思考癖をやめる方法は?~思考が止まる経験を積み重ねていくこと~



何かと考えすぎてしまうクセを持つ方は少なくないと思います。そういう方には女性性を使ったアプローチが有効なのですが、日常的にできる方法もあるんです。
思考癖に陥る原因とその対処方法についてまとめてみました。

一日中何か物事を考えています。
ずーーーっと考えています。
生き方とか哲学とか、思考の時間が寝る前まで行われます。
カウンセラーの方に相談したところ、「寂しいとかそういう感情を感じないようにしてるからかもね」と言われました。
「女性性と男性性のバランスがくずれて思考ばかり使って頭でっかちになってる様に見える」とも言われました。
寂しいという感情を感じないように、自分の嫌なところを見ないように思考ばかり働いてるというのは耳が痛いです。
たしかにそうかもしれません。「強烈な寂しいという感情はインナーチャイルドが暴れてる」とも言われました。だからまずはインナーチャイルドを癒そうねという話で終わったんですが、なかなか思考癖が抜けません。

女性性がめちゃくちゃ強い男性なんですがどうしたら思考癖をやめられるでしょうか。
さすがに考えすぎて睡眠も浅いのでなんとかしたいです。
よろしくお願いします。
(Tさん)

このテーマは男性に限らず、特に都会生活をしていたり、頭脳労働の方だったり、コロナで自粛生活を送っていたりする方には当てはまるものかもしれませんね。

けっこう一日中、頭が動いちゃってる方に私もよくお会いします。

例えば「こうあるべき」「ほんとうはこうすべきなのに」という理想主義者、「何が正しいのか?」を追い求めてしまう正解主義者、「ちゃんと」が口癖の完璧主義者、自分のことを抱え込んでしまう秘密主義者等々。

常に思考しているがゆえに気が上がってしまい、Tさんのように睡眠に影響が出てる方も多いですし、そこから倦怠感、無気力、モチベーション低下などの抑うつ的な状態になってしまってる方も少なくないものです。

元々思考的・理性的・論理的な方は思考することが自分らしく、また喜びなのでそんなに疲れませんし、彼らは実はそんなに思考しまくりません。

だから、頭で考えすぎて疲れちゃうという方の多くは本来感情的だったり、感性や情緒が豊かだったり、感覚的だったりするんですよね。

「本来、そんな考えることが好きじゃない癖に考え込んでしまうから疲れる」わけです。

それはまるで「右利きなのに左利きで生きようとしてる」みたいなところがありまして、みなさんも試しに今日一日利き手じゃない手で生活してみるとどれくらい疲れるか?しんどいか?がよく分かると思います。(想像するだけで疲れそうっすね!笑)

そういう意味で、Tさんのように女性性が豊かな癖に、男性性的な思考を使いまくればそりゃあ疲れるよねえ、という話なんです。

じゃあ、なんでそんな右利きなのに左利きで生きようとするのか?という点なんですけど、そこにはたいがい「見たくない感情」があるからです。

自分が向き合いたくない、見たくない、認めたくない、感じたくない感情があるので、そこから目をそらすために「感じる」のではなく「考える」ということをするんです。

じゃあ、何を感じたくないか?と言えば、自分にとって不都合な感情です。
不都合な感情というのは「取り扱いがよく分からん感情」なんです。

怖れ、不安、罪悪感、寂しさ、悲しみ、無力感、無価値感、嫉妬、惨めさ、空虚感、恥ずかしさ等々。

もっとも「寂しさを感じてしまうことへの怖れ」とか「罪悪感があふれ出す不安」という複合的な場合もありますね。

また、ネガティブな感情だけか?というと案外そうでもなく、うれしいことがあったときに「調子に乗ってはいけない」という謎の観念が働いて、そのうれしさを感じないようにするために思考する場合もあるんです。

