心の痛みは少しずつ、ちょっとずつだけど、着実に回復していく~痛みがぶり返した時はさらなる癒しのチャンス~



もう大丈夫と思った頃にカサブタをはがすようなできごとに遭遇して痛みがぶり返すこともよくあるものです。神様のテスト、とも言えますね。
とはいえ、その経験が自分の成長を実感させ、さらに癒しを進めるチャンスにすることも可能なんです。

根本先生
いつもお世話になっております。
長年狙い定めて追いかけ続けたロックマンをやっと手放し(先生のセミナー、手放し本のおかげです)新しい人生を歩み始めました。
世捨て人のような生活からやっと抜け出したところです。
そしてロックマンを追いかけていた時いつも頭の中にあった悲しい気持ち、苦しい気持ちも薄れてきて、でもまだその生活に慣れてないせいか、あああ!!目が覚めた時不安じゃないね!?苦しくないね!?心が穏やかだ、、と日々自分に問いかけながら確かめながら喜びを感じています。

が、某芸人さんの不倫のニュースが流れるようになってから朝の悲しい気持ちが復活してきてしまったのです。
理由は、女性をお手洗に呼び出し短時間で行為を終え、お金を払って帰すという知りたくもない情事の詳細を知ってしまい、自分がロックマンの元カレに軽んじられた扱いを受けていたことを思い出したからでした。
元カレの場合は流石にトイレに呼び出すまでの酷いことはしませんでしたが、自分の気分で私を呼び出したりドタキャンしたりすることは多々ありました。

お恨み帳まだ足りてなかったのでしょうか。
赤の他人のことなのに、自分のことのように感じて傷がうずくなんてことあるのでしょうか。
(Rさん)

例えば、煙草をやめる、とか、お酒をやめる、なんてことをしたことがある方は分かるかもしれませんし、あ、ダイエットで「甘いもの断ち」をした方は心当たりがきっとあると思うんです。

「煙草をやめたら、煙草を吸ってるやつがやたら目に付く」
「断酒を始めたら旨そうに酒を飲むシーンが多い映画を見てしまった」
「甘いものをやめたら、友達からカフェに誘われることが増える」
みたいな感じ。

ロックマンを手放して「ふぅー。ようやく楽になってきたわー。もう大丈夫やんなー」なんてときに、ふとテレビで芸人さんの不倫のニュースなんかを見ちまうわけです。

そして、ようやくできたかさぶたがはがれてかなしみが再びおそってくるわけです。(←ひらがなばかりですけれど読めますか?)(「漸く出来た瘡蓋が剥がれて哀しみが」って表現だとなんだか随分硬くなっちゃうでしょ?笑)

先人は「3歩進んで2歩下がる」などとうまいことを言うてまして、また、心の世界でも「癒しや成長は螺旋階段のごとく」という表現をいたします。

もう大丈夫、と思ったら何かの拍子に2歩下がっちゃう。元に戻ったように見えて、実は1歩は確実に進んでる・・・。

変わらないなー、同じことの繰り返しだなー、と思っているのは螺旋階段を上から眺めているから。横から見れば確実に1階分あがってる・・・。

ロックマンを手放して、だんだん悲しみや重たさから解放されていく。朝起きて悲しくなくて「よかったー。これで次のステップに進める」と安どする。けれど、まだまだ心の中には痛みも残っていて、何かの拍子にぶり返してしまう。そんなときは「まだダメなのか」と自分にがっかりする。そして、やっぱり悲しい。
気は急いていて早く次に進みたいのだ。だから、先に進むどころか後退しているような現実は辛い。苦しい。受け入れたくない。
けど、たぶん、確実に前に進んでいる。なぜならば、もしちょっと前に同じことが起きたのだったら、もっと激痛が走っていたはずだから。

なんて風に解釈できたら良いのかもしれませぬ。

「だいじょうぶ。トータルで見たら、前に進んでいる。」

多くの人は右肩上がりの回復曲線を理想とします。
けれど、実際はN字を描くんです。よくなって、戻って、またよくなって、またもどって・・・。でも、全体的には右肩上がり、という。

ちょっと前の自分だったらここで一気に引きずり込まれていたかもなあ・・・この程度の哀しみでは済まなかったかもなあ・・・みたいなことが見えてくるかもしれません。

だから、確実に楽になっているし、前に進んでいるってことが実感できれば自信にだってなりますね。

つまり、今までやってきたことは間違いなかったってことです。
ちゃんと効果が出ているし、そして、着実に前に進んでるし・・・ということで、自分をいっぱい褒めてあげることもできますな。

で、芸能人の不倫のニュースに限らず、他人の話や情報で「怒り」を感じたり、「哀しみ」「寂しさ」「ショック」などのネガティブな感情が動いたとき、そこから言えることは、

「自分の内側に何らかの痛みがある」

という事実です。

Rさんのお話はそういう意味ではとても分かりやすくて、

「ロックマンの元カレに軽んじられたことがすごく悲しい」

という痛みがまだ残っていたところに、「女性を軽んじる男性の行為」がテレビで流れたわけです。

そのテレビの映像に自分の痛みが反応してしまったわけですね。

だから、その芸人さんは何も悪くないですし、ワイドショーも悪くありません。むしろ、「そこにまだ痛みがあんねんでー」と教えてくれたという意味ではありがたき存在かもしれません。

さらに深みにハマるならば、

「彼が私を軽く扱った」=「私が彼に自分を軽く扱わせた」=「私が私を軽く扱っている」

という風に言えるわけですね。(この辺は「私を傷つけられるのは私だけだ」という話と同じです。)

なので、ワイドショーやニュースなどで悲しくなったり、怒りを感じたら、それをきっかけに自分の内側を掘り下げていくといいんですよね。

「なんでざわざわするんだろう?過去の何が反応してるんだろう?」
 ↓
「ああ、あのロックマンにテキトーに扱われたことが悲しいし、ムカついているんだ」
 ↓
「ってことは、当時は自分のことをテキトーに扱っていたってことだよな」
 ↓
「ということは、自分をもっと大切に扱えってことを教えてくれてるんだよな」

というわけです。

なので、他人の話で自分の心の傷が疼いたときはまさしく癒しのチャンスですね。

〇御恨み帳をガンガン書く。

これはもう王道中の王道ってことになりますね。

【保存版】御恨み帳(お恨み帳)の書き方~心の健康を維持するための素敵なノート~

〇自分のことを大切に扱うべくいろんなことをする。

これに関しては方法がたくさんありすぎて何を紹介しましょう?というところなんですよね。

・自分の心との対話をする。瞑想でも可。
・自分がいい女であることに自信を持つ。女としての魅力や活をたくさん受け取る。
・当時の自分を今の自分が抱きしめてあげる(イメージワーク的)

そうして、この件をきっかけに「ロックマンの元カレに傷つけられた痛みを癒す」だけでなく、「他人から軽んじられないような自分になる」ということもできたら、今回のできごとはむしろ「良かったこと」になりませんか?

こうして「ピンチがチャンス」になるんですね。

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痛みがぶり返したときは更なる癒しのチャンス!?
 

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https://youtu.be/tXuIN_EywS4
 

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