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ほんとうにないわけではないのに「お金がない」と思い込み、不足感を覚えるケースってとても多いと思います。
それは親からの刷り込みが原因なこともありますが、親のせいにしてもしょうがないので、どうしたらそれを解消できるかを考えてみたいと思います。
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あるあるネタかとは思うんですが強い不足感(特にお金)について一喝いただきたくリクエスト送らせていただきます。
小さい頃から母の口癖が「お金ない」だったためお金はない物だという意識が刷り込まれ、気付けばわたしにも見事にその口癖がうつり、結果自転車操業歴が今年で14年目を迎えるというエリート街道を歩んでおります。
もともと薄給の業種ではあるのですがコロナの影響でボーナスカット&減給となり、自転車操業だけが好調となってしまいました。(家計は夫と共同で管理しているので家計が回らないということはなく、わたし個人のお金の話になります。)
母はお金がないない言っていましたが決してうちは貧乏ではなく、生活に困ったことなどはありませんでした。
いま思うと母も不足感の強いタイプなんだろうとは思うのですが母同様にわたしも不足感が強く、お金に限らず、時間がない、能力がない、毎日がつまらない、と頭の中がないないづくしです。
どうしたらこの強い不足感を払拭できるかアドバイスいただければと存じます!
(Yさん)
喝ーっ!!!!
ってことでよろしいでしょうか?
もし、こんな風に1回のブログを終えられたら1日に何十回も更新できるなあ、と思う今日この頃です。
が、きっと飽きるんだろうなあ・・・。笑
それに、読者に飽きられるんだろうなあ・・・。涙
よく学んでいただいてありがとうございます。
全くYさんのおっしゃる通りでして、親が「お金がない」を口癖にし、日々そのアファメーションを繰り返されていたのであれば、自然と子どもにその思考がインストールされ、
「お金ってないんだ!そうか!ないものなんだ!」
という思い込みが仕上がるわけです。
そして、その思い込み(観念、ビリーフ、自分ルール)の通りにその後の人生を構築していくことになります。
もちろん、これはお金に限ったことではありません。
「男ってウソを付くから信用できない」
「仕事はしんどいもの」
「人生、何も面白いことなんてない」
「女は損。めんどくさい。」
「お父さんはダメな人」
等々、親(特に母親)は日々、そんなアファメーションに勤しんでいらっしゃるがゆえに、その影響を受ける子どもは少なくないものです。
そして、大人になってもその思い込みに支配されてしまうのです。
が、よくよく考えればそんな皆様のおかげで我が家が今日もご飯を食べられると思えば、、、うん。感謝感謝ですね。お母さま、ありがとうございますっ!!!(満面の笑みで)
それにしてもYさん、文章面白いですね。文才ありますねー。
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さて、Yさんのように「実際に家にお金がなかったわけではないけれど、なぜか母親は熱心な“お金ない教”の信者だった」というケースは非常に多いものです。
Yさんのおっしゃる通り、お母さん自身が不足感が強く、もしかすると、お母さんの実家がほんとうにお金がなかったのかもしれません。
お母さんが子ども時代に、やはりそのお母さん(Yさんのおばあちゃん)が「お金がない」と言い続けた口癖を、お母さんは律儀に受け継ぎ、そして、Yさんもきちんと継承されてきたのかもしれませんね。
Yさんの母系に伝わる伝承のようなものかもしれませぬ。
で、「お金がない」という思い込みについては私も長年研究中でして(つまり、私も同じ問題があるのです)、それゆえ、伝えたいことは山ほどあります。
その辺は今日の文末にステマとしてご披露しますので、ぜひともご購入を検討されてみてはいかがかと思う次第です。ありがとうございます!!
