まず自分に与え、自分を助け、次に、相手に与え、相手を助ける。



私のブログの中で「まずは彼じゃなくて自分と向き合いましょう」という話をよくしています。それはまずは自分軸を確立しようって話で、同時に、まずは自分自身に与えることを体験します。
そして、それができるようになったら、いよいよ、相手に与えていくのです。そうするとより自分自身も成長することができるのです。

根本さんこんにちは。
先日、お金と父の関係について取り上げて頂いたYです。ありがとうございました。あれから、お金の流れが急激に変化!!てなことは無く。笑笑

ですが、このコロナ禍にサービス業にも関わらず新規のお客さまを何人かご紹介頂いたり、副業を頂けたり、副業のために本業の営業時間を短縮したのに逆に予約が効率良く入り始めました。

しかもお客さんがマスクやトイレットペーパーを持ってきてくれるという、ありがたい限りの状況です。

他にもよく奢られるようになり、アプローチしてくれる男性も現れました。

でも、めでたしめでたしとは行かないのよ、根本さん!

私、根本さんのブログで学び過ぎて男性を心理分析しちゃう癖がついてしまいました。

アプローチしてきてくれる男性は、お父さんと仲が悪く、お母さんには叩かれて育ち、人の顔色を見る癖があります(今は両親は離婚し、彼が買った家に母が転がり込んできた)

常に私や周りの顔色を伺い、行かないと断った誘いをずっと期待して「やっぱり来なかったねーもしかしたら来るんじゃないかと思って待ってたよ」と深夜にLineしてきて勝手にキズついている彼。

超いろいろ言いたい。
ママを助けたい良い子だったのね。ガマンしたのに手に入らなくて怒ってんのね、お恨み帳書いたら?とか。笑笑

きっと根本さんに投影だよって鼻くそほじらながら言われるけど

これって私が助けたい症候群をまだ卒業できてないってことですよね?
これ、神様のテストですよね?ね?

そしたら今、私がすることは「彼を助けない」ですよね?
彼は大丈夫って信頼して待ちながら自分のやりたいことをしてつきあうですよね?

違うかしら?
ネタになりそうでしたら好きにすれば?以外のアドバイスをお願いします。
(Yさん)

わー、なんかすごく良い変化があちこちに起きてるようで素晴らしいです~♪
ほんとよかったですねえ~♪

※思い切り棒読みで(笑)

さて、まあ、彼に言いたいこと言っちゃってもいいと思いますけれど。
助けてあげてもいいと思いますけれど。

「え?いつもと言うてることが違うやん!?」と思われるかもしれませんけれど、「それは投影だから彼のことより自分のことを見ましょう!」とお伝えしている場合と、「それでいいっすよ。助けてあげましょうよ!!」という場合と両方あるんですよ。

Yさんはちゃんと自分のことを見てるし、彼に対しても自分軸で振舞えていると思うし、だから、地に足が着いてるので、彼のこと助けてあげたらよいと思います。

一方、「彼のことを助けたいですー!!」とおっしゃるんですけど、全然彼軸だったりするときは「彼のことは放っておいて自分を見たほうがいいっすよ!」とアドバイスします。

つまり、その人の状態によって全然違うことを言ってるのは確かでございます。

自立系な人々は「助けたい人」が多いのは事実で、時には腕を折り、脚から血を垂れ流しながらも誰かのために頑張る方がいます。

そういう方はまずは自分を見つめ、自分に意識を向け、まずは自分を楽にさせてあげることが今すべきことです。

また、野良猫やロックマンな彼に振り回されてしんどくなっているのであれば、なんぼ傷ついた彼を助けたいと思っても、彼軸じゃあ助けられないから自分軸に戻りましょう!という話をします。

それで、、、自分もだいぶ癒えてきました~♪自分軸が確立されてきました~♪となったら、次のステップに移ります。

いよいよ「与える」ときであり、「助ける」ときが来たわけです。

「まず自分に与え、自分を助け、次に、相手に与え、相手を助ける」という順番なのでございますな。

だから、Yさんにとっては、そんな彼が現れたら、自分軸を保ちつつ(つまりは過干渉やコントロールにならないように気をつけつつ)、できることをしてあげるのがよいのです。