「人から褒められてすごくうれしいんだけど、恥ずかしさもあって、『いやいや違うねん』とそれを否定するようなことを考えちゃう」みたいな。

感情って感じれば解放されてすっきりするんですけど、それを感じることを怖れていると感じることを自分に許せないのでなかなか解放されずに心の中に溜まっていきます。

思考で感情をごまかしている間にどんどん感情が溜まっていくんですね。

で、感情はウンコと同じなので溜まってくると強烈な便意の如く外に出たがります。
しかし、感情を出す=感じることなので、感じることを怖れている以上、それを出すことは容易ではありません。

便意は強くなる・・・けど、こんなところでウンコしてはいけない・・・我慢しなければ・・・我慢すればするほど便意は強烈になる・・・ヤバい・・・漏れる・・・どうしよう・・・という経験を私は3日に1回は体験しているのですが、みなさんも想像できますよね?

あ、別に便意じゃなくても尿意でも構いませんよ!(どうでもいい話)

猛烈な便意に襲われて一刻を争う場面なのにようやく見つけたトイレには行列ができている・・・この絶望感を感じないようにするために人は「スマホを見て気を逸らす」「あれこれ考え事をして便意に対抗しようとする」ということを私は4日に1回はしているのですが、みなさんも想像に難くないと思われます。

もちろん、そうした修行僧並みの精神力を鍛える時間を経て個室になだれ込んでパンツを下ろした瞬間に訪れる喜びと安堵感と快感は何事にも代えがたいもので、私も5日に1回はそうした至福感を味わっているのです。

・・・話、逸れてます?

いやほんど、朝ジョギングなどをしているとよくそういう場面がありまして、それゆえに近隣の“すべての”トイレの場所と朝の混雑状況などを頭の中にインプットすることができるようになり、ついに便意の状態とトイレの距離を即座に計算できるようになりました。

ただ、旅先などトイレの場所をまだ把握していない場合にはけっこうヤバいシーンもありまして、先日も東大の赤門あたりを走っている際にけっこうなピンチに襲われたものです。
とはいえ、その際は経験がモノを言い、「たぶんこのビルには共用のトイレがあるはず」という直感に従って大人としての品位を保つことに成功したものです。その際はその直感を得た自分と解放感の両方の喜びに浸ることができたのです。

・・・あ、話、また逸れてます?

要するに「感じたくない感情があるとそれをごまかすために思考する」ということになり、本来思考することが好きでないにもかかわらず思考にハマってしまい、疲労感、倦怠感、緊張感などが日常的になってしまうんですね。

じゃあ、その感じたくない感情を感じればいいじゃん、という話になるんですけど、感じたくないんだから感じられないじゃん、という至極真っ当な回答が寄せられるものと思います。

Tさんの場合でしたら強烈な寂しさを感じたくないということなのでしょう。

寂しさを感じたくない→感じないように緊張する→感じないように思考する、という流れがそこにあるようです。

でも、この「感じたくない→緊張→思考」の流れはコロナ禍においては多くの方がそこにハマっており、ゆえに精神科医が「最近はさすがにコロナ鬱の人が増えてきたよ」とおっしゃるのも納得ですね。

ただ、Tさんの場合は思考する、ということになるんですけど、感じたくない感情を感じないようにするためにはほかにも様々な方法があります。

それがアルコール、ギャンブル、ワーカホリック、性的快楽、買い物などの刺激物になることはみなさんもよくご存じかと思います。

感じたくない→アルコールを飲んで感じないようにする、という風に感じたくない感情から目を逸らすためにより強い刺激を求めるようにするんです。

また話が逸れちゃうんですが、「歯の痛みを一瞬で止める方法」というのがあるのご存知ですか?

