常識を疑え！？～常識に振り回されて他人軸になっていませんか？？～

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知らず知らずのうちに私たちは「常識」に支配されているのかもしれません。
しかも、その「常識」は、よくよく見ると、自分の周りの人たちが考えている（信じている）ことで、自分の常識、他人の非常識ってことが意外とよくあるものです。
なので、その上で「自分がどうしたいか？」という自分軸で生きることがすごく大事だと思うのです。

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だいぶ自粛も解除ムードになってまいりましたので、この悩みも解消されているのかもしれませんが、実はこの騒動の中で引っ越しした友人、知人も２，３人おりまして（もっといるかな？）（もちろん、入学とか就職に伴う引っ越しではありません）、私からすれば「この時期に大変だなあ」くらいに見ておりました。

なので、

＞このコロナ騒動なら仕方がない、仕事もあるし周りに迷惑をかけたくないし、こんな時期に引っ越しなんぞ非常識だと。。

というのは、誰が言っていたのでしょう？？？
なぜ、そう思ったのでしょう？？？って率直に思っちゃうんです。

もしかするとＭさんの周りの人がそういう考え方の人なのかもしれませんね。

私たちの「世間」というのは意外と狭くて、自分がふだん接する人が「世間」を構成するのですね。
ネットで世界が広がったと言われますが、みなさんも「ネットでおいしいと評判のお店」と「友達がおいしいと言ってる店」だったら、たぶん、後者の方を選ぶ確率が高いと思うのです。

つまり、ネットというのは、自分の周りの「世間」を補完するようなものかと思います。

みなさんも「え？このパン、滋賀県でしか売ってないの？日本中にあると思ってた！」「え？この言葉、標準語じゃないの？知らんかった」みたいなこと、よくありませんか？

「ボケたんやからツッコめよ！」と東京人に突っ込んでも「Ｗｈｙ？」と返されるのがオチです。

そんな情報はネットにたくさん載ってるんですけど、でも、意外と知らないものだと思いませんか？

そもそも私たちは「自分が聞きたい情報を聞きたいように聞く」し、「自分が見たい情報だけを見る」し、「自分が信じてる情報しか見ないようにする（受け入れられない情報は拒否する、否定する）」ものなんですよね。

そうして私たちは、その、実は狭い「世間」の標準値を「常識」として判断するのです。

だから「世間の常識」だと思っていることは意外と「非常識」なことも多いんじゃないかと思います。

例えば、コロナちゃん騒動にしてもほんとに様々な「常識」があります。
さすがに最近は「コロナちゃんは殺人兵器だ」という情報はみませんけれど、コロナちゃんなんて全然たいしたことない説、かかったら大変説、何年も続く説、陰謀説、まあ、ほんとたくさんあります。

そして、あなたはたぶん、自分の身近な人たちが信じている「常識」を信じてるのだと思います。

つまり、あなたの周りの人たちが「新型コロナちゃんはふつうの風邪以下だよ」が常識になっていれば、きっとあなたも「じゃあ、マスクとかフェイスガードなんていらないよね」と思うでしょう。

そして、あなたはその常識を補完すべき、そのような情報を流しているサイトを見たり、ＳＮＳのグループに入ったりして、「うんうん、私は正しい」とさらに信じようとするでしょう。

それでテレビをつければ「新型コロナちゃんは超絶怖いっす」という話ばかりですから、そこであなたは「相変わらずテレビはウソばっかり流してるな」と思うはずです。

でも、よくよく考えれば、あなたはもともと「テレビはほんとうのことを流さない」という常識を持った人たちの中にいて、それがここでも出てきたに過ぎません。

そうして自分の常識が、さらに別の自分の常識を呼んで、自分の世界を形作っていきます。
それがまあ「自分の価値観」ということですね。

さて、話がだんだんややこしくなってきましたけれど（苦笑）、要するにですね、Ｍさんの話で言えば、「この時期に引っ越しなんて非常識だ」と思っているのは、あくまで自分の周りの人の常識であって、ほんとにそうなのか？は疑ってかかったほうがいいよ、ということです。

