「そこそこ」という言葉に気をつけろ!~自分の気持ちに妥協したり、蓋をしたりしてないか?~



「そこそこ楽しい」とか「まあまあうまく行ってる」とか「それなりに幸せ」という言葉を使うときって、あまり楽しくないし、うまく行ってないし、幸せじゃないって気持ちも含んでますよね?
つまり、そういうネガティブな気持ちに蓋をして、今の状況に妥協しようとするニュアンスで使われることが多いと思うんです。だから、実はとても危険な言葉だと思うのです。

仕事への「執着」、転職について悩んでいるアラサー男子です。私は、幸いにも幼い頃からやりたいと思っていた仕事に就けているのですが、ここ3年くらい転職したい気持ちがあります。今の仕事が心から楽しいとは言えませんが、そこそこには楽しいです。残業もほとんどなく人間関係も良好で収入も安定しています。

しかし、働いているうちに、人が好きなことに気づき、教師や看護師のような仕事がしたいと思うようになりました。
実際に働いてる人に聞くと、今の仕事よりも忙しくなりプライベートの時間が減るのは確実で、収入もとんとんかちょっと下がるかもしれません。
転職したら後悔するかもしれないなという思いもあり、要は今の仕事に「執着」しているんだと思います。
ただ、そのような仕事に転職さえできれば今より人生が楽しくなるという様な「〇〇を手に入れれば幸せになる」という考えも、〇〇に「執着」しているということになる気がしていてどのように整理すれば良いかわからず混乱しています。

色々と考えるほど焦りが出て、満足に眠れなくなってしまいました・・。

仕事への執着や転職については、どう考えれば良いですか。
やはり行きつく先は自己肯定感でしょうか。
(Sさん)

男性からのリクエスト、それも若い男性からのリクエストにはものすごく優しいと評判の根本先生です。こんにちは。
そういう風に武闘派な女子から言われるんですけど、心の中で「お前らだってそうだろ?」と思っている根本先生です。再び、こんにちは。

・・・ということで、気持ちを整理するためにも、頭の中をクリアにするためにもあれこれと質問攻めにしたいと思いますので、ひとつひとつノートとかに書き留めていただけるとよいかと思います。

さて、そもそも「幼い頃からやりたいと思っていた仕事に就けている」のに、何が物足りないのでしょうか?
人との接点をもっと作りたい、って感じなのかな?

なぜ、「人が好き」だから「教師」「看護師」なのでしょうか??そのほかの職業ではダメなんでしょうか?

その辺をもっと具体的に知りたいなあ、と思いました。

それから、転職したら後悔しそうなのはどんな点においてですか?
・忙しくなってプライベートの時間が減ること?
・それでいながら給料はとんとんか減ること?

もしかしたらすでに考えられている点かもしれないですけど、その辺を改めて考えてみるといいかもしれませんね。

そうした考えを突き詰めていくと、こんな問いにぶつかると思うんです。

「自分は仕事に何を求めているのだろう?何を得たくて仕事をしているのだろう?自分が仕事をする目的とは何だろう?」

それが「生活のため」でもいいし、「刺激を受けるため」でもいいし、「成長のため」「豊かさを得るため」「人脈を広げるため」など、なんでも構いません。

アラサー男子ってことで、たぶん、この哲学的命題にぶつかりやすい頃だと思うんです。

私もかつてはそうだったんですけど、30歳前後ってだいたい仕事や将来のことで壁にぶつかりやすくなります。

大学や専門学校を出て、そのまま流れで就職して、初めは会社の仕事に慣れるのに必死で、それも数年経つうちにだんだん慣れてきて、周りが見えるようになります。
そして、後輩が入ってきて指導係とかもやるようになって、教える側になったときにふと「俺、なんでこんな仕事やってるんだろう?この先どこに向かいたいんだろう?」ってことを考え始めたりします。

あるいは、視野がだんだん広がってくると、今まで当たり前だと思っていた会社のシステムなどに対して不満を感じるようになります。

いわゆる「自立」し始めるわけですね。

これが早い人だと25歳くらいから、遅くても32,3くらいまでには一度遭遇するんじゃないかなあ、と思います。

これはもちろん女子もおんなじですね。

それで「じゃあ、自分はどうやって生きようか?どんな生き方をしたいか?」ということを考えるようになるんです。

だから、アラサーになると一度は転職を考えるんじゃないかと思います。

※そういう私は30歳の時に転職しました。IT系から心理系の会社へ。固定給から歩合制に変わってすっごく楽になりました。

そこで、実際に転職する場合もありますし、そのまま勤め続ける場合もあります。
何が正解ってわけではなくて、どっちも正解だと思います。

で、そこにもいろんなキャラがあって「まあ、何となくここでいいかな、と思って」という理由で続けられるタイプと、「常に俺は100点満点を目指すんじゃ!」という妥協したくないタイプとがあります。

Sさんはどっちだと思います?