ええ、すでにお察しかと思いますが、それ以上の痛みを自分に与えればいいんです。
分かりやすく言えば、隣にいる人に「すいません。あたしを思いっきり殴ってもらえませんか?」とお願いすればよいわけです。

でも、それで痛みが消えるのは一瞬。すぐによみがえってきますから、隣の人に「一定間隔であたしを殴り続けてくれませんか?」ということをしなきゃいけなくなります。

「歯の痛みと向き合いたくないがゆえに、顔がボロボロになる」という結果を招いてしまいます。

それが依存症と言えるものですね。

だから、まったくもって意外かもしれませんが、感情から目を逸らすために思考するクセというのは、アルコールやギャンブル、セックスなどの依存症に近いものがあると思っています。

それでなかなかやめられない、分かっていてもつい思考しちゃうんですね。

でも、どうしたって「アルコール依存症」と「思考癖」が同じなんて思えないでしょ?
全然マシのように感じられるでしょ?
だから、思考癖を甘く見ちゃう人ってたくさんいるんです。

「ついつい考えすぎてしまう。気が付けば頭が動いてる。」という相談を頂くと、私なんかは「それって毎日浴びるほどお酒を飲んでる人がそれを辞めるのと同じくらいのことかもしれませんよ」と怖い話をしちゃうんです。

カウンセラーが怖れを煽り立ててどうすんねん!と思うんですけど、まずは自覚した上に覚悟を決めていただきたいのです。

で、思考癖をやめようと思ったら、それは男性性を使ってるので女性性を使おうね、というのが心側からのアプローチになります。

私のクライアントさんにも同様の方が多いのでこうしたセッションは日常茶飯事ですし、それが「女性性解放ワーク」としてセミナーで提供している形になるんですね。
(惜しい!昨日でそのセミナーは終わってしまった!)

そうしたセッションでは、イメージワーク(誘導瞑想)を使って思考よりも感情の方に意識を向けていくと同時に、体をまずは緩めていくことを目指します。

このセミナーに参加されたことのある方なら感じられたと思いますが、女性性を使うイメージワークって基本、自分は何も動かないんです。

ただ座っているだけで、光が降ってきたり、温泉に浸かっていたり、雲の上に浮かんでいたり、川に流されていたり、誰かからの花束(愛)を受け取ったり、ヴィジョンを描いたりしていきます。

ただ、それも一人でやろうとすると思考が動いちゃうので、私のような人間が誘導することでただただ「感じる」ということをやっていくんです。

そうして一瞬でもいいから「思考が止まった」という体験を体(心)にさせてあげるんですね。
私のセッションは実践的なので「体で覚える」ということをすごく大事にしています。

そうして思考が止まった経験を一度でもすると、それが喜びや楽さや快楽を伴うものなので、体は再びそれを求めるようになるんですね。

そうして思考しない時間を少しずつ増やしていくことで、頭を緩め、体を緩め、心を緊張から解放することにしているのです。

だからよくセミナールームで「はい、そこに寝っ転がりましょう」なんてやったりしているんです。

じゃあ、根本さんのセッションを受けなきゃいけないのか?というとそういうわけではなく、思考を止める方法ってのはいくらでもあります。

ちなみにこういうアプローチはうちのお弟子さんたちには伝授している部分もあるので「あいつのセッションは高いし、そもそも予約が取れん」と不満をお感じの方は、テキトーな弟子を見繕っていただければ幸いかと思います。

ただ、この自分でもできる思考を止める方法ってのは、実際に行動する必要がありますので、動くことがめんどくさい、イヤだ、となってしまうとすぐには難しいかもしれません。
そして、やっぱり「もうこの思考癖は辞めたい!ていうか、辞めるぞ!」という思いは必要です。

