*
モテたいって思うことって全然健康的で素晴らしいことだと思うので、どんな状況であってもその欲求って持ち続けたいもんだと思います。
でも、そうすると「一人の人を愛し抜く人生じゃなくなるの?」と思われる方がいらっしゃるんですけど、実はそうじゃないんです。
そのモテたい思いを満たしていくと、やがては「愛したい」「与えたい」気持ちになっていくのです。
*
以下機会があればネタにしていただけると幸いです。
私もボロボロの中で旦那と離婚する・しないを毎日考えています。(旦那はそれでも私を愛しているから離婚しないのだそう)愛ゆえのモラハラ、狂気じみて怖いしなーとこれから一緒に過ごすことに前向きになれません。
で。毎日、自分はどう生きたい?って問いかけているのですが、一つ疑問に思っていることがあります。
「モテたい」ってどういう心理なんでしょう?
男性からチヤホヤされたいんです(小声)
不倫していた彼は「綺麗だね」と毎回言ってくれる様な方で、身綺麗に会うことと、褒められることがモチベーションになっていました。
昔から「なんでこんなにナイスバディでイケてるのに彼氏できないんだ?」って思っていて。
結婚して(心労で)痩せてからは周りの方から綺麗と言われる様になり、少しちやほやされてだいぶ浮かれている感はあります。
結婚してても、オシャレしたり自分を美しく保ちたいのは「モテたい」「女性として扱われたい」で、(いつからか主人の為ではなくなりました)あれ?私は常にハンターなのか?と。
それじゃ一人のパートナーと一生愛を育むって無理じゃね?と少し落ち込みます。
どうかまよえる子狼に愛の手を。
(Mさん)
「モテたい」とか「女として扱われたい」とか「ちやほやされたい」ってのは全然悪いことではなくて、むしろ、おしゃれしたり、スタイルに気を配ったり、内面を磨いたり、心にとっても体にとっても良い影響ってたくさんありますわなー。
そこで、「モテたい」→「一人の男で満足できない」→「いろんな男と浮名を流す」→「え?それって一人の人と幸せになれないってこと?」という発想の展開もよく分かりますし、そういう願望がある方もいらっしゃいますが(例えば、浮気願望や3P願望がある人って多いですしね)、実際そうなってみるとそうなるとも限らないものです。
しかも、旦那さんとの関係でボロボロになるくらい傷ついていて、離婚がチラつく今日この頃であればむしろ「モテたい!」と思うことってすごく健康的なんだろうとも思います。
さて、そもそも「モテたい」って思う気持ちって何でしょうね?
男にちやほやされたいってなんで思うんでしょうね?
それって一種の承認欲求みたいなところもあるんじゃねーのかな?と思っているんです。
「男にモテる女=価値のある女=魅力的な女」というわけですね。
男にちやほやされることで、自分の価値や魅力を実感できるんです。
逆に言えば、自分の価値や魅力を感じたい気持ちが「男にモテてぇ」ということかもしれません。
また、男にちやほやされることで「孤独感」は感じなくて済みますよね。
寂しいときにいつでも連絡できる男がいて、そいつはいつも自分に会いたがってるならば、ものすごい安心感がありませんか?
つまり、女として認められる上に、寂しさも癒されるから「モテたい」と思うのかもしれません。
もちろん、それが悪いわけもなく、正常な心理かと思います。
ただ、そこに問題点をあげるとするならば「承認欲求」というのは他人軸である、ということ。
自分を求めてくれる男がいることで自分を満たそうとする心理です。
承認欲求は誰にでもあるものだし、寂しさは誰もが恐れる感情ですから「モテたい」と思うこと自体はほんとに悪いことではないのですが、それだけではほんとうに心が満たされることってないわけです(他人軸ですから)。
ある女性は離婚後、たいへんなモテ女として恋愛市場に復帰しました。
何人もの男性から誘われ(既婚者がほとんどだけど)、デートをしたり、セックスしたりする相手には事欠かない日々が続きました。
いいな、と思う男性もいて、けっこういい感じになっていたのですが、その相手も家庭が崩壊しているとはいえ既婚者でまだその先に進むことができません。
離婚後の寂しさや虚しさを埋めてくれる男もたくさんできたし、結婚しているときよりもはるかにいい女になった自覚もあるのですが、そこで彼女が直面した問題は「やっぱり満たされない」という思い。
「誰かを心から愛したい」という欲求がむくむくと湧き上がり、自分を求めてくる男はたくさんいる一方で、自分が愛したいと思う男にはまだ出会えていないことに愕然としていたんですね。
まあ、これを読まれると「ええー、その女の人、いいなあー。あたしもそんな思いを味わってみたい!!」と思われる方が続出するかと思いますが、確かに本人も「ぜいたくな悩みなんですけど」と謙遜されておりました。
ハンターである自覚を持ち始めたMさんも、今は出会う男に色目を使っちゃったり、武器を携え、獲物を探しながら街を匍匐前進されてるのかもしれませんが、ほんとうに射止めたい相手は「骨の髄まで愛してあげたい男」なのかもしれませんね。
*
でも、どうしたらそんな気持ちになれるのでしょう?