また、仕事そのものよりもプライベートを重視したい人もいれば、仕事にすべてをかけてもいい!という仕事人間もいます。

さらには、仕事内容は面白くなくても人間関係を重視する人もいれば、人間関係よりも給料を優先する人もいれば、仕事内容が面白ければお金は関係ない!というタイプもいます。

今のお仕事を基準に、自分はどういうタイプなのか?を考えてみるといいですね。

もちろん、それって時期によって変わります。
30歳の自分と40歳、50歳の自分では選択は変わるはずです。

少なくても「今」の自分はどうかな?という視点で見ていくことが大事です。

で、このプロセスというのは「ライフワークを見つける」そのものなんですよね。

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

※この本の130ページから、自分が何を求めているかの質問がずらっと並んでますので持っている方は参考にしてみてください。

だから、Sさんは結論を焦って出すよりも、これを「自分を知るよい機会」ととらえて、自分の気持ちや考え、価値観と向き合ってみるといいんですよね。

この本の中でも触れていますが、サラリーマンが向いている人もいれば、私のようにフリーランスじゃないとダメなタイプもいます。どっちがいいか?ではなく、どういう生き方が自分に合っているか?が大事ですよね。

それで、

>ただ、そのような仕事に転職さえできれば今より人生が楽しくなるという様な「〇〇を手に入れれば幸せになる」という考えも、〇〇に「執着」しているということになる気がしていてどのように整理すれば良いかわからず混乱しています。

まあ、おっしゃるようで、「○○を手に入れれば幸せになる」というのは、いわば「青い鳥症候群」のにおいがプンプンするので、あまりお勧めしないんですよね。

○○に執着しているとも言えますが、これは「期待」そのものでして、期待は裏切られる、という性質があるので「○○を手に入れたのに幸せじゃない!」という状態を作ることがほとんどです。

○○に入るのは、お金でも、女でも、家でも、地位でも、なんでもいいですけどね。

○○ってだいたい「モノ」でしょう?
でも、幸せって「感情」でしょう?

だから、そもそも種類の違うものを同一に扱ってるからおかしくなるんですよね。

だから、「○○を手に入れたら幸せになれる」ではなくて、「今ある幸せをちゃんと受け取ろうぜ!」ということです。

「○○を手に入れたら・・」と思っているってことは「今、幸せじゃない」ってことですからね。

じゃあ、今、幸せを感じようぜ!というのが本質的なテーマだと思います。

で、ここまで引っ張っていて何なのですが、今日、一番お伝えしたかったのはこれらの話じゃなくて、「そこそこ」って感覚に気を付けろ!!!という話です(笑)

え?そこ?と思われた方も少なくないかもしれませんが、今日の主題は実はコレなんです。

そこそこ楽しい。
そこそこ幸せ。
そこそこうまく行ってる。

そんな言葉を私たちは日常的に使っているかと思うのですけど、この「そこそこ」という言葉を使うときの気分をちょっと想像してみてください。

100点満点で言うと何点くらいのときに「そこそこ」って使うと思います?

絶対、100点じゃないですよね。
でも、低い点数じゃないですよね。

60点くらい?
70点くらい?
80点くらい?

80点だったら「けっこう幸せ」って言えるか。

※オンラインセミナーだったら、ここで「みんなはどれくらいだと思う?ちょっとチャットに書き込んでみて」ってお願いすると、だだだだーーーっとみんなの意見が聞けて楽しいんだけど、今はできないね・・・。

「そこそこ」だけでなく「それなりに」とか「まあまあ」などのニュアンスもありますね。

で、これらの言葉ってなんとなく「妥協」してる感じがすると思いませんか?

「まあ、そりゃあ、100点とは言えないけどさ、現実に100点なんてありえないじゃない?だから、70点くらいで満足しとかないと罰が当たると思わない?」

もちろん、そういう生き方が自分に合ってるって人もいますよね。

「そこそこ幸せ、でいいじゃん。俺、そういう生き方の方が合ってんだよね」って人もいると思うんです。

でも、そうじゃない方は、たぶん、無理やり自分を納得させようとしてるのかもしれないんです。

本当はもっと楽しみたいんだけど、「うわっ!たのしー!!!」って叫びたいんだけど、そんなことは贅沢だよねー、って「うん、そこそこ楽しい」で満足させようとしてません?

本当はもっと幸せになりたいんだけど、あんまり高望みするのはよくないからって勝手に判断して、「うん、そこそこ幸せだよ」って言ってませんか?

本当はもっといい関係になりたいし、ラブラブになりたいんだけど、でも、その後のこととか、嫉妬されるとかいろいろ考えてブレーキを踏んで「うん、そこそこうまく行ってるよ」なんて言っちゃいませんか?

人によっては「そこそこ」って「ブレーキ」なのかもしれません。

だから、根本先生のカウンセリングで、「今の仕事、そこそこ満足してます」なんて言うと「あ、そう。じゃ。満足してないんだね。どんなところが不満なの?」って切り替えされるので要注意っすよ!

たぶん、Sさんが転職を考えるのも「そこそこ楽しい」だからだと思うんです。
つまりそこに「いやあ、そんな楽しくないんですわー」というニュアンスがあうわけです。

じゃあ、もっと楽しいてどんなところだろう?って教師・看護師って出てきたと思うんです。

そういうわけで、転職する前に「そこそこ」をやめることをお勧めしたいんです。

最初の方でいろいろと質問したのも、その辺を明らかにする目的がありました。

つまり、今の仕事で何が嫌なのか?もっとどうしたいのか?何が欲しいのか?何が足りないのか?をもっと素直に、もっと明確にしてもよいと思うんです。

「そこそこ」や「まあまあ」という言葉は、その思いにも蓋をしちゃいますね。

そうするともっと本音が出てきて、今の仕事を続けるのか、リスクを背負ってでも転職するかが決めやすくなると思います。

そういうわけで、今時点では転職はお勧めできないので、まずは自分の気持ちと素直に向き合っていきましょう。


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます! 

「そこそこ」「それなりに」などの言葉に気を付けろ!

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