本当に欲しいものに気づいていますか?そして、本当に欲しいものを素直に欲しいと言えていますか?



賢い人ほど自分の本音を隠して「うまく」生きてしまうものかもしれません。
けれど、ほんとうに欲しいものを封印しているならば、どこかに違和感を覚えているはずです。
そんな自分にとことん素直になり、ほんとうに欲しいものに向けて一歩踏み出すきっかけについて考えてみます。

ここに5人の男を並べたと思ってください(男性読者は男女逆に読んでください)。

Aくん、Bくん、Cくん、Dくん、Eくん。

どれも素敵な男性なのですが、条件や外見、雰囲気などを総合するとAくんが1位、Bくんが2位、Cくんが3位、、、です。

さて、あなたは素直にAくんに近づけるでしょうか??

それとも、、、。

実際にアンケートを取ると「Bくん」が一番人気なんだそうです。

Aくんはリスクがありすぎる(失ったときの精神的なダメージが大きすぎる)と思ってしまい、回避したくなるそうですね。

ならば、Bくんあたりが「ちょうどよい」と思えるんですね。
「結婚するならBくんみたいなタイプがいいよ」なんて言われるのかもしれません。

無難に無難に。
ふつうがいいのよ、ふつうが。

そんな話をするおばちゃんやおっちゃんも多いのですが、人生の後半で一番後悔することは「チャレンジしなかったこと」とも言われます。

無難に、ふつうを、選んでしまったがゆえに、のちのち後悔してしまうわけです。

もちろん、Bくんを選んだことが間違いだったとは思いません。
Bくんを選ぶことが自分にとって幸せだという方もいらっしゃると思います。

いわゆるこれが「自分軸」であり、「自己肯定感」なわけですが、それが自分らしい選択であればきっと幸せになれるし、喜びを得られます。

でも、本当はAくんがよかったのに、自信がなくて/怖くて/勇気が出なくて、BくんやCくんを選んでしまったとするならば、あなたはその選択をずーっと後悔し続けることになりますね。

で、なんでそんなにも後悔してしまうのか?というと、「恐れ」や「自信のなさ」といった「ネガティブな感情」が原因だからではないでしょうか。

感情って「天気」のようなもので、一定ではありません。
その場その場で移り変わるものですよね。
ある時は怖かったものが、違う瞬間には全然怖くなかったりします。

しかも、、、「Aくんに告白するぞ!」と思ったときはめちゃくちゃ怖くて、夜も眠れないくらいだったのに、「やっぱり無理だよ。告白するのやめよ」と思った瞬間にその怖さはなくなって、むしろホッとします。
そうすると、のど元過ぎれば何とやらで、だんだんその怖かった思いは忘れ去られ、「あのとき告白すればよかった」という後悔に結び付くのです。

まあ、なんと都合の良いことで・・・(笑)と思っちゃうのですが、でも、感情ってそういうものですね。

チャレンジしないことの理由が「感情」である場合、後悔するリスクはめちゃくちゃ高いってことが分かると思います。

だから「自分が欲しいものを欲しいと言えるようになろうね!」というのが今日の主題なわけですけれど、そもそも「ほんとうに欲しいものに気づいていますか?」というのも重要なテーマです。

あるクライアントさんは、両親も商売人で兄も親の跡を継いで商売をやっていたので、今はサラリーマンだけどいずれは自分も店を持ちたい、という思いをひそかに思っていました。
しかし、結婚をし、子どももでき、さらには職場でもそれなりの地位に就くようになって、だんだんその思いは消えてなくなったようでした。

40代に差し掛かり、周りからは順風満帆に見える彼の心の中になぜかざわざわするようになりました。あんまり楽しくない、面白くないのです。
趣味に打ち込んでみても、家族や友達と遊びに行ってみても、心の中に重たく、いやな感覚がずっとあるのです。

思い切って精神科医に相談してみたところ、「ストレスじゃないですかね?」と言われ、軽い安定剤を処方されました。
それで楽になるのなら、と飲んでみたそうですが、あまり効果はなく、薬もすぐに飲まなくなりました。

その頃、リーマンショックや東日本大震災の影響で家業が厳しくなっていました。
彼の勤めていた会社はそんな頃も業績は好調で、彼は「ああ、家を継がなくてよかった」とすら思っていました。

けれど、どんどんその心の奥にある鉛のような重たい塊は大きくなってきます。
数年経って、これは心の問題だと気づき、カウンセリングを利用するようになります。

それで気づくんです。ほんとうにしたかったことが。
気づく、というか、思い出す、ですね。

でも、そこで彼は「感情的な葛藤」に悩まされます。

安定的な今の職場を捨てるのか?
家族になんて説明しようか?
子どもはこれからお金がかかるときなのにリスクを冒してもいいのか?