要するに「常識を疑え！」ってことですね。

つまり、自分が常識だと思っていることは、単なる自分の価値観、考え方に過ぎず、それは数多くある考え方の中の一つだってことを意識したいものです。

だから、「ほんとにそうなのかな？」と思って見ることが大事だと思います。

そうすると「自分の常識、相手の非常識」ということが次々見つかってくると思います。
あとはそれを受け入れるかどうかの選択なんですよね。
さっきもお話ししたように、自分が信じている常識を否定する考え方を人は拒否したくなりますからね。

そういう意味では、今の時代、それこそネットのおかげで、自分が非常識じゃね？と思うことを常識だと思っている人たちがいることが簡単に調べられますね。
（例えば、「新型コロナちゃんは風邪以下なんだよ」とか「テレビはウソばっかり」とデータを示して言っている人たちも実際に存在しますので、よかったら調べてみてください。）

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で、案外人はその周りの常識に振り回されやすくなります。
常識に振り回される＝他人軸、です。

常識に対して「自分がそれを選択している」ならば、自分軸です。
しかし、その常識に対して「みんながそう言ってるから従うしかない」と思っているならば、他人軸です。

さあ、みなさんはどうですか？？

＞でも世間は自粛ムードで、みんな生きるのが第一になっている雰囲気の中で、もちろん私も周りの人に迷惑をかける行動はダメなのもわかっていて、私は非常識なことを言っていると思いますが、この気持ちはどうしたらいいのでしょうか。

私の考え方（＝常識？）としては、そんなに苦しいんだったら引っ越ししちゃえばいいのにー！と思うんですよね。

＞とりあえずじっとして、落ち着いたら行動するというふうに気持ちを切り替えるのが賢明なのでしょうが、切り替えられません。。。

そんなに苦しいんだったらなおさらです。

自分の周りの人たちには「ごめーん、あたし、今から非常識なことするわー」って宣言しちゃえばいいんじゃない？と思うんです。

＞こんな時に大切にしてくれる彼と結婚するのがいいんじゃないかと言う人もいて。。

そういう人に対しては「あざーっす！」って口先だけで言っといて、これからの付き合い方を考えたらいいんじゃない？と思います（笑）

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ということで、相も変わらず「自分軸」の話です。

コロナちゃん騒動で、知らず知らず「他人軸」になっている方も多いんじゃないでしょうか？

会社がー。
旦那がー。
学校がー。
国がー。
政治がー。
常識がー。

まあ、振り回されるのも無理はないですよねー。パンデミックですものねー。

だから、気づいた人から「ああ、そうか、自分軸、自分軸。忘れてたわ！」でいいでしょう。

Ｍさんにとっては、

「「引っ越しを延期して、彼と同棲を続けている」

ということは、コロナちゃんのせいでも何でもなく「自分が選んだこと」ですよね。
コロナちゃんのせいにしたくなるけど「自分で選んだこと」なんですよね。

そこをまずは自覚したいところです。

そして、あたしはセックスがしたいんじゃ！！と叫びながら、家を飛び出すのも「自分で選ぶこと」です。

つまり、自分の気持ちに素直になんなよ、ってことですね。

だから、常識ってのはあくまで参考値であって、あなたの行動を制限するものではありません。

自分がどうしたいのか？
自分がどうするのか？

というのは、きちんと自分で選ぶことが大事ってことですよね。

※ちなみに誤解のないように敢えてお伝えするんですけど今日の記事は「人に迷惑をかけなさい！」とも「人に迷惑をかけちゃいけない！」とも表現していませんので、その点、よろしくです。

★自分軸を学ぶ本。今の時期、案外、人のために頑張って疲れちゃってる人が多いかもしれませんね。

＞『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』（大和書房）

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