ネガティブなエネルギーからポジティブなエネルギーに原動力を切り替えるときに起きること~だらだら過ごすのも自分を愛することになる!?~



怖れや怒り、罪悪感などのネガティブなエネルギーを原動力に頑張っていると、当然ながら疲弊するし、自己肯定感も撃落ちしますね。
それで、愛、うれしい、楽しい、好きなどのポジティブなエネルギーに原動力を切り替えることを推奨するわけですが、そうするとちょいと理解に苦しむ現象が起きるものです。

はじめまして!
Voicy活発に更新されてて感謝です!
いつも聴かせて頂いております。
YouTubeも先日発見させていただいてあわててチャンネル登録させて頂きました。
次回のライブ配信はリアルタイムでお聞き出来ますように~

こちらのブログでは読者さんのネタを募集されてるとのこと私もよろしいでしょうか?
Voicyでも何度か話されてるかと思うのですが、やる気や行動などの原動力を不安や自己嫌悪などのネガティブなものから「愛」などのポジティブなものにシフトする件についてです…!

長年ネガティブパワーをエネルギー源にしてきたのですが、根本先生のお話を聴くほどに「たしかにもう限界かも…いつも疲れてるし…閉塞感ずっとあるし」とここ半年は自分のお尻を叩いて行動する、というやり方を手放すべくTRY&errorの日々です。

それで根本さんが言われる「愛」を原動力にというのは、レベル0の私には想像も出来ない遥か高みなので…とりあえず棚上げにしといて、最近テーマに上がることが多い「女性性」や「内的充実」はなんとなく理解出来たのでそこらへんから代替え試験運転中です。

以前より確かに疲れを感じることは減ったのですが、まだエネルギーがパタッと切れることが多く、折角の休日を全てベットの上なんてこともよくあります。

また昨日はあんなにスムーズに色々できたのに、今日は漫画を1日読んで終わってしまった…等々、波がすごくあります。

これはポジティブエネルギー転換期によくあることなのでしょうか?
はたまた女性性の特性ゆえと全面的に受け入れることが得策なのでしょうか。
あるいは「愛」を理解することを棚上げにしてるがゆえなのでしょうか…?

長年恨み辛み自己嫌悪を糧に生きてきたダークマターの使い手がその暗黒物質を手放しクリーンエネルギーに転換する際の指南書など…触りでも大変大変ありがたく!!いつかお話いただけないでしょうか?
(Kさん)

おぉ、いつもありがとうございますー!!

ちなみに今度のライブ配信(もちろん無料っす)は今週金曜日(11/27)19:30スタートですー。ぜひともご参加くださいませ~!

https://nemotohiroyuki.jp/service/38260

さて、いいネタをありがとうございますーっ!

私たちは気づかないうちに原動力をネガティブなものに指定していることが多く、それが自分にフィットしている人ならば大いに実績を上げられるところなのですが、そうでない人はひたすら自分いじめを繰り返す悲劇が生まれるものです。

「自分はダメだから、もっと頑張らなければ!」
「自分には能力ないんだから、人の何倍も努力せねば!」
などの自己否定を原動力にしている人も多いでしょう。

先日のこのネタもそんなお話でしたね。

「今の自分を否定して理想の自分に向けて頑張ることが癖になっていませんか?」

他にもいろいろなネガティブパワーがあります。

「怖れ」を原動力にすること。例えば「今のままではヤバい。ダメになる。」とか「このままだったらみんなから嫌われてしまう。」「期待されなくなったら終わりだ。」「周りから置いてけぼりを食らうのは最悪だ。」みたいな。

ちなみにこの怖れには「焦り」「不安」なども含めてます。

「怒り」を原動力にする場合もあります。誰かへの復讐心、恨み辛みですね。「自分をバカにした奴らを見返してやるんだ」「親父に何とか自分を認めさせてやる」「自分を見下した男たちをひれ伏させてやる」みたいな。