例えば、ものすごく大切にしているハイブランドのバッグやきらきら光る宝石をふだん使いするでしょうか?
スーパーに買い物に行くときとか、会社に行くときに身に着けていくでしょうか?
たぶん、特別なときにしか使わないアイテムですよね。
ちょっとおしゃれしていく場で身に着けるもの。
大切な人とのデートにもっていくもの。
そのバッグや宝石に価値を見ていれば見ているほど、使うタイミングをきちんとはかるはずです。
さらに言えば、ふだんもその辺に転がしておらず、きちんと箱に入れたり、拭いたり、磨いたりして大切に扱うと思うんですよね。
つまり、もし、自分のことをエルメスのバーキンくらいに価値があると思えるならば、自分のこともそういう風に扱えるようになる、ということです。
モテたい、という承認欲求は、他人(男)から自分の価値や魅力を認めてもらいたいって気持ちですから、そうした経験を積んで「ああ、あたしは価値のある女よ!とっても魅力的な女よ!うふふふふ!」と思えるようになるのも一つの手です。
しかも、私たちは「誰かに認められてこそ価値がある」という思いをどこかに持っています。
女性としての魅力はもちろん、仕事にしても、ファッションセンスにしても、生き方にしても、誰かに認められなきゃ意味がない、と思っちゃいませんか?
「誰も認めてくれないのに、自分だけが自分を魅力的だと思っているのって変じゃない?それってほんとに魅力的とは言えないんじゃない?」と思ったりね。
確かにそれもあります。
そうした“他人の手を借りて”、自分の魅力に気づき、自信を持つことは悪いことではありません。
が、最終的に自分が魅力的であることを認めるのは「自分自身」です。
逆に言えば、自分で自分の魅力や価値を受け入れられない間は、ずーっと他人に認めてもらうことを求め続けることになってしまいますね。
実際、ある女性はたいへんモテる魅力的な女性なのですが、本人もそのことを重々承知しているので、付き合う男性をものすごく厳選するんです。
その基準が「私がほんとうに愛したいと思った男性じゃないと満足できないから」という点です。
つまり、「自分に価値があることを自分で認める」のあとは「自分がほんとうに愛したい人を愛する」という段階に移るわけですね。
だから、Mさんがモテたいって思うことは全然悪いことではなくて、それは自分の魅力を再確認したいって思いだと思うんです。
そうしてどんどん自分の価値を認めていくようになったら、次はやっぱり「愛したい、愛し抜きたい、骨の髄まで愛したい」という思いが出てくるんです。
つまり、このブログでよく出てくる「与える」という気持ちが出てくるんですね。
これこそ、自分軸、というあり方になります。
自分の価値や魅力を認めているように見えて認めてないことってよくありますよね。
自分が魅力的であることをある程度は分かっているのに、でも、まだ自信がないから、もっと他人に認めてもらいたいと思うんです。
他人に求める気持ちが大きいときは(他人軸になっているので)、誰かに与えたい、愛したい、という気持ちはあまり盛り上がりません。
自分の魅力を認めて、自信を持つようになったら、そんな自分を大事にしようと思えるし、その自分に愛される人は幸せだよね~!と思えるようになるので、どんどん愛したくなっていきます。
なので、そのプロセスの上にいるんだってことが分かれば、Mさんのようなご心配は無用ってことです。
とりあえず、男にモテて、ちやほやされて、さらに魅力的になって、それで自信つけましょう。
まずはそこに全情熱を傾けてOKなんや!ということに気付いていただければ幸いっすねー。
離婚のことも早く白黒つけられると良いですねー!
★決められないことを自分で決められるようになる本。
『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)
★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
>お弟子さん一覧
>オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
>お弟子さんたちのセッション・セミナー予定
★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学講座
〇メルマガと動画付きで深い内容を学べるオンラインスクール
〇音声・動画配信サービス
〇セミナーDVD