もちろん「信頼して待つ」というのも戦法としてはありですよ。

で、

>私、根本さんのブログで学び過ぎて男性を心理分析しちゃう癖がついてしまいました。

という方はYさん以外にも珍しくないと思うんですけどね。ついつい相手の問題を探しまくってしまうでしょ?悪い趣味ねえ(笑)

でも、それも悪いことじゃなくてねー。彼を理解するうえで役立つことはたくさんあると思うんですよねー。

で、

>ママを助けたい良い子だったのね。ガマンしたのに手に入らなくて怒ってんのね、お恨み帳書いたら?とか。笑笑

とか言っちゃえば?(笑)

もし、彼が聞く耳を持っているのならば、ひとつひとつアドバイスしてあげたらよいと思います。

「なんかさー、あなたってお母さんを助けようと頑張っていい息子をしてきたように見えるのよねー。優しい人なんだね~」とかね。

「もし、そういう怒りがあるならノートにその気持ちを書きなぐるとすっきりすると思うよ。“お恨み帳”っていうんですって。あたしもときどき書いてるよ」とかね。

アドバイスするときに大事なことは「相手が受け取れるボールをちゃんと投げてあげる」ということですね。

例えば、相手がロックマン氏で「人の言うことは聞かねえ」というタイプだとするならば、あなたがどれだけ素晴らしいアイデアを持っていたとしても、今は彼に言うタイミングじゃないんですよね。

でも、そんなロックマン氏もだんだんあなたのことを尊敬してきて「これさ、お前だったらどうするの?」とか聞いてきたら、満を持して「いやあ、それはですねえ~」とか教えたったらよろしいです。

その時も「自立系武闘派女子は~」とか「それは投影だから~」とか専門用語を使ってしまうと相手は「は?」と防衛モードに入りますから、彼が分かりやすい言葉を選ぶ必要はありますね。

だから、「どういう風に伝えたら彼は聞きやすいかな?受け取りやすいかな?」ということを考えるのが大切ですね。

じゃないとせっかくの珠玉のアドバイスも、シャッター閉められたらもったいないことになりますものね。

そこでついつい武闘派魂を発揮してしまうと「あたしの剛速球!受けられるものなら受けてみろ!!」ってやっちまいますので、要注意でございます。

つまり、ついつい私たちは「自分のやり方を押し付ける」ということを無意識にやっちまうもんでございます。

例えば、「怒りはお恨み帳に書き出すとよい」ということについても、万能薬ではありません。
適応範囲はかなり広めな方法だと思うんですが、万人に通じるもんでもないんです。

だから「そんな恨みつらみはお恨み帳に吐き出せばいいんだよ!」というのは、時に「自分がやってうまく行った方法を相手に押し付けてる」とか「お恨み帳を使うとすっきりする、という正しさを相手に突き付けている」なんてシーンになりかねません。

彼のことでも「ママを助けたいんだよねー」という理解はOKだと思うんですけど、「早くママを手放して自由にならないと、パートナーシップがうまく行かないよ」なんて言っても、たぶん、彼はわけが分かんないと思います。

また、「ママを手放す」ということは間違ってないとは思いますが、それは今の彼にできることなのか?という見極めがすごく大事なわけです。

そのためにも、少しずつ小出しにしながら「大丈夫かな?いけるかな?」って感じで導いてあげるのが一番いいかなあ、と思います。

もちろん、そうして「与える、助ける」というプロセスはものすごい学びだし、さらに自らを成長させてくれるものです。

私たちは他人に与えたときに初めてそれを本当の意味で理解し、受け入れることができます。

みなさんも「後輩に仕事の引継ぎをしたときに、初めてその業務の意味が理解できた」などの経験はありませんか?

だから、彼に与える側になることで、それまでの知識や経験が自分のものになっていくのですね。

癒しの世界でも「最終的には自分が与える側に回らないと癒されなくなる」と言われるんですね。

Yさんが彼に対して自分軸で(=彼に選択の余地を残しつつ)、よかれと思うことを、彼が受け取りやすい言葉で投げかけてあげる、というのは、ほんと新たなステージだと思います。

そうして、ここや他で学んだ知識や経験を彼に伝えてあげれば、その分、彼も早く抜け出せるし、私もますます成長できるし、「共通言語」もできます。素晴らしいですよねー
!!


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます! 

「まず自分に与え、次に、人に与える。」

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