「罪悪感」だって原動力になります。補償行為という奴です。「こんな最低な奴を雇ってくれるんだから何とか喜んでもらわなければ」「自分みたいな女を彼女にしてくれたんだから裏切れない」みたいな。

「無価値感」が原動力になることは良くあります。「なんの取り柄もない自分を妻にしてくれたんだから、これくらいは我慢しなければ」みたいな。

で、この罪悪感や無価値感はもれなく自己否定が起きてるもんですし、ほかにも様々なネガティブな感情を動機に頑張ってるのが私たちです。

こうした「ネガティブなエネルギーをベースに頑張るです!!」というスタイルは、短期決戦ならまだ良いのですが、長期戦になると途端に苦しくなってしまいます。

だって、ずーっと自分に鞭を打ちながら走り続けるのなんてしんどいじゃないですか。
スタミナだって消耗するし、ずーっとネガティブな感情が追っかけてくるわけですから、めちゃくちゃしんどいです。
早く終わってほしい、とか思っちゃいます。

サラブレッドだってスタートからゴールまで鞭を入れっぱなしだったらしんがり(最下位)になっちゃいます。

その結果、

「何をやっても中途ハンパなんです・・・。」
「結局何かをやり遂げたことがないんです・・・。」
「自分はいつも途中で投げ出してしまって・・・。」

なんて思いがやってくるんですけど、よくよく見れば、これらの思いもまた自己否定です。
それで、その自己否定をベースにまだ自分に鞭を振るって頑張ろうとするんですよね・・・。

それじゃあ、ぶっ倒れてもしゃあないですよねー。

とはいえ、子どものころから、親や先生や周りの人から「勉強しなきゃダメな人になっちゃうよ!」「あんたはほんとにだらしないんだからもっとしっかりしなさい」「あんたのそういうところ、嫌い。直しなさい」「そのまま大人になったら恥をかくよ」と、ネガティブなエネルギーをベースに行動することを強要されてきたんですから、それが癖になるのも仕方がないものです。

つまりは、ネガティブなエネルギーを原動力にすることは、環境的に避けられなかったと言ってもいいと思います。

じゃあ、ポジティブなエネルギーを原動力にすりゃいいじゃん!と思うのは簡単なんですけど、変な話、ほとんどの人がそれを苦手としています。っていうか、内心、「ポジティブなエネルギーを原動力にすることはダメなことだ」と思い込んでます。

だって、「これ、めっちゃ面白ーい!!」ってポジティブなエネルギーで夢中になって取り組んでたゲームを親は否定したでしょう?

「めちゃくちゃ楽しいー!!」って友達とおしゃべりしてたら先生に怒られたでしょう?

「なんかワクワクするね。」と探検に出かけたら、大人たちにダメ出しされたりしたでしょう?

もちろん、それがすべてではないのですが、「楽しいこと」よりも「嫌なことを我慢してやること」の方が評価されたり、褒められたりしてきませんでしたか?

そうすると大人になっても「面白いなあ」とワクワクしながら漫画を読むことも何か後ろめたい気がするようになるし、「楽しいなあ」と思うことにどこか背徳感を覚えるような、そんな人も出てくるようになります。

少なくても「親や大人に怒られない範囲の楽しいことをする」ということが癖になってしまうのかもしれません。

だから、いきなりポジティブなエネルギーを動機としようとしても、つい周りを気にしてしまうかもしれません。

さて、自分いじめは良くないな。自己肯定感だな。自分を大事にしなきゃな。と思って、いざ、ポジティブなエネルギーで行動しようとすると、途端に体が動かなくなる人が続出します。

それはネガティブなエネルギーを原動力にしていた人ほど強いでしょう。

そもそも「ポジティブなエネルギーを原動力にするのってよく分からん」と思うものですし、「愛って何ぞや?」と哲学的命題にぶつかってしまうものです。

ネガティブなエネルギーって刺激的です。(鞭で打たれたら痛いように)
危機感もあるし、本能的に、ネガティブな感情に対しては「何とかしなきゃ」と思いますから、瞬発力もあるし、なんかすごくパワフルな感じもします。

(例)電車に乗っているときに急激な便意に襲われたシーンを想像してみてください(しかも、明らかに柔らかめのウンコが肛門を刺激してる!!)。ドアが開いてから駅のトイレに駆け込むスピードとパワーってすさまじいものがあると思いません?

