彼はあなたが仕事をしていないことをほんとうに怒っているのだろうか?



自分がコンプレックスに思っていることを恋人から攻撃されたらめちゃくちゃ痛いんですけど、けれど、相手はほんとうにそれを嫌だと思っているのでしょうか?
もしかしたら、ほんとうに分かってほしい気持ちは別にあるのかもしれないのです。

35歳ほぼ無職の実質ヒモの男です。(ヒモと言っても恋人は同性です)
コロナで唯一あった自営の仕事先が廃業してしまい新規を開拓しなくてはいけない状況です。

が、ついついネットサーフィンばかりして過ごしてしまいとくに根本先生のブログは気がつくと日がな読んでしまいます。

おとといついに彼がキレまして泣かせてしまいました。
私はコロナ前から彼と出会って会社を辞めて自営になり世話になりっぱなしなのです。
彼は5つも下なのですが優秀で仕事が出来るのでチームリーダーになったのですが、一匹狼タイプなので指導が苦手らしくストレスを溜めています。
それもあって私への怒り心頭です。

私は彼とは違い腰は低いが万年窓際のデキナイ男で、バイトをはじめた高校一年生の頃から真面目とほほえみだけで乗り切ってきたタイプです。

30歳頃に色々限界になって彼女とも別れ(それまで女性としか付き合っていませんでした)思い立ったように界隈に行って彼と出会いました。

はじめて心から好きになった人と付き合えた気がしました。
彼も同じだと言ってくれてます。

私はお金を稼ぐことに自信がずっとなくなかなかその心理から抜け出せません。
今の仕事は(ほぼ無職ですが)得意なことの延長なので好きです。
でも要領が悪いので仕事が重なることが嫌でそういう状況にならないように無意識に持って行ってしまいます。

私の収入だけでやってくには、新規をあと3.4件または単価の高い案件をやる必要があるのですがグスグスしている状況です(今まで2件までしか抱えたことがなくやれるのか不安です)

このような仕事のテーマは面白くないかもしれませんが、尊敬する根本先生にアドバイス頂けたら幸いと投稿させていただきました。
(Rさん)

彼はRさんが仕事をしてないことにキレたというよりも、仕事に行き詰まったストレスからキレたようにも思えるんですけど、違うんでしょうか??

言葉では「なんでお前、稼がないねん!仕事しろや!」みたいなことを言ってたとしても、本心としては今の仕事が限界に来てるところなのかなあ、と。

仕事ができる一匹狼
→向いてないチームリーダー就任
→チーム運営、若手指導が苦手
→孤軍奮闘
→めちゃくちゃ孤立
→ストレス溜めまくる
→恋人にキレる

という図式は、仕事できる人間あるあるの最上位に君臨するほどのパターンでして、一人でなら自然とデキてしまうことを、他人に教えるのって難しいんですよね。

「東大生は家庭教師に向かない」なんて例えもあります。頭が良すぎて、生徒がなんで分からないかが分からないから教えられないって言う意味です(ほんまに東大生がそうだという意味ではない)。

天才肌というのは「なんで自分がデキるのかを説明しづらい」「なんで他人ができないのかが理解できない」ってところがあるんですよね。

彼がそうだ、というわけではないのですが、似たところはあるのかなあ、と。

そうするとそんな彼がチーム運営を任され、若手を指導する立場になったら、まあ、困るんですよ。ある人は鬼軍曹みたいに過干渉になって嫌われるし、ある人は放任主義で一向に成果があがらず上司から苦言を呈されるし、どないしたらええねん!という風になります。

そして、そうしたストレスってのは、一番自分を受け入れてくれる人に向かうもんです。
モラハラ夫の話もたくさん出てきますが、私が一言目に「それって彼の甘えなんですよね。あなたにしかぶつけられないんですよね」と伝えるのはそのせいです。(かといってモラハラがいいとは思いませんけど)

もちろん、「仕事が辛いんだ!ほんとにどうしたらいいのか分からないんだ!わーん!」と素直に気持ちを出せる人なんてめったにいなくて、大概は「お前のここがダメだ。なんでそんなことをするんだ。なんてお前はダメなんだ」という風に相手のせいにしてるんですけどね。

