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望んでるわけではないのに男の人から誘われたり、痴漢に遭ったりすると当然ながら傷つくし、男性嫌悪・男性不信も強まりますね。
ところが、私たちは「意識を強く向けたものが拡大する」という法則があり、強く嫌悪しているものをまた引き寄せてしまう心理が存在するのです。
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セックス について質問ですが、男の人に性欲の対象?として見られることが多い気がします。
夜にひとりで歩いてると(田舎じゃないのもありますが)必ず後ろから変な人が声をかけてきます。しゃぶって、とか言われたり、普通に胸を揉まれたり、なんなら下も触られたりします。
ですがわたしは風俗店で働いていて、正直ルールなんて守ってくれる人はほとんどいないので、そういうのに慣れてるというのか…
知らない人に触られても「またか…」みたいに何も感じない自分がいます。
最近頑張って辞めていますが、もちろん個人で交渉して…ってことも普通にしていたので、道で声かけられて交渉持ちかけられると稼がなきゃ!と揺らいでやっぱりついていってしまったりします。
男の子と遊べば必ずその日にえっちします。
わたしが自意識過剰なだけで女の子なら普通のことでしょうか?
やっぱりわたしがどこか悪いからこういう風に手を出される?ことが多いのかな…
いやだいやだって思いながらも実はレイプ 願望があったり自分が望んでたりするのでしょうか…?
もちろん彼氏なんてできたことはなくて、両思いでちゃんと付き合ってる人とセックスしたことなんてまだ一度もありません…
セックスが嫌いです。
セックスっていったい何のためにあるのでしょうか…?
ネタにしていただけたらうれしいです。
(Kさん)
まあ、それはそれは気持ちが悪いですねえ・・・。
それにセックスが嫌いになっちゃうのも無理はないと思います。
痴漢ってそりゃ犯罪ですから断固Noなんですけれど、でも、それでお金を稼いでたりするなら、ちょっと誘いやすい雰囲気を作ってしまっているのもあるかもしれません。
ただ、
>やっぱりわたしがどこか悪いからこういう風に手を出される?ことが多いのかな…
ってことを考える必要はないと思います。自分の何が悪いのか?と犯人捜しをしちゃうと、やっぱり自己否定、自分いじめにつながりやすいですからね。
まあ、「すべては自作自演」なので、痴漢やレイプも自分自身が作り出したものと言えるんですけど、ちょっと納得しづらいですよね。
Kさんと同じように、よく痴漢に遭う、とか、性の対象に見られてすぐに誘われる、という方もよくカウンセリングに来られるのですけれど、その裏にある心理というものを掘り下げていくことが多いです。
そうするとよく出てくる心理が「無価値感」なんですよね。
「自分には女としての魅力があまりない、価値がない」という思い込みが強いんです。
そうすると女としての自分を大事にしなくなります。
つまり、ひどい目に遭ってもはっきりNo!を主張できなくなるんです。
そうすると「おとなしそうな」雰囲気を作っちゃうんですね。
だから、もっと自分を大事にしよう、自分を守ってあげよう、という意識でだんだんそういうひどい目に遭う可能性を低くしていくことができます。
で、なんでそんなに無価値感が強いんだろう?ってところを掘り下げていくと、これまた家族の問題とか、セルフイメージの問題とかが出てくるわけです。
また、罪悪感から自分を傷つけるようなことばかりしまうケースもあります。
罪悪感ってそもそも「自分は汚れている」というマインドを作りますし、「自分は罰せられるべきだ」とか「罪を償わなければいけない」などの思い込みを作ります。
そうすると、そうした痴漢やレイプを“引き寄せて”自分を傷つけようとします。
自分のセクシャリティを強く否定(嫌悪)していることから、痴漢やレイプを引き寄せることもあります。
これはわかりやすいですね。本来、セクシャリティを豊かに持っているのだけど、それを強く否定しているので、さらにそれを否定させるような出来事を引き寄せるわけです。
その一方で、そもそも私たちには「自分が意識を向けたもの(フォーカスしたもの)が拡大する」という特性があります。
何かに注目し始めると、それに関連したものがたくさん引き寄せられてくるんです。
「沖縄に行きたいなあ」と思うと、沖縄に関する情報が目に飛び込んできたり、沖縄の友人から連絡が来たり、沖縄の知人が海の様子をライブ配信していたりするんです。
で、よくそういう目に遭うと男嫌い・男性不信になったり、性的なものを嫌悪するようになったりするじゃないですか。
で、そうして男性を嫌悪していると、よりその嫌悪を深めるようなことに出会っちゃうわけです。
それで嫌いなのにセックスして、それでまた嫌いになっちゃったりするのです。
そして、もっと嫌いになるために、またセックスしようとする自分がいるんです。
嫌な話ですよねえ・・・。
じゃあ、セックスを好きになればいいのか?というと、もちろん、それもあるけれど、嫌いなものを好きになるってなかなか厳しいでしょ?
だから「意識を性的なものからずらせばいいじゃない!」ということになるんです。
まあ、これもまたいつもお伝えしていることですけれど、自分がやりたいこと、好きなこと、楽しいこと、面白いことに意識を向ける、ということです。
それは何でもいいんですよね。
美容でも、ファッションでも、グルメでも、旅でも、音楽でも、なんでも。
でも、この「やりたいことやる」とか先ほど挙げた「自分を大事にする」って、やっぱりまいどおなじみ自己肯定感なわけです。
だから、自己肯定感をあげる、自分に自信を持つ、というところを目指してもいいかもしれません。
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セックス嫌いを直したい、という方をカウンセリングしていたことがあります。
セックス嫌いだけど風俗で働いている、という点もKさんと同じですね。
(でも、意外と多いですよね。そういう方)
で、彼女は自分のことが大っ嫌いだったんです。
風俗も援交(今ならパパ活?)もどこか自分を傷つけるためにやっているところがありました。
だから、自分を好きになろう、自分を愛そう、というのをテーマに掲げたんです。
でも、すっごくそこに抵抗があるわけです。
だけど、少しずつ、できることからやっていきました。
自分を毎日5個褒める。
自分が喜ぶことをする。
笑顔の練習をする。
人に感謝する。
朝日を浴びる(お散歩する)。
近くの神社にお参りする。
嫌なことはお恨み帳に吐き出す。
お風呂にゆっくり浸かる。
食事に気を付ける。
それで、少しずつ、自分のことが好きになっていきました。
自分を大事にできるようになっていきました。
そしたら、あるとき彼女は今よりずっと高級店にスカウトされたんですよね。
で、高級店ってやっぱりお客さんの質も違うんです。
紳士的な人、優しい人がすごく多くて、接客が楽しくなってきました。
それで彼氏もできまして、自然とお店をやめることができました。
それで彼氏と愛を感じるセックスができるようになったんですよね。
親密感への怖れも強かったわけですけれど、その辺も解消していきました。
初めてお会いしてからそこまではだいたい2年くらいだったと思うんですけど、ほんと見違えるほど雰囲気が変わりましたね。
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ということで、おおざっぱな話になりましたけれど、参考にしていただければ幸いです。
★ということで毎度おなじみ自己肯定感本と罪悪感本。
*「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
*動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」
*「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナーDVD『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
意識をフォーカスしたものが拡大する、という法則。
★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
https://youtu.be/EaJITavTlhc
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