お金のことは改めて触れるとして、「不足感」についても非常に多くの事例があります。
うちの読者だとしたら「男がいねぇ」というか「ヘラクレスオオカブトなんてどこにおんねん。おらへんやないか」という不足感がまず浮かびます。
お茶をしながらグループセッションをするという会が人気なのですが、参加者の一人が「ロクな男がいねぇ」と口火を切ると、場はその日一番の盛り上がりを見せ、なんならスタッフのMちゃんも積極的に「ですよねー、ですよねー、すごく分かります!!」と参戦するほどです。
ちなみに恋愛講座などを主催しているカウンセラーのスタッフのほとんどが「男がいねぇ、どこにおんねん。マジで」という問題を抱えていることに、当の主催者はどのように捉えているのでしょうね。
「いやあ、スタッフに男ができたらそっちに走ってセミナーが成り立たなくなるでしょ?だから、ひそかにあいつらに男ができないように仕向けているのよ。おほほほほ」なんて本音はとても言えませんが。
さて、場の空気が若干冷え込んだところで、次なる不足感にさっさと話を移しましょう!
例えば、仕事においても「能力が足りない」「実力がない」「人材に恵まれていない」「同僚がクソばっかり」「上司は仕事ができない」等々の不足感、というか、不満感もあるかと思います。
さらに、モノにおいてはどうでしょうか?
「もっとかわいい服を着たいのに」とか「ほんとだったらロイヤルコペンハーゲンのティーセットでお茶をしたいのに」とか「もっと広い部屋に住みたいのに」という不足感、というか、不満感もあるかと思います。
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で、「不足感」というのは「足りない」ということですから、その解決方法としては「足るを知る」ということで、すでに答えは出ちまってるんですね。
モノがあふれ、条件が揃えば手に入る環境にあると、私たちは「ないものねだり」をするようになり、「足るを知る」どころか「常に足りない」という心理状態になります。
こういう状態を「餓鬼」ということもあるようですが、「足りているはずなのに足りないと思っている」という状態の方ってすごく多いと思います。
「生活には困っていないけれど、京都の日本料理店に日参するほどの金はない」みたいな。
「ふつうに生活はできるけれど、キャッシュでマンションを買えるほどの貯金はない」みたいな。
大げさだと思います?笑
いやいや、似たようなもんじゃない?
ほんとうにお金がない方もいらっしゃるのですが、不足感がテーマになるときって、むしろ、「足りてるはずなのに足りてると思えない感」なのかもしれません。
Yさんにとっても旦那さんがいて家計が回らない程ではないということですから。
ちなみに面白いなあ、と思っちゃうのは、Yさんの実家が「お金がないわけではないけれど母が『お金がない』が口癖だった」と全く同じ状況にきれいに収まってるところですね。
だから、物理的に「ない」のではなく、心理的に「ない」のだということがよく分かります。
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心理的な不足感を解消するには「足るを知る」ということなのですが、どうしたらそれができるのでしょう?
「あるものに感謝せよ」と使い古された名言があります。
そう、その通りです。ぜひ、みなさん実践してみましょう。
クローゼットを開けてぶら下がってる服一着一着に「ある、ある」と言い続けましょう。
そうして「ない」ではなく「ある」に目を向けてみましょう。
・・・こういう伝統的なアプローチも案外効果がありますから、物は試しと一度やってみるといいですよ。「ある」を意識してみる生活。
そうすると「ああ、なんだ。足りてないと思ってたけど十分あるじゃん」という思いを得られます。
っていうか、そういう思いが得られるまで「ある、ある」を繰り返すんです。
また、不足感や不満感が強いときって「感謝」がないんですね。
給料をもらっても「少ねーなー」と思い、預金残高を見れば「これしかないや」と思い、日々の生活に対しても「この程度の生活レベルか」と嘆き、旦那さんの給料にしても「もっと稼いでくれたらいいのに」なんて思います。
そこに「感謝」がほとんどないわけです。
お金のワークにこんなのがあります。
「給料日に全額下ろしてそれを財布に入れ、近所の神社に向かい、手を合わせて感謝する」という奴。
あまりに薄給すぎて実感がない、という方は多少の手数料はかかりますが、全部千円札にしてみたらどうでしょう?