さらに言えば、なぜ相手の痛みを突くか?と言えば、無意識的な理由に『これくらい自分が辛いんだってことを分かってほしい』というニーズがあるんです。

つまり、彼にキレられてRさんが感じた痛みは、彼自身が抱えている痛みと等しい、と捉えても間違いはないんです。

だから、Rさんの仕事云々の前に、彼の本音って何だろう?ほんとうに言いたいこと、ほんとうに分かってほしいことって何だろう?ってことに目を向けてみてください。

さて、彼にそんな風にキレられたらRさんも、責められるだけにふさわしい自己嫌悪がわんさとあるわけですから、直撃して「いたたたたたた・・・」とうずくまってしまうのも分かります。

彼がどこにキレたのかは分かりませんが、Rさんも自分に落ち度があると思っている分だけ、その言葉を真に受けてしまうんですね。

つまり、こういうことが起こるんです。

(彼の本音)「仕事が辛いっす。ほんま大変っす。分かってほしいっす。」
(彼の言葉)「なんでお前、仕事しねーんだよー!」
 ↓↓
(私の言葉)「ご、ごめん。面目ねぇ。すまぬ。」
(私の本音)「ほんま、自分はダメだわ。全然あかんわ。ほんまダメだわ」

つまり、「彼の本音」だけが浮いてしまうんですよね。

なので、自分の痛みもありますが、「彼がほんとに言いたいこと、ほんとに分かってほしいことって何だろう?」っていう目で見ると世界が変わるかもしれません。

ということで、Rさんの仕事についてのお話をしていきましょ・・・・と思いきや、もう一つ大切な話があります。

それはパートナーシップのバランスということ。

彼が「仕事頑張る人、デキる人」だとすると、パートナーであるRさんは、同性でもあることも相まって「自分も彼と同じくらい頑張って、デキるようにならなければ」と思うんですけど、それだと競争になってしまい、一緒にいる時間が「癒し」ではなく「戦場」になってしまうんですね。

これはRさんに限らず、自立系武闘派女子と呼ばれる怖いお姉さま方にも言えることなんですけど、「彼が仕事担当」ならば「あたしは癒し担当」でいいんですな。
そうするとうまくバランスが取れます。

お互いに「仕事頑張って、バリバリ成果を上げる」てことを目指すと(それがお互いに好きならいいけど)、どちらかが上で、どちらかが下、という形になりますし、恋人というよりは、ビジネスパートナー的な、切磋琢磨するライバルみたいな感じになっちゃうんです。

Rさんも「自分も男だし、仕事頑張らなきゃいけない」という思いがけっこう強いかもしれません。
彼が仕事デキる分だけ、自分が全然仕事デキないってことがコンプレックスになりやすいのも事実です。

けど、そもそも論として、彼はRさんの仕事っぷりに惚れたんですかね?Rさんは彼が仕事デキるところが好きなんですかね?

全然関係ないと思うんですよね。

そこを見失わないようにしてみてください。

「自分が仕事できるかどうかというのと、彼との関係は無関係である」と。

もっと言えば、、、

「自分が抱えているコンプレックスや問題と、彼との関係は無関係である」と。

ケンカしたときにそこを突っつかれたとしても、「そんなことは付き合う前から分かってるやろが!」という気持ちをどこかに持つことも大事っすね。
じゃないと、彼の本当に分かってほしい気持ちをスルーしちまいますので。

ということで、ようやくここまで来て仕事の話になるんですけど(笑)

状況がよく分からないので、ちょいと質問をいくつかさせてくださいませ。(自分に問いかけるだけで意味があると思うので)

>私の収入だけでやってくには、新規をあと3.4件または単価の高い案件をやる必要があるのですがグスグスしている状況です

Rさんの収入だけでやっていくというのは彼に要求されてることなんでしょうか?
今は事実上のヒモってことなんですけど、それが彼にとっては不満ということなんでしょうか?