一方、ポジティブなエネルギーを原動力にすると、そこまでの瞬発力がでないわけですから、緩やかなものです。

(例)リッツカールトンで優雅なランチをするシーンを想像してみてください。エントランスに入り、レストランに向かうまでワクワクしながらも淑女を気取ってゆっくり歩きませんか?そして、ゆっくり味わいながら食事を楽しみませんか?

そうすると、ネガティブからポジティブに原動力を切り替えたとするならば、最初に訪れるのは「何もできねえ。したくねえ」という、まるで廃人のような生活です。

>以前より確かに疲れを感じることは減ったのですが、まだエネルギーがパタッと切れることが多く、折角の休日を全てベットの上なんてこともよくあります。

>また昨日はあんなにスムーズに色々できたのに、今日は漫画を1日読んで終わってしまった…等々、波がすごくあります。

・・・というようなことがふつうに起こるようになるんです。

で、再び自己嫌悪癖が顔をのぞかせますよね?

「ああ、こんなあたしはダメだ―。もっと頑張らなきゃダメだー」と。

なので、転換期にはよく起こることだと認識していただければ幸いです。

そういうわけで、Kさんはとてもうまくやってらっしゃると思います。
女性性や内的充実をテーマにすることも、とてもいいと思います。
それもまた「自分を愛する」ってことですからねー。

楽しいからやるー。
したいからするー。
面白そうだからやってみるー。
ワクワクするからしたいー。
好きだからー。

そんな思いを原動力にしていくわけです。
もちろん、「楽しい」も「心から楽しい」と思うのか、「楽しいと思い込んでて楽しい」ということもあります。
後者はほんとの「楽しい」ではないんですけど、でも、そんなことはいいじゃないですか。やってみて、違うなあ、と気付けば辞めればいいだけだから。

でも、そうすると、再掲になりますが、

>以前より確かに疲れを感じることは減ったのですが、まだエネルギーがパタッと切れることが多く、折角の休日を全てベットの上なんてこともよくあります。

>また昨日はあんなにスムーズに色々できたのに、今日は漫画を1日読んで終わってしまった…等々、波がすごくあります。

ってことも起こりますよねー。

で、そこで気づけばいいんです。

「休日を充実させなきゃいけないって思い込んでるんだなあ」
「ベッドの上で1日過ごすことはダメなことだと思ってきたんだなあ」
「ああ、あたしはスムーズにいろいろできることを正しいと思ってるんだなあ」
「漫画を読んで1日終わることって良くないと思ってるんだよなあ」

と。その上で「漫画、面白かったし、だらだら過ごすのも良かった。それだけ疲れてたんだわねー」と理解してあげればいいんですよね。

そうすると、やりたいことを自分のペースでやっていくスタンスができるようになります。
これ、ストレスがありません。

愛を原動力にする、というのをはじめようと思ったら、まずは「私を愛する」ってところがスタートですよね。

「休むこと」だって自己愛です。だから、ちゃんと「今日は疲れてるからだらだら過ごしちゃったけど、それでOK!」と意識してみてください。

そして、自分を愛せるようになると、人を愛したくなりますし、愛せるようになります。

誰かのために頑張る!ということが純粋な喜びになります。
誰かを喜ばせることが好き!という与える意欲が滾々と湧き出てきます。
あの人がうれしそうな顔をしてくれるからできる!という生き方ができるようになります。

「愛をベースにする」というとなんかすごく難しいような気がしますが、実はとてもシンプルです。

これからのKさんの進化が楽しみですね~♪


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行動の原動力をネガからポジに変えると起きること
 


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