それで彼は奥さんに思い切って相談してみます。
大反対されると思いきや、奥さんはあっさり「いいんじゃないの?」と。

それで彼は家業のサポートをしながら起業の準備を始めます。
その頃から、心の奥にあった鉛はだんだんなくなっていき、彼の表情や雰囲気もどんどん変わっていきました。

また、あるクライアントさんはご主人との結婚生活に長年疑問を持っていました。
悪い人ではないのですが、価値観が合わず、彼女は結果的に我慢する日々を過ごしていました。
けれど、よく稼いでくれるし、子どもたちはかわいいし、自分が望む家を建てられたし、といい面もたくさんあります。

けれど、女としてこのまま終わっていく恐怖がいつしか無視できないくらい大きくなっていました。

浮気もしてみました。
けれど、罪悪感がどうしても付きまとい、夢中になれません。
年下の彼とのセックスは楽しかったけれど、心が満たされるところまではいきません。

離婚を考えるのだけれど、でも、生活面、子育て、教育を考えるとどうしたって踏み込めません。

それでいろんなカウンセラーさんに相談するようにしました。
全員が女性のカウンセラーさんだったのですが、そのほとんどが「彼氏作ればいいじゃない!罪悪感なんて感じなくていいのよ!」というアドバイスをくれました。
中には「自分も旦那いるけど、彼氏もいるのよ」と嬉しそうに告白してくれた人もいたそうです。

そういう生き方もあると思いましたが、自分にはやっぱり向いてないな、と思うようになりました。
それで、思い切って男性のカウンセラーさんにも話を聞いてみるか?と思って伺ったところ、彼はこともあろうに鼻くそをほじりながら、「ほんとは離婚して自由になりたいんだね。いいんじゃないの?なんとかなるっしょ。」といきなり核心を突いてきたそうです。

それで彼女が生活が、子どもが、などと離婚できない理由を次々上げると、次に彼はお腹をかきながら「ほんとに自分らしく生きようと思えば、それはなんとかするべ」と興味なさそうに答えたそうです。

その時、彼から出された課題が「離婚したいなら、その先に何を実現したいのかを具体的に考えてみること」でした。

それをきっかけに彼女は離婚について真剣に考えるようになり、わずか3か月後に旦那さんと籍を抜くことが決まります。驚くほどあっさりと離婚が決まり、しかも、彼女にとっては最高の条件でした。

まあ、うまく行った話を2つほど紹介してみたのですが(後者の奥さんの話はほんと最近の話です)、なぜ、その一歩が踏み出せたのかお分かりになるでしょうか?

ええ、そうです。優秀なカウンセラーさんに相談したからです!!(笑)ていうのはウソでございまして、自分の気持ちに素直になる、ということを徹底したからです。

よく「自分を変えるのに必要なのは勇気だけ」という話がありますが、そうすると「じゃあ、どうしたら勇気が出せるようになるんですかー?」って思いませんか?

ええ、何を隠そう私自身はけっこうビビりなので、ずっとその疑問を持っていました。

で、いろいろとあれこれ「勇気の出し方」を研究してきたわけですけれど、でも、何よりもその一歩目は「自分の気持ちに素直になること」でした。

「Aくんが本命なんだけど、勇気が出なくて、Bくんを選ぼうとしている」という自分に気づくことですし、それを否定せずに受け入れる(=自己肯定感)ことです。

Aくんを選ばない理由を必死に考えて自己弁護してもむなしいだけですし、Bくんがいい理由を必死に考えても切ないだけですよね。

「選べない」ことも含めて、今の素直な気持ちを正直に認めることが大事だと思うんです。

もちろん、本当に欲しいものがAくんであることに気づくことが重要ですが、それは何度も何度も自分に問いかけることでわかってきます。

「ほんとうにBくんでいいの?」って聞いてみます。
その時、心がどんな反応をするのか注意深く観察します。

「そりゃBくんが一番に決まってるじゃん!だって○○だし、△△だし、××だし」とあれこれ理由を出してくるようなら、それは感情じゃなくて、思考の仕業ですね。

でも、ほんとうにBくんが本命なら、その質問に対して幸せな気分がやってきます。
けれど、Aくんにリスクを感じているならば、Bくんを選ぶことでホッとしますので、それをその幸せな感覚だと思っちゃう可能性もあります。

・・・つまり、見分けるのはめちゃくちゃ難しいです。

だからこそ、注意深く、素直に自分の心の動きを見ていく必要があるのです。

違和感を無視しないこと。
安心感や喜びの感覚を大切にすること。

そうすると「本命」は見えてくると思います。

そしたら、その「本命」を声に出して言ってみるのです。(つぶやく感じでほんとうに声に出してみることが大事です。)

「私はAくんが大好きで、Aくんとお付き合いしたい」
「私は独立して自分の会社を持ちたい」
「私は夫と離婚して自由になりたい」

そしたら、その本音を固めるためにヴィジョンを描いていきましょう。

Aくんとの未来を描いていきます。
独立起業した後の未来を描いていきます。
離婚した先の人生を描いていきます。

不安や恐れもあるけれど、その一方で、ワクワクしている自分にも気づくでしょう。

このワクワクする力は何事にも代えがたい素晴らしいエネルギーを供給してくれます。

ノートを一冊用意して、自分が本当にしたいことをただただ見つめていく時間を作ってみませんか?

躊躇なく「Aくん!」を指名できる自分になれるように。

〇そんな皆様への質問集。

あなたが今、ほんとうにしたいことは何ですか?

あなたが一番好きな人は誰ですか?

あなたはどんな場所に住むのが幸せですか?

あなたにとって人生で一番大切なものは何ですか?

★参考になるのはこれかな?ライフワーク本&セミナー動画

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
「欲しいものを欲しいと言えますか?そして勇気の出し方は?」
 
★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
 
https://youtu.be/cj4FZP-KhLE
 

★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
http://cocoronooffice.jp/#counselor

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