・・・ということで、お互いの本音ってどこにあるのかなあ?と思ってここまで書き連ねてきた次第です。
なんせ、お互いに「ほんとうに好きになった人と一緒にいる」という状況なんですよね?
それって仕事なんて関係なくて、お互いの相性だったり、性格だったり、価値観だったりってところがそうさせてるんじゃないかと思うんですよねー。
だとしたら、彼との関係だけで見れば収入云々よりも、仕事頑張ってる彼をどうしたら癒してあげられるか?どうしたら一緒にいるときに仕事のことを忘れさせてあげられるか?どうしたら一緒にいるときに笑っていられるか?ってところだと思うんです。

>私は彼とは違い腰は低いが万年窓際のデキナイ男で、バイトをはじめた高校一年生の頃から真面目とほほえみだけで乗り切ってきたタイプです。

これって別に短所でも何でもないですよね。
マジメさと笑顔って最高じゃないですかー。サービス業としては無敵の要素っすよね。
周りからも慕われますよね?
そして、それが彼にとってはすごくうれしい要素なんじゃないかと思うんですけどねー。

>私はお金を稼ぐことに自信がずっとなくなかなかその心理から抜け出せません。
>今の仕事は(ほぼ無職ですが)得意なことの延長なので好きです。
>でも要領が悪いので仕事が重なることが嫌でそういう状況にならないように無意識に持って行ってしまいます。

どれくらいお金を稼ぐことが必要なのか?そして、Rさん自身がどれくらいお金を稼ぎたいのか?というところにもよるんですけど、この問題って、実に自己肯定感が影響してくるものなんです。

要領が悪い、というのを欠点に捉える人もいますけれど、一流の職人は「要領が悪いからこそ、その技術を身に着けられた人」であることを覚えておいてください。

要領がよく、なんでもこなせる人は、一つの技術を完全に身に着ける前に他に興味が移ってしまい、一流にはなれないそうです。

要領が悪く、覚えが悪い人は、師匠に怒られながらもそれにしがみついていくので、進歩するスピードは鬼のように遅いけれど、その代わり、その一歩は確実に自分のものにしていくので、結果的に一流の職人になれるんだそうです。

一流の料理人やバーテンダーと接するとみんな同じことを言うんです。
「自分にはこれしかないもので。不器用なので、これしかできないんです。」と。

なので、得意なことの延長なことを仕事にしてるってことはすごく素敵なことだから、それをもっと磨いていくことをお勧めしたいんですね。

で、それをどうしたらお金にするか?ってのは、実に様々な方法があります。
でも、それが苦手ならば誰かに相談してみるといいんです。

そういえば身近に仕事がすごくできる奴っていませんでしたっけ?(笑)

カウンセラーって職業も「カウンセリングをする」と「カウンセリングを売る」というのは別々の能力を使うんです。

前者が得意な人は、なかなか売れずに困ってしまいますし、後者が得意な人はだんだんカウンセリングから離れていきます。

だからうちのお弟子さんにも「売るのが苦手だったら、売るのが上手な人にサポートしてもらおうぜ!」という話をよくしています。
ちなみに彼らの師匠も売るのが苦手なタイプなので「自分はビジネスは教えられねぇから、人に聞いてな!」と丸投げしているようです。(なんて無責任な!笑)

だから、得意なことを仕事にできてる時点で二重丸◎。
それをどう売るか?どういうペースでやるか?ってのは、Rさん次第でなんとでもなります。
仕事が重なるのがイヤなら質を上げて単価も上げたらいいわけですし、要領が悪いんならそれを逆に売りにすることもできます。

そのあたりを彼にサポートしてもらうなんてのはどうなんでしょう?
あるいは、界隈にはそうした仕事を得意としている人もいるんじゃないかと思いますので、そこで相談してみるのもアリだと思います。

なので、とりあえず、次のことを決意してみましょうか。

「自分の好きな仕事をマイペースでやって収入を得て、同時に、彼との関係もどんどん幸せにしていくぞー!」と。

★感覚的に物事を決めることができるようになる本。

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)

★男女の違いを学ぶ本。

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)

*動画配信/DVD:心理学講座「男女の違い講座~男と女はこんなにも違う!」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
彼が本当に怒ってる理由は何だろう?
 


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