めちゃくちゃ分厚いですよね?
そうして「ああ、ありがてぇなあ」と実感すると不足感は解消されます。
Yさんのお母さんもおそらくあまり「感謝」がない人だったんじゃないかと思います。
もしかしたら、その伝統を娘として引き継いでしまってるのかもしれませんね。
なかなか感謝の意識を日々持つことって難しいかもしれませんが、これはあらゆる方面に有効なので、ぜひチャレンジしてみてください。
その際有効なのは「自分が素直に感謝できるにはどうしたらいいか?」を考えて実践してみることですね。
自然と感謝しようなんて思ってもできるわけがないですから(できたらとっくにできてるわけで)、どうしたら感謝の習慣が付くかを考えて実践した方がいいんです。
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さて、ちょっと私の話をさせていただくと、私がカウンセラーとしてデビューした頃って「カウンセラーって儲からない」とか「カウンセラーなんかで食っていけない」という風潮でした。
つまり、カウンセラーってお金がないのが当たり前で、むしろ、ボランティア精神みたいなもんとされてたんです。
ところがカウンセラーになって10年以上が過ぎたあるとき、参加した神戸のセミナーで刮目すべき状況に出会ったんです。
神戸で一番家賃が高いと言われる高級マンションの一角で行われたそのセミナーは豊かさであふれていました。
しかも、イヤな成金的趣味ではなく、参加者のホスピタリティを第一にしたとても素敵な空間だったんです。
そのとき私は「ああ、カウンセラーも豊かになっていいんだ」という許可を自分に下ろすことができました。
すると不思議なことに、その後、豊かな生活を送っているカウンセラーやコーチの方々と次々と出会うことになります。
「ああ、こんな世界があるんだ」と実感し続けたんですね。
そして、それ以降、私のカウンセラーという仕事とお金に関する意識はガラッと変わりました。
人との出会いが自分の思い込みを変えてくれるわけです。
ただ、そこでの最大のポイントはそういう豊かなカウンセラーに出会ったことだけでなく、その出会いを通じて自分に許可を出したことだと思うのです。
そういう方々にであったときに「自分と彼らは違う存在」と分断してしまえば、私のお金に対する思い込みは今も変わってなかったと思います。
「あの人たちは特別なんだ。自分とは違うんだ。」という思ってしまったら私は何も変わらなかったんです。
じゃあ、なぜ、分断ではなく「許可」を出せたかというと、カウンセラーとしての自分にある程度の自信を持っていたからだと思いますし、この仕事が好きで、この仕事に打ち込んできた自分がいたからだと思います。
だから、許可が下りたんですね。
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Yさんの業界は薄給が当たり前っぽいですけれど、その中でも豊かな生活を送っている人っていないでしょうか?
ここで言う豊かというのは高給取りってだけでなく、給料の多寡にかかわらず豊かな生活をしている人たちです。
そういう人たちを草の根をかき分けてでも探し出してください。
それと同時に、自分の仕事に自信、誇り、自負を持つことが大事です。
好きでやってる仕事。
楽しい仕事。
面白くて一生続けていきたい仕事。
そう思えたら最高ですが、その逆でもOKです。
「自分にはこの仕事しかない」
この思いを持って腹を括れれば自信、誇り、自負を持つことができます。
給料が安いと感じるのは「自分の能力や貢献への対価が少ない」と思ってるってことですよね?
「もっと自分は給料をもらっていいだけの仕事をしている」と思ってるってことですよね?
思えない?じゃあ、そう思ってください。思っていいんです!
今の自分の仕事に対していい意味でのプライドを持ってみませんか?まずは、その許可を出してみませんか?
案外、これがクリアされるだけでお金への不足感もなくなるかもしれません(たとえ、給料が増えなくても)。
つまり、もっと堂々と仕事を好きになって、頑張ってる自分を評価してみてはどうかと思うのです。
そうするときっと何かが変わり始めますよ。確実に。
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