〇自然と戯れる

自然というのは思考が及ばない壮大な世界でして、先日もそんな考えすぎの方に「湘南の海にぷかぷかと浮いておく」という課題を出したんです。

波ってコントロールできないじゃないですか。
落ちないように体のバランスを取らなきゃいけないじゃないですか。
海の上、気持ちいいじゃないですか。

同様に、森の中を歩いたり、山に登ったり、川辺でキャンプしたり、公園で花を愛でたりするのもまた自然と戯れることになります。

Tさんの場合、家の近所に公園とか神社とかありませんか?
毎日同じ時間にそこに行き、20~30分ほどベンチに座ったりして周りの景色を眺めてみてください。

海が近ければ海に出るのもいいでしょう。
朝日や夕日が眺められる場所があるならそこもいいでしょう。

そういう場所で日々過ごしているといろんな変化に気付けます。
「日がだいぶ短くなったな」「だんだん木々が色づいてきたな」「咲く花が変わっていくな」など。

自分より大きな存在である自然と戯れることにより思考のちっぽけさを身をもって体験することができるでしょう。

同様に自然の恵みである温泉にじっくり浸かることを習慣にしても良いと思います。

〇体を疲れさせる。

例えば、Tさんが自宅の前の道を100メートルほどダッシュしてみます。
それを3,4本繰り返してみてください。
肩で息がするほどに、何なら気分が少々悪くなる程度に。

そうしてはぁはぁと肩で息をしている時って思考は止まっています。

定期的にジムに行くのもお勧めですし、泳ぐのが好きな人はプールに通いましょう。
ダンスや格闘技を習うのもいいですね。

一人で継続するのが苦手な方はトレーナーを付けて義務付けてもいいでしょう。

これはまずは週に1日でもそんな時間を作ればいいと思います。

体が疲れると思考ができなくなり、また睡眠の質も高まります。

そこまでハードにしなくても、午前中朝日を浴びながら30分散歩するのもすごく睡眠の質を高めるそうです。

でも、体を疲れさせれば思考が止まるんだったら、その場で腕立て伏せやスクワットを限界までやれば十分です。

また、カラオケボックスやお風呂で歌いまくるのもいいと思いますよ。

〇ヨガや瞑想を採り入れる

これは条件が付きまして、思考癖が強い人は一人でやると考えてしまうのであんまりお勧めじゃないんですが、トレーナーが付いて誘導してくれる場でこれらに取り組むのは様々な点で効果が高いものです。

心を整える力がありますので、定期的に教室に通ってみるのもいいでしょう。

〇マッサージとか鍼とかエステとか

思考を止めるのは内側(心)からのアプローチよりも、まずは体からの方が早いと思っていまして(特に自分でやる場合には)、マッサージや鍼なども効き目があると思います。

自律神経を整えてもらうとか、気を下に下げるような鍼を打ってもらうとか、たぶん頭がカチコチになっているのでヘッドマッサージをしてもらうとかのアプローチもアリかと思います。

その間もいろいろと考えてしまうかもしれませんが、緩んでくるとボーっとできたりしますから好きな方は回数を増やしてみるのもアリでしょう。

さて、インナーチャイルドを扱って寂しさを解放しなくてもいいのか?という疑問が残ると思うんですけど、もちろんそれも有効な手段ではありますし、本質的な方法です。

だから、セラピストの導きでそういうセッションに取り組むのはすごく効果的なことは間違いありません。

寂しさに限らず、不安、怖れ、罪悪感等についても同じことで、根っこからこの問題を解決しようと思えば「見ないようにしている感情」と向き合うことはすごく大事なことです。

ただ、「見たくないものを自分で見る」のってやはり専門家の手助けがないと難しいと思いますし、下手に扱うと感情が暴走してめんどくさいことになりやすいので、今日は特に触れません。

ある程度インナーチャイルドが解放されてきたなら、「子どもの頃に今の自分がお手紙を書く」とか「両親に対して感謝の手紙を書く」とか「御恨み帳を量産する」などの方法があります。

御恨み帳は感情を解放する手段としてお勧めしているモノなので、感情を吐き出すトイレとして効果的な方法です。
これはふだんからやってみてもいいと思いますので、良かったら試してみてください。

★【保存版】御恨み帳(お恨み帳)の書き方~心の健康を維持するための素敵なノート~
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15692

★パッと開いたページにあるエクササイズをやってみるのはおススメです。

「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス発行)

◎そんな慢性的な問題と向き合うならコイツっすね!

東京/オンライン:9/25(土)11:00-18:00 根本裕幸&ヤタ(椙山眞伍)の「慢性的な問題を愛で癒す1DAYセミナー」

https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/41699


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