですね。
で、そういうのが男だと認識していたら、そりゃあ恋愛なんてうまくいかないと思いません?
だって、そんな男嫌いですもん。気持ち悪いですもん。
でも、そんなことを言ってたらいつまでたっても彼氏ができないから我慢するしかない、とさらなる思い込みを付け加えるわけですね。
例えば、婚活中のクライアントさんからは「私がほとんど男性経験がなくて怖れがあるって伝えたら、君のペースでいいよ、と言ってくれて、事実半年以上も何もなくて、この人なら信用できると思って伝えたら、そこでようやくそういう関係を持てました」という報告を頂くことも珍しくないんです。
けど、「え?そんなことってあり得るの?ほんとに?」とか思っちゃいません?
似たような話はほんと多いですよ。特に現代の男性は優しい人もすごく多いですし、女性の気持ちを汲み取ろうとする男性も多いんですよ。信じられないでしょ?笑
※汲み取ろうとしてくれる男性は多いですけど、そんな女子のわけわからん広大な感情の世界を汲み取れるような男性はほとんどいないんで、期待は禁物よ!女子のみんな!
ちなみにその段階でKOさんの気持ちを尊重してくれるような男性に出会っている可能性も高いのですが、KOさんはそれに気づかないか、もしくは、その人を男として認定していないので、華麗なるスルーをかましてる可能性も高かったりします。
だから、後々「言われてみればあのとき声をかけてくれた人はそうだったかもしれない!」なんて気付くこともあるんです。
だから、「男ってデリカシーのないモラハラな奴ばっかりじゃないんだ」という“知識”をまずは得てくださいませ。
そうすると私たちのマインドはその“知識(情報)”を証明するかのように動き始めます。
「ほんとにそうかしら?」と疑いを持ったまま男たちを見るようになるんですね。
そうすると始めはやっぱりデリカシーのない奴らが目に付くんですけど、そのうちポツンとそうじゃなさそうな奴が目に入ります。
うそ?と思って観察すると「ああ、やっぱりいたんだ。でも、彼はきっと希少種よ」なんて思うんですけど、ゼロからイチが一番難しいわけで、一人でもそういう男を見つけてしまうと、「もしかしたらあの男もそうかしら?」なんて見るようになるので「あ、こいつもそれっぽい!」という人を見つけるようになります。
それで徐々に世界が変わっていくんです。
「気付くだけで80%は癒されてる」って格言があるんですけど、ほんまそれです。
とはいえ、お父ちゃんが原因だとそういう男がいると気づいたとしても、距離を縮めるのは怖いし、イヤだし、なんせやり方も分かりません。
相手の強引なやり方に合わせて我慢して身を許す方法は浮かぶけど、自分の気持ちを尊重してくれる人と関係を育てていくことなんて訳が分からないですよね。
まあ、それはコミュニケーションをしていけばいいんですけど、でも、やっぱりその嫌悪感、元から断っておくのも大事なことですね。
ということでやっぱりお父ちゃんと向き合うことも大事よ、という話になるのです。
例えば、こんなワークにチャレンジしてみるときっかけになると思います。
〇お父ちゃん被害リスト。お父ちゃんからされて嫌だったこと、ムカついたこと、悲しかったことなどを思い出しながらノートに書き出していきます。気分悪いですけど。これを御恨み帳に書き出してもOKです。
〇お父ちゃんに分かってほしかったこと、言いたかったこと、言えなかったことリスト。これはそのままっすね。
〇お父ちゃんに対して申し訳ないと思っていること。意外と罪悪感が出てきたりするんです。
まずはここまでガーっとやってみてください。
最終的には「お父ちゃんがお父ちゃんで良かったこと100個」を書き出して「感謝の手紙」を書くところまで行くんですけど、そこを目指してもしんどいだけなので、まずは自分の心の中にある「お父ちゃん、イヤや!」を見える化していくわけですね。
この辺はひとりで頑張るのが難しければ誰かに手伝ってもらってもいいと思います!(つまり、カウンセリングを使うのも手ですね、という話)
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さて、ここで少し客観的に物事を見ていくと、お父さんの影響を未だに受け続けているということはなぜなんだろう?という話です。
また、そんなに嫌悪しているんだったら男なんていらん!と決めちゃってもいいと思うんですけど、それをしないのはなぜなんだろう?って話です。
例えば、「お父ちゃんは死んだことになってる」という人もいます。自分の中からお父さんの影響を排除すべく「あの人は死んだこと」にしてるわけですね。
そう思ったら感謝もできるようになった、とおっしゃいます。
でも、KOさんはそうは思えないんですよね。なぜなんでしょう?
また、男が気持ち悪いから別に男はいらん、という人もいます。
付き合いたいとか結婚したいなんて思わないし、子どもは欲しいけど男と絡まなきゃいけないんだったらいなくてもいい、と言います。
皆さんも台所に出現するGを気持ち悪い、汚い、嫌いと思ってらっしゃるわけですが、「何とかしてGとうまくやりたい」なんて発想持たないですよね?なのに男に対してはそう思うのはなぜ?ってことです。
ってことでここからは他人事だと思って読んでください。
それだけお父ちゃんの影響を受け、いまだに頭の中に残っているということは、もしかして、そんなお父ちゃんでも嫌いになれなかった、もしかしたら好きだった、愛しちゃった私がいるのかもね?
また、それだけ嫌悪感があっても彼氏を求めたり、セックスがしたくなったりするってことは、もしかしてその嫌悪感の奥に「好き」があるからでは?なんて見方もできるんですね。
性欲が出てきたことってのも素晴らしい変化で(だから、何かしら取り組んだことがあるんじゃないの?と思うんですが)(だって、お父ちゃんは性の対象じゃないでしょ?)、これはめでたいことですよね。
なので、その辺にKOさんの才能があるんじゃねえか?と思うわけですね。
男性を癒す才能。
男性を喜ばせる才能。
女を楽しむ才能。
女の喜びを享受しまくる才能。
もし、自分の中にそんな才能があるとしたらどう思います???
まあ、何が出てくるかはお楽しみで、とりあえずお父ちゃんのこと、取り掛かってみてはいかがでしょうか?
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